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「薬剤師で年収1000万って可能?」
薬剤師でも職種によって1000万円稼ぐのは可能です。
年収が1000万円の職種は下記3つです。
- CRO業界でCRA職に就く
- 製薬会社のMR職に就く
- 地方の役職薬剤師求人に転職
現在、地方における薬剤師不足が従来以上に深刻となっており、地方における薬剤師賃金相場の上昇がおこっています。
地方の場合、役職のない一般薬剤師でも年収600~700万といった好条件も珍しくなく、薬局長や管理薬剤師ともなれば住宅手当てなど諸手当込みで年収1,000万円以上になることがあります。
この記事では年収1000万以上を稼ぐ3つの職種についてと、働き方、また実際に年収1,000万を稼げる職場を探す方法について紹介します。
年収1,000万を稼ぐ職場を探す方法
- 非公開求人も含め、幅広い求人情報を集められる転職サイトを利用する
- 転職エージェントに相談し、面接対策や必要スキルのヒアリングなどサポートをうける
転職サイト名 | 高年収求人数・ 特徴 |
無料登録 |
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1.薬剤師が年収1,000万は可能か?平均年収から見る現実的なライン
厚生労働省の発表によると、平成27年度の薬剤師の平均月給は36.9万円。薬剤師全体での平均年収は590万円となっています。次に職場別の平均年収をみていきましょう。
- 1位 企業(製薬など):650~800万円
- 2位 ドラッグストア:450~650万円
- 3位 調剤薬局:450~600万円
- 4位 病院(大学病院、国公立病院など):400~550万円
これを見ると薬剤師で1,000万円という金額のハードルの高さが実感できるかと思います。
また少し視点を変えて、薬剤師の国家資格を得るためにかかったコストについても考えてみましょう。大学卒業までにかかるコストは、学費だけでみると国公立なら約350万円ですが、私立では1,200万円超となるケースもあります。
国立ならまだしも、私立大学の1,000万円近い学費を収入で取り返すには気の遠くなるような時間がかかります。
「もっと年収をアップできたら…」と思うのも無理はありません。さらに「年収1,000万円の大台を狙えたら…!」 という気持ちになる方もいるでしょう。
薬剤師が普通に働いて年収1000万というのは確かに難しいです。しかし、決して夢ではありません。薬剤師で年収1,000万は現実的に可能です。そのための方法を見ていきましょう。
2.薬剤師が年収1,000万得るための3つの働き方
薬剤師が年収1000万を稼ぐ現実的な方法は、ズバリこの3つです。
- CRO業界でCRA職に就く
- 製薬会社のMR職に就く
- 地方の役職薬剤師求人に転職
ここから、上記3つの方法をひとつひとつ見ていきましょう。
1.CRO業界でCRA職に就く
CRO(受託臨床試験実施機関)とは、製薬会社の開発治験業務をサポートする機関です。
CROの主な業務
CROは以下の業務を製薬企業からの依頼を受けて治験業務の支援を行っています。
1.試験実施計画書の作成
サンプルサイズの設定、治療法の割り付け、解析方法、調査表の設計等に関してのコンサルティング業務 を行い、質の高い臨床試験が実施できるようにすることです。
2.症例登録業務
一般的には、TELやFAXを利用した中央登録方式は症例の適格性が確保され、予後因子を考慮した治療法 の無作為割付が可能です。
3.モニタリング業務(CRA)
臨床試験に参加する医療機関を訪問し、担当医師と直接面談し、プロトコル内容の説明、試験進捗状況の 確認、調査表の記入依頼・回収・精査などを行う。
4.データマネジメント(DM)・統計解析業務
集積された調査表データの入力をはじめ、精査、固定、集計、解析、各種会議用資料の作成など 行うのが主な業務です。
CRAの平均年収はおよそ500万〜600万ですが、外資系のCRAに転職し管理職につけば、年収1,000万以上稼ぐこともできると言われています。
関連記事:CRAの仕事内容や平均年収についての詳細はこちら⇒
2.製薬会社のMR職に就く
MRとは医薬品情報担当(Medical Representatives)の略で、病院の医師や調剤を行なう薬剤師に、「製薬会社が製造した薬に関する情報を提供」する仕事です。
薬の品質・有効性・安全性を説明することで、患者さんの治療に最適な処方薬として自社の薬を選んでもらうことが重要となります。
製薬業界における、医師や薬剤師を相手にした営業職といえるでしょう。MRは営業成績が問われる厳しい仕事である一方で、結果を出せばそれだけ成果報酬がでます。
そのため、成果を残せば1,000万円近い高収入も狙うことができるのです。
MRに薬剤師の資格は必要なく、実は文系出身者の方が多いと言われています。しかし薬品に関する深い知識が必要であるため、やはり薬剤師の資格を持つ方には一定のアドバンテージがあると言えるでしょう。
