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「パート薬剤師の時給相場っていくら?」
「給料が良くて、パートでも働きやすい職場ってどこ?」
パート希望の薬剤師にとって、「お給料事情」が気になる方は多いですよね。パート薬剤師のお給料事情は都市部と地方、職種によっても少々異なるようです。
この記事では、パート薬剤師の時給相場や収入シミュレーションでどのくらいの年収が見込めるのか、また働きやすいおすすめの職場を紹介します。
転職サイト名 | パート求人数※・ 特徴 |
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ファルマスタッフ | 15,155件 派遣求人も豊富 |
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マイナビ薬剤師 | 13,325件 高時給求人数トップ |
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薬キャリAGENT | 5,167件 ママ薬剤師選任 エージェント在籍 |
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
1.パート薬剤師の平均時給は2,200円。都市部に比べて地方の方が高時給
パート薬剤師の平均時給を押さえておけば、職場選びの目安にもなります。ここでは都市部、地方別に時給相場を紹介します。
パート薬剤師ならどのくらいの年収が見込める?シミュレーションしてみた
ではさっそく、パート薬剤師の平均時給相場を見てみましょう。
全国平均 | 2,845円(※1) |
---|---|
都市部 | 2,000円前後(※2) |
地方 | 約2,298円(※2) |
パート薬剤師の時給は、都市部と地方で差があることがわかりますね。一般的なパートでは都市部の方が時給が高いのに、薬剤師の場合、なぜ地方の方が高時給なのでしょうか?
それは人口密集地の都市部では薬剤師の数も多く、需要に対して充足しているからです。対して人口が減少している地方では薬剤師の数も少ないため、時給が高めに設定されている※のです。
また土日・祝日や夜間など人手不足の時間帯に働けるなら、相場以上の時給で働ける※はずです。
パート薬剤師の年収シミュレーションを参考に、どんな働き方をしたいのか考えてみましょう。
■週5フルタイムでがっつり働く
- 週5日(月20日)勤務
- 1日8時間労働
だとすると…
時給2300円×1日8時間×月20日=月収36.8万円
(年収440万円)
子育ても一段落。 子供も大きくなって時間に余裕もできたので、フルタイムで働きます!
■家庭も大事!週2パートでバランスよく働きたい
- 週2日(月8日)勤務
- 1日5時間労働
だとすると…
時給2300円×1日5時間×月8日=月収9.2万円
(年収110.4万円)
まずは自分や家庭の時間が大事。
給料は家計の足し程度でいいし、働きやすくて近場なら時給はこだわりません。
パートと派遣、ママ薬剤師ならどっちがいい?給料、働き方など違いを比較
「パート薬剤師と同じように、派遣薬剤師も好きな時間だけ働ける」
そんな話を聞いて、派遣も気になるというママ薬剤師は多いのでは?
パートと派遣では雇用形態などが違うため、それぞれメリットとデメリットがあります。以下の表に、パートや派遣の主な違いをまとめました。どちらが自分の働き方に合っているか比較してみましょう。
パート |
派遣 |
|
シフト |
自由 |
自由 |
平均時給 |
2,845円※ |
3,000円以上※ |
雇用期間 |
無期 |
有期雇用(契約) |
転勤 |
ほぼなし |
派遣先を変えない限りなし |
社会保険 |
|
|
福利厚生 |
就業先の福利厚生が受けられる |
派遣元の会社の福利厚生が受けられる※ |
正社員登用 |
可能性あり |
一般的には難しい |
時給面では派遣薬剤師の方が高く、短時間で効率的に収入を得たいママ薬剤師におすすめです。ただし派遣は即戦力として求められるケースが多く、薬剤師としての高いスキルも必要。
一方パート薬剤師なら、職場によっては出産・育児でブランク期間があっても働きながら仕事に慣れていくことも可能です。薬剤師経験が浅く、仕事復帰に自信がない方に適している働き方といえます。
また派遣薬剤師のように契約期間がないため、やる気さえあれば将来的に正社員も目指せるでしょう。
いくらまでなら扶養内で収まる?パート薬剤師が気にするべき「3つの壁」
パート薬剤師として働くなら、年収によって税金や社会保険料の負担に違いがある点を知っておきましょう。
ここでいう「年収」とは、住民税や所得税などの税金、健康保険や厚生年金などの社会保険料が差し引かれる前の「年間総支給額」のことです。これらを踏まえて、パート薬剤師が知っておきたい「3つの壁」を解説します。まずは以下の表をご覧ください。
