※当サイトはマイナビ・リクルート等各社サービスのプロモーションを含み、アフィリエイトプログラムにより売上の一部が運営者に還元されることがあります。 なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
「薬局を開業するために必要な知識は?資金はどれくらいかかるの?」
「薬剤師が開業するメリットは?」
この記事では、薬局を開業するために知っておくべきことをまとめてみました。
独立したいと考えている薬剤師は、是非参考にしてみてください。
転職サイト名 | 求人数が 多い職場 |
無料登録 |
---|---|---|
マイナビ 薬剤師 |
ドラッグストア 企業 |
|
薬キャリAGENT | 調剤薬局 病院 |
|
ファルマ スタッフ |
調剤薬局 ドラッグストア |
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
1.薬剤師が薬局を開業するメリット・デメリットとは
メリット
薬剤師が開業する最大のメリットは、自分で仕事の方針や目標を決められる点です。
雇用されていた時はやりたいこともできず、言いたいことも言えず、フラストレーションが溜まっていた仕事も、誰にも気兼ねなく自分の裁量で進められます。 そのうえ、上司や先輩の存在もなく人間関係のストレスもグンと減るでしょう。
また企業に勤めていると収入アップにも限界がありますが、開業すれば店舗の利益によって大幅な年収アップが望めます。しかも自分がオーナーになれば、転勤や定年退職からも解放されます。
働き方を自由に決められるので、私生活や年齢に合わせたワークライフバランスも取りやすくなるでしょう。
デメリット
薬局の開業にはメリットだけではなく、デメリットや注意すべき点もあります。しかしその点をしっかり押さえておけば、開業後のリスク回避にもつながります。
まず重要なのは、経営に関するノウハウが必要である点です。
当然ですが、開業となると「経営」をしなくてはなりません。
薬剤師としての経験やスキルは十分でも、店舗経営についてまったく知識がないのでは、開業してもリスクだけを抱えることになってしまうでしょう。
また開業しても必ず患者が来る保証はなく、最悪の場合、収入がゼロになる可能性も※。開業は自由な反面、収入の安定は保証されていないのです。
自分だけならまだしも、従業員を雇えば従業員やその家族に対する責任も経営者に大きくのしかかってきます。
そのうえ、休みが思うように取れなかったり厚生年金や退職金もなくなったり※というマイナス面も忘れてはいけません。
「薬剤師として雇われていた方が良かった…」と後悔しないために、リスクをしっかり把握して対策をしておきましょう。
2.実際に開業したら、どのくらいの収入になる?
「開業したら年収はどのくらいになる?」
「開業すれば本当に収入を上げられるの?」
開業で気になるのは、特に収入面ですよね。
ほかの職場で「雇用されている」場合と比較してみましょう。
職場ごとの平均年収を比較
薬剤師の職場別の平均年収をまとめました。
薬局経営者の年収は、どの職場より年収が高いことがわかります。
薬局経営者の年収 |
約933万円※ (成功すれば1,000万円以上の場合も) |
---|---|
企業(製薬会社など) | 431.1~664.4万円※ |
ドラッグストア | 446.5~594.3万円※ |
調剤薬局 | 約486万円※ |
病院(大学病院、国公立病院など) | 約569万円※ |
しかも経営が軌道に乗り、成功すれば1,000万円以上の年収も見込めるのです。
ただし開業までに資金がかかり、スタッフを雇う人件費や店舗の家賃といったランニングコストもかかります。経営失敗という大きなリスクも忘れずに、年収アップを目指しましょう。
3.薬局を開業するために必要な資金はどれくらい?
