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「希望の病院へ転職するには、どの転職方法を選べばいい?」
看護師さんはみんな、どんな方法で転職しているのでしょうか?転職経験のある看護師さんに、HOP!ナビ看護師がアンケートを実施。「一番良かった転職方法」の結果は次の通りです。
上記の通り、1位は転職サイトとなりました。
この記事では、転職サイトが多くの看護師さんに選ばれる理由や、主な6つ転職方法とその特徴、メリット・デメリット、転職の流れ、おすすめの転職サイトについて詳しく解説していきます。
おすすめの転職方法は看護師転職サイト!
- 数ある転職方法の中でも転職サイトの利用がおすすめ
- 転職サイトは、好条件の求人が集まりやすい特徴がある
- 転職サイトを利用すると、無料で履歴書添削や面接同行などのサポートが受けられる
おすすめの看護師転職サイト3選 | |||
---|---|---|---|
順位 | 転職サイト名 | 総合満足度 | |
1 | 看護roo! |
4.66
|
|
2 |
レバウェル看護 (旧 看護のお仕事) |
4.40
|
|
3 | ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
4.2
|
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の内容
看護師の転職のやり方6つを徹底比較
看護師の転職方法・やり方には主に次の6つがあります。
- 転職サイト
- 求人サイト
- 直接応募
- 友人知人の紹介
- ハローワーク
- eナースセンター(日本看護協会)
転職の際に最も重要となる3項目で6つの転職方法を比較しました。
- 求人の探しやすさ:求人数で比較。保有求人数が多ければ多いほど、求人は探しやすくなります。
- 転職サポート力:キャリアアドバイザーやコンサルタントから転職サポートを受けられるかどうか。
- 内定率:採用される看護師の人数割合
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内定率 | |
---|---|---|---|
転職サイト | |||
求人サイト | |||
直接応募 | |||
友人・知人からの紹介 | |||
ハローワーク | |||
eナースセンター(日本看護協会) |
(ミライトーチMedia看護師調べ)
すべての項目で転職サイトが高評価となっています。詳しい比較は、看護師が転職する6つの方法|求人やメリット・デメリットを比較をご覧ください。
看護師の転職の仕方・流れ5つのステップ・手順
看護師の転職の仕方・流れには5つのステップがあります。転職方法による違いを、手順にそってご紹介します。
ステップ1.希望条件・目的・スケジュールをまとめる
転職活動を始める前に、あらかじめ次の2つを準備しておきましょう。
この2つを明確にしておけば、転職活動中に迷ったり悩んだりすることがありません。
1.転職理由と希望条件・目的を書き出す
なぜ自分が転職したいのか、転職する理由や希望条件、目的について自己分析してから転職活動に臨みましょう。
給与額や雇用条件、勤務形態、診療科など、希望条件の優先順位をつけてみましょう。100%希望通りの職場が見つかるとも限らないので、譲歩できる点の洗い出しも大切です。
このとき、希望を挙げた理由まで考えておくと、自分がもっとも大切とする条件は何なのかがはっきりしてきます。
この他、以下の点も書き出しておくと、自己分析がさらにクリアになります。
- 看護師になった理由
- 将来なりたい看護師像
- 今の職場のつらい点、不満な点
2.退職希望日から逆算して転職スケジュールを立てる
現在の職場をいつまでに辞めるのかを自分の中で決めておきましょう。新しい勤め先が決まらないうちに退職日を決めるのは不安かもしれませんが、転職活動がズルズルと長引かないために期限を決めることは需要です。
退職予定日が決まれば、逆算して以下の転職活動をいつから始めればいいかわかります。
退職予定日から3ヶ月前 | 求人情報の収集を始めると同時に転職サイトやハローワークなどに登録。 |
---|---|
退職予定日から2ヶ月前 | 応募先の選定や面接、現在の職場に退職の意思を伝える。 |
退職予定日から1.5ヶ月前 | 内定通知書を受け下り次第、退職願いを提出。退職日確定。 |
退職予定日から1ヶ月前 | 退職手続き、後任への引き継ぎ。 |
転職活動にどれだけ時間がかかるかがわかるため、職場に退職の相談をする時期や手続きのタイミングの予定を立てることができます。新しい勤務先への入職可能時期もはっきりするため、面接時にアピールできます。
ステップ2.求人を探すー複数の転職方法で情報収集
転職活動の前準備が終わったら、次は求人探しです。自分に合った転職先を探すには、次の2つのポイントを抑えましょう。
1.忙しい人は転職サイトで求人探しまでお任せ
退職時期を決めたら、求人情報の収集を始めましょう。しかし、働きながらの転職活動は難しい場合、転職サイトへの登録をおすすめします。
転職サイトに登録すると、転職のプロであるキャリアアドバイザーによる以下のサポートを受けることができます。
- 希望に合った求人を検索紹介
- 好条件の非公開求人も紹介
- 面接や職場見学の日を調整
- 応募先に合わせた履歴書や職務経歴書の添削、面接対策
- 希望の職場の内部情報の提供
- 条件交渉
- 転職後のアフターサポート
これらのサービスはすべて無料で受けられるため、転職方法の一つとして、転職サイトに登録しておくといいでしょう。
2.転職サイトと併用すべき転職方法は?
