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薬剤師の収入は病院やドラッグストア、製薬会社、独立などの「職場」で大きく差がうまれます。 病院の収入は安い、ドラッグストアの収入は高い、といった事情はすでにご存知だと思います。 では、薬剤師の収入は「いくらだと低いか」は知っていますか? そこで今回は、「職場」とパート・派遣などの「働き方」、都道府県などの「地域」での平均収入と収入アップの方法を紹介します。
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この記事の目次
1.薬剤師の収入の平均は「500万」!男女、年齢別の平均は?
まずは、自分自身の収入が適正なのか―。その疑問と向き合ってみましょう。そのためには薬剤師の平均年収を知る必要があります。
薬剤師全体の平均年収は、500万円~650万円、中央値は400~500万円でとなります。これを安いととらえるか、高いととらえるかは人によって違うでしょう。もちろん、年齢や役職、職場によって年収にはバラつきがあります。
男女・年齢別 薬剤師の平均収入
男性女性でも薬剤師の収入は異なってきます。
男性薬剤師の平均収入は555万円、女性薬剤師の平均収入は469万円となっています。
また、年齢別では、男性薬剤師は45歳~49歳が最も高く、平均793万円、女性薬剤師は60歳~64歳が最も高く、平均638万円となっています。
※平均のデータは「平成27年賃金構造基本統計調査」より引用しています。
※年収は独自の計算方法によって算出しています。
2.パートや派遣で働く薬剤師の収入は?
薬剤師は、パートや派遣で働く方も多い職種です。これらの雇用形態での収入も見ていきましょう。
パートとして勤務している薬剤師の平均年収は、80万円~150万円、中央値が60万円~100万円です。育児や介護といった家庭の事情によって選択する働き方ですから、数値にばらつきがあります。
一方、派遣として勤務している薬剤師の平均年収は、400万円~500万円、中央値が350万円~400万円です。1日8時間、週5で勤務したのなら、手取りで30万円を手にできるケースもあります。正社員を超える収入です。
パートも派遣も働く時間を調整しやすいというメリットはありますが、仕事がなくなればそこで終わり、というデメリットがあります。
3.開業も視野に!職場別収入ランキング
薬剤師の収入は、ご存知の方も多いと思いますが職場によっても大きく異なります。
病院の収入は低い、企業・製薬会社の収入は高い、ということまでは知っているかと思います。
では、実際にどのくらい収入に差があるのでしょうか?
- 1位 企業(製薬など):650~1,000万円
- 2位 ドラッグストア :450~750万円
- 3位 調剤薬局 :450~700万円
- 4位 病院 :400~650万円
それぞれの収入を比較してみると、企業(製薬会社)と病院を比較すると350万円もの収入差があります。
また、職場のなかでも役職や職種によっても大きく収入は異なります。
トップ | 職場・職種/役職名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 企業/MR | 800~1,200万円 |
2 | 調剤薬局/本社管理職 | 800~1,000万円 |
3 | 企業/CRO | 800万円 |
4 | 企業/DI | 800万円 |
5 | ドラッグストア/店長 | 800万円 |
また、独立し個人薬局を開業するという選択肢もありますが、一概にどれよりもいいとは言えません。
病院の近くなどのいい立地に開業できれば1000万円~1500万円の収入も夢ではありません。
しかし、「忙しすぎる」というデメリットもあり得ますので、家族や自分の時間を大切にした働き方を考えるのであれば、独立・開業はオススメできません。
【病院薬剤師の収入】
病院薬剤師の年収は、20代で300万円、30代・40代で450万円と、年代が上がっても薬剤師全体の平均年収の中央値を示す結果となりました。
病院勤務で昇進し、年収を上げる一例を挙げると、