薬剤師が薬局を開業するには、トータルで一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか? 資金の相場は状況や立地などによって変化しますが、一般的に1,500〜3,000万円程度※といわれています。
ここからは主な5つの資金内訳に沿って、開業にかかる資金を紹介します。
店舗の保証金
まず必要な資金は「店舗の保証金」です。 開業するには店舗が必要です。
多くの場合は賃貸になるので、店舗の立地や広さ、都市部か地方かによって、家賃や店舗の保証金が大きく変わってきます。
ちなみに店舗の保証金とは、家賃などが滞った場合の担保や解約する際の原状回復費用のこと。居住用物件の「敷金」と用途は同じですが、貸店舗の保証金は敷金より高くなるケースがほとんどです。
また厚生労働省により、薬局に必要な広さは薬局で19.8平米(約6坪)と定められています※。
とはいえ実際の店舗でこの面積だと、狭すぎて薬局運営は難しいといえるでしょう。
そのため薬剤師の人数や見込み患者数によって、店舗面積の確保が必要になります。 競合店の調査や自店のシミュレーションをしながら、希望に合った物件を探しましょう。
内装工事費
店舗が決まったら、次に賃店舗物件の「内装工事費」がかかります。
貸店舗物件は大きく分けて、「居抜き」と「スケルトン」の2種類があります。
「居抜き」とは前の借主が設備などをそのままにして貸す物件のこと。
「スケルトン」とは内装設備がなく柱や梁、床のみ、いわゆるコンクリート打ちっ放し物件のことです。
薬局を開業する場合、「前も薬局だった」という居抜き物件は少なく、リフォームするケースが大半。薬局は清潔感を大切にする業態のため、新たにリフォームするのが一般的です。
また万が一、居抜きがあったとしても、一度スケルトンにしてからリフォームするため、コストが余分にかかります。 そのためリフォームの規模や内容にもよりますが、内装工事費は数百万円程度かかる※でしょう。
設備費
店舗の内装まで済んだら、次は「設備費」です。 薬局にはレセコン、コピー機、作業台、薬剤の保冷庫など必ず必要な設備があります。
それに加えて冷蔵庫やレジ、電話FAX、キャビネットなど店舗の面積や使い勝手などによって、どこまでお金をかけて準備するかで差が出ます。
お薬手帳や薬袋といった患者対応の消耗品もあるので、薬局運営において何が必要かよく検討してみましょう。 設備費も数百万円程度かかります※。
店舗開業にある程度の準備がそろったら、医薬品の購入についても考えなければいけません。
薬局には医薬品のストックが必要です。ジェネリック医薬品が普及し患者の選択肢も増えたので、常備する医薬品の種類も多くなりました。
薬局の立地や規模、科目によって準備する医薬品は異なりますが、医薬品の購入費の目安として、200万円以上かかる※と思っておきましょう。
運転資金
最後に「運転資金」についても押さえておきましょう。
運転資金で一番大きく占めるのは人件費です。
人件費には毎月の給与に加え、社会保険料や雇用保険料など経営者が負担するものがあります。また薬剤師を何人雇うかによっても、経営状態は大きく左右されます。
さらには家賃、水道光熱費、通信費、リース代などの固定費に加え、広告費や接待交際費、雑費などの支出は避けられません。
ある程度余裕をみて経営するように心がけましょう。
4.独立開業するための別の選択肢を紹介
フランチャイズ(FC)として開業する
独立・開業を考える薬剤師は「フランチャイズ(FC)」も選択肢に入れてみましょう。 コンビニエンスストアに多く見られる制度ですが、薬局にも同様の仕組みがあるのです。
フランチャイズ(FC)とは、加盟した人がフランチャイズ本部から店舗の看板、商品、運営マニュアルなどを使う権利をもらい、知名度やブランド力を活かして経営することです。
看板や店舗運営のノウハウを利用する対価としてロイヤリティ(FC費用)を支払い、お互いの利益が成り立ちます。
フランチャイズとして経営するメリット・デメリット
開業は想像以上に労力と手間がかかるものです。
すべてを自分でこなすのは、想像以上に大変な仕事になるはず。
初めての開業ならノウハウもないため、失敗のリスクも大きくなるでしょう。
その点フランチャイズなら、開業するまでのサポートも手厚く、準備期間も短縮可能です。
しかも薬剤師の採用活動において本部のサポートが受けられます。
オーナーが一人薬剤師であっても、急な体調不良や用事の際にはヘルプ薬剤師を派遣してくれるケースも。
費用はかかりますが、個人で対処するよりはるかに手間が省けるでしょう。
また医薬品の購入費を減らしたり不動在庫の処理に有利だったりと、フランチャイズならではのメリットもあります。
一方で、本部に支払うロイヤリティ(FC費用)が発生します※。がんばった分だけ収入になる個人開業と違い、独立のモチベーションを下げてしまう要因にも。
知名度のある看板や屋号を使えることは、一見有益なように見えますが、必ず集客できるという保証はありません。集客にはオーナーの経営努力が必要です。
またフランチャイズは、本部のルールに従わなければならない部分もあります※。オーナーであっても完全に想いを反映できない点も、デメリットといえるでしょう。
さまざまなメリットデメリットを天秤にかけて、冷静に判断したいところです。
5.開業後は課題がたくさん!今後の課題も見据えたうえで決断しよう
「開業するにも大変なのに、開業後にまだ課題があるの?」と不安になる方もいますよね。
しかし開業後の課題を理解しておくと、実際に問題が起こった時に役立ちます。
そこまでシミュレーションしたうえで、開業を決断しましょう。
薬局開業後の課題として、ひとつの事例を紹介します。
病院薬剤師で薬局長、調剤薬局で管理薬剤師を経験後、薬局を開業したAさん。
順調に業績を伸ばしましたが、やがて60歳を越す年齢となりました。
ところが親族に、薬局を受け継いでくれる後継者がいません。開業したい従業員に継がせることも考えましたが、資金の問題で個人に継承するのも難しくなってしまいました。
このように開業後順調に見えても、大小交えてさまざまな問題が経営者にふりかかってきます。リスクや課題を見据え、薬局を開業するどうか慎重に決めてくださいね。
6.薬局を開業したい薬剤師におすすめの転職サイトを紹介
自分の将来を考え転職サイトを利用することは、今後の成長アップに繋げるための近道になるといえます。
その中でも、転職サイトごとにサポートの特徴が変わっていくのはご存知でしょうか?