大規模総合病院やクリニック、介護施設など、さまざまな求人情報が集まる転職サイトですが、より良い転職先を見つけるために他のサービスも併用することをおすすめします。
例えば、以下のケースがそれに当てはまります。
- 国公立病院への転職を考えている
▶ハローワークを併用。国公立病院の求人においては看護師転職サイトよりもハローワークのほうが取り扱い数が多い傾向にあります。 - 医療業界に詳しい人に相談したい
▶eナースセンター(日本看護協会)を併用。基本、元看護師が対応するため、看護師の転職や看護職について相談しやすいでしょう。 - より多くの求人から自分で選びたい
▶求人サイトを併用。全国の人材紹介会社や転職エージェントの求人が集約されているため、一度にたくさんの求人を検索閲覧できます。 - 在職中の看護師から内部情報を教えてほしい
▶友人知人からの紹介を併用。ただし、転職サイトでも応募先に勤務する看護師の話をキャリアアドバイザーを通して聞くことはできます。併用でより確実な情報が得られるでしょう。 - 希望する転職先がある程度決まっている
▶直接応募と併用。まったくの同条件の場合、直接応募のほうが内定率はやや高いので、希望する医療機関が決まっているならリクルートページから直接応募もチャレンジしましょう。
ただし、ハローワークやeナースセンター(日本看護協会)、求人サイトでは転職サイトのような手厚いサポートは行われていないので要注意。それぞれのサービスのメリットを上手に利用して転職活動を進めましょう。
ステップ3.履歴書・職務経歴書を作成し応募
応募先が決まったらさっそく履歴書と職務経歴書を作成します。医療機関の採用担当者が履歴書で重視するのは、職歴、転職回数・在籍期間、志望動機の順です。
職歴 | 正確に記入するのが基本。 |
---|---|
転職回数・在籍期間 | 転職回数の多さを隠すために経歴を省略するのはNG。 |
志望動機 | 面接時にはあえて志望動機を聞かない採用担当者もいるため、履歴書にしっかりと記載しアピール。 |
作成を終えたら、以下の4つの点をチェックします。
- 誤字や脱字がないか
- 折り目が美しいか
- 貼った写真が曲がっていないか
- 空欄がないか
間違いがあった場合は、一部を修正するのではなく最初から書き直しましょう。
作成した履歴書・職務経歴書は、転職方法によって提出するタイミングが以下のように異なります。
ハローワーク、直接応募 | 応募と同時に送付 |
---|---|
eナースセンター | 応募後、先方からの連絡を受けて提出 |
転職サイト、友人知人の紹介 | 面接時に持参 |
求人サイトの場合、求人サイト経由で医療機関へ直接応募するなら応募時に提出、求人サイト経由で人材紹介会社から紹介してもらう場合は面接時の提出となります。しっかり確認して準備しましょう。
ステップ4.採用面接の質問例と自己PR
採用面接で必ず聞かれる質問は、その医療機関を選んだ理由です。応募の本気度を知り、業務の理解度が確認できるからです。
応募先の特徴を事前に調べて、質問の理由や背景まで考えた志望動機を面接で伝えられれば、あなたの熱意や将来の貢献度を自己PRできるでしょう。
【面接でよくある質問とその理由】
- 「当院(当施設)を選んだ理由は?」
▶応募の本気度を知るため、業務の理解度を確認するための質問 - 「当院(当施設)で何がしたいですか?」
▶目的意識があるか、その目的が業務内容に沿っているかを確認するための質問 - 「今までの経験や実務内容は?」
▶どんな病棟でどのような仕事をしていたか知るための質問。専門性の高い業務ならアピールのチャンス - 「退職理由は?」「転職回数が多いのはどうして?」
▶長く働けるかどうかを判断するための質問。説明のためであっても、前職の批判は控えるべき - 「どういった看護観をお持ちですか?」
