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職務経歴書にアルバイト経験は書かない?記載する際の書き方・自己PR例文

転職活動では、多くの企業で職務経歴書の提出を求められます。

アルバイト経験は、職務経歴書に書いた方がよいのでしょうか。

本記事ではアルバイト経験を職務経歴書に書くかどうかの判断基準と書き方のポイントや例文などを解説します。

職務経歴書にアルバイト経験を書いてもよい?

アルバイト経験は、職務経歴書に書いた方がよいのでしょうか。

職務経歴書の基本事項と書くかどうかの判断基準を紹介します。

【大前提】職務経歴書にアルバイト経験は書かなくてもよい

大前提として、職務経歴書や履歴書にはアルバイト経験を書く必要はありません

一般的に、正社員や契約社員、派遣社員、業務委託などで働いていた職歴を職務経歴書や履歴書に記載します。

ただし、アルバイト経験を書いた方がよいケースもあるため、自分が該当するかどうかを確認してみましょう。

アルバイト経験を書いた方がよい場合
  1. 応募先で生かせるスキル・経験がある場合
  2. 書かないと長い空白期間ができる場合
  3. アルバイト経験のみの場合
  4. アルバイトやパートに応募する場合

例外1.応募先で生かせるスキル・経験がある場合

アルバイト先で培った知識や経験・スキルが応募先でも生かせる場合は、アピールにつながるため職務経歴書に書いておきましょう。

アルバイトであったことを明記し、勤務期間と任せられていた仕事を具体的に記載します。

例外2.書かないと長い空白期間ができる場合

アルバイト経験を書かないと長期の空白期間ができる場合は、応募書類に書いておきます

職歴に長期の空白期間があると、採用担当者の「この間は何をしていたのだろう?」という疑問につながります。

アルバイトをしていたことを書いておけば勤務実績を伝えられるため、採用担当者から必要以上の疑問を抱かれにくくなるでしょう。

例外3.アルバイト経験のみの場合

学校を卒業してから職歴がアルバイト経験のみの場合も、職務経歴書に書いておいた方がよいでしょう。

アルバイト経験を書かないと卒業後に空白期間ができてしまう上に、働いた経験がないように見えてしまいます。

またアルバイトを長く続けていた場合は、家庭の事情や他に打ち込んでいたことがあったなど、続けていた理由を補足しておくとよいでしょう。

例外4.アルバイトやパートに応募する場合

アルバイトやパートに応募する場合は、働いていた実績を伝えるためにアルバイト経験を書いておきましょう

ただし、アルバイトやパートへの応募に職務経歴書を求められることはほとんどないため、提出不要の場合は履歴書にアルバイト経験を記載しておきます。

【アルバイト経験のみの場合】職務経歴書の書き方の見本&ポイント

アルバイトの職務経歴書

職歴がアルバイト経験のみである場合も、職務経歴書で具体的な経験・スキルを伝えて、意欲や強みをアピールすることが大切です。

職務経歴のポイント

履歴書と職務経歴書、どちらもアルバイトであったことを必ず明記します。

フルタイムでアルバイトをしていた場合は、その旨を補足しておいてもよいでしょう。

具体的な業務内容を箇条書きで記載し、次に工夫した点や成果が出たことなど、アピールしたい内容をまとめます。

自己PRのポイント

職務経歴書には自己PR欄を設けて、職務経歴では伝えきれない人柄や姿勢をアピールしましょう。

自己PRのポイント3つを解説します。

自己PRのポイント
  1. 責任感の強さ・プロ意識の高さを伝える
  2. 問題解決のために工夫した点を伝える
  3. 応募先に生かせるスキルを伝える

1.責任感の強さ・プロ意識の高さを伝える

他のスタッフのサポート役を任されていた、シフト調整をしていたなど、責任感の強さやプロ意識の高さにつながる経験は積極的にアピールしましょう。

採用担当者は、入社後に活躍できる人材か判断するために職務経歴やスキルの他に自己PRで人物像を確認しているからです。

また、一般的に正社員とアルバイトでは責任の重さが異なるため、アルバイトという立場で責任のある仕事を任されていた実績はポジティブな印象につながる可能性があります。

2.問題解決のために工夫した点を伝える

仕事上で問題が発生した際に、自分なりに工夫して解決を図ろうとした経験があれば、自己PRで伝えてもよいでしょう。

主体的に仕事に向き合い、壁を乗り越えようとする姿勢をアピールできます。

