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「ドラッグストアの年収・福利厚生って実際どうなの?」
「自分にドラッグストアの仕事ができるか不安」
薬剤師さんの転職先として人気なドラッグストアですが、実際の年収や仕事内容・福利厚生などをしっかりと確かめたいですよね。
この記事では、大手企業で実際に働いていた薬剤師の話をもとに詳しく解説し、大手ドラッグストア5社の年収や福利厚生・やりがいなどを比較していきます。
ドラッグストアに向いている薬剤師、向いていない薬剤師の違いも詳しく解説していますので、必ずチェックしてみましょう。
転職サイト | 高年収 求人数※ |
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この記事の目次
大手ドラッグストア5社比較!年収や福利厚生・やりがいを比べてみた
不安定なこのご時世、安定した福利厚生やボーナスが貰える大手企業の転職を検討している方も多いと思います。
さっそく大手5社を見ていきましょう!
マツモトキヨシ
マツモトキヨシの年収
- 一般社員の場合:460万〜550万円
- 店長クラス:700万円〜
マツモトキヨシの福利厚生
- 育児短時間勤務
- 産休、育休制度
- 確定拠出型年金
- 有給休暇
- 健康保険、厚生年金などの各種保険
- 従業員買物割引制度(全品10%割引)
- 薬剤師借上住宅(家賃1万円) など
マツモトキヨシの文化・社風・現場の雰囲気
マツモトキヨシは、非常に活気があり市場の流れに非常に敏感なドラッグストアです。大手ならではのメーカーさんとのつながりがあるため、商品展開に力を入れやすいのも特徴です。
また、立場に関係なく自分の意見を提案できる社内提案制度もあるため、入社1年目だろうと10年目だろうと関係なく自分の考えを伝えられます。
現場では常に周りに気を配りお客様とのコミュニケーションを円滑に取れる人材が重宝される傾向に。
仕事の評価も、項目に従ってしっかりチェックされるので頑張り次第でどんどん上を目指せる職場です。
マツモトキヨシのさらに詳しい解説は、こちらをご覧ください!
ウエルシア
ウエルシアの年収
- 初任給426万円~ +賞与
ウエルシアの福利厚生
- 従業員持株会制度
- 従業員割引制度
- 社宅制度
- 各種子育て支援制度 (産前・産後休業制度、育児短時間勤務制度、育児・介護休業制度)
- 薬剤師賠償責任保険 など
ウエルシアの文化・社風・現場の雰囲気
ウエルシアの店舗運営の特徴は、「自律型マネジメント」。地域のインフラとしての役割を果たせるよう、お客様に一番身近な存在である従業員一人ひとりの意見や発想が大切にされています。
そのため各自のやりたいことを応援してくれる風土があり、実際に、転職してウエルシアに入社した人が企画した健康相談会が実現した例もあります。
またE-ラーニングや調剤リーダー研修、海外研修など、各自のステップや専門性に応じた研修制度が充実しています。そのため入社後に継続的に専門性を向上させていくことができる職場となっています。
さらに詳しいウエルシアの解説を知りたい方は、こちらの記事をご参考ください!
ツルハドラッグ
ツルハドラッグの年収
- 正社員:324万~720万円 +賞与
*東京都内の求人(2018年12月13日現在)
ツルハドラッグの福利厚生
- 社員買物割引制度
- 育児・介護短時間勤務制度
- LTD保険制度(就業障害時の企業加入団体保険)
- 従業員持株会、ストックオプション
- 通信教育
- 認定薬剤師単位取得支援制度
- クラブ活動 など
ツルハドラッグの文化・社風・現場の雰囲気
ツルハドラッグは、研修制度が非常に充実しているのが特徴。
e-ラーニングや通信教育、調査・研究セミナーなど一人ひとりの「学びたい、ステップアップしたい」という意欲を会社としてサポートし、薬剤師さんの自己実現を応援しています。
例えば通常業務と並行して研究を行なうことができ、薬局長になると毎年の研究発表会での発表もできるようになります。
大学時代よりも生活に密着したテーマを研究するため調査結果を仕事にも活かすことができるなど一石二鳥で、入社後も常に学び続けていける環境が整っている職場です。
スギ薬局
スギ薬局の年収
- 調剤薬剤師:351.6万円~ +賞与
- 総合薬剤師:381.6万円~ +賞与
同じ薬剤師さんでも調剤薬剤師と総合薬剤師に分かれていて、希望の働き方を選べるのがスギ薬局の特色の1つです。
調剤薬剤師:土日祝日が完全休み、9~19時の間の実働8時間勤務シフト制
総合薬剤師:週休2日制、実働8時間のシフト制勤務
となっているので、一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方ができそうですね!