▶回答に正解はないため、自分の考えを伝えましょう。ただしこだわりを強調し過ぎると敬遠されることも
ステップ5.内定が出たら条件交渉と退職手続き
面接後、応募先からの返事は翌日~2、3日後、遅くても1週間以内にあります。内定の場合、入職を希望するなら転職先と最終的な条件の交渉をし、内定通知書の発行、現職場へ退職願を提出するなどを経て入職となります。
その中で、以下の2点に気を付けて進めましょう。
1.条件は内定通知書に明記してもらう
中には、面接時や内定後にすり合わせた条件を入職後、反故にする病院・施設があります。事前にトラブルを防ぐためにも、雇用条件は面接時に確認を行うだけではなく、内定通知書や採用条件提示書に明記してもらいましょう。
記載してもらう内容は、給料のほかに夜勤やオンコールの有無、回数、残業時間、待遇、交通費など各手当に及びます。依頼しないと発行してもらえない場合があるので、内定後には忘れずに。
条件が明記された内定通知書、採用条件提示書を受け取ってから、現職場へ退職願を出すほうが安心です。
2.スムーズに円満退職できる手続き方法
スムーズで円満に退職するためには、最低でも退職予定日から2ヶ月前には現職場に退職の意思を伝えましょう。現職場が新たに看護師を補充するためには、募集から採用まで一般的に2ヶ月以上は時間がかかるからです。
退職を最初に相談する相手は、シフト管理をしている看護師長がベター。角が立ちづらいだけでなく、退職までのスケジュールを的確にアドバイスしてもらえるため、スムーズに手続きが進められます。
看護師が転職する6つの方法|求人やメリット・デメリットを比較
看護師の転職方法には主に6つの方法があります。それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。
1.看護師転職サイトで転職
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内定率 | |
---|---|---|---|
転職サイト |
(ミライトーチMedia看護師調べ)
転職サイトは民間の人材紹介サービスで、求職者は無料で利用できます。
転職サイトに登録すると、最初に担当のキャリアアドバイザーと面談。希望条件に合う求人を探してくれたり、応募書類作成のサポートをしてくれたり、面接の日程を調整をしてくれたりと、入職するまでサポートを受けながら、転職活動をすることができます。
転職サイトの利用がおすすめな人
- 転職が初めてで求人選びや選考に不安がある人
- 相談しながら転職をしたい人
ハローワークやeナースセンターとは異なり、転職サイトは掲載元である医療機関が利用料を支払う有料の職業紹介事業です。採用に予算が割ける医療機関が求人を出すため、好条件の求人が集まりやすい特徴があります。
ただし、転職サイトによって方針やサービス内容が異なり人によって相性もあるため「どの転職サイトを選ぶか」がとても大切です。
看護師転職サイトのメリット・デメリット
看護師転職サイトを利用するメリット・デメリットは、以下の通りです。
看護師転職サイトのメリット
- 転職サポートが手厚く履歴書添削や面接同行、条件交渉などを行ってくれる
- 扱っている求人の数が多く働き方の幅も広い
看護師転職サイトのデメリット
- 担当者によって、提案やペースに強引さを感じることがある
- 転職サイトによって、サポートの質や求人数に差がある
注意しておきたいのは、転職サイトによってサービスの質に差があること。強引に求人を紹介されるなど、選ぶ転職サイトをまちがえるとストレスになってしまうこともあります。
2.求人サイトで転職
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内定率 | |
