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「派遣は稼げるって聞くけど本当?」
「高時給って何か裏があるんじゃ…」
短期間で効率良く稼げるイメージの派遣ですが、実態はどうなのでしょうか?
この記事では派遣の時給相場に加え、働くうえで気になる疑問を解消していきます。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
1.派遣薬剤師の時給相場とカラクリとは
それではさっそく派遣薬剤師の時給を見ていきましょう。
都市部と地方で比較!派遣の時給相場
派遣の時給を考える上で、押さえておきたいのは地域差です。時給は都市部と地方で異なり、一般的には地方の時給の方が高いといわれています。
その理由は、地方での薬剤師不足にあります。地方に薬学部が少ないため、地方出身であっても都市部の薬学部に入って、そのまま都市部で就職する、というケースが多いのです。そのため、地方にいけばいくほど人手不足が顕著になり、需要の高まりと共に時給も上がっていくのです。
ただ、「都市部だと地方並みの高時給じゃ働けないのか」というと、そうではありません。都市部にも高い時給で働けるケースはあります。例えば、インバウンド需要が高い店舗では、派遣薬剤師を投下することで客数の回転を上げる必要がありますので、高時給であることが多いです。地域に限らず、店舗の状況によっても様々なケースが考えられますね。
一般的な、地方ごとの時給相場は以下のようになります。
▽時給相場
都市部(関東) | 3000〜3500円 |
地方都市部(大阪、福岡など) | 2800〜3700円 |
地方 | 3000〜4000円 |
そもそもが高時給な派遣薬剤師ではありますが、より良い条件で働くためには、自分が住んでいる地域の時給相場は把握しておきましょう。
相場の理由とカラクリ
では、なぜ時給にばらつきが出るのでしょうか。
時給の相場は、前述した通り「需要」と「供給」のバランスで決まっています。薬剤師の需要が高い薬局では時給が上がりますし、逆に募集をかけたらすぐに応募があるような薬局では、それほど時給を上げなくても人材確保が可能なのです。
そのバランスを左右する最も大きな要因は地域差ですが、他にも以下のような要因が考えられます。
(1)忙しさ
処方箋枚数が多いなど、忙しい店舗では人手が足りていないことがあります。派遣薬剤師の中には「楽な店舗で働きたい」と考える人も多いため、派遣を募集してもなかなか集まらなかったり、辞められてしまったりするので薬剤師の需要が高まっているのです。
(2)人が定着せず、すぐ辞めてしまう
「 人間関係がギクシャクしている」等の理由で人が定着しない薬局も、需要が高まる傾向にあります。そういった店舗で働くのは嫌という人も多いですが、「派遣だし短期間なら気にならない」と考える人にとっては狙い目です。
このように、需要が高まるのには何らかの「マイナス要因」があることが多いです。見た目の時給だけで判断するのではなく、どのような要因で高時給となっているのかも調べてから判断したほうが良さそうですね。
収入シミュレーション
では、派遣で働くと実際にどれくらいの収入となるのか、パターン別に正社員、パートと比較してみたいと思います。
(1)フルタイムで働く場合
[派遣]
時給3,000円×週40時間×4週=月収480,000円
480,000円×12か月=年収5,760,000円
[パート]
時給2,500円× 週40時間×4週=月収400,000円
400,000円×12か月=年収4,800,000円。
時給が500円違うだけで、年収では100万円近く変わってくることになります。また、正社員の年収は約530万円と言われています。これは病院薬剤師も含んでいますので調剤薬局やドラッグストアだけに限るともう少し高くなると思いますが、派遣では正社員と同等かそれ以上の年収を得られるということもわかります。
(2)扶養内で働く場合
扶養を考える上で「年収の壁」と呼ばれるのはいくつかありますが、今回は所得税が発生する「103万の壁」で考えてみたいと思います。
年収を103万円までに抑える場合、派遣とパートでどの程度働けばいいのかシュミレーションしてみましょう。
[派遣]
時給3,000円×週7時間×4週×12か月=1,008,000円
[パート]