スギ薬局の福利厚生
- 勤務地限定制度
- 社宅制度
- 子育て支援制度(出産休暇、子ども手当、育児休暇(2年+翌4月迄延長可)、子の看護休暇(年7日)、短時間労働制度(小学校6年生迄)
- 社員購買割引制度
- その他休暇(介護休暇、特別休暇) など
スギ薬局の文化・社風・現場の雰囲気
スギ薬局では主体性が非常に大切にされており、将来のキャリアを自分で設計することができます。
それを体現しているのが自己申告制度で、希望する部署を会社に伝えることができるようになっています。薬剤師という職種にとらわれずに様々な部署と仕事を経験できる、ジョブローテーションという制度もあります。
また個人の経験に合わせた研修制度も充実しており、スギカレッジという社内大学も完備。他にも社内学術大会が開催されるなど、幅広い選択肢から自分だけのキャリアを創っていける環境の整った職場となっています。
スギ薬局のさらに詳しい解説はこちらをご覧ください!
ココカラファイン
ココカラファインの年収
- 初任給450万円(年俸)
ココカラファインの福利厚生
- 育児短時間勤務(小学校卒業まで)
- 社会保険完備
- 確定拠出年金
- 従業員割引制度
- 処方箋調剤負担金補助制度
- 共済保険薬剤師賠償責任保険、持株会(奨励金あり) など
ココカラファインの文化・社風・現場の雰囲気
2021年、ココカラファインはマツモトキヨシマツモトキヨシグループと経営統合しました。
39都道府県でおよそ1300の店舗を展開しています。
薬剤師が働きやすい環境作りにこだわり、人員体制も充実しています。
「一店舗あたりの薬剤師も薬剤師数が多いので余裕がある」という社員の声もあるようです。
福利厚生の充実ぶりも大手ならでは。時短勤務なども充実しているので家庭と仕事との両立も可能です。
ドラッグストア薬剤師の仕事内容
ドラッグストアの仕事は多種多様です。
薬剤師の一般的な仕事と言えば調剤ですが、ドラッグストアでは調剤併設店でない限り、調剤をする機会はありません。
では、ドラッグストアではどのような仕事をまかされるのでしょうか。主な業務をまとめてみました。
ドラッグストア薬剤師の主な仕事
- OTC医薬品の販売
- レジ打ち
- 健康に関する相談を受け、最適なOTC医薬品を提案
- ポップ作成
- 商品補充、品出し、納品
- 売り場づくり
- 商品の発注
- 店舗の運営管理
これらを見て、あなたはどんな感想を持ちましたか?
