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「ちょっと年収が低いんじゃないかな? 」
「同年代の薬剤師はどれくらい稼いでいるんだろう? 」
薬剤師として働いている皆さん、現在の年収に満足していますか?このページでは【年代別】【職場別】【都道府県別】など様々な切り口から薬剤師の年収データを紹介していきます。
さらに、薬剤師が年収をアップさせる方法についても解説していますので、参考になれば幸いです。
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この記事の目次
1.【マンガ】自分の年収、同窓会で言える?
彼が誰だったかはさておき…。
見栄を張って年収額を多めに言ってしまった彼女の気持ち、わかるという人も多いのでは?それくらい年収というものは、働くうえで重要なものですし、誰もが強い関心がある要素なのです。
この記事では、薬剤師の平均年収をあらゆる角度から調べ現実的な年収UPの方法を考えてみました。
2.意外な点も?薬剤師の年代別・性別平均年収について
以下のグラフが、薬剤師の年代別の平均年収です。自分の年代、性別と照らし合わせてみてください。
あなたの年代での平均をチェックしてください。自分の年収と比較してみていかがですか?
続いて、このグラフから、薬剤師の年収の推移についてみていきましょう。
30歳、40歳と年を経るに従って平均給料はアップしていきます。しかし、注目していただきたいポイントが2つあります。
- 女性の方が男性よりも年収の伸び率が低い。
- 50代を機に年収がダウンしている。
これらは薬剤師の一般的な傾向のようです。ほかの業種と比べて高収入と言われる薬剤師ですから、「意外」と言えるポイントかもしれません。
50代で年収がダウンしますから、生涯年収をアップさせるためには「50代でどんなアクションを起こすか」ということもポイントになりそうです。
では、年収をアップさせるにはどんな方法があるのでしょう?
ここからは5年、10年のスパンではなく、もっと短期的に収入をアップさせる方法を説明させていただきたいと思います。
3.大きく違う!薬剤師職場別年収ランキング
薬剤師の業種(就業先)は、大きく4つに分類されます。労働時間や仕事内容など、それぞれ違いがありますが、もっとも差が出るのは年収です。独自に調査した結果、職場別の年収ランキングは以下のようになりました。
- 1位 企業(製薬など):650~1,000万円
- 2位 ドラッグストア:450~750万円
- 3位 調剤薬局:450~700万円
- 4位 病院(大学病院、国公立病院など):400~650万円
やはり目を引くのが、製薬企業など一般企業で働く「企業薬剤師」の圧倒的な年収です。800万円以上を十分狙えますし、1,000万円の大台に乗ることも可能ですので、競争率の高い職場です。
「とにかく高い給料を!」と考える薬剤師には企業勤務が一番かもしれません。
続く第2位のドラッグストアも店長クラスを目指せば十分に高い給料を狙えます。調剤薬局や病院勤務などで薬局長などになったとしても600万円程度は十分狙えますが、その額でほぼ頭打ちというのがネックになりそうです。
同じ職場でも「職種・役職」が違えば年収に大きな差がつく
次に、役職に注目してみましょう。当然、役職が上がれば上がるほど年収はアップします。
上記のグラフで着目したいポイントがあります。それはどこの職場も年収の振れ幅が大きいという点です。もちろん年齢によって生じるところが大きいのですが、もう一つ大きな要因があります。それは「職種・役職」です。
そこで、各職場での「職種・役職」別の年収をみていきましょう。
就業先(職場) | 職種/役職 | 望める年収 |
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ドラッグストア
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一般職 | 550万~ |
管理薬剤師・店長 | 650万~ | |
エリアマネージャー | 750万~ | |
企業
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CRC・卸・DI | 550万~ |
CRA | 700万~ | |
開発・研究・MR | 900万~ | |
病院
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一般職 | 400万~ |
調剤主任 | 550万~ | |
薬剤部長 | 700万~ | |
調剤薬局
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一般職 | 500万~ | |
管理薬剤師 | 600~ | |
エリアマネージャー | 700万~ |
思い切って転職!業種変更もしてみる
先ほどの年収データはあくまで標準的な額をまとめたものです。就業先の給与設定や評価によっては、この平均給与幅を超えるケースも珍しくはありません。
しかし、基本的な「業種別の薬剤師の年収」は、この順位をベースに考えてください。もしあなたが薬剤師として年収アップを目指すなら、企業やドラッグストアへの転職を考えるのも一つの手でしょう。
すでにそれらの職場で働いていて、年収に不満があるなら同業種で条件の良い求人を探してみてはいかがでしょうか。また、業種を変えるメリットとして「今までにないキャリアを積める」ことが挙げられます。
たとえば今調剤薬局で働いていて、企業の研究職やMR職に転職したのなら、さらに深い薬剤の世界でキャリアを積むことができます。逆のパターンも同様です。年収アップに加えキャリアアップもできるのですから、思い切って新天地に飛び込んでみてはいかがですか?
