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【ヤクジョ取材】薬剤師が転職サイトを使うメリットをエージェントに聞いてみた

薬剤師が転職するとき、「転職エージェント」を活用するのは当たり前の時代になりました。

※そもそも転職エージェントって何をするの? 「転職をしたい」と考えている相談者に、希望条件にあった企業を紹介し、内定をもらうためのアドバイス、面接・書類作成などのサポートを行う。「転職したい求職者」と「ヒトがほしい企業」をつなぐ架け橋的な存在。

自分の条件に合う求人を紹介してもらえますし、キャリア相談も可能です。職場の人間関係などについても事前にリサーチできるというのも大きな特徴です。しかし、転職エージェントを利用したことがない薬剤師さんにとっては、今ひとつピンとこないというのが本音かもしれません。 そこで今回は、ジェイ・ネクスト株式会社(J-NEXT Co.,LTD.)様の運営する薬剤師専門の転職エージェントサービス「ヤクジョ」にインタビューを行い、薬剤師の転職でエージェントを活用することのメリットについて聞いてみました。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

1.薬剤師が転職をするとき、エージェントを使うメリットは?

今回インタビューした「ヤクジョ」エージェントさま

ヤクジョの転職エージェント

左:岩崎さま

年齢や育ってきた環境も一人一人違うからこそ些細な言葉の認識の違いから、すれ違いが起こらないように心がけています。

右:田代さま

常に求職者の目線で考え、転職活動のサポートが出来る様心掛けています。

ミライトーチMedia薬剤師(以下、H):本日はよろしくお願いします。

岩崎さま 田代さま(以下、敬称略)よろしくお願いします。

H:まずお聞きしたいのが、薬剤師が転職するときに転職エージェントを活用する意味やメリットについてです。実際、自分一人で転職活動するのとどの辺が違うのでしょうか。

岩崎:まず挙げられるのが「求人の探し方の違い」ですね。エージェントの場合、すでにある求人から探すのではなく、新規で薬剤師さんの希望に合った求人を探すんですね。「もし我々が探してなければこの求人は見つからなかった」といえるような求人まで探すのです。そうして見つけた求人を薬剤師さんに紹介し、それで決まることが多いです。エージェントの最大の特徴は「求人の探し方」にあるといえますね。

H:なるほど。求人開拓以外ではなにがありますか。

田代:エージェントが行うのは「探す」ことだけではありません。探してきた求人の企業さんに対する「交渉」も大事な仕事です。年収をはじめとした待遇面など、薬剤師さんの希望を少しでもかなえられるよう、それに近づくように努力し、粘り強く交渉させていただいています。もちろん100パーセントは難しいかもしれませんが、それに近づけることはできますから。

岩崎:そうですね。面接前の段階で、交渉可能なポイントを見極めてしっかり交渉していますよ。

H:転職エージェントを活用するメリットとしては「探し方が違う」「企業と交渉してくれる」という二点が、まずは大きなポイントということですね。

田代:それ以外にも色々ご協力はさせていただくのですが、特にお伝えしておきたいのが企業さんとの信頼関係です。

H:といいますと…

田代:現在、薬剤師専門の転職エージェント会社はとても多いのです。たとえば薬局さんだったら、その薬局さんにいろいろな情報がエージェントから来るんですけれども。その中には、実際に足を運ばないエージェントも結構多いんですね。当然、求人企業としても薬剤師が欲しいわけですから、本当に転職エージェントと会えるのかどうかというところが重要なんです。

H:実際に会って話をするというのはやはり大事ですよね。

岩崎:そうなんです。やはり新規でお探しした求人なので、企業さんからしてみれば少し警戒をする部分もありますよね。しかし、私たちがエージェントとして直接お会いし、さらに求職者の方もしっかり面接に足を運んでいただければ、企業さんもやはり安心してくださいます。そうすれば大きな信頼感が生まれ、転職後の希望条件にかんしても一歩踏み込んだ交渉が可能になるのです。

H:エージェントが企業に対してしっかり信頼関係を構築していることで、薬剤師としては条件交渉がしやすくなるということですか。とても良い循環が生まれていますね。

岩崎:やはり、対面で話をしなければ得られない信頼はあると考えています。それに関しては最大限の努力をしていますね。そうしてはじめて、条件交渉もうまく進むと考えています。

薬剤師は自分が相場通りの年収をもらっているかを知らない!?

