【プロが添削】WEBデザイナーの職務経歴書の書き方のポイント&テンプレート
転職活動において、職務経歴書は経験・スキルや実績などをアピールする重要な書類です。
職種によって書き方のポイントが異なるので、アドバイスに従って効果的な職務経歴書を作成しましょう。WEBデザイナーの職務経歴書の実例と書き方のポイントをご紹介します。
目次
WEBデザイナーの職務経歴書の実例
プロによる、職務経歴書の実例へのアドバイス
WEBデザイナーは、担当した領域やクライアントの規模、得意分野や役割によって経験・スキルやアピールポイントが大きく異なります。
WEBデザイナーとしての独自性や個性、強みをアピールするために、複数の得意分野・スキルを掛け合わせるという方法もあります。
例えば、「目標を設定してWEBサイトの企画・制作を行い、サイトリリース後も○○ツールでサイト分析と改善を繰り返し、3年でCVを5倍に増やすことができた」「営業とクライアントのコミュニケーションに時間がかかりデザインが決まらなかったため、営業同行でUI/UXツールを活用してデザイン確定したところ納期をX日短縮できた」など、自分なりのこだわりや活用したスキル、成果を具体的に伝えましょう。
職務要約
XXXX年に大学を卒業後、2社で約5年間、WEBデザイナーとしてサイトデザイン・コーディング等を担当してまいりました。おもにECサイトの制作や公式ホームページのリニューアルなどに携わりました。クライアント様のイメージとの相違が生まれないようなコミュニケーションも意識しながら仕事をしております。
職務経歴
期間 | 業務内容 |
---|---|
XXXX年X月〜XXXX年X月 | 株式会社XXXX ◆事業内容 ○○○ ◆資本金:○○○百万円 売上高:○○○百万円 従業員数:○○○名 非常上 担当プロジェクト キッズファッションECサイト制作(直請け) 【業務内容詳細】 【達成実績】 【規模・役割】 【使用ツール】 |
XXXX年X月〜現在 | 株式会社XXXX ◆事業内容 ○○○ ◆資本金:○○○百万円 売上高:○○○百万円 従業員数:○○○名 非上場担当プロジェクト:化粧品公式ホームページリニューアル(直請け) http://www.xxxxxx.jp)【業務内容詳細】 画面構成、デザイン、コーディング 【達成実績】 【規模・役割】 【使用ツール】 |
資格
- OS:Windows、Mac
- オフィスツール:Word、Excel、PowerPoint
- クリエイティブツール:Photoshop、Illustrator、Fireworks、Dreamweaver
- CMS:WordPress
- 言語:HTM、CSS、JavaScript、ActionScript3、PHP(知識レベル)、Perl(知識レベル)
得意分野
- Webサイト設計、企画、デザイン、分析
- UI/UXデザイン
- 制作ディレクション
自己PR
私はこれまで担当をさせていただいたプロジェクトにおいて、主体性を持って臨むことを意識し取り組んでまいりました。デザイン面から伝えられる部分は積極的に伝え、コミュニケーションをとることで、クライアントとの目線を合わせ、無事リリースできた経験があります。遠慮をせず主体性を持つことは、プロジェクトの成功に欠かせないと考えており、今後も意識して仕事をしていきたいと考えています。
WEBデザイナーの職務経歴書の書き方のポイント
WEBデザイナーの職務経歴書の書き方を、4つのポイントに従って解説します。
【ポイント1】プロジェクトごとに規模・人数・担当業務を詳細に記載する
WEBデザイナーは、プロジェクト単位で仕事に関わるケースが多くなります。
大規模なWEBサイト制作やリニューアルなどで大型のプロジェクトに所属していた場合は、何名ものデザイナーがいてコーダーやフロントエンドエンジニアなどと役割分担をしますが、小規模の場合はデザインと実装をひとりで担うこともあります。
そのため、過去に参加したプロジェクトは、予算規模や人数、担当業務を必ず記載しましょう。
また、職務経歴書を見たり面接を担当したりする人が、必ずしもWEBデザインに精通しているとは限りません。専門用語を使いすぎると、どのような経験・スキルがあるのか理解してもらいにくくなるので、客観的に理解できる程度の表現を心掛けましょう。
【ポイント2】使用経験のあるソフト・ツール・PC言語を全て記載する
WEBデザイナーは使用ツールや環境、使用言語など、スキルの幅が広い傾向があります。
Excel、Wordなどのビジネス系、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィック系、FigmaやSketchなどのUI/UX系、SlackやBacklogなどの業務系といった、操作したことのあるツールは分類別に記載しておきましょう。
また、HTMLやJavaScriptなどのプログラミング言語も、書けるものがあればしっかりとアピールを。
【ポイント3】ポートフォリオを準備する
WEBデザイナーの場合は、職務経歴書に作品概要とURLを書くだけでなく、ビジュアルとしてすぐに採用担当者が確認できるように、ポートフォリオを作成した方がいいでしょう。
ポートフォリオとは、これまで制作した作品や目的、実績などを、ビジュアルを交えて紹介する作品集を指します。デザインの方向性や幅の広さ、注力したポイントなど、デザイナーとしての力量や姿勢がわかるので、デザイナーやイラストレーターなどの職種で必要となる書類です。
面接ですぐに見せられるようにWEBとプリントアウトした紙のポートフォリオを用意しておくといいでしょう。
【ポイント4】どのようなことを心掛けてデザインに取り組んでいるのか、具体的なエピソードと合わせて記載する
デザイン自体はポートフォリオで伝えることができますが、その背景にある自分やクライアントの想いや制作プロセスは、文字にして補足しなければ伝わりません。
クライアントの要望や目標、ブランドイメージやターゲットなどの必要要素をデザインに取り入れながら、限られたスケジュールや予算の範囲で自分なりに工夫した点があるはずです。
デザインで心掛けていることを、具体的なエピソードを交えて職務経歴書に記載することで、WEBデザイナーとしてのこだわりやスタンスを伝えられるでしょう。
WEBデザイナーの職務経歴書のテンプレートをダウンロード
【編年体式】職務経歴書テンプレート
職務経歴が過去から時系列になっている、編年体の職務経歴書をここからダウンロードできます。おもに、経歴のまだ浅い若年層の方に適しているバージョンです。
【逆編年体式】職務経歴書テンプレート
職務経歴が直近から時系列になっている、逆編年体の職務経歴書をここからダウンロードできます。おもに、直近の経験を活かして転職したい方やベテラン層の方に適しているバージョンです。
スマホで職務経歴書を作るなら【職務経歴書Web作成ツール】が便利
パソコンやスマホで職務経歴書を作る場合は、簡単に職務経歴書が作成できる職務経歴書Web作成ツールがおすすめ。
株式会社キュービックが開発したミライトーチは、情報を入力していくだけで、履歴書だけではなく職務経歴書も作成することができます。
煩わしい職歴の表作成なども自動で行なってくれるため、とても簡単に職務経歴書の作成ができますよ。
また完成した職務経歴書はPDFでダウンロードもできるため、メールでの添付はもちろん、コンビニ等で印刷するのも便利です。