時給2,500円×週8.5時間×4週×12か月=1,020,000円
このように、派遣では週7時間の勤務でいいところ、パートでは8.5時間と毎週1.5時間多く働かなければならないということになります。
ここは気を付けよう!派遣のデメリット
ここまでお伝えしてきたとおり、派遣の一番のメリットは高時給、高収入であることです。加えて、正社員と比較してシフトの融通を聞いてもらえるケースが多いこと、店舗異動や残業などをすることがほとんどなくワークバランスを取れることがメリットとして挙げられるかと思います。
一方で、派遣にはデメリットもあります。
一つは、時間給のため実質勤務分しか収入を確保できないことです。GWや年末年始等の長期休暇があれば、当然その期間は働くことが出来ませんので、給料も発生しません。正社員は月給制(または年俸制)のため、月の休みの多さに関わらず決まった収入が入りますので、正社員の方が給与の安定性はあります。
また、もし契約が終わって次の職場が見つけられなかった場合、ブランクが空いてしまうと当然その期間の収入は無くなってしまうので注意が必要です。
もう一つは、、ということです。シフト調整は正社員の時間を確保した上でされることが多いので、「この曜日はこの時間まで」と希望しても、それをすべて組み込んでもらえるのは難しいことがあります。
メリットだけではなく、デメリットもしっかり理解した上で働くようにしましょう!
高時給で稼ぐならファルマスタッフがおすすめ
ファルマスタッフは、日本調剤を母体にもつ薬剤師専門の転職サイトです。正社員・パート・派遣すべての雇用形態のキャリア支援を実施しています。
高時給の派遣求人が豊富なことに加え、派遣薬剤師向けの手厚い福利厚生が完備されています。
初めて派遣を始める方や、「他の派遣会社に登録したけど条件がイマイチ…」といった方にはぴったりと言えるでしょう。
2.時給以外にも気になる方へ!派遣の福利厚生・調剤経験・人間関係を大調査
福利厚生
派遣を始める際に、「福利厚生はどうなっているの?」と気になる人は多いようです。ここでは、派遣薬剤師の福利厚生についてまとめてみました。
まず大前提として、「派遣だから福利厚生が満足に受けられない」ということはありません。派遣薬剤師は派遣先の企業の福利厚生ではなく、「登録した派遣会社」の福利厚生が適用されます。派遣会社は各社とも福利厚生には力を入れていますので、基本的には正社員と同等の福利厚生が受けられると考えてください。
ただ、福利厚生には派遣会社ごとの特色があります。次に、大手派遣会社のファルマスタッフ、薬キャリAGENTの2社の特徴を比較してみました。
ファルマスタッフ
保険
健康保険 | 組合名:東京薬業健康保険組合 加入条件:1週間の所定労働時間が20時間以上で、契約期間が所定の期間を超える場合 |
雇用保険 | 加入条件:週の所定労働時間が20時間以上かつ31日以上就業が見込まれる場合 |
労災保険 | 〇 |
薬剤師賠償責任保険 | 〇 |
休暇
有給休暇 | 継続して6ヶ月以上就業した場合に付与 |
産前・産後休暇、育児休暇 | 〇(取得条件あり) |
その他
定期健康診断 | 年1回無料で受診可 |
施設利用 | 保険組合の提携しているスポーツクラブの法人料金での利用可 直営の保養所を利用可 |
教育 | 日本薬局学会主催のファーマシーセミナーに無料で参加できる。 初めての方向けの導入研修、1年ごとのキャリア支援研修の実施等、教育体制に力を入れている。 |
薬キャリAGENT
保険
健康保険 | 関東ITソフトウェア健康保険組合 保険料が安い割りに保障が手厚いのが特徴。 |
雇用保険 | 週20時間以上の勤務、2ヶ月を超える契約期間 |
労災保険 | 〇 |
薬剤師賠償責任保険 | 〇 |
休暇
有給休暇 | 法律通り支給。 コンサルタントが事前に職場に確認、必要があれば交渉も行う。 |
産前・産後休暇、育児休暇 | 就労3ヶ月で取得可。 出産育児付加金があり、出産育児給付金に加えて1児につき9万円が支給される。 |
その他
定期健康診断 | 年1回受診可 |
施設利用 | 提携しているスポーツクラブを格安で利用。 直営の保養所を利用可。 |
2社を比較してみると、保険の加入や休暇の取得といった一般的な福利厚生はどちらもしっかり受けられることが分かります。ただ、それぞれが加入している健康保険組合によって保障の手厚さや教育体制に違いが出てきますので、自分に合っている方を選びましょう。