年収(※1) | 住民税(※1) | 所得税(※1) | 社会保険(※1) |
---|---|---|---|
①103万円 | ○ | ○ | × |
②130万円 | ○ | ○ | △(※2) |
③150万円以上 | ○ | ○ | ○ |
103万円の壁
①の103万円の壁は、所得税がかからないライン※です。
年収が103万円以下なら、給与所得控除額55万円+基礎控除額48万円=合計103万円が差し引かれて実質の収入がゼロとなり、所得税の支払いが発生しません※。年収が少しでも103万円を超えそうなら、働く時間を減らすなど調整してみましょう。
130万円の壁
②の130万円の壁は、社会保険の加入ライン※です。
以下の要件をすべて満たした職場でパートやアルバイトをすると、年収106万円以上で社会保険(健康保険・厚生年金)に加入する必要があります※。
- 所定労働時間が週20時間以上
- 月収が8万8,000円以上
- 雇用の見込みが2か月を超える
- 学生ではない
- 従業員(厚生年金の被保険者数)が51人以上
ただし上記の要件にひとつでも当てはまらなければ、年収が106万円を超えても社会保険に加入しなくてもOK※。
年収130万以内であれば扶養内となり、社会保険料の負担がありません※。つまり年収130万円が、社会保険の加入ラインとなる※わけです。
しかしながら1日の勤務時間や月の勤務日数が正社員の4分の3以上なら、年収に関係なく社会保険加入となる※ので注意が必要です。
150万円の壁
③の150万円の壁は、年収130万円を超えた場合でも手取りが増えたと実感できるライン※です。②で説明したように、年収130万円を超えると税金、社会保険料の支払いが生じます。これらを支払っても手元に残るお金が年収130万円以内の時と変わらない、もしくはそれ以上と実感できる年収の目安が、この150万円※なのです。
年収が130〜150万の間であれば、②と③の壁をよく理解して働き方を考えた方がよさそうですね。「子どもたちが就学するまでは、年収103万円以内に抑える」たとえば「子どもが小学校高学年になったので、扶養を外れて年収150万円以上を目指す」など、パート薬剤師は「3つの壁」を意識して働き方を決めるといいでしょう。
2.パート薬剤師で働くメリットは多数!デメリットも押さえておこう
パート薬剤師は柔軟に働き方を選べるので、ライフイベントの変化が多い女性にメリットが多いといえます。一方でデメリットがあるのも事実ですから、しっかり把握して自分に合った働き方を考えましょう。
パート薬剤師として働くメリット
パート薬剤師の最大のメリットは、ワークライフバランスが取りやすい点※です。
特にシフト制の職場であれば子どものイベントでも気兼ねせずに休みが取れ、プライベートを優先できます。子どもが小さいうちは1日2〜3時間働き、成長に合わせて平日のフルタイム勤務にするなど、働き方の自由度が高いのも魅力です。
またパート薬剤師は基本的に店舗異動もなく、長く同じ職場に勤務できます。正社員の場合は店舗異動や転勤があり、派遣は契約ごとに違う職場に移るので、パートは人間関係や環境を変えずに働けるのもメリットですね。さらにパート薬剤師でも、フルタイム勤務をすれば年収300万円以上が見込めます。パート薬剤師は働き方を状況に応じて変えていきながら、十分な収入が得られる働き方だといえるでしょう。
パート薬剤師として働くデメリット
メリットの多いパート薬剤師ですが、デメリットもあります。
それは薬剤師として「キャリアを積みたい」「責任のある仕事をしたい」と思う方にとって、パート薬剤師での働き方は物足りなく感じてしまう点です。他にも賞与や退職金がない、場合によっては希望する勤務時間数で働けないなどのデメリットがあります。
バリバリ働きたい薬剤師は「子どもが大きくなるまで」「今はこの働き方がベスト」といった風に、気持ちの切り替えが必要となるでしょう。しかし子育て中にブランク期間が空くよりは、現場でパート薬剤師として働く方がその後のキャリアアップにも役立つはずです。
ブランクがあっても平気?ママ薬剤師がスムーズに復職する際のポイント
家庭を持ち、子育てに追われ、気がつけば主婦歴が10年以上になっていたというAさん。
このまま何事もなく年月が過ぎていくのかと感じていたそうです。そんなAさんが突然「薬剤師デビューしたい!」と願うようになったのは、主婦仲間が仕事を始めて楽しそうにしている姿を見たことがきっかけ。
せっかく薬剤師免許を持っているのに生かせないのはもったいないし、子どもも手間がかかる時期は過ぎたし、ということで一念発起。薬剤師デビューを決意したのです。
転職サイトを経由して調剤薬局での仕事が決まりました。職場の先輩たちも魅力的で優しい方が多く、不安はすぐに消し飛んだそう。フォローしてもらうばかりでは申し訳ないので、自主的に勉強を重ねて早く一人前になりたい、と頑張っているそうです。