ヤクジョの男性転職エージェント

H:条件交渉という話が出ましたが、条件といえば「給料額」が大きな要素ですよね。給与の交渉をするには、まず「自分は相場通りの妥当な給料をもらっているか」を把握することが大事だと思うのですが、薬剤師さんはそれを自分で判断できるものなのでしょうか。

田代:現実的に言ってそれは難しいかもしれないです。特に今はネットの時代で様々な「高額求人があります!」という広告がたくさん出てきますよね。そういった情報があふれる世の中ですから、冷静な判断は難しいのでは、と個人的に感じています。

H:なるほど。そんな中でも、薬剤師専門のエージェントは、「この薬剤師さんだったら、これくらいの年収かな」ということが想像つくものなのでしょうか?

田代:その方のご経験やエリア、勤務薬剤師か管理薬剤師を教えていただければ、おおよその額はわかります。もちろん100パーセントの水準を合わせるのは難しいですけれど。それをもとに、「相場から考えて高い、低い」というのはお伝えできると思いますね。

H:相場を教えてもらえるのは心強いですね。ちなみに、薬剤師さん本人は、給料額の相場を把握しているものですか?

岩崎:多くの薬剤師さんから「世間ではどれくらいなんですか」「今の私の年収は低いですか、高いですか」というご質問を多くいただいていますね。

H:そうなると、あまり給料額の相場をわかってらっしゃらない薬剤師さんが多いのかもしれませんね。だからこそ、転職エージェントに相談してまずは「相場を知る」ということが大事なのかもしれませんね。

2.薬剤師の転職が活発化するシーズンはいつ?

ヤクジョの女性転職エージェント

H:続いて、薬剤師の転職について詳しくお聞きしていきたいと思います。まず、年間を通して薬剤師の転職が増える時期と、その要因についてお教えください。

岩崎:弊社の場合で言いますと、その年によってバラつきがあるので一概には言えないという答えになってしまいます。しかし、企業さんに聞くと、ボーナスのタイミングで動きがあるということを仰っていますね。 たとえば7月の末くらいですね。夏のボーナスをもらった薬剤師さんが転職に向けて動き出すことを踏まえて、企業さんからも問い合わせがあります。その時期はやはり、業界的にも薬剤師さんの転職が多くなる時期なんだなという認識はありますね。あとは4月前後くらいになると、ママ薬剤師がお子さんを保育園に入れるタイミングですから、そういった意味での動きがあるかもしれません。

H:なるほど。ママ薬剤師にとってはお子さんの進学なども大きいでしょうね。

岩崎:ええ、小学校や中学校への進学などは親として大きな節目ですし、そのタイミングで薬剤師として働き始める、もしくは職場を変えるという方が、この4月の時期に多くなってくるという印象はありますね。

H:まとめると、ボーナスの時期と4月前後が薬剤師の転職市場が活発化する時期ということでしょうか。

田代:基本的にはそうだと思います。特に4月はパートの希望の方が増えたりとか。やはり子育てにからんで働き方を変えたい、仕事より少々家庭に比重を置きたい、という働き方にシフトするのでしょう。ボーナスの時期と4月以外は、一年を通じてそんなに変わらないかな、という印象です。

3.2016年診療報酬改定がきっかけで転職を検討している薬剤師が増えている!?

ヤクジョの転職エージェント

H:2016年、薬剤師にとって大きなニュースとなったのが診療報酬改定ですよね。これが薬剤師の転職市場に影響を与える可能性はありますか。

岩崎:あまり直接的に「診療報酬改定があったから転職する」という薬剤師さんはいらっしゃらないと思います。しかし、間接的に改定が理由になっているという方は、一定数いらっしゃるかなと感じています。

H:具体的に教えていただけますか。

岩崎:たとえば、今の職場では在宅医療の経験を積むための機会が少ないという薬剤師さんは、それが解消される職場に転職を希望しますね。

また、今回の改定に対して薬剤師さんそれぞれが自身の考え方を持っていらっしゃると思いますが、それが今の会社の考え方、スタンスとかけ離れている場合ですね。会社はこうしたい、だけど私はこうしたい、その結果ミスマッチが起こってしまった、という理由で転職先を探される方も結構いらっしゃる印象です

H:それは、今回の診療報酬改定を受けて会社の方針が変わってしまい、そこの方針に合わなくなってしまったということですか。

岩崎:そうですね。いちばん多いパターンは会社の方針が変わってしまうけれど、自分は今の働き方を維持したいという方ですね。方針の変化が自分に合わず転職を決意するということです。こういった薬剤師さんは多いですね。特に女性に多いです。

反対に、働いている側の薬剤師さんが、「こういうふうに変えていくべき」と考えているけれど会社側があまり前向きじゃないというパターンです。こちらは男性が多いですね。

診療報酬改定が薬剤師の転職に与える影響は、両極端ではありますがこの2パターンですね。

H:前者は女性、後者は男性が多いというのはなぜだと考えますか?

