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薬剤師資格を活かして就くことができる職業の中に、『検疫委員』というものがあります。この『検疫委員』とはどのような仕事を行う職種なのでしょうか。また、年収ややりがい、検疫委員になる方法や関連する資格についても説明してまいります。
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1.検疫委員とは
伝染病が発生したとき、もしくは流行する恐れがあるとき、予防活動や感染拡大をくいとめる活動を行う職業が、『検疫委員』です。その歴史は明治時代までさかのぼることができ、狂犬病やペストなどが流行ったときに、『検疫委員』が予防活動や感染対策に奮迅したという記録も残っています。
また、『検疫委員』は、麻薬管理者や毒物劇物取扱責任者、環境衛生指導員、食品衛生管理者、放射線取扱主任者、衛生管理者、食品衛生監視員、医薬部外品・化粧品または医療機器の製造責任技術者、薬事監視員と同様、薬剤師であることが取得の条件となる資格の1つでもあります。
2.検疫委員になるには
検疫委員は、薬剤師の資格者が都道府県知事の任用を受けることで就くことができる任用資格です。不定期に各都道府県で募集され、経歴証明書や所属する医療施設長の推薦などの書類選考を経て、面接によって採用が決まります。
いつ募集されるのか、どのような選考が行われるのかに関する情報はほとんどありませんので、検疫委員を目指す人は地域の衛生課と連絡をこまめにとり、情報を入手する必要があります。
検疫委員になるための条件
伝染病発生時などの非常勤の仕事ですので、筆記試験や公務員の資格取得などは必要とされていません。ですが、非常時に即対応できる立場にあることと伝染病や予防医学・感染管理・衛生管理・環境管理・関連医薬品に対する充分な知識を有していること、即戦力として働くことができる優れた技術を持っていることが求められます。
また、現場では、検疫委員だけでなく、多くのスタッフたちと共同して働くことになります。円滑なコミュニケーションが取れることや、薬学の専門家としてその場で的確な指導を行えること、感染症管理における専門性の高い情報を入手していることなども求められるでしょう。
現在の職場において、検疫委員としての充分な理解を得ることも必要
検疫委員の仕事はあくまでも非常時のみに行いますので、普段は病院や薬局、製薬会社、医薬品販売店などで薬剤師として勤務することになります。検疫委員としての招集がかかったときにスムーズに対応ができるように、勤務先において充分な理解を得ておくことと業務に支障が出ないように各自が対策を立てておくこと、普段から同僚や上司、周囲のスタッフたちと密接な関係を築いておくことが必要となるでしょう。
3.検疫委員の年収とやりがい
非常勤の仕事ですので、仕事があるときのみ報酬を得ることになります。伝染病が頻繁に起こる場合は大幅な年収アップも望めますが、その分、通常業務に支障が出ることや常勤の仕事の方の年収に影響が出ることもありますので、トータルで見ると収入面でプラスかどうかは一概に言うことができません。
救急時対応を学べる機会としての魅力
収入面で大幅なプラスとはなりにくい仕事ですが、緊急時の対応力を身につけることができるだけでなく、感染症や伝染病の知識や実際的手法を身につけることもできますので、スキルアップには非常に適した仕事であることは間違いありません。予防管理や衛生管理のスペシャリストを目指すなら、是非とも従事したい職種の1つと言うことができるでしょう。
4.検疫委員の適性
てきぱきと業務をこなしていける手順の良さは検疫委員として必須の資質となりますが、非常勤の仕事ですので、毎回変わるスタッフたちとすぐに打ち解けて仕事を行うことができるコミュニケーションスキルの高さも、検疫委員には欠かすことができない資質の1つです。
また、検疫委員には即戦力が求められていますので、薬剤師として感染予防に一定期間以上関わった経験があることも採用の際の重要なポイントになります。ですから、薬学部を卒業してすぐに検疫委員になることはほぼ不可能と言えるでしょう。
国民の生活を守りたいと言う強い使命感
その他にも、伝染病をくいとめたいという強い使命感も検疫委員には必要です。伝染病の最前線に立って業務を行いますので、検疫委員自らが感染の危険性にさらされることになります。つまり、検疫委員が携わる仕事は、危険を冒しても国民の生活を守りたいと願う使命感がなければできない業務でもあると言えるのです。
感染予防分野におけるたゆまぬ学習と研究も必要
感染症の分野は、めまぐるしく新薬や新しい治療法が開発されている分野でもあります。最前線で感染症に関わる検疫委員は、常に新しい情報を取り入れ、学び、研究する必要があります。いつ検疫委員として招集がかかるか分かりませんので、普段からたゆまぬ努力をしていることが求められるでしょう。
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