今回は、薬局開業を目指している薬剤師におすすめの転職サイトを3つ紹介し、一人一人に合った選択方法も合わせて紹介します。
薬局開業に不安を抱いている薬剤師必見!自分に合った選択を
薬局を開業する薬剤師でまだ開業することに不安や抵抗がある人は、調剤薬局の勤務経験をしましょう。調剤薬局の業務を経験しておくことで、現場の声を肌で実感することができ、経営者の立場になったときの業務の改善時に役立てることもできます。
また、調剤薬局の中でも開業支援が整っている職場や将来のライフプランに合わせたキャリアを積むことができる職場であれば、薬局運営について任される機会も増えていき、経営者目線で業務を遂行することもできます。
さらに、薬局を開業するには資金が必要不可欠です。
そのためにも高年収の職場で働き、資金を貯蓄することも薬局を開業する近道といえます。まずは、それぞれの特徴から自分に合った転職サイトに登録してみましょう。
転職サイトは、ひとつのサイトしか使ってはいけないというルールはありません。
むしろ特色の違う転職サイトをうまく組み合わせて複数登録しながら活用したほうが良いでしょう。
それでは薬局を開業したい薬剤師におすすめの転職サイトを紹介します。
1.マイナビ薬剤師
大手マイナビ株式会社が運営しているマイナビ薬剤師は、薬剤師転職サイトの中でも登録者数が多く、利用者満足度が高い※ことが特徴です。
また、下記の表のとおり、複数の転職サイトを利用してきた薬剤師にとっても満足度が高い転職サイトといえます。
<転職サイトに複数登録した薬剤師の定評>
- 総合評価:★★★★☆
- 面談の丁寧さ:★★★★☆
- 求人情報の詳しさ:★★★★☆
- 転職エージェントの対応:★★★★☆
※転職経験のある薬剤師20名のアンケート結果をもとに作成
この満足度の高さの理由は、手厚い転職サポートが高いことが挙げられます。 マイナビ薬剤師は、求職者とのコミュニケーションを大切にしているため、地方の求職者でも面談できるよう、全国14か所に支店を設けています※。
また、直接面談だけでなくWEB面談や電話面談を行い、希望する職場に対して丁寧な汲み取りを行ってくれます。
将来、薬局を開業する薬剤師にとって「開業支援が整っている職場に就きたい!」など希望の職場を見つけやすいサイトといえます。
是非、マイナビ薬剤師と特色の違う転職サイトの複数登録をしてみてはいかかでしょうか。
2.ファルマスタッフ
ファルマスタッフは、何といっても高収入の求人が豊富にあることが大きな特徴です。
特に、日本調剤グループ企業が運営しているため調剤薬局の求人数は業界最大級を誇り、年収600万以上の高年収求人を多く保有しています。
高年収な求人がそろっているため、薬局を開業したい人にとっては開業資金を早く貯めることができるでしょう。
また、ファルマスタッフは派遣の高収入求人数も豊富にあります。
職場は、調剤薬局・ドラッグストアの求人が中心です。日本調剤監修の教育制度が充実※しており、派遣初心者でも安心なサポートを受けることができます。
高収入の派遣として働くことで学びながら資金も貯めることができ、自分の自由な時間もつくりやすいので、「開業するために勉強する時間を確保したい!」薬剤師におすすめです。
5.ヤクジョブ
ヤクジョブは調剤薬局求人が豊富にあります。
サポート体制としては、薬剤師専門の経験豊富な転職コーディネーターからサポートを受けれるため、一人一人のライフプランに合わせた求人を紹介してくれます。
将来、薬局を開業するために、「そもそもどんな職場で働けばいいかわからない!」と悩みを抱いている薬剤師におすすめです。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。