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一般大手企業が社内に設置している「企業内診療所」企業内診療所のある企業は少なく、環境の良さから薬剤師に人気の職場です。働きやすいと評判だけど、情報も求人も少ないし、「実際どうなの?」と思っている薬剤師も多いのではないでしょうか。
この記事では、企業内診療所で働く薬剤師の仕事内容や年収、求人の探し方などを詳しく紹介します。
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この記事の目次
1.企業内診療所を設置している企業とは?
まずは、企業内診療所がどういったものなのかを確認しておきましょう。企業内診療所とは、企業内に設置された医務室や保健室のことです。従業員の健康を維持することを目的として設置された「診療所」ですから、医師、看護師と同様に薬剤師も常駐しています。
企業が企業内診療所を設置している理由は、従業員の健康促進、疾患の早期治癒、企業イメージの向上といった点が挙げられるでしょう。とはいえ、企業としても社内に診療所を設置するのは莫大な費用がかかります。企業内診療所を設置している企業は一部上場などの一握りの企業に限られています。だからこそ、企業内診療所の薬剤師は求人が極めて少ない「レア求人」なのです。
2.企業内診療所で働く薬剤師の仕事内容とは?
続いては、企業内診療所薬剤師の仕事内容についてみていきましょう。主な業務内容は以下の3点です。
調剤業務
企業内とはいえ、診療所での仕事になりますからメイン業務は調剤です。体調不良を訴えて受診する従業員に対し、医師が処方した薬を正確かつ適切に調剤します。
患者が立て続けに来るという訳ではないですが、会社の外の病院に行く時間が無いために、企業内の診療所で受診している人もいますので、ある程度のスピード感が必要でしょう。
薬剤管理
昨今は、企業で働く従業員の中に、生活習慣病やうつなど長期的な治療が必要な病気と闘う方も増えています。薬剤師としてはただ単に調剤をするだけではなく、併せて薬剤管理や服薬指導などを行う必要もあるでしょう。
眠気などの副作用を気にする患者も多いため、適切な情報を提供することが求められます。
健康管理
企業内診療所で働く医師や看護師、薬剤師は、普段から従業員の健康管理も行っています。従業員の健康を守る、病気を防ぐ、といった大事な仕事といえますね。
また、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトパートといった雇用形態によって求められるスキルは違いますが、企業によっては、毒物劇物の取扱責任者や、衛生管理者としての役割を担ったり、管理薬剤師としての仕事をしたり、様々なケースがあります。単に調剤業務だけをするのではなく、幅の広い仕事が経験できるかもしれません。
3.プライベートも充実。企業内診療所で働くメリット・デメリット
業務量はそれほど多くなく、女性薬剤師にとって働きやすい職場という「企業内診療所」では、企業内診療所で働くメリット・デメリットは何でしょうか。
まとめるとこのようになります。
メリット | デメリット |
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それでは具体的に見ていきましょう。
企業内診療所で働くメリット3選
【メリット1】ワークライフバランスの充実。福利厚生も!
診療時間はキッチリと決まっていますから、基本的に遅くまで残業しなければならない、ということはありません。企業によって多少の違いはあると思われますが、基本的には一定の労働時間の中で安心して働けます。さらに、企業内にある診療所ですから、企業が休みの日は当然休みになります。
残業が少なく、休日もきっちり決まっているのが企業内診療所です。一般の病院やクリニック、調剤薬局とは違い、時間的な余裕を持って働けるので、プライベートを充実したい人、家庭と仕事を両立したいママ薬剤師にはおすすめの職場です。
また、大企業ならではの手厚い福利厚生をそのまま使用できるのも大きなメリットです。大企業の福利厚生は、町の小さな薬局やドラッグストアとくらべると比較になりません。ここも大きなポイントになりそうです。
【メリット2】職場に通いやすい
企業内診療所を置いている企業のほとんどが大企業です。当然、所在地も交通アクセスの良い場所になります。交通の要といえる駅から直結、もしくは徒歩3分など、比較的交通アクセスが良い場所にあるのは間違いなさそうです。また、託児所や保育所を設置している企業もあるので、ママ薬剤師さんも子どもを預けながら職場に通うことができます。
【メリット3】受け付ける処方箋が少ない
企業内診療所を受診するのは企業の従業員のみです。町の一般病院のように患者となる方の「母数」も異なりますし、そもそも働き盛りの健康な方がほとんどです。当然、息をつくひまがないほど忙しい、ということにはなりません。ある一定のペースの中で働くことができるでしょう。家庭の時間も大切にしたい方も多くいらっしゃると思うので、ワークライフバランス重視のママ薬剤師さんにとっては大事ですね。
企業内診療所で働くデメリット3選
【デメリット1】業務量が少ない
こちらは人それぞれですが、仕事の量が少ないと「退屈」「時間が経つのが遅い」と感じる人もいるでしょう。バリバリ働きたいという方にはオススメしません。
【デメリット2】代わりの薬剤師を見つけずらい
企業内診療所は小規模な診療所が多く、薬剤師の数もそう多くはありません。代わりの薬剤師を見つけられなかった場合、会社外の調剤薬局やドラッグストアで処方してもらう事もあるようです。
【デメリット3】ある程度の経験が必要
上記にもある通り、企業内診療所には薬剤師が少ないです。同じ時間帯に1〜3人と考えていいでしょう。企業内の診療所に来る患者は急いでいる人が多いです。スピーディーで正確な対応が求められますし、処方したお薬以外の相談をされる場合もあるので、ある程度の経験があった方が良いですね。ただ、基本的に重度の患者はいませんし、立て続けに患者が来るという訳では無いので、一般的な調剤薬局などを経験している薬剤師なら問題なく働けます。
4.働きやすい=給与低い?企業内診療所で働く薬剤師の平均年収
企業診療所薬剤師は女性にとっても働きやすく、魅力的な職場といえそうです。しかし、職場を探すうえでもっとも気になるのはズバリ「年収」ではないでしょうか?