---|---|---|---|
求人サイト |
(ミライトーチMedia看護師調べ)
求人サイトは民間の求人情報サービスで、求職者は無料で利用できます。転職サイトと混同されがちですが、担当のキャリアアドバイザーによる求人紹介などの転職サポートが受けられる転職サイトとは異なり、求人サイトでは求職者自らが公開求人から求人情報を検索し応募します。
求人サイトの利用がおすすめな人
- たくさんの求人の中から応募先を選びたい人
- 初めての転職ではなく、転職活動の流れがわかっている人
- 希望条件や職場がはっきりわかっていて迷わない人
求人サイトには、医療機関が直接掲載料を払って求人を出している場合と、人材紹介会社が保有している求人を掲載している場合があります。
前者は求人を出している病院へ直接応募となりますが、後者は人材紹介会社を通しての応募となるので登録が必要となります。
求人サイトのメリット・デメリット
求人サイトを利用するメリット・デメリットは、以下の通りです。
求人サイトのメリット
- 自分のペースで転職活動が進められる
- より多くの求人情報が収集できる
求人サイトのデメリット
- 求人検索から医療機関とのやり取りまですべて自分で行わなければならない
- 掲載されている求人に応募するために、人材紹介会社に登録が必要なことも
病院が掲載している求人への応募する場合は自分で医療機関とやりとりを行うので、電話やメールの対応から職場の雰囲気を知ることができるのもポイントです。
多くの求人から探せるのが求人サイトの魅力ですが、多すぎて求人を探すのに時間がかかったり、応募や面接日の調整なども自分が段取りをしなければいけないことも。働きながらの転職活動だと、忙しさのあまりつい後回しになり、転職活動が長引く恐れもあります。
また、応募したい求人が人材紹介会社のものだと個別に会員登録が必要となり、二度手間と感じる場合もあります。
3.病院などの医療機関に直接応募で転職
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内定率 | |
---|---|---|---|
直接応募 |
(ミライトーチMedia看護師調べ)
転職先に直接応募をする場合は、気になる医療機関のホームページに求人情報が載っていないか確認しましょう。
中途採用の募集をしていれば、提出書類を送付します。求人情報の掲載がない場合は、直接医療機関に電話をして確かめる方法もあります。
直接応募がおすすめな人
- 行きたい病院が明確な人
- 転職経験がある看護師
直接応募のメリット・デメリット
直接応募のメリット・デメリットは、以下の通りです。
直接応募のメリット
- 企業側の採用コストがかからないため、採用難易度が下がることも
- 採用までの道のりが早く、スピーディーな転職ができる
直接応募のデメリット
- さまざまな手続きをすべて自分で行わないといけないために手間と時間がかかる
- 履歴書や面接に関してアドバイスをしてくれる人がいない
医療機関が転職サイトに求人情報を出すと、採用時に紹介手数料を支払う必要があります。金額は求職者の年収の2~3割である場合が多いため、同条件の看護師が同時に応募してきた場合は、手数料の要らない直接応募の看護師が採用となります。
直接応募は内定までのスピード感もメリットです。直接応募の時点で求職者の本気度が伝わっており、仲介とのやりとりも省略されるため、面接の場で内定が出ることも少なくありません。
直接応募のデメリットはサポートをしてくれる担当者がいないことです。求人情報を探したり条件を見極めたりをすべて自分で行うため、余計な手間や時間がかかってしまうことも。判断に迷ったときに相談できず、不安を感じてしまう人もいます。
直接応募の方が転職意欲が高いと評価されている?