4.薬剤師が一気に年収100万円アップする3つの方法
薬剤師が年収をアップさせたい場合、3つの方法があります。
- キャリアコンサルタントを活用して転職する
- 地方で働く
- 派遣薬剤師として働く
まずは、HOPナビ薬剤師がおすすめする「1.キャリアコンサルタントを活用して転職する」について詳しくお話しさせていただきます。
2.地方で働くと3.派遣薬剤師として働くについては後ほど詳しくご説明したいと思います。
5.薬剤師の年収・給料アップには転職が一番。
「薬剤師の年収について知りたい」と同時に、「もっと年収をアップさせたい!」と考えている方も多いと思います。そのためには転職がもっとも効率の良い手段です。
キャリアコンサルタントを活用して転職すると、コンサルタントがあなたの希望する年収の求人を探してくれます。また気に入った求人が希望の年収より少し低くても、コンサルタントが給料交渉をしてくれるため、妥協する必要はありません。「今より○○万円年収を高くしたい」という要望にも、できる限り応えてくれることでしょう。
年収に不満を持っている方が、待遇の良い職場に転職して年収をアップさせた例はかなりたくさんあります。まず気軽に相談してみることが、年収アップにつながる秘訣です。
薬剤師不足は深刻です。だからこそ、年収などの面で条件の良い職場に転職することは決して難しい話ではないのです。
年齢が高くなればなるほど転職のハードルは高くなります。さらに、早いうちに転職すれば、それだけ新天地で学ぶ時間が長くなり、キャリアアップにも好影響があるでしょう。
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6.地域でこんなに違う!都道府県別薬剤師年収を徹底比較!
年代、職場別の年収についてみてきましたが、もう一つ薬剤師の年収に大きな影響を与える要素があります。それは「地域」です。
下の日本地図で簡単に紹介しています。一般的な職業においては、東京や大阪などの都市部ほど高い給料となりますが、薬剤師の場合は逆で、地方の給与の高さが際立っています。
薬剤師の平均年収トップ5は、奈良、静岡、青森、栃木、島根でした。意外にも、都市部より地方が強いと思いませんか?地方が高い給料である理由は、
- 都市部は薬剤師が過剰気味
- 地方は薬剤師が不足している
の二点に尽きます。地方では薬剤師不足が深刻で、様々な医療機関で薬剤師はのどから手が出るほど欲しい存在なのです。
その結果、高い給料で好待遇の求人が増えるというわけです。高い給料を望む都市部の薬剤師にとって、これは悩ましい現実といえるでしょう。
地方の良さ、メリットを改めて考えてみよう
本当に高い給料を得たいのであれば、地方に引っ越すという選択も決して間違ってはいません。とはいえ、都市部での生活が長い方にとっては「地方に住む」ということに抵抗があるかもしれません。
しかし近年は、故郷に戻るUターンはもちろん、故郷近くの中規模都市に引っ越す「Jターン」、ゆかりのない地方に引っ越す「Iターン」など様々な形で地方に移住する方が増えています。それだけ地方の魅力が見直されているということですね。
そして薬剤師には、ほかの職種にはない特権があります。一般職に従事している場合、地方暮らしでもっとも苦労するのが「仕事探し」ですが、薬剤師の場合、地方では引っ張りだこです。
引越し費用を負担したり、住宅手当を支給するなど福利厚生が充実した求人も多くあり、都市部では考えられない好待遇を用意しているケースも多いのです。
下記は岩手県の求人です。住宅手当に加えて年間休日125日、土日休みと好待遇のの求人です。
岩手県 住宅手当付き 年間休日125日求人
※本求人は2019年1月時点のものです
通勤ラッシュや人ごみに疲れたら、地方でのんびり働くことも視野に入れてみるべきでしょう。新たな人生の楽しみ方が見つかるかもしれませんよ。
7.薬剤師が高収入を目指すなら派遣社員という選択肢も?!
今までこのページでは正社員に焦点を当てて説明してきましたが、ここからは派遣にも焦点を当てていきます。
さて、あなたは派遣薬剤師の時給は高いという話を聞いたことがありませんか?
実は、派遣薬剤師の時給が正社員の時給を上回るパターンはかなりあります。
実際に転職サイトで派遣薬剤師の時給を見てみると、都市部でも3,500円、地方となると4,000円前後の求人が多くありました。
総収入では正社員を上回っていないとしても、単純に1時間あたりいくら稼いだかをみると正社員を上回っていて、最も効率よく稼いでいると言えます。
また、派遣薬剤師の時給が高いことで思わぬメリットもあります。それは残業がほぼ0で自由に働く時間を設定できる点です。
背景としては「残業代が高く、企業が払いたがらないので残業がほとんどない」ということがあるようです。
雇い主としては派遣紹介会社にも紹介料を払うの必要もあり、それに加えて高額な残業代は出したくないのは当然のことです。
さらに、一度派遣として働いてみて、その職場が気に入ってから正社員になることを検討することができるのも派遣のメリットです。
自分に合った職業、職場かどうかを就職する前に知れるのは、自分と就職先のミスマッチを防げるのでかなり大きなメリットと言えるでしょう。
ここまでで述べた、派遣として働くことのメリットをまとめます。
- 最も効率良くお金を稼げる
- 残業がほぼ0で、自由に働く時間を設定できる
- 派遣社員から正社員に登用してもらえることもある
以上を踏まえて、派遣として働くのがぴったりな方はこんな方です
- 結婚、出産、育児などライフスタイルに変化があった女性薬剤師
- 子供が幼稚園や学校に行っている時間だけ、残業なしで働きたいママさん薬剤師
- 効率良く稼いで、プライベートも充実させたいと思っている方
- 実際に働いてみてから職場を決めたいと思っている方
派遣薬剤師についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事を確認してみてください。
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