田代:前者は「今の働き方だから働けている」というのがあるのに、それがガラッと変わってしまうわけです。となると、ちょっとここにはいられなくなるかも…となってしまうわけですね。ちょっと言い方は悪いですけれども、安定を求めるという意味で女性が多いのかもしれません。また、会社の考えが変わると、女性は不安になるというのはあるかもしれないですね。

H:なるほど。今回の診療報酬改定があった結果、先ほどの企業の方針であったり、薬剤師の考え方が変わって転職する方が増えるというわけですね。今回の診療報酬改定は、薬剤師にとっても、企業にとっても大きなインパクトがあったと言えそうです。

田代:そうですね。今回の改定で、薬剤師さん一人ひとりの能力というか、「結果が求められる」改定になったと考えています。 もっとも注目すべきは「かかりつけ薬剤師」の制度ができたことです。本当に最近あった例を挙げますと、ある薬剤師さんは、かかりつけ薬剤師として努力するために、たとえば薬を調剤するだけではなくて、もっと健康相談に力を入れていくことや、漢方やサプリメント、OTCについて患者さんから気軽に相談してもらえる薬剤師を増やしたい、という考えを上司に提言したそうです。しかし、会社にそういった考え方がなかった、というケースもありました。

H:まさに企業の方針と薬剤師さんの考え方の違いですね。

岩崎:逆のパターンも実例があります。実際に私が求職者さんから話をしたケースなんですけれども。中規模企業の調剤薬局チェーンさんで、その会社はあまり在宅をやっていなかったんですね。しかし、この改定のタイミングで在宅をどんどん推進していく方向にかじを切ったんです。

その一環として、今まで休みだった土曜日も営業する薬局が増えたんですけれど、その結果、辞めていく薬剤師がかなり増えてしまったんです。

H:今まで休みだった土曜日に出てほしい、と言われたら転職したくなる気持ちもわかりますね…。

岩崎:まさに「会社の方針が変わったけれど、薬剤師がそれについてきていない」ということですね。それによって転職を考えられるということになったのかな、ということですよね。

H:なるほど。今回の診療報酬改定、は薬剤師の転職市場にも少なからず影響を与えそうですね。

4.転職エージェントを利用した薬剤師の不満は?

ヤクジョの転職エージェント

H:続いては「過去に転職エージェントを介して転職した薬剤師さん」から聞かれるエージェントに対する不満について聞いてみたいと思います。少し話しにくい内容かもしれませんが(笑)。

岩崎:いえいえ。よく耳にするのが「あまり希望に近い求人を紹介してもらえなかった」ということと「入社をしてみたけど条件が違いました」という二点です。

H:入社したら条件が違ったというのは、転職した薬剤師さんとしてはショックですよね。具体的にどういったパターンが多いのですか?

岩崎:様々なパターンがあるのですが、特に多いのが勤務時間当初の条件より長いというものだそうです。入社する前は、残業は大体これくらいですよと言われていたのに、入ってみたらとても長かった、というパターンですね。

特に女性に多いですね

H:女性の場合、家事などもありますから退社が遅くなるのは困るでしょうね。

岩崎:そうなんです。原因としてはエージェントの伝え方という部分が悪かったのがあるのではないでしょうか。

5.ヤクジョ経由で転職した薬剤師は、なぜ1%という低い離職率になっているのか!?

ヤクジョの転職エージェント

H:上の項目で、薬剤師さんが転職エージェントに対して不満を持ってしまうケースもあるというお話がありました。そんな中で、薬剤師専門の転職サイト「ヤクジョ」経由で転職した薬剤師さんは、離職率が1パーセント未満と聞きました。つまり、これは転職が大成功しているということの現れだと思います。なぜ1パーセントという低い離職率を打ち出せるのか、その理由をお聞かせいただけますか。

田代:まず、求人の探し方ですけれども、薬剤師さんのご希望に合った求人というものを「瞬時」に探しはじめるという点が大きいかなと考えています。たとえば「自宅から通勤1時間以内の職場を探している」という希望があれば、その条件にあった求人をしらみつぶしに探して、それを紹介させていただきます。

必ずしも薬剤師さんの希望を100%かなえている求人が見つかるわけではありませんが、それに近い求人を紹介できていると考えています。

H:まずは希望に近い求人を徹底的に探し、紹介する。これによって「ミスマッチ」による離職はだいぶ減らせますよね。

田代:それでも入社後に、「入社前と話が違う」ということがまれに起こってしまいます。その場合のアフターフォローも可能な限り対応させていただきます。そういったトラブルがなかったとしても、転職後の薬剤師さんと定期的にお話を伺うなどしていますね。

H:紹介したから終わりではなく、入社後もアフターフォローということで薬剤師さんに連絡をするのですね?