採用担当者のアンケートでは「直接応募した看護師のほうが転職意欲が高いと感じる」という回答が多く見られました。そのため、転職したい医療機関が明確に決まっていて、採用確率を高めたいなら、直接応募はおすすめできる方法と言えます。
4.友人・知人からの紹介で転職
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内定率 | |
---|---|---|---|
知人・友人からの紹介 |
(ミライトーチMedia看護師調べ)
看護師が求人を探す方法として、友人・知人の紹介があります。
転職したい医療機関に友人・知人が勤めていれば、採用担当者を紹介してもらうことで選考の機会を得られる場合があります。
友人・知人の紹介で転職がおすすめな人
- 人間関係が理由で転職したい人
- 慎重に転職先を紗害したい人
一方で、知り合いの紹介だからこそ条件交渉がしにくく、条件の良い転職をしたい人には不向きといえます。
友人・知人からの紹介のメリット・デメリット
友人・知人からの紹介のメリット・デメリットは以下の通りです。
友人・知人からの紹介のメリット
- 職場の内情を詳しく知ることができるので、転職後のミスマッチが少ない
- 採用コストがかからないため、採用難易度が下がることも
友人・知人からの紹介のデメリット
- 条件面があいまいになりやすい
- 友人の紹介なので、選考の途中で辞退しにくい
実際にその医療機関で働いている友人から、事前に話を聞けるのは心強いもの。職場の雰囲気や人間関係などを確認してから応募できるので、入職後、ミスマッチで後悔することが少ないのがメリットです。
一方、友人・知人との関係を崩してしまうことを避けるために、条件交渉などで気を遣ってしまうことがデメリットです。選考の途中で状況が変わっても辞退しにくく、条件が希望通りではない場合でも強気の交渉をしづらいなどのケースがあります。
5.ハローワークで転職
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内定率 | |
---|---|---|---|
ハローワーク |
(ミライトーチMedia看護師調べ)
ハローワークは国(厚生労働省)が運営する職業紹介機関で、別名・公共職業安定所といいます。求職者に対して求人の紹介をするのは転職サイトと同様ですが、紹介手数料が生じないのがハローワークの特徴です。
ハローワークの利用がおすすめな人
- 地方や土地勘のない場所で求人を探している人
- 職業訓練受講給付金(※)を受け取りたい人
※職業訓練受講給付金は、ハローワークで求職活動をしながらより安定した就職先を求めて職業訓練を受ける人を支援するための制度です。
ハローワークのメリット・デメリット
ハローワークを利用するメリット・デメリットは以下の通りです。
ハローワークのメリット
- 国公立病院や大学病院など人気の大規模病院の求人が多い
- ハローワークの利用者だけが閲覧できる求人情報がある
- 支給要件を満たせば、再就職手当をもらえる
ハローワークのデメリット
- 転職のサポートが不十分で、条件交渉などはお願いできない
- 営業時間が平日17:00までなので、働きながらの利用がしづらい
- 求人の質は転職サイトよりも良くないことがある
国公立病院や大学病院は、そもそも看護師の採用に割く予算が少ないため、ハローワークに求人掲載が集中する傾向にあります。
デメリットとして知っておきたいのは、ハローワークでは医療機関側が作成した求人票をそのまま掲載している点。そのため、実際の仕事状況と求人票の内容に差が生じる可能性があることです。
しかし、ハローワークでは条件交渉には介入しないので、入職後のトラブルには対応してもらえません。
6.eナースセンター(日本看護協会)で転職
求人の探しやすさ | 転職サポート力 | 内定率 | |
---|---|---|---|
eナースセンター(日本看護協会) |
(ミライトーチMedia看護師調べ)
ナースセンターとは、各都道府県にある公益社団法人日本看護協会が運営する職業紹介機関で、保有している全国の求人を網羅しているのがeナースセンターです。
47都道府県のどこでもサポートが受けられ、ハローワーク同様に紹介手数料がかからないのが特徴です。
eナースセンターの利用がおすすめな人
- 地方や土地勘のない場所で求人を探している人
- 看護師に転職相談にのってもらいたい人
eナースセンター(日本看護協会)のメリット・デメリット
eナースセンターを利用するメリット・デメリットは以下の通りです。
eナースセンター(日本看護協会)のメリット
- 職員のほとんどが看護師のため、悩みに共感してもらいやすい
- 全国の求人を網羅している
eナースセンター(日本看護協会)のデメリット
- 転職のプロではないため、アドバイスの専門性は低い
- 転職サイトやハローワークに比べると、求人数は少なめ
相談にのってくれる職員が看護師のため、「看護師ならでは」の細かい話も相談がしやすい点がメリットです。
デメリットは、職員が転職業界に精通しているわけではないため、アドバイスの質にばらつきがあり、担当者によっては期待した結果が得られないことも。
情報の精度が低いとミスマッチにつながる可能性があるので、よく確認するようにしましょう。
初めての転職なら看護師転職サイト利用がおすすめ
転職方法にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、転職が初めての場合はサポートが手厚い転職サイトの利用をおすすめします。
注意したいのは転職サイトによってサポートの質が異なる点。間違った選び方をすると、強引に転職をすすめられたり、転職後のミスマッチにつながったりします。
転職サイトの特徴をふまえたうえで、転職サポートやキャリアアドバイザー、求人の質がいずれも高いおすすめの転職サイト3つをご紹介します。
東京・大阪など大都市圏に特化|看護roo!