いかがでしたか。Aさんの充実した毎日が目に浮かぶようですね。やはり、最初は誰でも不安なものです。しかし、その第一歩を踏み出すことで、Aさんは薬剤師デビューに成功したのです。
3.パート薬剤師が活躍できるおすすめの職場4選
パート薬剤師が活躍できる4つの職場を紹介します。職場ごとに特徴があるので、どの職場が自分に合っているのか参考にしてくださいね。
調剤薬局
調剤薬局の平均時給相場は2,000〜2,500円※です。
調剤薬局は大手チェーンから個人薬局までと店舗規模もさまざまで、働き方に合わせた職場が選べます。
小さい子どもがいるママ薬剤師なら、自宅近くで働ける個人薬局がおすすめです。子どもの急な発熱など、保育園・幼稚園からの呼び出しにも対応しやすくなります。調剤経験が少ない薬剤師は、研修制度が整っている大手チェーン薬局を選びましょう。
ドラッグストア
ドラッグストアの平均時給相場は2,500〜3,000円※です。
店舗数が年々増加※しており、薬剤師不足のため病院や調剤薬局より高時給。
さらに土日・祝日や夜間に勤務すれば、時給はアップ※します。薬剤師の業務以外にも店舗運営に携わる場合もあり、医薬品以外の商品を扱ったり、接客やレジの仕事も担当したり。さまざまな仕事を経験してみたい薬剤師に最適です。
病院
病院の平均時給相場は1,800〜2,200円※です。
主な仕事は外来患者への調剤、入院患者への服薬指導などの病棟業務となります。医療の現場で働くので、医師や看護師など他部署との関わりも多く、幅広い知識が身に付くでしょう。病院は人数や体制も整っているので、有給も比較的取りやすい職場だといえます。
企業
薬剤師として企業へ転職するのは、雇用形態を問わず難易度が高いとされています。残念ながら研究・開発職やMRなどは、パート薬剤師のポジションはありません。しかし医薬品卸企業では、倉庫で薬の品質管理をする管理薬剤師をパートで雇用するケースも。
業界動向サーチの2022〜2023年の「医薬品卸業界 平均年収ランキング」をもとに導き出した医薬卸企業の平均年収は624.7万円※。パート薬剤師は時給換算となりますが、ある程度の年収は見込めるはずです。
パート薬剤師の求人を見つける方法は?都市部、地方で異なる
パート薬剤師の求人情報は、都市部と地方で探し方が異なります。都市部なら求人数や店舗数が多いので、条件を絞り込んだネット検索が効率的。地方であれば新聞の折込広告やハローワーク、店頭の求人ポスターが見つけやすいでしょう。
いずれにせよ、効率良く希望条件に近い求人情報を見つけるには転職サイトの利用をおすすめします。薬剤師専用の転職サイトに登録すると、転職エージェントがこれまでの経験や希望条件などをヒアリングしてくれます。
また転職エージェントは薬剤師の転職に精通しており、希望条件に合った求人を紹介してくれるだけでなく、一般公開していない求人を紹介してくれる場合もあります。自力では見つけられない好条件、理想に近い求人に出会える可能性も高まるでしょう。
4.パートの保有求人数、手厚いサポート体制が魅力!おすすめ転職サイト
高時給求人数トップのマイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、1,774件の高時給パート求人を保有※しており業界トップを誇ります。また対面面談・条件交渉・面接練習など徹底したサポートも特徴です。
日本全国に拠点があるため、地方在住でも安心してサポートを受けられるという強みを持っています。
転職初心者には特におすすめですが、転職経験者でも今後のキャリアの相談をすることもできます。
ママ薬剤師におすすめの薬キャリAGENT
薬キャリAGENTの一番の特徴としては、福利厚生がしっかりしているところです。
育休産休の取得時は担当エージェントが勤務先に交渉してくれる※ので、ママ薬剤師で子育てとの両立が不安という方にも安心して働けるような環境を整えてくれます。
また、週2~3から働ける派遣求人も多く取り扱っているので、プライベートの時間も大事にしながら働きたい人にもおすすめです
派遣求人も多数!ファルマスタッフ
パート求人数がマイナビ薬剤師に次いで業界最大級のファルマスタッフ。
ファルマスタッフの特徴としては、研修制度やフォローが充実しているところです。
登録すると担当コンサルタントが直接相談にのってくれます。
また派遣求人にも強みを持っており、派遣を検討している人にもおすすめできる転職サイトです。
5.まとめ
パート薬剤師は子育てやプライベートを充実させながら、ある程度の収入が見込める働き方です。
ライフステージによって柔軟に働き方を変えられるのは、ママ薬剤師にとっても魅力的ですよね。
パート薬剤師の求人を見つける際、育児や出産でブランク期間がある、応募先と希望条件の交渉が苦手という方は、転職サイトの登録をおすすめします。転職エージェントを利用すれば、今後のキャリア相談だけでなくより良い求人が見つかるはずです。
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