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薬剤師は様々な業界で求められています。調剤薬局だけでなく病院や診療所、製薬企業や一般企業など、薬剤師の資格を必要とする業種は増加の一途をたどっています。各業界における薬剤師の人口を比較することで、業界における薬剤師の将来性や需要の変化を探っていきましょう。
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1.業界ごとの薬剤師人口
2011年に厚生労働省が発表した「医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によりますと、2010年12月31日の時点で届出を出している薬剤師数は276,517人で、性別に割合をみると男性が39.1%、女性が60.1%となっています。
施設ごとの薬剤師分布
施設ごとの従事者を見ると、薬局が52.7%、病院などの医療施設が18.8%、医薬品関係企業が17.1%、大学が2.7%、衛生行政機関もしくは保健衛生施設が2.3%の構成割合となっています。
施設ごとの平均年齢
年齢階級別にみると、30~39歳が25.2%でもっとも多く、次いで40代、50代、20代、60代となっています。施設ごとの平均年齢は、薬局は45.1歳、病院・診療所は41.8歳、医薬品関係企業は44.7歳となっています。
2.需要が高まりつつある業界とは
病院などの医療機関で勤務する薬剤師の数は、2010年と2000年を比較するとほぼ同数です。ですが、薬局で勤務する薬剤師の数は、同じ10年間の年次推移で1.5倍以上にも増加しているのです。これは医薬品だけでなく家庭消耗品や食料なども販売するドラッグストアの店舗が、この10年間で急激な率で増えてきていることも示しています。それ以外の分野では、衛生行政機関などの公共施設での薬剤師数が着実に増えてきています。
また、「医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」の中には、都道府県別のデータも表示されています。人口10万人あたりの薬剤師数は、東京や神奈川県、大阪府といった首都圏や政令指定都市を含む地域に集中していることが分かります。
厚生労働省の統計表には表示されていませんが、健康食品やサプリメントの製造と需要が増えている関係から、これらを製造・販売する企業内や、保管する倉庫で薬剤師のニーズが高まっています。
3.将来性の高い職場に転職する
一般企業や医薬品・健康食品などの倉庫を従業地とする薬剤師と公共施設で働く薬剤師、薬店従事者薬剤師の求人数が増えています。今後も、健康食品の分野やドラッグストアの店舗数増加は十分に見込めますので、将来性も高い業務となりそうです。ドラッグストアなどの求人は転職サイトなどでも比較的容易に探すことができますが、公共施設や一般企業の専門性を活かした求人はどのように見つけることができるのでしょうか。
転職エージェントサイトの非公開求人
公共施設や一般企業の薬剤師募集は、非公開で行われることが多いです。より質の高い応募者を求めるためにも、それらの施設では提携する転職エージェントだけを対象に求人情報を流すのが一般的だからです。
つまり、個人で転職活動をしていても絶対に見つけることができない求人情報が、転職エージェントサイトには多数掲載されているのです。より条件の良い転職先、高い将来性のある転職先を探すためにも、転職エージェントサイトに登録することは重要だと言えるでしょう。
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