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フリーターの職務経歴書の書き方|経歴が書けないときの準備と例文

フリーターとして働いていた経験は、職務経歴書にはどのように書けばよいのでしょうか。

応募先から職務経歴書を求められて、フリーター期間の経歴の書き方に悩んでいる方もいるようです。

本記事では、フリーターの経歴を持つ場合の職務経歴書の書き方について例文を交えながら解説していきます。

フリーターも職務経歴書が必要

フリーターでも、応募先から指示された場合は職務経歴書の提出が必要です。

これまでの経歴によって書き方が異なるので、2つのパターンに分けて解説します。

社員経験がある場合はアルバイト歴を省いてもよい

過去に正社員や契約社員、派遣社員として働いていた場合は、アルバイト経験を省いても問題ありません

所属していた時期や企業名、業務内容を職務経歴として記載します。

意欲や強みをアピールしたいのであれば、応募先で生かせる経験・スキルを意識して書きましょう。

経験が生かせる場合などはアルバイト歴を書いた方がよい

下記に該当する場合は、評価に影響する可能性があるため、アルバイト歴も職歴のひとつとして職務経歴書に記載しておきましょう。

  • 応募先で生かせるスキル・経験がある場合
  • 書かないと長い空白期間ができる場合
  • アルバイト経験のみの場合
  • アルバイトやパートに応募する場合

職務経歴書を書けない場合にやるべき3つの準備

応募先から提出を求められたものの、職務経歴書をまとめられず悩んでしまう方もいるようです。

フリーター経験がある場合は、下記に従って準備するとよいでしょう。

職務経歴書を書けないときにやるべき準備
    1. 経験・スキルを書き出す
    2. 応募先企業の調査
    3. 応募先企業で生かせる経験・スキルをまとめる

1.経験・スキルを書き出す

過去を振り返って、経験・スキルを書き出します。

自分では「たいしたことがない」「書くほどの経験ではない」と考えている経験・スキルも、応募先によっては採用担当者から評価される可能性があります。

また、自分では気づいていない経験・スキルがあるかもしれません。

学生時代の部活や社会活動、アルバイトなど、過去を振り返ってどのような経験・スキルを得たのかを書き出してみましょう。

2.応募先企業の調査

次に、応募先でどのような経験・スキルが求められているかを調査します。

求人票や企業のホームページなどには、仕事内容や求める人物像が記載されています。

他にも「先輩社員の1日の活動」や「社員インタビュー」に、具体的な仕事内容が紹介されていることもあるでしょう。

特に、アルバイト経験しかない場合は、会社員の働き方をイメージするためにも企業研究を行い、職場環境や具体的な仕事内容を把握しましょう。

3.応募先企業で生かせる経験・スキルをまとめる

最後に、応募先で生かせる経験・スキルをまとめます。

中途採用の多くは、募集している仕事ですぐに成果を出せる即戦力を求めています。

そのため、できるかぎり応募先で求められている人材要件に合わせて職務経歴書をまとめることが重要です。

経験・スキルが応募先にマッチしていることが伝われば、採用担当者に興味をもたれる可能性が高くなるでしょう。

職務経歴書の書き方と例文

フリーターの職務経歴書

職務経歴書の書き方と例文を項目ごとに紹介します。

職務経歴書のマナーと必要な項目
    1. 【書く前に】職務経歴書のマナー5つ
    2. 職務要約
    3. 職務経歴
    4. PCスキル/資格
    5. 自己PR

1.【書く前に】職務経歴書のマナー5つ

職務経歴書を書く前に、下記の基本的なマナーを理解しておきましょう。

  1. できるだけ空欄をつくらない
  2. 応募先の敬称を間違えない
  3. 改行などを活用し読みやすさを意識
  4. 専門用語や口語表現を避ける
  5. 手書きなら修正テープ・ペンの使用は不可

履歴書に比べると文字量が多いので、読みやすさに配慮することが重要です。

職務経歴書を印刷して提出する場合は、印刷用のマナーが紹介されている記事にも目を通しておきましょう。

職務経歴書の印刷方法|正しい用紙サイズ・スマホでのやり方も解説

2.職務要約

大学卒業後就職はせず、 コンビニエンスストアにアルバイトとして3年間勤務してきました。

通常のレジ・品出し業務だけでなく、バイトリーダーとしてアルバイトのシフト管理等のマネジメント業務も行ってきました。

今後は、これまでに得た知見や気づきを生かして、飲食業界で活躍したいと考えております。

職務経歴書の冒頭には、職務要約を設けます。

採用担当者が最後まで読まなくても、応募者のキャリアの全体像がつかみやすくなるからです。

職務要約は、200〜250文字程度で応募先に生かせるスキルや責任のある仕事を優先的に書きます

職歴が少ない方は、フリーターから社員に転職する理由や意気込みも盛り込みましょう。

3.職務経歴

<アルバイト経験1社の場合>

■職務経歴

期間 業務内容
20XX年X月〜現在 XXXX株式会社
事業内容:コンビニエンスストアの運営
資本金:XX億円 売上高 : XX億円 従業員数 : XX名 上場
【雇用形態】アルバイト
【業務内容】商品の品出し・レジ業務・新人教育
<実績>真面目に勤務していたことが認められ、バイトリーダーに抜擢されました。 通常業務に加えて、新人教育やアルバイト全員のシフト管理などを行いました。

<掛け持ちの場合>

■職務経歴(同時期に2社にアルバイトとして勤めていました)