薬剤師の資格を活かして年収1,000万円を狙うなら、MRとして働くことも考えてはいかかでしょうか。ですが決して良い面ばかりではありません。MRは営業職。どんな仕事かを事前に把握しておくことをおすすめします。
3.地方の役職薬剤師求人に転職
最後の方法は、薬剤師が足りていない地方で働くことです。
平成18年度以降に薬剤師国家資格の取得条件が6年制大学卒業へと変更されてから、地方における薬剤師不足が従来以上に深刻となっています。この状況が「地方における薬剤師賃金相場の上昇」という、状況を招いているのです。
六大都市を除く地方都市では慢性的な薬剤師不足となり、高額求人を提示することでなんとか薬剤師を確保しています。特に中小調剤薬局にその傾向が強いです。
具体的には、役職でない一般薬剤師でも時給3,000円以上や年収600~700万円といった好条件が珍しくありません。一般でこの待遇ですから、薬局長や管理薬剤師ともなれば住宅手当など諸手当込みで年収1,000万円以上に到達するケースも現実的に存在するのです。
もしあなたが地方への転居OK、もしくは六大都市居住でも隣県への通勤が可能ならば、大幅な収入アップが実現できます。
調剤薬局やドラッグストアなら管理職の求人が豊富ですから、これを選択肢とするのも有効な手段です。管理職には相応のマネジメントスキルが必要ですが、5年以上の勤務、実務経験を持っているなら狙い目といえます。
将来的に今の職場で管理職、と考えていた方なら、勤務先を変えるだけで仕事内容や忙しさが変わらないまま大幅な年収アップができるということです。
ここからは具体的に、実際に年収1,000万稼げる職場を探すための方法を紹介します。
3.薬剤師が年収1,000万を得るためのカギは「転職」
年収1000万の求人は今しかない!?
今後薬剤師不足が解消し、薬剤師の年収も低くなっていく可能性があります。
2016年より「かかりつけ薬剤師・薬局制度」がスタートしました。かかりつけ薬剤師・薬局制度とは次のような制度のことです。
<かかりつけ薬剤師・薬局制度とは>
患者さん一人一人が健康全般の相談ができる薬剤師や薬局を持つこと。患者さん自身が、信頼のおける薬剤師や薬局を選び、自分が服用しているお薬のことを把握してもらい、薬局の営業時間外(24時間対応)でも、何かあった場合に相談や適切なアドバイスを受けることが可能になる。
この「かかりつけ薬剤師・薬局制度」によって、全国の調剤薬局が減少することが予測されます。つまり、薬剤師の働き口が減り、薬剤師不足が解消に向かうということです。
先ほど述べたように地方薬剤師の年収が高いのは薬剤師が不足しているからですが、この薬剤師不足が解消されれば年収も低くなる可能性があるのです。
転職サイトを利用して年収1,000万を目指す
年収1,000万の職場に就くには、当然そのような職場に就職ないし転職する必要があります。その際に大事なのが「求人情報をキャッチする力」です。あなたがどれだけ経験・知識があり、向上心を持っていたとしても、求人情報を見つけることが最初のステップです。忙しさの合間を縫って、ネット上の転職サイトを地道に探すにしても、これだけ多くの求人がある中で探せる範囲にも限界がありますよね。
好条件の求人を見つけるために効率的な方法は「薬剤師専門転職の転職エージェント」を活用すること。
医療業界、さらにいえば薬剤師業界について最新のトレンドを把握し、転職事情について知り尽くしているキャリアコンサルタントが味方についてくれるというのは、とても心強いこと。
また、年収1,000万円の求人はないわけではありませんが、やはり多くはありません。
しかし、エージェントは年収1,000万円の求人を「つくること」が可能です。元々1,000万円ではない求人でもエージェントの交渉によって1,000万円まであげてくれることがあります。もちろん望まれるスキルや経験も高くなりますが、その交渉の土台は作ってくれます。
そのため、自分で求人を探すより転職サイトを利用した方が高時給の求人に出会える可能性が高いのです。
あなたの要望を伝えればそれに合った求人情報を紹介してくれるでしょう。もちろん「年収1,000万円の求人を紹介してください」という要望も、遠慮なく伝えてください。
自分で探しているだけでは決して見つからない非公開求人も紹介してくれるでしょう。中でも高収入求人を狙う方はマイナビ薬剤師に無料登録することがおすすめです。
→年収と同じくらい重要な『転職の3つのポイント』もチェック!
繰り返しますが、薬剤師は年収1,000万円を十分狙えます。そのためには行動を起こすこと、そして転職エージェントを味方につけることが最短距離です。
転職でのポイントは、自分が主導権を握っていると意識することです。ただ高慢な態度で転職活動に臨め、というわけではありません。
ここで強調したいのは、転職サイトを「めいっぱい利用する」意識を持つということです。複数の転職サイトに登録し、それぞれの転職エージェントから様々な求人の紹介を受けることをおすすめします。
紹介された求人を自分の目で比較し、希望により近い求人を選択しましょう。きっと、独力で転職活動をしていたのではお目にかかることのできなかった好条件求人に出会うことができます。
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