- 🕒
- 更新
パート薬剤師の時給相場や子育てと両立させる職場選びのコツを解説！
※当サイトはマイナビ・リクルート等各社サービスのプロモーションを含み、アフィリエイトプログラムにより売上の一部が運営者に還元されることがあります。 なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
「子育ても一段落、そろそろ復職しようかな」「結婚を機にパートで働きたい」
そんな薬剤師におすすめなのが、パートという働き方です。パート薬剤師の平均時給は2,300円と高く、シフトの入り方によっては正社員よりも稼げます。
しかし、融通が利いて働けるパート求人を探すのはなかなか大変です。希望に合った求人を見つけるためには、多くの求人から探したほうが最善です。
そこで、以下のように薬剤師専門の転職サイトをパートの求人数でランキングにしました。
転職サイトに登録して、みなさんの希望に合った求人を探してください。
| 転職サイト名 | パート求人数※・ 特徴 |
無料登録 |
|---|---|---|
| ファルマスタッフ | 15,155件 派遣求人も豊富 |
|
| マイナビ薬剤師 | 13,325件 高時給求人数トップ |
|
| 薬キャリAGENT | 5,167件 ママ薬剤師選任 エージェント在籍 |
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
目次
1.パートでメリットを得られるのはどんな人？派遣・正社員の働き方との違い
パートにはどのような特徴やメリットがあるのでしょうか。正社員・派遣と比べてみましょう。
パート薬剤師のメリットは、ライフスタイルに合わせて勤務時間を決めることが出来て、基本的に転勤はなく、希望の店舗で長期的に働けることです。
勤務時間を選びやすい点でパートと派遣は共通していますが、派遣は契約が切れるたびに職場が変わってしまいます。人間関係構築や仕事の覚え直しをその都度する必要があるのです。
その点、パートは同じ職場で長期的に雇用してもらえるため、安定して細く・長く働きたい方におすすめです。
一方でデメリットも存在します。正社員と比べてパートは昇給やボーナスがないため、年収で考えると不利になってしまいます。
パートの薬剤師はプライベートとのバランスを重視したい人にはピッタリの働き方といえるでしょう。
面接では正社員をすすめられましたが、すぐにでも子供が欲しいことを伝え、結婚を機にパートで働き始めました。薬剤師4人の調剤薬局で、夕方忙しくても3人いれば十分だったので、パートのわたしは残業することもなく定時で帰ることができました。
妊娠中は体調不良で休むこともあり、そのぶん給料は減りましたが、正社員なら有給の範囲内で無理して働いていたと思うので、パートにしていて良かったと思います。
2.パート薬剤師の給与はいくら？時給相場と年収まとめ
パート薬剤師で働くなら収入はいくらになるのでしょう？厚生労働省によると、パート薬剤師の全国平均時給はおよそ2,300円です。
しかし、パート薬剤師の時給は職場や地域によっても大きく変化します。それぞれ見ていきましょう。
【出典】政府統計の総合窓口 e-Stat｜賃金構造基本統計調査
【職場別】パート薬剤師の平均時給
| ドラッグストア | 1,800〜3,000円 |
|---|---|
| 調剤薬局 | 1,800〜2,500円 |
| 病院 | 1,800〜2,200円 |
調剤薬局よりもドラッグストアの方が高時給な傾向にあります。近年、店舗数を拡大し薬剤師不足に悩むドラッグストアは、今後も時給が上がっていくと考えられます。
【地域別】パート薬剤師の平均時給
| 都市部 | 1,800〜2,200円 |
|---|---|
| 地方 | 2,000〜2,500円 |
パート薬剤師の時給は都心部より地方の方が高時給となります。これは薬剤師不足に悩む地方が、時給を上げることで人手不足を解消しようとしているためです。
実際どれくらい稼げるの？シミュレーションしてみました！
時給2300円で働いた場合の月収を計算しました。
■週5フルタイムでがっつり働く
- 週5日(月20日)勤務
- 1日8時間労働
だとすると…
時給2300円×1日8時間×月20日＝月収36.8万円
(年収440万円)
子育ても一段落。 子供も大きくなって時間に余裕もできたので、フルタイムで働きます！