調剤経験について
派遣薬剤師は、現場では即戦力として見られています。正社員であれば入社後は研修期間がありますが、派遣の場合はそのような場はありません。そのため、調剤経験はマストであると言っていいでしょう。
また、診療科目にも気を付けましょう。病院の診療科によって薬局で扱う薬はがらりと変わります。その科目での経験、知識がないとついていけないことも多いので、「経験はないがその分野の知識は豊富にある」「対応力に自信がある」といった場合を除いて、未経験の科目がある職場は避けた方が無難です。反対に、すべての診療科を一通り経験している人であれば、どの職場に行っても即戦力として働くことができるでしょう。
新しい職場では、その職場でのルールなど、薬の知識以外に覚えなければならないことも多くあります。経験のない職場へ転職する際は、雇用形態に関わらず、改めて勉強して最低限の知識や投薬時に気をつける事、相互作用などをしっかり勉強しておくことが大切です。
人間関係
派遣の人間関係は正社員とは全く異なっていて、「向いている人」「向いていない人」にはっきりと分かれると思います。
多くの職場では、「派遣は派遣」と明確に区別されるため、同僚との人間関係のごたごたに派遣が巻き込まれることはほとんどありません。決められた仕事さえきちんとこなしていれば問題はないため、職場での人間関係がわずらわしい人や割り切って仕事をしたい人には向いている働き方と言えそうです。
一方で、区別されるということは、言い方を変えれば「よそ者」として扱われるということです。中には派遣に対して当たりの強い職場もありますし、社員だけで飲み会をやって派遣は呼んでもらえない、行ったとしても経費が出ないといった事態が起こった例もあります。
職場でそれなりにコミュニケーションを取りたいと考えている人には、正社員やパートなど別の働き方を選ぶか、派遣であっても当たりの強くない職場を探した方がよさそうですね。
3.高時給で派遣を始めるなら|おすすめ派遣会社2選
派遣を始めるなら、まずは派遣会社に登録する必要があります。
派遣会社に登録すると、
- 時給や勤務時間の交渉を代理で行ってくれる
- 継続して派遣求人を紹介してもらえるので自分で探す手間を省ける
- 正社員と変わらぬ福利厚生などの待遇を実現できる
といったメリットがあります。
これらのメリットは、自分ひとりで応募しただけでは得られないものばかりです。
派遣会社は以下の軸で選び、より良い条件で派遣を始めましょう。
派遣会社選びの軸
- 派遣の求人数⇒契約満期になる前に次の派遣を紹介してもらうために重要
- 高時給求人数⇒なるべく高時給の求人をまわしてもらうために重要
- サポート体制⇒派遣薬剤師の待遇は派遣会社が決めるので重要
おすすめ派遣会社
派遣 会社 |
特徴 |
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ファルマ スタッフ |
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高時給求人数は派遣会社トップ。直接面談で丁寧に希望をくみ取ってくれるのはもちろん、教育体制も整っているので派遣が初めてでも安心。 |
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薬キャリAGENT | |
紹介スピードが速く、すぐに派遣を始めたい薬剤師におすすめ。派遣先への就労後もチャットで派遣アドバイザーに相談できる。 |
高年収・高時給求人が豊富|ファルマスタッフ
ファルマスタッフの特徴
- 時給4,000円以上の高時給求人が豊富
- 全国12か所に支店があるのでサポート体制も万全
- 手厚い福利厚生を完備
ファルマスタッフがおすすめな人
- 高時給で働きたい人
- 初めて派遣に登録する人
- 充実した福利厚生を求めている人
スピーディーな対応が特徴|薬キャリAGENT
薬キャリAGENTの特徴
- 登録後1営業日以内に5件の求人紹介
- 電話とメールのみで勤務開始が可能
- 対応スピードに定評あり
薬キャリAGENTがおすすめな人
- スピード重視で求人を選びたい人
- 登録後の手間を最小限に押さえたい人
- すぐに派遣を始めたい人
4.派遣に関するQ&A
派遣ってどんな働き方?
