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「残業多すぎ…」「こんなに働いてるのに給料少ない」 「職場に馴染めない…」
憧れの職種に就職しても、実際に働いてみると悩みがでてくることは少なくありません。今回は、薬剤師のよくある悩みを職場別に調査しました。
転職を考えている薬剤師はこれらの悩みを参考にして、応募前によく検討してみてください。
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この記事の目次
1.薬剤師の悩み事TOP3は?
薬剤師の就職先は、「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」「企業・製薬会社」と大きく4つの職場分けられます。
それぞれの職場別により異なる悩みがありますが、各職場別問わず薬剤師さんが抱える悩みとしては、
- 人間関係
- 残業・業務量
- 仕事のやりがい・将来性
これらの順になりました。
例えばこちら
病院 女性 38歳既婚
薬剤科の課長が「いわゆるお局」です。いじめではないけど、当たりが強い。自分は仕事しなくて、若手にやらせる。病院あるあるではないでしょうか?お茶くみをやらされたり…。今まで何人も辞めていますが、自宅から近く、子どもに何かあったときのことを考えると私は辞められません。
調剤薬局 女性 32歳独身
調剤業務自体はすごく好きで、長い目でみてずっとやっていきたいと思っているのですが、いち社会人として見た時に「これでいいのか」という思いもあり葛藤しています。この先薬局の経験だけでなく、企業の経験もしたいと考えていますが、将来子どもができた時のことを考えると悩みます。
調剤薬局 女性 49歳既婚
中小規模の調剤薬局で働いていたが、薬剤師によって方法・やり方が違うので大変でした。正社員の移動が激しく、人によって同じやり方に対してOK,NGがあるのでどちらに従えばいいのか分からなかったり。研修があってマニュアルが充実している大手調剤薬局に転職しました。
それぞれの職場別の薬剤師さんは、どんな悩みを抱えているのでしょうか。次の項目では、職場別に詳しく見てみましょう。
2.調剤薬局で働く薬剤師はどんな悩みがある?
- 一日中調剤に追われて仕事がハード
- 勤務時間の割に給料が少ない
- 女性ばかりの人間関係がつらい
- 仕事が単調
調剤薬局で実際に働いている薬剤師さんに悩みを伺ったところ、大きく4つの悩みを聞くことができました。
一日中調剤に追われて仕事がハード
悩みとして最も多く挙がったのは「一日中調剤に追われて仕事がハード」ということです。一つの調剤薬局で働く薬剤師さんの数は、あまり多くありません。
1人の薬剤師さんが一日で裁ける処方箋枚数は、1日40枚までと言われていますが、薬剤師さんの数が足りず「一日に1人で60枚裁いている」という薬剤師さんも。
調剤薬局に転職する際には、事前にどれくらいの人数の薬剤師がその職場で働いているのか、把握しておくと良いでしょう。
勤務時間の割に給料が少ない
次に「勤務時間の割に給料が少ない」という声が多く聞かれました。
地域や規模により平均年収は350万円から600万円と、かなり差がありますが、特に昨今では調剤報酬のマイナス改定に伴い、調剤薬局で働く薬剤師さんの年収ダウンということも増えているようです。
勤務時間でみると残業になることも多いようですが、土曜日は午前中のみ、日曜日、祝日は全日休みという調剤薬局が多いです。基本的に調剤薬局の営業時間は、近隣の病院に合わせられているということが多いです。
女性ばかりの人間関係がつらい
「女性ばかりの人間関係がつらい」という声も男性女性共にから多く聞こえました。
調剤薬局は基本的に小規模ですので、職場も少人数で回すこととなります。
そのため、人間関係で何かしらのトラブルが起こりやすいようです。「自分と合わないお局薬剤師さんのせいで転職を余儀なくされた…」というエピソードも聞かれます。
仕事が単調
「仕事が単調」という声も少なくありません。処方箋に従って薬を調剤するという作業は、単調でありながらもミスは許されません。
苦労して薬剤師免許を取得したのに、実際に働いてみると仕事は単純作業という負のギャップによりモチベーションが低下してしまうという薬剤師さんが、特に新卒の薬剤師さんに多く見られます。
調剤薬局には様々な形態があり、近隣の病院によっても扱うお薬の種類が異なってきます。同じ調剤薬局でも、別の調剤薬局に転職することで、単調な仕事から抜け出せるかもしれません。
一日の処方せん数、残業の有無、職場の人数や男女比、主に取り扱う処方せん元の医療機関は要チェックです。
実際に応募する前に、職場別に見学しに行くと良いでしょう。
3.ドラッグストアで働く薬剤師はどんな悩みがある?