「こんなにいろんな仕事ができるんだ」と思った人もいれば「え、こんなに色々やらなきゃいけないの?」と思った人もいるはず。
その違いが「自分がドラッグストアに向いているかどうか」の判断基準になるのです。
「向き不向き」をさらに詳しくチェックするため、ドラッグストアで働くメリットとデメリットを見ていきましょう。
特にデメリットは、自分が許容できる内容かしっかりチェックしてください。
薬剤師がドラッグストアで働くメリットはたくさんある
ドラッグストアで働く代表的なメリットをピックアップしました。
これらのメリットに魅力を感じるなら、ドラッグストアを転職先候補としてもよいでしょう。
薬剤師がドラッグストアで働くメリット
- 高年収を期待できる
- 大手なら福利厚生も充実している
- 調剤薬局とは違う形で地域の健康に貢献できる
- 仕事の幅が広くいろいろな業務が経験できる
- ドラッグストアならではのキャリアが描ける
高年収を期待できる
ドラッグストアは、薬剤師の職場のなかでは高年収の部類に入ります。
たとえばウエルシア、スギ薬局、マツモトキヨシ、ツルハドラッグの平均年収は430万円~700万円。
実際にこれらのドラッグストアで働いている薬剤師は、年収500万円台が多いようです。
店長クラスになると年収600万円~700万円、さらにその上に行くと年収1,000万円にまで到達します。
ドラッグストアはもともとの年収も高いですが、会社に入ってからもどんどん年収を伸ばしていける職場です。役職によって手当が増えますし、日頃の成果がボーナスに直結していることも大きく関与しています。
ドラッグストアは入社時の年収も高いのですが、そこからの伸びしろもあるのが大きな特徴です。
調剤薬局や病院で働いているよりも高年収を目指しやすい環境が整っています。
大手なら福利厚生も充実している
ドラッグストアは、産休育休制度、買い物割引制度、研修などの福利厚生も充実しています。
特にポイントとなるのが「休みの取りやすさ」。
「年収が高いということは、休みがなかなか取れないんじゃないの?」と思われがちですが、ドラッグストアに転職してから休日日数が増えたという薬剤師もいるくらいです。
薬剤師としてマツモトキヨシに勤務していた当サイト編集部員によると、基本的に月10日休み、繁忙期だと9日、年末の忙しい時期を終えた1月は11日間の休みがあるとのこと。
毎月の休みが9日~11日ということは、週に2~3日お休みがあることになります。
また研修も多いのがドラッグストアの特徴。メーカーを交えて新商品の勉強会があったり、社内の調剤マニュアルに沿った調剤方法のやり方や、AEDの使い方を学んだりと研修制度も充実。
もちろん、研修は休日ではなく出勤扱いですので休日返上で行われることはありません。新商品が目まぐるしく発売されるドラッグストアで働きやすいよう、その都度、研修を開いてくれます。
調剤薬局とは違う形で地域の健康に貢献できる
調剤薬局は併設された病院やクリニックの診療科によって、扱う薬の種類も限定されます。もちろん患者さんが抱える症状も限定的になるでしょう。
一方でドラッグストアは「少し風邪っぽい」「腰が痛い」「湿疹ができた」などさまざまな症状のお客さんが訪れます。薬剤師として相談を受ければ、適切なOTC医薬品を提案しなければなりません。
また、特定の症状がないお客さんに病気予防のためのアドバイスを求められることもあるでしょう。
大変な仕事ですが、ドラッグストアは病院ほど敷居が高くありませんし、気軽に相談できる地域のインフラとも言えます。
お客さんの期待に応えられれば、大きなやりがいにつながるでしょう。
仕事の幅が広くいろいろな業務が経験できる
調剤薬局や病院は、どちらも仕事内容のベースは調剤です。しかし、ドラッグストアでは調剤の他に、OTC医薬品の販売やレジ業務、ポップや売り場作りなどなど多くのことを手がけていく必要があります。
特にポップ作りは意外と大変な仕事です。
特売や季節ごとのセールが行われるたびに膨大な量のポップを作らなければいけません。担当カテゴリのポップだけでも、全部作るのに5~6時間はかかることも。
レジ打ちもただレジをすれば良いというわけではなく、その場でお客様の相談に乗ったり、販売強化品のPRをする必要もあります。
ポップ作りや売り場作りもドラッグストアならではのお仕事。どうやったら売りたい商品を売れるのか、もっとお客様に手に取って貰えるのかを考えながら作成していきます。