- 薬剤師主任……400万円~450万円
- 調剤部門長……550万円~600万円
- 薬剤部長……700万円~800万円
と収入アップしていきます。
【調剤薬局で働く薬剤師の収入】
勤務先によって役職名は異なりますが、
- 主任……300万円~350万円
- 課長……380万円~420万円
- 部長……450万円~500万円
- 局長……550万円~650万円
- 本社管理職……700万円~1000万円
となるケースが多いです。
4.薬剤師が収入アップする3つの方法
薬剤師の平均年収を紹介しましたが、ご自分の年収と比べていかがでしたか。自分の年収が明らかに低い、と感じた方もいるでしょう。では、薬剤師が今より高収入を得るにはどうすればいいのでしょう。その答えはとてもシンプルです。「昇進」「転職」「資格取得」の3つです。
1.昇進して収入をアップする
「昇進」に関して大事なことは、現在の職場で欠かせない人材となることです。企業は、必要と判断した人材にはそれなりの対価を支払うものです。
2.別の職場に転職して収入をアップする
「転職」は、現在の勤務先での昇進が難しそう、また、勤務先の人的ストレス・待遇に耐えられないのであれば、真剣に考えるべきです。一気に年収がアップすることもありますし、もっとも現実的な方法といえるでしょう。
3.認定薬剤師などの資格を取得して収入をアップする
「資格取得」はスキルの証明になりますから当然昇進にも影響します。
また、認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取得していると転職のときに有利になります。
5.都道府県別 薬剤師の平均収入リスト
ひとくちに薬剤師といっても、勤務先や働き方によって収入の差が出ることを説明しました。では、働く地域ではどのように差が生まれるのでしょう。
エリア別 薬剤師平均年収TOP3
既にご存知の方も多いかもしれませんが、薬剤師の世界では都市部よりも地方の方が高収入の傾向があります。理由は、薬剤師が不足していること、薬剤師を雇う企業の売上が好調であることが挙げられます。
実際に平均収入のTOP3は以下のようになっています。
- 1位 福岡県……658万円
- 2位 秋田県……651.4万円
- 3位 群馬県……622万円
ちなみに、薬剤師収入の全国平均は533万円、東京の薬剤師の平均収入は522万なので、1位の福岡とは130万円以上、全国平均とは10万円もの収入差があります。
もし将来的に地元か、その近隣に戻る予定があるのならば、転職のハードルが上がらない若いうちに職場探しをするのも一考の価値あり、といえます。
47都道府県の薬剤師平均収入額一覧
では、あなたの住む(働く)都道府県の平均収入はいくらでしょうか?
平均収入に満たない場合は、より収入が高くなる「職場」へ転職を、平均収入を超えている場合は、より収入が高くなる「地方」への転職をオススメします。
順位 | 都道府県名 | 平均年収 | 平均月収 | ボーナス |
---|---|---|---|---|
45 | 北海道 | 453万円 | 32.6万円 | 61.7万円 |
12 | 青森 | 562.5万円 | 40.1万円 | 80.8万円 |
26 | 岩手 | 519.6万円 | 37.3万円 | 72.1万円 |
6 | 宮城 | 585.7万円 | 40万円 | 106万円 |
2 | 秋田 | 651.4万円 | 46.4万円 | 94.4万円 |
32 | 山形 | 500.8万円 | 35.8万円 | 71.2万円 |
21 | 福島 | 529.6万円 | 37.5万円 | 80.1万円 |
20 | 茨城 | 530万円 | 38.1万円 | 73.3万円 |
9 | 栃木 | 570.1万円 | 41.3万円 | 74万円 |
3 | 群馬 | 622.7万円 | 41.4万円 | 125.4万円 |
16 | 埼玉 | 544.5万円 | 39.8万円 | 66.9万円 |
14 | 千葉 | 553.9万円 | 38.8万円 | 88.7万円 |
25 | 東京 | 522.2万円 | 36万円 | 90.7万円 |
17 | 神奈川 | 538.5万円 | 37.1万円 | 93.9万円 |