工夫した結果、成果が出たことがあれば必ず書いておきましょう。

3.応募先に生かせるスキルを伝える

応募先で生かせるスキルは即戦力として評価される可能性があるので、自己PRにも盛り込んでおきましょう。

自己PRで伝える場合は、スキルを発揮したエピソードも紹介しましょう。

エピソードを交えることで具体性が増し、採用担当者が自社に適した人材かどうかを判断しやすくなる可能性があります。

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【職種・経験別】職務経歴書の自己PRの例文

職種・経験別に、具体的な自己PRの例文をご紹介します。

自己PRに迷ったら、書き方の参考にしてみましょう。

主な職種・アピールしたい経験
  1. 接客業(飲食店・コンビニなど)
  2. 塾講師
  3. カスタマーサポート
  4. リーダーシップ経験

1.接客業(飲食店・コンビニなど)

自己PRの例文

私の強みは「課題発見力」です。

約2年間、スーパーでアルバイトとしておもに品出しやレジなどの業務を行ってきました。

休日の夕方以降はふだんに比べて多くのお客様が来店するため、スタッフの対応が追いつかずクレームになるという課題がありました。

そこで、私はバイトリーダーとしてクレームが発生する状況をヒアリングし、数年間変更されていなかった業務フローの見直しを実践。

例えば、レジ列を調整するスタッフを配置する、ピーク時はレジ係を2名体制にして回転速度を上げる、購入品目が少ないお客様向けのレジレーンを増設するなどです。

その結果、同時間帯のクレーム件数は30%減少し、並ぶのを諦めて帰ってしまうお客様を減らすことができました。

この経験から、常に職場の状況に目を配り、現状を疑って改善の余地がないかを探り続けることが重要であると考えております。

自己PRのポイント

  • 顧客のクレームという接客業ならではの課題
  • 課題解決のために業務改善を行った具体的なエピソード
  • 取り組みによる成果や周囲からの評価を書く
  • 経験から学んだことや仕事へのこだわりを伝える

接客業は顧客への思いやクレームに対する対応はもちろん、状況に応じて業務を効率化する意識が求められます。

課題改善のために取り組んだエピソードがあれば積極的にアピールしましょう。

2.塾講師

自己PRの例文

私の強みは「粘り強さ」です。

中高生を対象とした学習塾でアルバイトをしていた際、担当生徒○名に対して毎週個別の面談やフィードバック時間を○分設定し、粘り強く接することを心掛けていました。

科目ごとに対策を講じた結果、全科目平均で15点上げることに成功した生徒もいます。

また、やる気が出て課題に前向きに取り組む生徒が増え、保護者からも感謝の言葉をいただきました。

営業経験はありませんが、塾講師のアルバイトで培った粘り強さを発揮して貴社の顧客に向き合い、成果を出していきたいと考えております。

自己PRのポイント

  • 具体的な強みを冒頭で伝える
  • 成果を出すための工夫を書く
  • 生徒に対する熱意やホスピタリティを伝える
  • 生徒や保護者の反応をアピールする
  • 文章全体が論理的でわかりやすいか確認する

塾講師は生徒への責任感やホスピタリティなどが欠かせないだけでなく、相手にわかりやすく説明する能力も重要です。

自己PRの文章が論理的に伝えられているかどうかもチェックしましょう。

3.カスタマーサポート

自己PRの例文

私の強みは傾聴力です。

3年間続けたカスタマーサポートのアルバイトでは、通信販売の商品に関するさまざまなお問い合わせに対応していました。

お客様は、商品やサービスに対して不安や不満があってお問い合わせをしているので、カスタマーサポートが的確な対応をしないと顧客満足度がさらに下がってしまいます。

そのため、お問い合わせには傾聴を意識し、状況を正確に把握することを心掛けていました。

傾聴を意識してからは、お客様のご要望やご意見に対して的確に対応できるようになり、一次回答の平均時間を20%以上短縮しました。

アルバイト経験で得た傾聴力を生かして、今後も顧客満足度の向上に貢献していきたいと考えております。

自己PRのポイント

  • カスタマーサポートならではの傾聴力を伝える
  • 回答時間の成果があれば数値で伝える
  • 仕事に対するこだわりを交える
  • 敬語の使い方なども細かくチェックする