■家庭も大事！週2パートでバランスよく働きたい
- 週2日(月8日)勤務
- 1日5時間労働
だとすると…
時給2300円×1日5時間×月8日＝月収9.2万円
(年収110.4万円)
まずは自分や家庭の時間が大事。
給料は家計の足し程度でいいし、働きやすくて近場なら時給はこだわりません。
「パートは正社員よりも収入が低い」そんなイメージを持っている方も多いはず。
しかし正社員薬剤師の給料を時給換算してみると約2,330円。正社員はこれに賞与が加算されますが、時給単位でみると正社員もパートもほぼ同じと言えます。
シフトの融通が利きやすい上に、正社員と同じくらいの時給で働けるのはパート薬剤師ならではの強みとなっています。
パート薬剤師の時給を上げる方法
パート薬剤師が時給を上げる方法は、土日や夜間のシフトに入ることです。
パートは主婦やママが多いため、このような時間は薬剤師不足になりやすく、平日の日中よりも高い時給で募集されています。
| 土日 | 100〜300円＋ |
|---|---|
| 17時以降 | 500円＋ |
「働けるうちにもっと稼ぎたい！」「ずっと同じ職場じゃなくても大丈夫」そんな方は派遣薬剤師がオススメです。
3.パート薬剤師は扶養内・扶養外どちらがお得?
扶養とは妻の年収が一定以下の時、妻が「夫の扶養家族」扱いとなり、税金や社会保険料の支払いの免除が受けられる制度の一つです。
年収と手取り額のイメージ
※2020年現在｜夫の年収や勤務先など詳細条件によって異なる
パート薬剤師はいくら稼ぐのが得なのか
扶養内で働くには、妻の年収が103万円を超えないようにする必要があります。しかし薬剤師は高時給のため、比較的早い段階で103万円を超えてしまうのです。
年収が103万円以上になると「夫の扶養家族」扱いから外れ、妻も年収に応じた税金や保険料を納めることになります。
その場合は以下2つのラインまで稼ぐと手取りが多く、お得であると言われています。
妻の年収が103万を超えてしまう場合
- 130万円を超えないように働く
- 160万円を超えるように働く（130万を超える場合）
一般的に年収が130万～160万円の間は税金や保険料の支払いが重み、一時的に手取りが下がってしまうと言われています。
そのため年収が130万円を超える場合には、納税前の年収が160万円を超えるように働いた方が得と言われているのです。
どのくらい働いたら扶養内？扶養外？
薬剤師ができるだけ手取りを多くして働くにはどれくらいの時間働いたらいいのでしょうか？時給2,300円でシミュレーションしてみました！
- 103万を超えない働き方
- 時給2,300円×4.5時間×2日＝82,000円/月
→1日4.5時間、週2日働く【年収約99万円】 - 130万円を超えない働き方
- 時給2,300円×3.5時間×3日＝110,000/月
→1日3.5時間、週3日働く【年収約132万円】 - 160万を超える働き方
- 時給2,300円×4時間×4日＝147,000円/月
→1日4時間、週4日働く【年収約176万円】
扶養や配偶者控除は職場環境や夫の年収によっても変わってきます。詳細は国税庁のHPをご覧ください。
4.パート薬剤師の賢い求人の選び方｜確認すべき4つのポイント
パートなら子育てと両立できそう！と思いがちですが、休みの取りやすさや雰囲気などは職場によって働きやすさは大きく変わってきます。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないよう、職場選びのポイントを押さえておきましょう。
時給以外にも確認しておくべき4つのポイントを紹介します。
1）処方箋数と科目
忙しさの目安となるのは薬剤師一人当たりの「処方箋数」と、門前の病院の「診療科目」です。
処方箋の枚数に対して薬剤師が少なければ当然忙しくなります。ちなみに法律では、1ヶ月の平均で薬剤師が扱う処方箋の枚数は1日に40枚までというルールが明記されています。
ただし「一人当たりの処方箋が何枚だとその職場は忙しい」と必ずしも言い切れません。枚数が多くても、処方箋の科目によっても負担が変わってくるからです。
点眼薬や軟膏の調剤がメインの眼科や皮膚科は比較的負担が軽いといわれています。一方、患者一人当たりの調剤が多く一包化などもある急性期病院の門前は負担が大きいと言えるでしょう。
