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感染制御とは医療施設内における感染症の発症を予防することです。患者さんに安全な医療を提供するためには、医師、看護師、薬剤師らがチームとなり、院内の感染予防や健康管理を行うことが大切です。
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この記事の目次
1,感染制御認定薬剤師の目的・役割
世の中には様々な感染症が存在します。新しい種類の感染症もあり、今後も増えていくと考えられています。入院患者がいる病院内では感染症が発症しやすく、感染源や感染経路を把握してできるだけ広がらないようにする迅速な初期対応が重要です。
大病院に限らず、中小病院の中にも、院内感染を出来る限り少なくするように、医師や看護師、薬剤師、検査技師などで構成される感染制御チームを作る施設が増えています。日本病院薬剤師会は、院内感染の予防や治療に貢献できる薬剤師を養成するため、2006 年に感染制御専門薬剤師講習会と認定試験を実施しました。
さらに全国の病院に感染制御に通じた薬剤師を増やすため、2008 年から感染制御認定薬剤師講習会と認定試験を開始しました。
2,感染制御認定薬剤師取得のために必要な条件
感染制御認定薬剤師の認定を申請するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 薬剤師免許を有すること
- 5年以上の薬剤師としての実務経験があり、規定の会員、認定薬剤師であること
- 施設内において感染対策委員会あるいは感染制御チームの一員として 3 年以上の経験
- 施設内において、感染制御に貢献した業務や、薬剤師としての実施した対策の内容を20例以上報告
- 日本病院薬剤師会の認定・実施する講習会を20 時間以上、10単位履修
- 病院長あるいは施設長等の推薦
- 日本病院薬剤師会が行う感染制御認定薬剤師認定試験に合格すること
3,感染制御専門薬剤師資格取得の条件
感染制御認定薬剤師の資格または、感染制御認定薬剤師あるいはインフェクションコントロールドクターの資格を有している者であり、感染防止対策に関する学会発表 3 回以上(うち1回は発表者)、および全国的な学会誌・学術雑誌に学術論文 2 編以上(うち1編は筆頭筆者)が掲載される必要があります。
日本病院薬剤師会が行う感染制御専門薬剤師認定試験に合格すると、専門薬剤師の認定を申請することができます。
4,資格の更新方法と仕事内容
感染制御認定薬剤師の認定期間は5年間です。更新するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 認定期間中継続して、日本病院薬剤師会など規定の会員、認定薬剤師であること
- 施設内において感染制御に関する専門的業務に従事していたことを証明
- 5年間に一定の感染制御に関する講習単位50単位以上取得(規定単位も含む)
- 施設内において、感染制御に貢献した業務や、薬剤師としての実施した対策の内容を20例以上報告
- 学術大会において感染制御に関する学会発表が1回以上(共同発表者でも可)、一定の学会誌・学術雑誌に感染制御に関する学術論文が1編以上(共同著者でも可)あること
また、感染制御専門薬剤師を更新するには、上記の症例報告は求められませんが、施設内・地域・学会等において指導的役割を果たしてきたことも証明しなくてはなりません。
感染制御専門・認定薬剤師の仕事内容は、抗菌薬の適正使用、消毒薬の適正使用、カテーテル・注射針など院内環境衛生の管理などです。病原菌が耐性を獲得しないように抗菌薬の適正使用を徹底することも重要です。薬剤師は感染防御のチーム医療の一員として、院内で定期的にミーティングなどを行い感染制御が適正に行われているかを判断していきます。
5,感染制御認定薬剤師 感染制御専門薬剤師の資格を活かせる職場
感染制御専門・認定薬剤師は主に病院内で感染症の予防に携わります。感染制御専門薬剤師は大病院で指導、教育的な立場で活躍することができます。
中小病院では感染症専門の医師がいない場合もあり、感染制御認定薬剤師が院内の感染制御に貢献することができます。医療現場で資格を活かして幅広く活躍していくでしょう。
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