37 | 新潟 | 486.5万円 | 33.6万円 | 83.4万円 |
7 | 富山 | 573.5万円 | 35.1万円 | 152.1万円 |
46 | 石川 | 450.2万円 | 31.3万円 | 74.7万円 |
24 | 福井 | 523.8万円 | 36.2万円 | 89.6万円 |
10 | 山梨 | 568.4万円 | 40万円 | 88.5万円 |
18 | 長野 | 535.2万円 | 36.3万円 | 99.7万円 |
30 | 岐阜 | 510.5万円 | 36.4万円 | 73.3万円 |
22 | 静岡 | 527.7万円 | 37.4万円 | 78.6万円 |
40 | 愛知 | 477.7万円 | 32.7万円 | 85.7万円 |
23 | 三重 | 526.6万円 | 36.9万円 | 83.7万円 |
42 | 滋賀 | 465.1万円 | 32.4万円 | 75.8万円 |
41 | 京都 | 470.7万円 | 34.3万円 | 58.8万円 |
34 | 大阪 | 495万円 | 35.3万円 | 71.9万円 |
38 | 兵庫 | 482.5万円 | 33.9万円 | 76万円 |
36 | 奈良 | 486.6万円 | 35.4万円 | 62.2万円 |
44 | 和歌山 | 454.9万円 | 32.5万円 | 65万円 |
5 | 鳥取 | 592万円 | 38.8万円 | 126.3万円 |
4 | 島根 | 595.6万円 | 42.8万円 | 81.7万円 |
28 | 岡山 | 514.8万円 | 32.8万円 | 120.8万円 |
29 | 広島 | 511.2万円 | 34.9万円 | 92.5万円 |
33 | 山口 | 496.2万円 | 34.2万円 | 85.4万円 |
39 | 徳島 | 479.9万円 | 33.1万円 | 82.3万円 |
15 | 香川 | 547.2万円 | 41.2万円 | 52.4万円 |
27 | 愛媛 | 519.2万円 | 37.1万円 | 74.3万円 |
8 | 高知 | 572万円 | 41.1万円 | 79.1万円 |
1 | 福岡 | 658万円 | 51.3万円 | 42.8万円 |
43 | 佐賀 | 461.5万円 | 34.7万円 | 45.2万円 |
31 | 長崎 | 510.2万円 | 37.4万円 | 61.3万円 |
11 | 熊本 | 564.5万円 | 40万円 | 85.1万円 |
13 | 大分 | 561.5万円 | 40万円 | 81.1万円 |
47 | 宮崎 | 418.5万円 | 28.9万円 | 71.9万円 |
35 | 鹿児島 | 490.8万円 | 37.6万円 | 39.1万円 |
19 | 沖縄 | 531.9万円 | 39.6万円 | 56.8万円 |
全国平均 | 533.5万円 | 38.2万円 | 75.6万円 |
6.転職により薬剤師が収入アップした実例!
転職は、薬剤師が収入をアップさせるための近道であることがわかりました。では、実際に転職した薬剤師がどれだけ年収を上げることができたのでしょうか。
- 調剤薬局勤務(30代男性)年収380万円→420万円へ
- 病院勤務(40代女性)年収420万円→500万円へ
- 病院勤務(50代女性)年収500万円→600万円へ
いかがでしょうか。かなりの“上げ幅”で転職する人もいます。転職は、収入アップへの「最短ルート」であるといえるでしょう。
7.薬剤師の収入アップには転職がベスト!
年収アップの方法には色々ありますが、結局「転職」がベストな方法だと言えそうです。
しかし、転職は人生の分岐点といえるものですから、慎重に職場を見極める必要があるのです。
そのためには「薬剤師専門の転職サイト」を利用すべきです。専任のエージェントがあなたの相談に乗ってくれますし、収入アップ重視の転職を全力でバックアップしてくれるでしょう。求人情報からは知ることのできない人間関係なども教えてくれます。
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