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「パート薬剤師でも高時給で働けるのかな？」
「パート薬剤師の条件が良いドラッグストアってどこ？」
せっかくパート薬剤師として働くなら、誰しも高時給・好条件の職場がいいですよね。
この記事はパート薬剤師が高時給を実現するための条件や、大手ドラッグストアのお給料事情についてスポットを当ててみました。職場選びの参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
1.パート薬剤師は3つの条件で高時給！年収シミュレーションも一緒にチェック
パート薬剤師の時給は「働く地域」「時間帯や曜日」「職場」、この3つの条件によって変わってきます。これらによって時給がどのように変動するのか見ていきましょう。
また章の最後には年収シミュレーションも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
都市部は2,000円前後、地方によっては約2,298円と高時給
パート薬剤師の時給が高いエリアは、ずばり「地方」※です。
パート薬剤師の都市部の平均時給が2,000円前後であるのに対し、地方は約2,298円※と約300円も差があります。
というのも地方は都市部よりも薬剤師不足が深刻なため、高時給で募集をかけているケースが多い※からです。
なかでも駅から遠いなど交通の便が悪いエリアは、近隣の相場よりも高い時給を提示して募集※しています。
時間帯は17時以降～、土日祝日ならさらに時給アップ
パート薬剤師の時給が高い時間帯は「17時以降」や「土日祝日」※です。人手が不足しやすいことから17時以降の時給は上がる傾向にあります※。
また24時間営業の調剤薬局やドラッグストアでは22時〜朝5時の間は深夜手当が出る（※1）ほか、土日祝日は100〜200円ほど時給を高く設定している場合も（※2）。
同じ職場で少しでも時給を上げたいのであれば、時間帯を変えて働くことをおすすめします。
高時給ならドラッグストア、調剤薬局が狙い目
少しでも高い時給で働きたいのであれば、職場は調剤薬局やドラッグストアがおすすめです。
これらの職場は人手不足のため、高い時給で薬剤師を募集しているからです。
なかでもドラッグストアは、特に薬剤師不足が深刻。薬剤師の平均時給よりも、高い時給で募集をかけているケースが多いといえます。
調剤薬局での実務経験があれば、さらに優遇され時給アップが期待できるでしょう。
パート薬剤師が扶養内で働くならいくらまで？社会保険の加入ラインも紹介
パート薬剤師の場合「扶養の範囲内で働きたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
「気づかないうちに扶養の範囲内を超えていた」ということにならないように、年収と社会保険の加入ラインを確認しておきましょう。
夫の年収や勤務先など詳細条件によって異なる
まずパート薬剤師が扶養内で働く場合、会社の規模などによって年収106万円または130万円以内に抑えなければなりません※。
ちなみに年収103万円以内であれば、給与所得控除額（55万円）と基礎控除額（48万円）が年収から差し引かれて所得がゼロとなるため、所得税がかかりません※。
厚生年金に加入したいのであれば、年収130万円以上を目指しましょう※。
ただし社会保険に加入すると社会保険料が給料から天引きされ、年収130万円以内で働いてたときより手取り額が減ってしまいます※。扶養から外れて厚生年金に加入したいなら、年収150万円以上を目安に働くと手取り額が増えたと実感できる※でしょう。
2.パート薬剤師が働きやすい職場を見つけよう！それぞれの業務内容も解説
パート薬剤師が活躍する職場はいくつか存在しますが、仕事がどのように違うのか分からない薬剤師もいるでしょう。
この章では、それぞれの職場の業務内容についてまとめました。時給の高さだけではなく、自分にあった環境を探しましょう。
調剤薬局
調剤薬局の仕事は調剤業務や、患者への服薬指導などが挙げられます。
調剤薬局は比較的時間の融通がききやすく残業も少ない職場が多いため、小さな子どもがいるママ薬剤師でも働きやすい環境といえます。
さらにシフト制や時短勤務が可能な職場であれば、家庭と仕事の両立も図りやすいでしょう。
調剤薬局の時給は2,000〜2,500円と、ドラッグストアよりはやや低め※です。しかし調剤薬局での実務経験があれば、時給アップも期待できるでしょう。
すぐにでも高時給で働きたいのであれば、深夜手当の出る24時間運営の調剤薬局を選ぶとよいでしょう。
ドラッグストア
ドラッグストアの仕事は調剤業務をはじめ、化粧品の販売や商品の品出し・整理のほか、OTC医薬品の説明や健康相談、レジ打ちといった接客業務もあります。
調剤薬局と比較すると、店舗規模が大きいためスタッフの人数が多く、子どもの急な発熱などでも休みやすいことが特徴です。
時給も他の職場比べると相場は高く、2,500〜3,000円程度※です。17時以降また土日祝日にも働けるなら、さらなる時給アップが見込める※でしょう。