カスタマーサポートでは、相手の意図を読み取る傾聴力や限られた時間で対応できる能力を積極的にアピールします。

また敬語の使い方やビジネスマナーも求められる仕事のため、自己PRで用いた敬語のチェックも欠かさず行いましょう。

4.リーダーシップ経験

自己PRの例文

飲食店でのバイトリーダーや店長代理で培ったリーダーシップが強みと考えております。

現職は社員・アルバイトを含めて20名ほどの店舗ですが、3年目にはバイトリーダーを任され、パート・アルバイトのシフト管理やフォロー、教育などを担当していました。

4年目からは店長代理として、発注・在庫管理やクレーム対応など、正社員同様の業務を任されています。

アルバイトながら6年間従事してきたサービス業経験とリーダーシップは、貴社の「ショップ店長候補」として貢献できると自負しております。

自己PRのポイント

  • スタッフの管理を任されていた経験と実務内容
  • 従業員数や管理した人数で規模感を伝える
  • 店長代理などの役職名を書く

アルバイトという立場にもかかわらず、店長代理やマネジメント業など責任のある仕事を任されていた場合は優先してアピールしましょう。

職務経歴書・履歴書へアルバイト経験を書く場合によくある3つの質問

アルバイト経験を職務経歴書に記載する際の主な質問にお答えします。

アルバイト経験に関する質問
  1. 学生時代のアルバイト経験に関する職務経歴書の書き方は?
  2. 職務経歴書・履歴書に書いたアルバイト経験の詳細を調べられることは?
  3. 離職期間中のアルバイト・パート経験も書くべき?

Q1.学生時代のアルバイト経験に関する職務経歴書の書き方は?

A1.基本的に、学生時代のアルバイト経験を職務経歴書に記載する必要はありません。

ただし、学生時代のアルバイト経験によって応募先に生かせる能力を身につけたのであれば、「生かせる経験・スキル」や「自己PR」の欄に記載しておきましょう。

Q2.職務経歴書・履歴書に書いたアルバイト経験の詳細を調べられることは?

A2.アルバイト経験を調べられるケースはほとんどないでしょう。

だからといって、嘘の経験を書くのは絶対にNGです。

なお、管理職などの採用では前職について調べることも考えられます。

https://www.hop-job.com/resume/057/

Q3.離職期間中のアルバイト・パート経験も書くべき?

A3.長い空白期間が生まれてしまう場合は書きましょう。

なお、離職期間中にアルバイトやパートで働いていた場合は、採用担当者が「何か理由があるのでは」と疑問を抱く可能性があります。

そのため、アルバイト・パートで働かなければならない事情がある場合は、補足するとていねいです。

スマホで職務経歴書を作るなら【職務経歴書Web作成ツール】が便利

パソコンやスマホで職務経歴書を作る場合は、簡単に職務経歴書が作成できる職務経歴書Web作成ツールがおすすめ。

株式会社キュービックが開発したミライトーチは、情報を入力していくだけで、履歴書だけではなく職務経歴書も作成することができます。

煩わしい職歴の表作成なども自動で行ってくれるため、とても簡単に職務経歴書の作成ができますよ。

また完成した職務経歴書はPDFでダウンロードもできるため、メールでの添付はもちろん、コンビニ等で印刷するのも便利です。

まとめ

アルバイト経験も書き方によってはアピール材料のひとつになる可能性があります。

特に応募する仕事に生かせるアルバイト経験は、求人を読み込んで共通点を探し、職務経歴書で積極的にアピールしましょう。

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