企業薬剤師で働く薬剤師の年収は、企業によって差はありますが平均500万円ほどです。パートや派遣の場合、時給2,000円程が多いようです。
都心部と地方では違うのでは? という疑問もあるかと思いますが、そもそも企業内診療所を置けるほどの大企業は、地方にはあまり存在しません。あるとしても「支店・支所」なので、企業内診療所を置くケースは珍しいようです。
5.こんな薬剤師が「企業内診療所」で働いている!
薬剤師が活躍できる職場は数多く存在しますが、あえて企業内診療所を希望する薬剤師もいます。もちろん環境的な魅力があるからだと思われますが、ここでは少々珍しい理由で企業内診療所を職場として選んだ薬剤師の例も紹介します。
ブランク明けのママ薬剤師
メリットの項目でも紹介したように、企業内診療所での薬剤師の仕事は、残業なし、土日祝日休み、通いやすいことから、家庭やプライベートを充実させたい薬剤師に人気があります。
採用品目が少なく、1日に受け付ける処方箋の数も多くはないので、体力に自信のないママ薬剤師から特に人気の職場です。
ブランク明けの薬剤師が、「はじめからドラッグストアや調剤薬局などで働くのは不安だから、経験を積むために最初は企業内診療所で。」というケースも見受けられます。
新卒3〜5年目の薬剤師
就職したものの、「思っていたより忙しい・・」「職場の環境が合わない・・」など様々な理由で精神的、体力的に追いつかない薬剤師が、比較的忙しくなく、小規模な企業内診療所に再就職するケースです。
企業内診療所の多くは綺麗なオフィス内に設置されているため、20代後半~30代前半の薬剤師から人気の職場です。
イベントなどで活躍したい薬剤師
企業ならではの発信力や体力をいかして、健康に関するイベントなどを企画したい、という気持ちで企業診療所を希望したケースです。また社内向けイベントとして、育休中のママ従業員たちに向けた社会復帰のポイントやコツを伝えるイベントを開くなど、様々な形で「すこやかな生活」に関する発信をしていくという素敵な理由です。
その企業にゆかりがある薬剤師
自分の夫や親戚などがその企業で働いているといったケースです。メリットとしてはその企業の内情や雰囲気などをある程度把握したうえで入社できることでしょう。また、自分の身近な人間がその企業で働いているという安心感も大きなメリットですね。
6.「企業内診療所」求人を探す具体的な方法とは?
前述のとおり、企業内診療所がある企業自体が少数なため、必要な薬剤師の数も少なくなります。また、環境や条件の良さから退職者が少ないため、求人が出ることは珍しく、まさに「レア求人」といえます。
そのうえ、企業内診療所の求人は非公開であることが多く、その求人情報はエージェントしか把握していません。希望勤務地や今までの業務経験を考慮しながら、自分一人で企業内診療所の求人を探していても、ざんねんながら見つかる可能性は低いです。
上記を踏まえた上で、数少ない企業内診療所の求人を素早く見つけるための一番の近道は、複数の転職サイトに登録して、非公開求人を紹介してもらうことです。現在在職中であっても、いつ企業内診療所の求人が出るかはわかりません。紹介求人の母数を担保するために転職サイトに登録しエージェントに希望を伝え、随時紹介してもらいましょう。
7.希少な「企業内診療所」薬剤師求人は大手で探す!転職サイト一覧
いかがでしょうか。
復職や転職を考えている、かつ家庭の時間も大切にしたい薬剤師にとって「企業内診療所」はまさに穴場の職場といえます。
また、今回のような世の中に出回っていない求人であれば、有料職業紹介だけでなく、人材派遣からスタートすることも考慮に入れるとよいです。例えば「紹介予定派遣としてゆくゆくは派遣先の正社員になれる余地がないかどうかをエージェントに相談しながら進める」ようなことができるようになると理想的な職場にたどり着ける確率も上がっていきますよ。
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