また調剤併設か、OTC医薬品のみを扱うドラッグストアかでも時給は異なり、調剤併設の方がやや高め。少しでも時給を上げたいなら、調剤併設のドラッグストアが狙い目です。
病院
病院薬剤師の仕事は、主に入院・外来患者の調剤業務や服薬指導、病棟業務などです。
採用ハードルは調剤薬局やドラッグストアより少し上がりますが、時給相場は1,800～2,200円と他の職場に比べて低め※です。
しかし患者とのやりとりや医師・看護師との連携など、「パート薬剤師でもやりがいのある仕事をしたい」という方にはおすすめです。
また病院の場合、勤務時間が固定されているケースが多く、他の職場と掛け持ちしやすのも特徴。時給の低さをカバーするため、週4日に病院で働き1日だけ深夜の調剤薬局で働くという方法も可能でしょう。
企業(製薬企業)
企業はあまりパート薬剤師を募集しないのが現状です。
ただしコールセンター業務（DI）は、未経験者でも募集しているケースがあります。
DIの仕事は、医師などの医療従事者や患者からの問い合わせ対応がメインですが、商品管理や事務なども担当します。時給相場は1,709円※となっています。
DIの業務は勤務時間は比較的固定されているものの、土日のどちらかは出勤となるケースが多いようです。
3.高時給で働きたいなら大手ドラッグストアがおすすめ！特徴や時給相場も紹介
ここまでパート薬剤師の職場や仕事内容、時給について見ていきました。パート薬剤師として高時給で働きたいのであれば、時給が高いドラッグストア※を選びましょう。
ドラッグストアと一口で言っても、特徴や時給相場は異なります。この章では、各ドラッグストアの特徴について紹介します。
店舗増加でパート薬剤師も高需要！ドラッグストアのお給料事情をおさらい
ドラッグストアの店舗数は年々増加傾向にあります※。
そのため人手不足も継続しており、特に薬剤師数が少ない地方を中心に高時給で募集されています。
ドラッグストア薬剤師の時給ボリュームゾーンは2,000～3,000円前後※。そのため「2,000円」を一つの目安に、職場を選んでみましょう。
2,000円以上の時給で働きたい場合には夕方以降や深夜、土日祝日の勤務も検討を。
また大手ドラッグストアの場合、パートであっても正社員と同じ福利厚生が受けられる職場もあります。そのため時給だけではなく、福利厚生の充実度も同時にチェックしましょう。
スギ薬局
スギホールディングスは、ドラッグストア売上高ランキング2023年版で第6位※の大手ドラッグストアです。
地域密着型の薬局であるため、患者にしっかり寄り添いたいと考える薬剤師におすすめです。
またスギ薬局は、パート薬剤師の時給が高いことでも有名。勤務エリアによって異なるものの、調剤併設の店舗なら最高で時給3,000円を目指すことも可能※でしょう。
しかも週20時間の勤務で、パート薬剤師でも社会保険に加入できます。
ウエルシア
ウエルシアは「コンビニのような便利さ」と「スーパーに負けない激安価格」を標榜し、急成長しているドラッグストア。
そのためウエルシアホールディングスは、ドラッグストア売上高ランキング2023年版で第1位※に君臨しています。
時給は2,600円※となっており比較的高めに設定されています。
またウエルシアホールディングスは、労働組合であるウエルシアユニオンにパート薬剤師も加入できるため、各種助成金制度が利用できます。
クスリのアオキ
クスリのアオキホールディングスは、ドラッグストア売上高ランキング2023年版で第8位※となったドラッグストアで、北陸・信越・東海・近畿・関東・東北を中心に展開しています。
医薬品や化粧品だけではなく、青果や精肉、鮮魚などの生鮮をドラッグストアで取り扱い、売り上げを伸ばしている企業といえます。
パート薬剤師の時給は2,200～3,000円※となっており、フルタイム勤務なら30歳経験者で年収500万円以上は見込めるでしょう。
アオキホールディングスはママ薬剤師の支援に力を入れており、産休・育休の取得を積極的に推進しています。
ココカラファイン
ココカラファインは、ドラッグストア売上高ランキング2023年版で第3位※の大手ドラッグストアです。
ココカラファインではシステム導入にも力を入れており、健康情報サイトを構築して患者自身が必要な情報を検索できる体制を整備しています。
また店舗では、対話を重要視した接客にも注力し、相談しやすいドラッグストアを目指しています。
時給は2,000円以上※となっていますが、契約社員として一定時間以上の勤務ができる場合は、勤務時間や曜日の希望もある程度考慮してくれるようです。
ツルハ
ツルハホールディングスは、ドラッグストア売上高ランキング2020年版で第3位※。
国内だけで2589店舗、海外で18店舗を展開※している超大手ドラッグストアです。
時給は2,100～2,500円※となっており、福利厚生が充実しています。
社割で商品を10〜30％オフで購入できるほか、時短勤務や週2日3時間勤務、産休・育休の取得なども推奨※。子育て世代の主婦も働きやすい環境整備が進んでいます。
マツモトキヨシ
マツモトキヨシホールディングスは、ドラッグストア売上高ランキング2023年版で第3位※の大手ドラッグストアです。