田代:はい。基本的にはメール、場合によってはお電話をさせていただくこともあります。

タイミングとしては入社の少し前くらいに「入社の準備は進んでいますか」といった内容で連絡をさせていただいております。

そのあと、入社して1週間くらい経ったくらいに「入社してみていかがですか?」といったヒアリングをします。特に問題がない場合は、「何かあったら連絡をくださいね」とお伝えしております。その後、また時間を1カ月くらい空けて連絡をさせていただきます。

H:入社したてのタイミングでトラブルがないかどうか聞いてくれるのですね。転職したての薬剤師さんにとっては「何かあったら相談できる」味方がいるというのはとても心強いでしょうね。

岩崎:はい。もし何かトラブルが発生しているのなら状況をお聞きして、場合によっては入社後の条件について企業さんと再交渉をさせていただいたり、ということもあります。

H:すごい。そこまでやるからこそ、ヤクジョ経由で転職した薬剤師さんの離職率が低いのでしょうね。

岩崎:ありがとうございます。

H:ところで、薬剤師さんの中には、希望条件がしっかり定まっておらず、漠然とした条件しかない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

岩崎:はい。いろいろと条件の指定をしてくださる薬剤師さんもいるんですけど、逆に漠然とした希望しかない薬剤師さんもいらっしゃいます。そういった方に対しては社内のチームで考え、最適なご提案を導き出すということも行います。ヤクジョを運営しているジェイ・ネクスト株式会社は様々な人材ビジネスに長年携わっており、転職コンサルタントとしても31年のキャリアがありますので、そのノウハウを発揮して、最適なご提案をさせていただいております。

H:担当エージェント一人ではなく、チームで対応する場合もあるのですね?

田代:当然、薬剤師さんお一人に対する担当は一人なんですけども、常に進捗や状況を共有し、もっと最適なご提案をできないか、ということを常に考えながら進めていますので、チームで知恵を絞る、ということもありますね。

H:ちなみに、薬剤師さんからいただく希望条件では、やはり「年収」に関する内容が多いのでしょうか?

岩崎:「とにかく年収の高い職場を探している」という希望をいただくことはありますね。そういった場合は過去のデータから高年収が望める職場をピックアップします。さらに、東北の方が年収が高い、ということになれば、東北全体を探してご紹介したりですとか。

H:なるほど。「東北は年収が高い」ということが、薬剤師さんとしては知り得ない情報ですから、その時点でエージェントに相談する価値があると言えそうですね。

岩崎:そうですね。持てる情報を駆使し、薬剤師さんの希望がかなう求人を全力で探しています。

H:なるほど。薬剤師さんが転職する上で、これ以上心強い味方はいないと言えそうです。本日はありがとうございました。

岩崎:ありがとうございました。

ヤクジョの転職エージェント

6.今回インタビューをお願いした転職エージェント

おすすめ度

公開求人数 非公開
非公開求人数 非公開
職種・業種
  • 調剤薬局
  • 病院・クリニック
  • ドラッグストア(調剤併設)
  • 企業
サポート内容
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 勤務先との条件交渉
  • 転職コンサル
  • 新着求人メール
  • スケジュール調整
  • 内定対応
検索可能なこだわり条件
  • 高収入
  • 駅チカ
  • 総合科目
  • 教育制度充実
  • 新卒歓迎
  • 未経験OK
  • 総合門前
  • 年間休日120日以上
  • 年収500万円以上可
  • 年収600万円以上可
  • ブランク可
  • 住宅手当・住宅補助あり
  • 扶養内勤務OK
  • 残業少ない
  • 車通勤OK

ヤクジョの3つの特徴

  • ネットに出ていない非公開求人多数。離職率の低さに定評あり
  • 薬剤師派遣も実績あり。薬局の内情に詳しい為、条件だけではなくマッチしたご紹介が可能
  • ネットに出回っていない直接依頼の非公開独自案件がある
  • 円満退職アドバイス、給与や条件の交渉も

7.その他、ミライトーチMedia薬剤師おすすめ転職エージェント

ミライトーチMediaとは

転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。

不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。

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