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こんにちは、HOP!管理人のキュースケです。今回HOP!編集部では薬剤師の転職支援サイト「薬キャリAGENT」を運営しているエムスリーキャリア株式会社様に訪問取材してきました!
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
「m3.com(エムスリー)」と聞けばピンとくる方も多いと思いますが、「m3.com」は薬剤師含めた医療関係者25万人が登録している超有名サイト。エムスリーキャリア株式会社さんはこのm3.comを運営しているエムスリー株式会社のグループ企業ですので、医療関連に関する知識・信頼度はお墨付きです。
本日はエムスリーキャリアさんで実際にキャリアコンサルタントをされている長井さん、太田さんに取材をさせていただきました。
キ:「本日はお忙しい中、お時間いただき誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。」長井さん・大田さん「よろしくお願いいたします。」
1.薬剤師2つの転職市場
キ:「一般的な転職市場では、人材紹介会社のビジネスモデルとしては、とにかく大手の企業さんを捕まえて、転職希望者をどんどん紹介していくという仕事の仕方が主流だと思います。求職者も大手で働くことを臨む人が多いですし、中小企業の1~2社の求人情報を細かく集めて紹介するより、中途採用をいつでもやっている大手企業に紹介する方が工数が少なく済むということがあると思います。本当の所、薬剤師さんの転職市場でも同じことは言えるのでしょうか?」
長:「いえ、薬剤師の転職市場はまったくと言っていいほど状況が違います。どんな薬剤師さんでもとりあえず大手の調剤薬局チェーンやドラッグストアチェーンに紹介すればそれでイイなんてことはありません。」
「理由のひとつめには、チェーン展開している企業は大手でもシェアがそれほど高くないことが挙げられます。」
「調剤薬局の業界では上位10社のシェアの合計がようやく10%程度。6兆円以上の市場の7割が個人経営のいわゆるパパママ薬局になっています。中小の調剤薬局やドラッグストアがものすごい数ありますので、こちらの求人情報を網羅していかないと薬剤師さんに適切な就職先をご紹介することはおそらく不可能なんです。」
「ふたつめの理由として、実は薬剤師さん側が就職先として大手さんを嫌がるケースが多いということも挙げられます。」
2.薬剤師は大手への就職を嫌がる傾向
キ:「えっ?薬剤師さんが大手への転職を嫌がるんですか?大手の方が安定していて福利厚生もしっかりしていて、人気があるというイメージがあるのですが・・・」
大:「薬剤師さん以外の転職市場ではそうかもしれません。ここも薬剤師さんの転職・再就職の特殊性じゃないでしょうか。」
「全国展開している大手調剤薬局やドラッグストアチェーンでは、やはり出張や引越を伴う転勤の可能性があるため、そのような働き方を望まない薬剤師さんが多いのが現状です。」
キ:「確かに、子育てをしながら働かれるママ薬剤師さんが多いイメージがあります。薬剤師の有資格者の性別割合も6:4で女性の方が多いですもんね。」
長:「実際には薬剤師資格を持ちながら製薬企業や病院で働かれる方は男性がずっと多くなっています。研究職もそうですね。このため、実際に職探し・再就職などの転職市場で主立った就職先となる調剤薬局やドラッグストアで男女比を取ると、おそらく7:3かそれ以上の割合で女性が多いと言っていいと思います。」
キ:「引越を伴う転勤なし」の求人情報に人気があること、通勤時間がとにかく重要であることなども、この辺りから納得がいきます。
3.実は薬局の福利厚生は大手よりも中小の方が・・・?
長:また、福利厚生や勤務条件などについても、大手さんではどうしても交渉の余地に限界があります。
たとえば産休や育休について。労働法的には、入社してから1年以上経過していなければ産休や育休を与える義務は企業にはありません。つまり、既に妊娠した状態で転職先を探している薬剤師さんにとっては、融通の利きづらい大手さんへの就職はやはり検討の対象外になってきます。
キ:逆に言うと、中小の薬局さん等では、そうした福利厚生が柔軟になる交渉の余地があるということなんでしょうか?