首都圏の一等地への出店が多いため、通勤しやすいというメリットがあります。
また時給は2,000～となっていますが、実力次第で高時給を目指せる職場環境といえるでしょう。
マツモトキヨシホールディングスでは自社メーカーを作るほどコスメ販売に力を入れており、雇用形態を問わず社員割引が利用できます。
トモズ
トモズは、欧米型である調剤併設ドラッグストアの先駆け的存在として知られる企業です。近年では大規模に自動調剤の機械を導入し、薬剤師の業務効率化も図っています。
時給は2,200円以上※ですが、職場には複数の薬剤師が在籍しているため比較的休みが取りやすい環境のようです。
また店舗の状況にもよるものの、調剤業務と販売業務の選択もできます。
4.働く前に知っておきたい、パート薬剤師として働くメリット・デメリットは？
パート薬剤師は、柔軟に働きたい方にとってメリットの多い働き方です。しかし給料面や社会保険など、パート薬剤師ならではのデメリットがあることも事実。
メリット・デメリットをしっかり把握した上で、自分に合った働き方を見つけましょう。
パート薬剤師として働くメリット・デメリットのまとめ
パート薬剤師は勤務時間や働く曜日が固定されているため、プライベートや自分の都合を優先した働き方が可能です。そのため育児や介護など、家庭との両立もしやすいでしょう。また基本的には同じ店舗で働けるため、転勤の心配もありません。
しかし固定給ではないため、収入面が安定しないというデメリットもあります。さらに正社員の薬剤師と比較すると責任ある仕事を任される機会が少なく、やりがいを感じにくいパート薬剤師もなかにはいるようです。
じゃあ派遣薬剤師ってどうなの？パート薬剤師との違いを押さえておこう
派遣薬剤師もパート薬剤師と同様に、自分で働く時間を調節できる働き方です。しかもパート薬剤師より高時給※。効率的に働きたい薬剤師にはおすすめです。
しかし即戦力として働く機会が多く、肉体的な負担を感じることも。
また派遣薬剤師は勤め先の会社ではなく派遣元の会社に雇用されているため、派遣先によっては産休・育休が利用できないなど、福利厚生面で劣ってしまうケースもあります。
パート薬剤師の求人は都市部と地方で探し方が異なる
ここからは実際に高時給求人を見つけるオススメの方法を紹介したいと思います。
「薬剤師の時給の幅が大きいのはわかったけど、実際どうやって条件のいい求人を見つければいいの？」
そのためのもっとも簡単で確実な方法はずばり、転職エージェントに登録して、経験豊富なエージェントの知見やアドバイスを上手に利用することです。
特に大手の転職エージェントは、好条件すぎて応募が殺到しないようにあえてネットでは非公開にしている求人情報なども握っています。そのため自分一人で求人を探すよりも、転職エージェントを利用した方が効率的で確実なのです。
高時給・好条件のパート薬剤師求人なら転職サイトにお任せしよう
高時給求人数トップのマイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師の高時給求人数は業界トップを誇ります。また対面面談・条件交渉・面接練習など徹底したサポートも特徴です。
日本全国に拠点があるため、地方在住でも安心してサポートを受けられるという強みを持っています。
転職初心者には特におすすめですが、転職経験者でも今後のキャリアの相談をすることもできます。
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年間で2万人以上もの薬剤師が利用※し、長い間薬剤師へ転職情報を提供している薬キャリAGENT。
薬キャリAGENTの一番の特徴としては、福利厚生がしっかりしているところです。
育休産休の取得時は担当エージェントが勤務先に交渉してくれる※ので、ママ薬剤師で子育てとの両立が不安という方にも安心して働けるような環境を整えてくれます。
ママ薬剤師にはかなりおすすめできる転職サイトです。
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ファルマスタッフの特徴としては、研修制度やフォローが充実しているところです。
登録すると担当コンサルタントが直接相談にのってくれます。
また派遣求人も数多く取り扱っている数少ない転職サイトなので、派遣を検討している人にもおすすめできる転職サイトです。
5.まとめ
パート薬剤師はもともと高時給ですが、「勤務地」「職場」「時間帯」を考慮すれば、さらなる時給アップも実現するでしょう。
とはいえ今の職場で高時給を目指すのは難しいという薬剤師は、転職サイトの活用も視野に入れてみませんか。高待遇の企業に転職できるかもしれません。
さらに転職エージェントに利用すれば、希望の条件に合った企業の紹介はもちろん、あなたの代わりに条件交渉もしてくれます。
また一人での転職活動に不安を感じる薬剤師は、転職エージェントに相談してみましょう。きっと高時給で働ける環境に巡り合えるはずです。
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