女性の履歴書の書き方|証明写真の服装・髪型のマナーや撮影のコツ
女性が履歴書を作成する場合、照明写真はどのような点に注意すればよいのでしょうか。
証明写真を撮る際の好ましい服装・髪型・メイクなどについて、NG例を交えながら解説します。
目次 [表示]
履歴書の写真はどんな服装がベスト?
女性が履歴書に使用する写真は、白のワイシャツにベーシックカラーのジャケットの着用が基本です。
ここでは服装に関するよくある疑問についてお答えします。
1.履歴書の写真、女性はジャケットなしでも良い?
ジャケットを着ないのはマナー違反になるため、必ず着用しましょう。
ジャケットにはテーラードカラー、ノーカラー、スタンドカラーなどの種類があります。
襟のあるテーラードカラーがオーソドックスなスタイルなので、どの企業・業界・職種でも通用します。
一方、襟のないノーカラーや立ち襟のスタンドカラーは、カジュアルな印象を与える可能性がありますが、下記のようなケースであれば問題ないでしょう。
- ファッション業界などで自分のセンスをアピールしたい
- 面接は「服装自由」としておりカジュアルな服装を受け入れられやすい
なお、ジャケットの色は、ネイビー、ベージュ、黒などのベーシックカラーを選びましょう。
2.履歴書に使う写真のシャツ・インナーは何色が良い?
ジャケットの中に着るシャツやインナーは、無地で白や淡い色を選びましょう。
派手な色のシャツやインナーは、悪目立ちしてしまうので履歴書の写真にはふさわしくありません。
また、白や淡い色などは、レフ板効果により顔映りが良くなる可能性があります。
3.30代以降の女性におすすめの服装は?
30代以降の女性の場合は、リクルートスーツではなく落ち着いた色味やデザインのビジネススーツがよいでしょう。
リクルートスーツは、就職活動中の学生や新人が着るケースが多いため、ある程度の社会人経験がある女性が着ると若干の違和感が生じます。
特に、営業や販売、コンサルタントなどの職種では、服装や着こなしも印象に影響を与える要素のひとつです。
履歴書では落ち着いた色のビジネススーツを選択し、違和感を与えないようにしましょう。
4.パートやアルバイトの応募ならシャツのみでも良い?
パートやアルバイトの応募であれば、ジャケット・スーツでなくても問題ないケースもあります。
ただし、履歴書の写真によって抱く印象は、採用担当者や職種によって異なるので、スーツを着ておいた方が安心です。
5.絶対に避けた方がよい服装は?
下記のようなビジネスシーンにふさわしくない服装は避けましょう。
- 胸元が見える露出度の高いシャツやインナー
- Tシャツのみ
- 派手なジャケット
企業や職種によっては、カジュアルな服装を受けいれるケースもありますが、履歴書の写真は採用担当者の第一印象に影響します。
人によっても受け止め方が異なるので、念のためスーツを着ておいた方がよいでしょう。
履歴書写真のNG例と正しい撮り方
履歴書に貼る証明写真を用意する場合は、撮影のポイントを押さえて適切な撮り方やマナーを理解しておきましょう。
NG例1.前髪が長い・髪が乱れている
前髪が長く顔にかかっていると、表情がわからず暗い印象を与えます。
乱れた髪は清潔感を損ねるため、ヘアピンやヘアゴムなどを使用し、髪型を整えたうえで撮影しましょう。
なお、履歴書と面接で髪型が大幅に異なると、採用担当者が判別できなくなる可能性があります。
履歴書の写真を撮影する際は、面接でも再現できるヘアスタイルにしておきましょう。
NG例2.メイクが派手
メイクは派手にならないように、ナチュラル系の明るい色を選びましょう。
履歴書の写真での派手なメイクは、ビジネスマナーを不安視される可能性があるからです。
また、メイクの濃さが目立つと圧迫感を与える可能性があるため、柔らかい印象を意識することが重要です。
NG例3.歯が見えるほどの笑顔
履歴書の写真は、少しだけ口角を上げた方が柔らかい表情になります。
ただし、歯が見えるほどの笑顔や、上目遣いになっているとカジュアルな印象を与える可能性があります。
正面を向いて顎を引き、歯を見せない程度に微笑みましょう。
写真撮影に慣れていないとすぐに表情をつくるのが難しいため、鏡の前で練習してから撮影に臨むとよいでしょう。
NG例4.背筋が曲がっている
背筋を伸ばした状態で真正面から撮影するため、必要に応じて椅子の高さを調整しましょう。
背筋が伸びておらず猫背になっていると、暗い印象になる可能性があります。
また、椅子が高すぎて見下ろすような目線になると尊大な印象を与えてしまうことも。
写真スタジオであればカメラマンに指摘してもらえますが、証明写真機や証明写真アプリなどを利用する場合は、レンズとの位置や姿勢に注意を払いましょう。
履歴書の写真における基本的なマナー
- 3ヶ月以内に撮影した写真を使用する
- 背景は白・グレー・青が好ましい
- サイズは横30mm×縦40mm
- 写真の裏に氏名を記入してから貼る
履歴書の写真は、応募の3ヶ月以内に撮影した写真を使用し、背景には物を写さず白・グレー・青の背景色が適しています。
また、何らかの理由で証明写真が剥がれてしまったとしても誰の照明写真かわかるように、写真の裏には氏名を記入しておくとていねいです。
撮影は写真館(写真スタジオ)・証明写真機がおすすめ
<撮影方法>
- 写真館:費用はかかるがアドバイスも受けられ仕上がりの高さが期待できる
- 証明写真機:アドバイスはないが比較的綺麗な写真を手軽に撮影できる
- スマホの証明写真アプリ:仕上がりは保証できないが、無料・在宅で撮影できる
履歴書の写真を撮影するなら、姿勢や目線、表情へのアドバイスを受けられる写真館(写真スタジオ)が適しています。
ただし、写真館(写真スタジオ)は撮影費用や時間がかかるため、証明写真機を利用するのもよいでしょう。
最近の証明写真機には明るさなどの補正機能や背景選択機能もあるため、短時間で安く証明写真を撮影できるでしょう。
中途採用の多くは証明写真の質をあまり重視しない
中途採用の多くは経験・スキルなどに関心をもつため、マナーを守って清潔感が保たれていれば、写真のクオリティはそれほど重視されません。
そのため、スマホの証明写真アプリでも特に問題ないと考える企業もあるでしょう。
ただし、証明写真アプリは、セルフなので画角がずれる、自宅の光量が足りない、コンビニで印刷が必要など、想像以上に手間がかかる可能性があります。
セルフ撮影に自信のない方や準備が面倒な方は、はじめから写真館や証明写真機の利用をおすすめします。
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まとめ
履歴書の写真は採用担当者の第一印象を決めるため、マナーを守り清潔感を意識しましょう。
特に女性の場合は、服装だけでなく髪型やメイクにも十分に注意を払う必要があります。
撮影のポイントを押さえて、ポジティブな印象を与えられるような証明写真を準備しましょう。