ここでは、派遣とはどのような働き方なのか。正社員とはどう違うのかを見ていきましょう。
雇用形態
まず、派遣と正社員・パートとの最大の違いは、雇用主が異なることです。正社員やパートの場合、雇用主は勤務先の薬局、ドラッグストアになりますので、給与はその薬局が支払います。しかし、派遣薬剤師の場合は派遣会社が雇用主となり、給与を支払います。また、福利厚生もそれぞれの雇用主の管轄となりますので、同じ職場で働いていても、派遣とその他の働き方では条件が大きく異なることになります。
正社員との違い
派遣社員と正社員に法的な違いはありませんが、派遣は「雇用期間に定めがある」社員で、正社員は「期間に定めがない」社員のことを指します。また、派遣は異動がなく、賞与や昇給もないという点も正社員との違いです。
派遣のメリット、デメリット
派遣は最初に契約した雇用条件を外れた働き方をすることはありません。そのため、残業や休日出勤を強いられることはありませんし、異動もありません。ライフワークバランスがとりやすいという点は派遣の大きなメリットです。
一方、雇用期間が決まっていますので一つの職場に長くいられないという特徴もあり、人によってはデメリットに感じるところかと思います。
紹介予定派遣って何?
「いずれ正社員で働いてみたいけれど、自分に合った職場なのか見極めたい」という人には、 「紹介予定派遣」がおススメです。
紹介予定派遣とは、将来的な直接雇用を前提とした契約で、派遣として一定期間(最長6か月)勤務した後、双方の合意があれば正社員・パートとして雇用してもらえる制度の事です。
紹介予定派遣のメリット
メリットは、実際に働いて職場の状況を見てから入社を判断できるという点です。
例えばブランクがあっていきなり正社員として働くのが不安な方や、以前の職場で人間関係に悩んだ方などは、忙しさや人間関係などに入社前から不安に感じてしまうところですよね。不安要素を確認した上で正社員になるかを判断できるので、ありがたいですね。もし自分に合わないと感じたら、正社員にならずに辞退することも可能です。
注意点は?
紹介予定派遣は、それほど多くの求人数があるわけではありません。「紹介予定派遣で働きたいけれど、自分に合った条件の求人がない…」なんてことも。
また、派遣会社によって紹介予定派遣を扱っている件数は変わりますので、各社の状況をしっかりチェックしておきましょう。
5.まとめ
今回は、派遣で働く上で気になる時給や福利厚生についての疑問や派遣薬剤師の実態についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。
派遣薬剤師というとどうしても「高時給」な面だけに目がいってしまいがちですが、なぜその職場が高時給なのかも考えておく必要があります。また、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことで、満足のいく働き方ができるようになります。
良い求人と出会うためには、派遣会社選びも重要です。派遣会社によって求人数や提案力も異なりますので、今回挙げたポイントを踏まえて、自分に合った派遣会社を選びましょう。
成功の秘訣は、何よりもまず準備することです。しっかり準備をして、充実の派遣ライフを送ってください。
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