時と場合によりますが、眼科の門前での40枚と急性期病院の門前での20枚では、後者の方が忙しいといえます。
2）薬剤師の人数
薬剤師が少なかったりやパートへの理解が少ない店舗ではなかなか休みが取りにくいものです。だからこそ、薬剤師の在籍人数や正社員とパートの割合を事前に確認しておきましょう。
また、企業の店舗数もチェックしておくといいでしょう。チェーン店であれば、人が足りなくなった時であっても他店舗からヘルプに来てもらえる可能性が高まります。
3）職場の雰囲気
職場の雰囲気とは人間関係だけではなく「ママ薬剤師に理解があるか」という点も含みます。
パートの受け入れ実績が少ない職場では、ママ薬剤師ならではのトラブルに理解が少ない可能性があります。
職場のトップが薬剤師か、ママ薬剤師は在籍しているか、などから急に休まなければならなくなったときに対応してくれそうか確認しておきましょう。
4）福利厚生
福利厚生の中でも特に、有給・産休・育休の制度や取得条件について確認しましょう。その際、取得実績も聞けるとなお良いです。
制度は存在していても「ほかの人は取っていないから」などの理由で有給を取らせてもらえない職場も存在するので要注意です。
こんなにたくさん確認できない！と思ったら
上記4つはパート先を決める際に最低限確認すべき点です。しかし、「確認事項が多すぎる…」と感じた方も多いはず。
そんな時は、転職エージェントに相談することをおすすめします。転職エージェントは何をしてくれるのか、どんなメリットがあるのかは以下で紹介していきます。
5.パート探しで薬剤師転職エージェントを利用するメリットは？
転職エージェントとは、一言でいうと薬剤師の職場探しから就社までを総合的にサポートしてくれる存在です。
サポートの内容や、パート探しで転職エージェントを利用するメリットを以下で見ていきましょう。
求人を探さなくても、希望の職場が見つかる
希望の条件さえ伝えておけば、エージェントがおすすめの職場をいち早く紹介してくれます。
条件の良い職場は早い者勝ちと言われています。「忙しくて求人を探している時間がない、逐一チェックできない」方にオススメです。
人間関係など、職場の裏事情が分かる
エージェントは求人情報には載っていない職場の忙しさや人間関係などのリアルな情報を把握しています。
働いてから「職場の雰囲気が合わなくて…」と転職に失敗したくない方にオススメです。
給与が上がる可能性が高まる
エージェントは給与や労働条件の交渉も行ってくれるので、相手に悪印象を与える心配なく転職活動ができるのです。
「交渉ごとが苦手で自分からは言い出しづらい」という方にオススメです。
パート探しにおすすめの転職サイトは？
パート探しには以下の点に着目して転職サイトを選ぶといいでしょう。
- パートの求人数
- 求人数が多いほど、豊富な選択肢から選べます
- 職場での情報収集
- エージェントが直接訪問している方が細かな内部事情を把握している可能性が高まります
- サポート
- サポート体制が整っている方が希望条件が通りやすくなります
パート探しにおすすめの転職サイト2選
| 転職 サイト |
パートの 求人数※ |
職場での 情報収集 |
サポート |
|---|---|---|---|
|
マイナビ 薬剤師 |
13,325件 | あり |  |
|
【対面でしっかりサポートを受けたい方にオススメ】
|
|||
| 薬キャリAGENT | 5,167件 | なし |  |
|
【忙しい合間に電話やメールでサポートを受けたい方にオススメ】
|
|||
6.コラム｜とにかく稼ぎたい人は派遣薬剤師がおすすめ
「パートの収入では足りないけど正社員はきつい」「働けるうちに稼ぎたい！」「ずっと同じ職場じゃなくても大丈夫」
そんな方には「派遣薬剤師」をおすすめします。派遣薬剤師はパートと同じような条件にもかかわらず時給が1.5倍ほど高く、3000円以上がほとんどです。
たとえば、ファルマスタッフの派遣求人には時給が4000円を超える求人もあります。
ファルマスタッフの派遣 調剤薬局求人
派遣薬剤師について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
@career_hop
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