ドラッグストア薬剤師の仕事内容は多岐に渡るため、薬剤師さんが抱える悩みも様々です。
- 調剤以外に関する仕事が多い
- お客さんとコミュニケーションをとるのが苦手
- 土日が休みでないので、プライベートが充実できない
- 売り上げにノルマがかかるようになった
ドラッグストアで働く薬剤師さんからは、これらの悩みが挙げられました。
調剤以外に関する仕事が多い
一番多く聞かれた悩みが、「調剤以外に関する仕事が多い」でした。
ドラッグストアは、医薬品だけでなく日用品も数多く販売しています。
店舗全体の売上を考えなければいけないため、本来の薬剤師の業務とはかけ離れた業務(レジ打ち、品出し等)に追われてしまう薬剤師さんが多いようです。
お客さんとコミュニケーションをとるのが苦手
「お客さんとコミュニケーションをとるのが苦手」という声も多く挙げられました。
ドラッグストアは、薬について質問したい患者さんにとっては、最も敷居の低いイメージがあります。
薬局ならば医師に症状を伝え、その症状に合った薬を処方されますから、「~な症状に合うお薬はどれですか?」と聞かれることはありません。それに対してドラッグストアは、患者さんから、自分にはどの薬が最適か質問される機会が多くあります。
日用品以外についての質問や、患者さんの何気ない悩み相談を受けることも多いでしょう。
基本的なコミュニケーションが苦手な人にとってはやりずらい環境と言えますね。
土日が休みでないので、プライベートが充実できない
「土日が休みでないので、プライベートが充実できない」という悩みも多く聞かれます。
ドラッグストア薬剤師の勤務形態は、シフト制が基本ですが、年中無休のドラッグストアが多いです。薬剤師さんの数が極端に少ない店舗では土日に確実に休みをとることは難しいようです。
調剤薬局への転職と同じく、薬剤師免許を持っている人がどれくらい働いているのかを知っておく必要がありそうですね。
売り上げにノルマがかかるようになった
最近よく聞かれるのが「売り上げにノルマがかかるようになった」という声です。
1人の薬剤師としてではなく、お店の経営に携わる従業員の一人としてみなされてしまいます。
薬剤師免許を取得しているとしても、特に店長になった場合には売り上げを伸ばすための取り組みや、店舗内のレイアウトまで考えなければなりません。
年収もよく、お客さんの健康に貢献するドラッグストアですが、不規則なシフト勤務が多いのがデメリットです。
調剤業務にもっと時間をかけたい人、家族や友人と休みが合わないなどの理由で、転職を考える薬剤師は少なくありません。
頻繁に系列内の他店舗への異動や応援が行われるチェーン店もあり、不満を感じる原因にもなるようです。
4.病院で働く薬剤師はどんな悩みがある?
人気の職業である病院薬剤師も、以下のような不満を抱えています。
- 当直や夜勤が多い
- 医者、看護師との人間関係が難しい
- やりがいがある仕事だが、給料が安すぎる
- 休みが少なく連休もとれない
当直や夜勤が多い
病院には当然入院をしている患者さんがいるため、当直や夜勤をすることとなります。気力体力が持たず、転職を考える薬剤師さんが多いようです。
医者、看護師との人間関係が難しい
病院では医師、看護師との「チーム医療」ですが、まだ医療分業が完全には浸透していない日本では、やはり医師の決定権が強いのです。
医師・看護師と薬剤師の間の相性が合わず転職を考える病院薬剤師さんが、特に一年目の病院薬剤師さんに多いです。
やりがいがある仕事だが、給料が安すぎる
病院薬剤師とは高度でプロフェッショナルな知識が必要とされるとてもやりがいがある仕事です。
しかしその反面、給料面では年収が約400~650万円くらいとドラッグストアや調剤薬局には劣ります。
現実的な思考で、もっと給料の良い職種へ転職を考える人が多いということですね。
休みが少なく連休もとれない
そもそも休みとして指定できる日が少なく、土日に勤務して代休というかたちが多いです。
シフト確定後の急な変更が難しいというデメリットもあります。
病院薬剤師はやりがいはあるが、専門的スキルが要求される厳しい仕事です。
また、一人前の病院薬剤師になるには多くの経験や知識が必要で、向上心が必要です。専門性が問われる仕事内容の割に年収が低く、休みがとりにくいことが、転職を考える主な理由となっています。
病院の中には環境が悪く、人の入れ替わりが激しいところもあるので、注意が必要です。
5.企業、製薬会社で働く薬剤師はどんな悩みがある?
年収が高めで安定が見込める製薬会社ですが、企業で働く薬剤師の中にも転職を考えている人はいるようです。
- 薬剤師免許を生かす仕事をしたい
- 全国転勤が多い
- 残業が比較的多い
薬剤師免許を生かす仕事をしたい
一番多く聞かれた悩みが「薬剤師免許を生かす仕事をしたい」というものでした。
例えばMR職。医師に自社の製品を提供するMRですが、全体で薬剤師免許を取得している割合は約1割です。つまり、薬剤師免許を持っていなくてもできてしまう職種なのです。
そのため薬剤師としての特性を生かし切れない、とMR職を否定的に見てしまう薬剤師さんが多いようです。
全国転勤が多い
企業である以上転勤が多く、「地元で落ち着いて仕事がしたい」という薬剤師さんには難しい職種のようです。
残業が比較的多い
いくら求人要項で「残業なし」とあっても、やはり企業ですから残業はあります。
残業手当等が付く企業が一般的ですが、暗黙の了解でサービス残業を行う企業も少なからずあります。
製薬会社は給料もよく、福利厚生なども整った働きやすい環境です。土日休みで大型連休などもあり、プライベートも充実させやすそうですが、実際の仕事はハードでしょう。
「薬剤師として臨床の現場にも関わりたい」と悩む人が多いです。逆に製薬会社は中途採用の可能性が低いので、よく考えてから転職しましょう。
6.薬剤師の悩みを少しでも解消するために
それぞれの職種によって、挙げられる悩みは異なり、職種の中でも実際に勤務する場所によって実態は異なります。
転職する際には、転職先を一人で決めるのではなく、必ず薬剤師専門の転職エージェントを利用しましょう。
「転職をしなければ良かった」「就職・転職前の想像と違った」ということがないように、事前に希望する職種、職場で働く薬剤師が抱える悩みを把握しておくことは、絶対に必要です。
事前に勤務場所の環境を知っておくで不安を解消でき、勤務する際にとても精神的に楽になります。ミライトーチMedia薬剤師では、薬剤師の職場別におすすめ転職エージェントをランキングでご紹介しているので、併せてチェックしてみてください。
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