自分が、これらの仕事に楽しさや喜びを見出せるか、しっかり見極めておく必要があります。
ドラッグストアならではのキャリアが描ける
調剤薬局や病院では管理薬剤師や薬局長へ、それからエリアの地区長や人事部へとキャリアアップするのが一般的です。
一方でドラッグストアでも薬剤師はしっかりとキャリアを描くことが可能です。
マツモトキヨシを例に挙げると、店長やSV(スーパーバイザー)、人事部や商品開発部などの部署へとキャリアアップしていくのが一般的な流れです。人によっては店長やSVを介さずにいきなりどこかしらの部署に配属される場合もあります。
店長には入社して5年ほどでなれますが、転職で入ってきた場合は前職でのキャリアもありますので、1年で店長になれることも。お店の売上や粗利を伸ばすために日頃からやる気を持って働いている方はすぐにどんどん出世していきます。
ドラッグストアでも、しっかりキャリアアップを目指していくことが可能です。
薬剤師がドラッグストアで働くデメリットも把握しておこう
薬剤師がドラッグストアで働くことは、メリットだけではありません。デメリットもあるのでしっかり把握しておきましょう。
自分がこれらのデメリットを許容できるかという視点で読んでください。
薬剤師がドラッグストアで働くデメリット
- 薬剤師ならではの業務が減り、やりがいを感じられない
- 店の売上アップを目指す必要がある
薬剤師ならではの業務が減り、やりがいを感じられない人も
多くの業務を経験できるということをメリットとして紹介しましたが、これは人によってはデメリットにもなりえます。
見方を変えればひとつの業務に集中できない、といえるからです。
さらにドラッグストアは小売店なので、薬剤師ならではの仕事がかなり減ってしまいます。
レジ業務、品出し、ポップ作成などは、とても大事な仕事である一方、薬学を修了した薬剤師としては疑問に感じてしまうかもしれません。
特にOTC販売やレジ業務はしっかりと相手とコミュニケーションを取れる必要があるため、ドラッグストアでの働き方が自分に合っているのかどうかは事前に見極めておく必要があるでしょう。
自分が「一つの仕事、一人の相手に集中したいタイプか」「小売店としての仕事に抵抗があるか」を考えてみましょう。
店の利益を意識して売上アップを目指す必要がある
ドラッグストアはあくまで小売店なので、ビジネスとしての感覚が求められます。
もちろん調剤薬局や病院でもビジネス感覚は必要ですが、ドラッグストア業界は競争が激しく、地域の競合店に勝つ意識がより求められるはず。
もちろん立場にもよりますが、お店全体の売上や粗利の管理をし、どうすれば数値を伸ばせるのかなども日々考え、実践していかねばなりません。
これは向き不向きがあるでしょう。「純粋に調剤業務に集中したい」という薬剤師には難しいといえます。
一方で、戦略的に売上を伸ばすことに喜びを見出せるのであれば、やりがいをもって働けるでしょう。
ドラッグストアに向いている薬剤師、向いていない薬剤師の違い
ここまで見てきた「ドラッグストアで働くメリットとデメリット」を踏まえ「向き不向き」をまとめました。
ドラッグストアに向いている薬剤師
- 地域において、より身近な立場で健康増進に貢献したい
- 医薬品だけでなく、健康食品や化粧品、日用品など様々な商品に興味がある
- 調剤だけでなく、いろいろな仕事に挑戦したい
- 利益を追求し、売上アップのために施策を考えてみたい
- コミュニケーションを取るのが得意
- 高年収や福利厚生にこだわりたい
ドラッグストアに向いていない薬剤師
- 薬剤師らしい働き方にこだわりがある
- 調剤や服薬指導など、じっくり目の前の仕事に向き合いたい
- お店の利益を追い求めるのが好きではない
- レジ打ちや接客が苦手
皆さんはどちらに当てはまりますか?
転職で後悔しないためにとても大事なポイントなので、「向いていない」寄りであれば、他の職場を検討した方がいいでしょう。
ドラッグストアに転職したいなら、薬剤師専門の転職サイトを利用しましょう。
特におすすめしたいのが、ドラッグストアの求人に強く、求人数も多いマイナビ薬剤師。
ほかの転職サイトもそれぞれ強みがあるので、自分に合った転職サイトに登録しましょう。
ミライトーチMediaとは
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