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薬剤師としてスキルアップするために、留学を目指す方も増えてきました。薬剤師として働きながら大学院に通ったり研修を行ったりするためには、どの国を選ぶことができるでしょうか。また、留学先で関わることができる職場や仕事内容、留学生活の心得についてもご説明いたします。
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1.薬剤師として海外留学する
外国の医療事情を知るために、また薬学を究めるためになどの多くの目的で海外大学の薬学部を志す薬剤師の人たちが増えてきました。薬剤師として海外留学するには、どのような方法があるでしょうか。
薬剤師の資格はその国のみで利用可能
医師や看護師、薬剤師など人命に関わる職種の資格はその国でのみ使用可能ですので、海外免許などは存在しません。ですが、国によっては、自国の薬学部を卒業している人に限り、外国人向けの薬学試験を受けて実習を行うか、薬学の博士コースを終了後にインターンを経験してから、薬剤師試験を受験することが可能です。
アメリカやカナダ、ヨーロッパでも、日本の薬学部を卒業した単位が認められ、大学院からの入学が可能なことが多いです。国によって入学できる学校や受験資格が異なりますので、情報収集をきちんとしておきましょう。
また、米国以外を留学先と選ぶ場合にも、英語力は必要となります。日常生活に関する英語だけでなく、専門的な内容も表現できる語学力が求められます。
海外で薬剤師の免許を取得した場合
海外の大学で薬学に関する教育を6年以上受けた経験がある場合、日本の薬剤師免許の受験資格が与えられます。場合によっては臨床研修の年数も考慮されます。日本で中学校・高等学校を卒業していない場合には、日本語能力試験1級を受験して合格する必要があります。
海外研修制度がある大学や薬局も
1週間程度の短期間の病院研修への派遣や、1年単位の長期の留学などを実施している大学や薬局もあります。海外の薬学に興味がある方は、このような制度を活用して見るのも良いでしょう。
2.留学生活について
どのようなスタイルで留学するにしろ、しっかりとした目標を立てて留学を始めることが大事です。授業についていくだけでなく、研究活動に加わることや、医療や看護学などの知識も吸収できれば、自分のスキルアップ・キャリアアップに大いに貢献します。医療系の大学や施設の場合、寄宿舎や寮が施設内に完備されていることが少なくありません。学びの場と生活の場が近くなることで、より学業に専念することが可能になるでしょう。
薬学留学に必要な費用
留学生活というと費用面も気になるところです。薬学などの理科系大学・大学院は文系の学校と比べて高めですので、欧米諸国なら大学入学の場合は250万円~350万円の学費が、大学院入学の場合には300万円~450万円程度の学費が必要です。それに加えて寮費や食費・雑費などがかかってきます。
また、夏季休暇などの長期休暇を利用して研修に参加する場合は、追加費用が必要となります。期間や内容によっては100万円以上となることも珍しくありません。
3.研修制度がある薬局に就職するには
学力や費用の面で、留学には興味があるけれど諦めざるを得ない人もいるでしょう。そのような人は、海外研修制度がある薬局に就職するという方法で、海外留学の夢を少しは叶えることができます。薬剤師専門の転職サイトなどでは海外研修制度がある薬局なども紹介されていますので、気になる人は是非チェックして見ましょう。
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