期間 業務内容
XXXX年X月〜現在 XXXX株式会社
事業内容:コンビニエンスストアの運営
資本金:XX億円 売上高 : XX億円 従業員数 : XX名 上場
【雇用形態】アルバイト
【業務内容】商品の品出し・レジ業務・新人教育
<実績>真面目に勤務していたことが認められ、 バイトリーダーに抜擢されました。 通常業務に加えて、新人教育やアルバイト全員のシフト管理などを行いました。
XXXX年X月〜現在 XXXX株式会社
事業内容:引越サービス ・オフィス移転
資本金:XX万円 売上高 : XX万円 従業員数 : XX名 非上場
【雇用形態】アルバイト
【業務内容】運搬車両の運転・引越しに伴う家財道具等の積み出し

アルバイト経験を職務経歴に書く場合は、下記のポイントを意識しましょう。

  • 雇用形態がアルバイトであることを必ず書く
  • 資本金や売上高などの会社概要を入れる
  • 業務内容を具体的に書く
  • 実績があれば書く

複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合は、採用担当者が時期の書き間違いと誤認しないように、冒頭で掛け持ちをしていたことを明記します。

また、時系列が複雑にならないように、働き始めた日を基準にまとめしょう。

4.PCスキル/資格

■生かせる知識・スキル・資格
・英語: TOEIC(R)テスト XXX点 (20XX年X月)
■PCスキル
Word:表や画像の挿入を含めた文書作成
Excel:VLOOKUP関数を用いた表作成
PowerPoint:アニメーションを用いたプレゼンテーション資料作成
■資格
普通自動車第一種運転免許

PCスキルは具体的に使用経験のあるアプリケーション名とスキルレベルの詳細を補足します。

アルバイトで使用した業務ツールがあれば、書いておきましょう。

なお、資格は正式名称で記載するのがルールです。

5.自己PR

例文

私の強みは、どのような仕事においても常に創意工夫をして取り組むように心がけていることだと考えています。

コンビニエンスストアのアルバイト経験では、品出しやレジ業務などのルーティン業務が大半でした。

しかし、どのような仕事であっても指示された以上の努力を心がけ、レジ対応では常に笑顔でお客様と接し、品出しにおいてもよりお客様が手に取りやすいような工夫をしてきました。

その結果、店長からも評価されバイトリーダーとして新人教育やシフト管理などを任されました。

貴社の「プロ意識をもった人材」という募集に、この強みを生かして貢献できるものと考えています。

自己PRでは下記などを意識して書きます。

  • 責任感・協調性・コミュニケーション能力など汎用的な能力をアピール
  • 応募先に生かせるスキルを伝える
  • 問題解決のために工夫した点を伝える

自己PRは200〜400文字程度を目安に、応募先で生かせる強みや得意分野のほか、仕事で工夫したことを中心にアピールしましょう。

よくあるNG例

  1. 「アルバイト先のルールをしっかりと守っていました」
    →就業先の規則を守るのは当たり前です。社会人として当たり前の範囲のアピールは控えるようにしましょう。
  2. 「貴社を志望した理由は、~~」
    →志望動機を書くのであれば、自己PRではなく志望動機として見出しをつくって記載しましょう。
  3. 「明るい性格を生かして働きたいと思っています
    →自己PRは強みを伝える項目です。「明るい性格」だけではどのように仕事に生かせるかわからないため、自己PRとしては不十分です。「前向きさ」などに言い換えて、困難を乗り越えた経験などを伝えるとよいでしょう。

フリーターの職務経歴書に関するよくある質問2つ

職務経歴書に関するおもな疑問にお答えします。

職務経歴書に関するおもな疑問
    1. 職務経歴書は手書きでも問題ない?
    2. フリーターで転職が多い場合も、職務経歴書にすべての経歴を書く?

Q1.職務経歴書は手書きでも問題ない?

A1.応募する企業によっては、手書きの職務経歴書でも問題ありません。

ただし、職務経歴書は文字量が多いため、手書きでは書く手間がかかり、間違えた場合の書き直しにも時間を要します。

また、複数の企業に応募する場合は、応募先の数だけ書類を用意する必要があります。

複数社に応募する方や書き間違えが不安な方は、職務経歴書をPCで作成した方が効率的です。

Q2.フリーターで転職が多い場合も、職務経歴書にすべての経歴を書く?

A2.アルバイト・パート経験以外の経歴は、職務経歴書にすべて書くのがルールです。

転職が多い・在籍期間が短い場合も、必ずすべての経歴を職務経歴書に書くようにしましょう。

スマホで職務経歴書をつくるなら【職務経歴書Web作成ツール】が便利

パソコンやスマホで職務経歴書をつくる場合は、簡単に職務経歴書が作成できる職務経歴書Web作成ツールがおすすめ。

株式会社キュービックが開発したミライトーチは、情報を入力していくだけで、履歴書だけではなく職務経歴書も作成することができます。煩わしい職歴の表作成なども自動で行ってくれるため、とても簡単に職務経歴書の作成ができますよ。

また完成した職務経歴書はPDFでダウンロードもできるため、メールでの添付はもちろん、コンビニ等で印刷するのも便利です。

まとめ

応募する企業から提出を指示された場合は、フリーターでも職務経歴書の提出が必要です。

職務経歴書を作成するために過去の経験を振り返ることは、経験・スキルや強みの発見に有効です。

職務経歴書の提出を指示されなくても、過去を振り返り、強みを明らかにしておくと、転職活動をスムーズに運ぶことができるでしょう。

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