長:そういうことです。現在妊娠している薬剤師さんが「パートとして出産の手前まで働かせて欲しい」といったお話や、なんなら「出産後も働きたいので、産休・育休を適用してもらえないでしょうか」という交渉の余地がまだあります。ここは我々「薬キャリAGENT」の交渉の腕の見せ所でもあるのですが、やはり中小の薬局さんの方が大手さんよりは柔軟ですね。
4.女性ならではの就業ニーズに、中小企業が柔軟に対応していくという形
大:10年後、20年後をにらんだ給与カーブやキャリアパスがきっちり整備されている大手企業への就職を望む薬剤師さんよりも、休みがちゃんと取れるとか、通勤時間30分以内で通えるとか、勤務時間はこれぐらいがちょうどいいなどといったフレキシブルな働き方を求める薬剤師さんの方が圧倒的に多いんですよね。
そうした就業ニーズに応えてくれるのは、「とにかくお店を開けるために薬剤師さんが足りていないから、なんとか働きに来てもらいたい」という中小の薬局さんなんです。
キ:病院や薬局、ドラッグストアなどの数に対して、薬剤師さんの数はやはり大きく不足しているんですね。多少勤務条件を譲ってでも薬剤師さんを集めたいという雇用主側のニーズが伝わってきます。
5.ゆったり勤務で時間はきっちり・・・それでも年収を高く取りたい場合には?
キ:フレキシブルな働き方を求める薬剤師さんが多いこと、薬剤師さんの男女比として女性の割合が高いことから、非常勤での転職・再就職を希望される求職者の方が多いように想像していますが、その点いかがですか?
大:それがそうでもありません。弊社の登録割合で言うと常勤でのお仕事を探されている方の方が多いんです。常勤:非常勤:派遣=6:3:1ぐらいでしょうか。その中で、「18時にはあがりたい」「土日はきっちり休みたい」「自宅から30分圏内で通勤したい」といった女性らしいニーズが強く出て来るというイメージです。
キ:お給料面よりも、時間を気にして求人情報を探されることが多いということでしょうか?
長:優先順位の問題ですが、もちろん「18時きっちりに上がりたいけど、年収もばっちりもらいたい」という方もたくさんいますよ。
ただ、高年収をということになると、たとえば管理薬剤師さん・・・そうですね、実質的には店長業務みたいなことをしないといけなくなってきます。となると、お店が18時までだからと言って18時きっかりに帰ることは難しくなってきますし、都市部ではお客さんも遅くまで来店するのでますます難しくなります。
大:時間もきっちり、お給料もしっかり・・・ということになると、弊社では「派遣薬剤師」としての働き方もご提案が可能です。
6.エムスリーキャリアは薬剤師のニーズにとことん寄り添う
キ:通常、転職回数が多くなればなるほど転職には不利だと思いますが、薬剤師さんの就職・転職市場ではこの転職回数もあまり気にしなくて良さそうですね?
長:そうですね、転職3回4回は普通で、新卒で入った就職先にずっといるというケースはあまり多くはありません。
薬学部を卒業する頃にはみなさん医療というものへの興味関心や意欲がとても高いため、病院への就職が非常に人気です。それが、やはり病院の仕事は夜勤もあるので、肉体的にもキツい。ライフワークバランスを考えて、調剤薬局やドラッグストアへの転職を考え始める薬剤師さんは増えていきます。
さらに、女性は特にですが、結婚や出産でどうしてもライフサイクルが変わってきます。このあたりも転職や離職につながる大きな要因ですね。20代で転職回数が既に2回あるという程度であれば特に転職に不利に働くことはないでしょうね。
キ:新卒では病院が人気だというのは意外でした。年齢とともに、条件面を見て調剤薬局への転職に流れていくというイメージでしょうか。確かに病院での仕事はたいへんそうです。
大:イメージ通りだと思います。
長:同じ医療のお仕事でも、立ち仕事ではありますが看護師さんなどと比べると体力的にキツい仕事というのは薬剤師にはあまりありません。夜勤や在宅があるわけではありません。調剤業務も、お薬のピックは自動化されている薬局なんかもありますし、「説明業務」が主になってきているかもしれません。
時間に縛られることもなく、働き方は自分で選べます。時給も2,000円を切ることはまずありません。産休や育休が充実している職場も多く、女性にとっては本当にいいお仕事だと思います。
キ:薬剤師さんの仕事探しをサポートするサイトは、軽く検索するだけでも数十個出てきますね。その中でもエムスリーキャリア様に登録することが薬剤師さんの大きなメリットになるような、御社の強みを教えていただけますか?
