キャリア式の職務経歴書の書き方は?向いている人と例文を紹介【テンプレート付き】
職務経歴書の書き方には、キャリア式・編年体式・逆編年体式の3種類の形式があります。
キャリア式は、経験分野や職種、プロジェクトごとに記載できるため、転職回数が多い方やキャリアチェンジをした方に向いています。
そこで、キャリア式の書き方や例をご紹介します。
キャリア式の職務経歴書とは?職務経歴書の形式はおもに3つ
職務経歴書の形式は、おもにキャリア式・編年体式・逆編年体式の3種類があります。それぞれの特徴や向いている人を解説します。
形式 | 向いている人 | テンプレート |
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1.キャリア式 |
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PDF(A4) Excel(A4) Word(A4) |
2.編年体式 |
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PDF(A4) Excel(A4) Word(A4) |
3.逆編年体式 |
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PDF(A4) Excel(A4) Word(A4) |
1.キャリア式|経験や業務内容ごとにまとめて書く形式
キャリア式の職務経歴書は、時系列ではなくこれまでの経験や業務内容ごとに職務経歴を記載する形式です。
例えば、「営業職と事務職」や「フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニア」の経歴がある場合に、経験や業務内容を軸にして記載することで、経験社数が気になりにくいという特徴があります。
そのため、キャリア式は転職回数が多かったり、異業種の経験があったりする場合におすすめの形式です。
2.編年体式|もっとも一般的な形式
編年体式は、経歴を時系列で表記する、もっとも一般的な職務経歴書の形式です。
履歴書も時系列で記載するため、両方の書類を照らし合わせやすいというメリットがあります。
一般的に、採用担当者は最新の経歴を重視する傾向がありますが、経歴の多い人が編年体式で書くと、最後まで読み進めなければ最新の経歴を把握できません。
そのため、編年体式は時系列に記載してもすぐに最新の職務経歴が目にとまる、社会人経験が浅い・これまでの職種に一貫性がある方に向いています。
3.逆編年体式|最新の職歴から書く形式
逆編年体式は、編年体式の逆の形式で、最新の経歴から順に記載します。
職務経歴の冒頭で、すぐに最新の経歴を把握できるので、社会人経験が長い方は逆編年体式の方が向いています。
また、最新の経歴が応募する仕事に生かせる場合も、逆編年体式の方がアピールしやすいでしょう。
キャリア式の職務経歴書が向いている人と書き方と例文
キャリア式の書き方をパターン別に紹介します。
1.転職回数が多い人
転職回数が多く職務経歴のボリュームが多い場合は、キャリア式を用いてわかりやすく整理するとよいでしょう。
編年体式で作成すると職歴欄の項目が増え、採用担当者が応募者の経験や得意分野を理解するのに時間がかかるからです。
まとめ方によっては、どこがアピールポイントなのか把握できない可能性もあります。
2.異業種での経験が多い人
転職・異動・出向・転籍などを含めて異業種・異職種の経験が多い場合、キャリア式にまとめることで、業界・職種経験が整理されます。
また、異なる業界・職種経験は、時系列で記載するとメインとなる経験やスキルを把握しにくくなります。
キャリア式であれば、どのような強みや得意分野をもっているのかを理解しやすくなるでしょう。
3.ある職種での経験・実績をアピールしたい人
1つの職種経験が長く、経験の幅や実績を伝えにくい場合は、キャリア式で業務範囲を分けることで、幅広い経験や実績をアピールできます。
「一般事務」と「営業事務」など、同じ職種でも担当する業界や業務範囲が異なる経験がある場合は、キャリア式でまとめるとよいでしょう。
4.専門的な職種経験をアピールしたい人
エンジニアやWebデザイナーなど、専門性が高くスキルが細分化している職種では、キャリア式で書くと採用担当者の興味を引きやすいというメリットがあります。
編年体式だと、在籍期間や所属企業ごとにまとめるため、業務内容を深く読み込まないと応募する仕事に生かせる経験・スキルや実績をもっているか判断しにくくなります。
特定の経験・スキルを生かして転職したい場合は、キャリア式のフォーマットを検討してみましょう。
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煩わしい職歴の表作成なども自動で行ってくれるため、とても簡単に職務経歴書の作成ができますよ。
また完成した職務経歴書はPDFでダウンロードもできるため、メールでの添付はもちろん、コンビニ等で印刷するのも便利です。
まとめ
職務経歴書のフォーマットで一般的なのは編年体式です。
キャリア式を選択する人は多くはないので、見出しや表組みなどを活用して、どのような軸でまとめているのかをわかりやすくするとよいでしょう。