※当サイトはマイナビ・リクルート等各社サービスのプロモーションを含み、アフィリエイトプログラムにより売上の一部が運営者に還元されることがあります。 なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
薬剤師の仕事は調剤だけではありません。その薬剤にかんする知識や知見、そして経験を文章にする「メディカルライター」という仕事もあるのです。薬剤師が就く仕事としてはかなり珍しい仕事なので、具体的にどのような仕事なのか、年収はどれくらいなのか、そもそもどこで働くのかさえ知らない薬剤師は多いでしょう。 そこで、このページではメディカルライターについて徹底的に紹介していきます。文章を書くのが好きな方、制作系の仕事に興味がある方にはおすすめの仕事ですよ。
この記事に書かれている事まとめ
- 製薬企業や医療系広告代理店からのメディカルライターの需要は非常に高い
- 経験者の先輩が指導するOJT体制があるため、未経験でも安心
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
1.メディカルライターってどんな仕事?
職場は主に製薬会社と広告代理店、業務内容の違いは?
製薬会社でのメディカルライター業務の概要は、医薬品や医療機器の計画・開発・承認に必要な各種書類や報告書の作成が主な仕事。新薬開発に伴う治験に必要な申請書類、論文・症例報告書、薬事承認取得のための申請書類などの作成も担当します。治験に必要となる各種申請書類や薬事承認の申請書類を作成する仕事もあります。
代理店にはメディカルライター業務は存在せず、メディカルコピーライターという仕事になります。メディカルコピーライターとは、医薬品や医療機器の販売促進のためのキャッチコピーや広告、文章などに携わる仕事です。具体例としては製薬会社からの依頼で新薬の広告を作成して薬剤師専門の雑誌に掲載する、MRの配布物に入れる文言の提案をする、新薬の添付文書やインタビューフォームを作成する、といったものがあげられます。特に、薬の添付書類やインタビューフォームの作成はメディカルコピーライターの仕事の中でも重要度が高いものとされ、心身の負担が大きなものとされています。これは、薬に関する膨大な資料から、重要かつ必要な部分を見極めて抜き出す作業があるためです。
医薬・医療全般にかんする知識はどれくらい必要?
製薬会社の場合、薬事法や新薬の開発、申請、特許などに関わる知識が必要です。
代理店の場合、最悪知識がなくても出きます。広告での薬事の表記は出稿代理店の力関係によっても自由にコントロール出来ます。もし仮に大事になった時のために、顧問弁護士などを置いているところも多いので無知識でも出来るのです。そのため調剤経験がなくても問題ないです。
フリーランス、パート、正社員など様々な働き方がある
製薬会社のメディカルライターとして働く場合、多くが正社員として企業に勤めその仕事を担当します。最近は外注するケースも多いですが、圧倒的にライター数が少なく、機密文書に関わることも多いので自社の社員で行うのがほとんどです。もし外注する場合、機密保持契約などを交わします。メディカルライター業務として求人が上ることはほとんどないため、業務内容から想像することになります。
代理店でメディカルコピーライター職として働く場合も、最初は正社員として仕事をして経験を積みます。極端に言うとコピーライターの医療関係版のような仕事ですから、どのように文章で訴求するのかコツなどを学ぶ必要があります。ある程度結果が出せるようになるとフリーランスで様々な企業と仕事をすることも可能です。
フリーランスとは、個人事業主のことで会社に雇われることなく自分の仕事は自分で獲得します。仕事の探し方は、前職の会社から流してもらったり、これまでのつながりや紹介を中心に獲得します。クラウドソーシングでも獲得できますがそもそもそのような仕事自体が少ないので、上手く見つからない事もよくあります。
2.メディカルライターのメリット・デメリット
メディカルライターのメリット
- 製薬会社、代理店に共通するメリット
- 自分の知識を活かして、自分にしか出来ない仕事が出来る
- キャリアアップにつながる
- 自分のペースで仕事をすることが出来る
- 製薬会社のメディカルライターのメリット
- 事務作業が多いため、プライベートを充実させやすい
- 代理店のメディカルコピーライターのメリット
- やればやるだけ自分の実力を伸ばす事が出来る
- 仕事をする場所を選ばない
メディカルライターのデメリット
- 製薬会社、代理店に共通するデメリット
- 細かな制限が多く、実際面倒
- 慣れるまでは専門性が高すぎて難しい
- 製薬会社のメディカルライターのデメリット
- 単調な作業であり、調剤業務をしないためブランクなどに不安がある
- 代理店のメディカルコピーライターのデメリット
- 正解がない
- 結果が即出るとは限らない
- ある程度クライアントの意見を尊重する必要がある
3.メディカルライターの年収
未経験の場合の年収は?
- 製薬会社→年収300~500万
- 代理店→年収400~600万
フリーランスやパートの場合は?
フリーランス→単価5000円~50000円位が相場です。
正社員として企業で働くなら?
製薬会社→年収400~500万(他業務を兼任すると考える)
代理店→年収500万(他業務を兼任すると考える)
4.メディカルライターの求人はあまり見ない「レア求人」?
メディカルライターの求人は少ない? 多い?
メディカルライターの求人は少ないのが現実です。その理由は、専任でこの業務に人を雇うことにメリットがないからです。製薬会社のメディカルライター業務は、開発職や研究職の人ができ、代理店の場合のメディカルコピーライター業務は、ライターが出来る業務だからです。いざとなれば外注すれば良いという理由もあります。
メディカルライターの求人を見つけるには?
転職サイトに登録すれば非公開求人も見つかる
そのような中で、メディカルライターの求人を探している方は、転職サイトの仕事内容に着目しましょう。製薬会社、代理店どちらに行くかにもよりますが、医療関係で書類作成が多そうだと感じる業務、代理店ならライターやHPの作成広告運用などを行う業務を中心に応募し、業務を通して経験を積み、将来的にメディカルライターのような仕事をもらえるように交渉する方がよいでしょう。
また医療系ポータルサイトで出筆する方に直接連絡を取る(コメントやメッセージが送れる場合もあります)ことやそのサイトの運営会社に直接問い合わせる方法もあります。
エージェントを味方につければこんなメリットも!
エージェントに「メディカルライターの仕事ないですか?」と聞いても、多くの場合持っていません。しかしそれに関連する業務、付随する業務にどんなものがあるかのアドバイスはもらえるでしょう。初めてメディカルライターに触れる方には、大まかな仕事内容も良く分からないでしょうからそのような面で情報としては教えてもらえると思います。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。