大:まず、理念に関するお話をすれば、私たちは薬剤師さんをお客様と捉え、すべてのお客様の幅広いニーズに対応できるよう体制を整えています。先ほどの派遣事業のお話もこの一環になります。
キ:「ヒアリングしてみたところ、どうも派遣の方がこの薬剤師さんのニーズにはあっているんじゃないか」となれば、御社なら派遣薬剤師としての働き方も選択させていただけるということですよね。
長:そうですね、そういったケースは多いですね。派遣事業に参入している弊社としての強みです。
キ:他にも、出産や育児でブランクが空いてしまっている方や調剤経験に自信がない方はもちろん、60歳以上の方の転職成功事例もあるとお聞きしました。
長:はい、5時間6時間といった長い時間は働き続けられないといった高齢の方のマッチング事例もありますよ。せっかく一生働き続けられる資格なんですし、薬局さんが欲しいと言ってくださるわけですから、弊社としてもやるしかないなと(笑)
薬剤師さんのニーズに幅広く対応させていただくためにも、登録当初のヒアリングには力を入れています。しっかりヒアリングしてみると、実は既存の求人情報だけではうまく実現できない場合もけっこう多いんです。
キ:ちょうどいい求人情報がない場合ということですよね。その薬剤師さんが住んでいる地域から30分圏内に「週2日からOKで時給2,500円以上」のような求人情報が。そういう場合はどうされるんですか?
大:この場合、近隣の調剤薬局さんと交渉です。私たちは薬局のデータベースも持っていますし、ノウハウもあります。簡単に言うと、「こういう条件で働きたい薬剤師さんがいるのですが、いかがですか?」とご状況を確認します。すると、「話を聞きたい」と言ってくれる薬局さんもけっこう出てくるんですね。
キ:求人情報が先にあって、そこに求職者をマッチングするイメージでした。
大:それは薬剤師さん第一の考え方ではありませんよね。私たちは先ほどもお話した通り、薬剤師さんがお客様であるという考え方のもと、求人情報ありきではなく、薬剤師さんの就業ニーズありきで動いています。最終的に、調剤薬局さんも薬剤師さんも、それがいちばん喜んでくれると思っています。そこが弊社の強みでもあります。
キ:求人情報を、薬剤師さんのニーズにあわせて作ってしまうということですね。そのための薬剤師さんへのヒアリングも欠かさないと。フレキシブルな働き方を求める薬剤師さんにとっては、エムスリーキャリア様はとても頼もしいサービスですね。
7.エムスリーキャリア9つの強みで薬剤師の希望の転職をサポート
下記の表の9つのニーズに3つ以上当てはまる方は、エムスリーキャリアでの転職をオススメします。エムスリーキャリなら薬剤師の希望する転職ニーズを叶えることができることでしょう。
エムスリーキャリアの薬剤師専門転職サイト「薬キャリAGENT」は結婚、出産、子育てといった女性のライフイベントに寄り添う転職サイト。「ママ薬剤師向け」「未経験OK」「産休・育休取得実績あり」など、女性や主婦に優しい検索条件で求人情報を探すことのできる求人情報サイトです。
例)
- 時給2,200円以上を目指したいパート・アルバイト薬剤師の方
- 産休・育休が制度としてあるだけでなく、取得も自由にできる職場を探している女性の方
- 希望の時給や年収に満足できるなら派遣薬剤師として働くこともOKという女性の方
などなど・・・。
8.エムスリーキャリア様訪問取材を終えたキュースケの感想
薬剤師という職業は一般企業で働く僕としてはかなり遠い存在で、薬剤師の方の働き方はともかく薬局側の事情など全く知らないという状態でいつもより回答内容に驚くことが多かったです。
インタビューでお伺いした内容の中でも「薬剤師は転職をするのが割と普通で5,6回はしていても問題ないという事」や「大手ではなく中小の方が労働環境が良いという事」など一般企業でいう当たり前が真逆になっていることに特に驚かされました。 また、それだけ薬剤師資格を持っているという人は求められているんだという事を実感しました。
薬剤師としてブランクがあり転職に自身が無い方、時給3,000円以上で自宅から近い場所で勤務したい方など一見難しそうな要望をお持ちの方は是非、エムスリーキャリアのコンサルタントの方に相談をしてみてはいかがでしょうか。
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