- 初めて転職する人でも徹底的にサポート
- 高給与・好条件求人が多い
- 1人のキャリアアドバイザーが看護師と転職先の双方を担当する一気通貫制
- 事業所は大都市の3拠点
看護roo!は、株式会社クイックが運営する転職の王道サイト。東京や大阪など首都圏・大都市圏に注力した都市特化型の転職サイトです。
キャリアアドバイザー1人が求職者と医療機関の両方を担当する「一気通貫システム」が特徴で、それぞれのニーズをくみ取って紹介してくれます。1人の担当者が双方に対応するため、よりミスマッチのない転職につながります。
保有求人数が多く手厚いサポート|レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
- 仕事と家庭を両立したい人
- ブランクがある・臨床経験が少ないなどでスキルに不安がある人
- 入職から1年未満の早期離職をする新人看護師
「レバウェル看護(旧 看護のお仕事)」は、レバレジーズ株式会社が運営するサイト。求職者に寄り添ったきめ細やかなサポートをしてくれる点が特徴です。
保有する求人数も多く、2023年11月現在で148,350件。数ある転職サイトの中でも最大規模といえます。
希望すればLINEでの連絡も可能で、電話やメールより相談しやすく、働きながら転職する場合もスムーズに進められます。
全国展開で職種も幅広い転職のプロ|マイナビ看護師
- 対面での面談でじっくり相談ができる環境が整っている
- 病院などの職場の内部事情に詳しく、転職後のミスマッチを防げる
- マイナビブランドを活かし、企業や美容クリニックなどの人気求人も保有
「マイナビ看護師」は、株式会社マイナビが運営するサイトです。特徴は扱う求人の幅広さで、他業界の人材紹介も広く行っているマイナビならでは。医療機関だけでなく、治験や産業看護師などの企業求人も取り扱っています。
相談しやすいよう工夫があり、移動時間なしで利用できる「WEB相談会」の他、全国21ヶ所の相談会場で直接相談できる機会も設けています。
まだ転職するかどうか迷っている人も、じっくり相談することができます。
看護師が転職サイトを使って最短で転職するには?
応募から内定まで最短で転職できるのは、直接応募や友人・知人の紹介です。それは、やり取りが直接で、面接の場で内定が出ることも珍しくないからです。
一方で、一番時間がかかるのは、ハローワークやeナースセンターで、登録から転職まで2~3ヶ月かかります。早く転職先をみつけたい看護師さんにとっては遅いと感じるでしょう。
では、看護師転職サイトなどうかというと、求職者の希望にあわせて転職活動の期間が調整できるのが特徴です。少しでも早く新しい職場で働きたい人は応募から入職まで2週間、情報収集から始めてじっくり選びたい人なら最長で半年~1年という例も。
看護師転職サイトは求職者と医療機関の間にキャリアアドバイザーが入るため、選考を早めてもらったり、面接結果を早く決定してもらうよう交渉することも可能。なんと、たったの2日で入職が決まったという看護師さんもいます。
状況に合わせて自分のペースで転職活動をしたいなら、看護師転職サイトがおすすめです。
看護師の転職方法に関するQ&A
最後に看護師転職でよく疑問に思うポイントをQ&A方式でまとめました。
Q.看護師転職は今の職場を辞めてからがいいの?
今の職場を辞めてから転職活動をする場合と、働きながら転職活動をする場合、それぞれにメリット・デメリットがあります。
働きながら転職活動する場合:ブランクが空かず収入も維持。しかし、空き時間を転職活動に充てるため、体力的にきつくなりがち。
現職を辞めてから転職活動の場合:時間や体力に余裕はもてますが、転職活動が長引けば、無収入が続き生活が苦しくなる、ブランク期間が長くなって選考に影響する、などのリスクがあります。
自分に合った方法を選ぶことが大切です。
Q.在職中に転職活動してもばれない?
転職サイトを利用しても、自分の勤めている医療機関にばれることはありません。
業務中の電話対応や、上司に話したことから広まるケースが多く、自分のふるまい次第と言えるでしょう。
職場の人に口外しない、電話対応の時間を工夫するなど対策を取ることで、ばれるのを防ぐことができます。
Q.複数の求人に併願してもいいの?
併願することに問題はありません。ただし、内定が出た後、承諾の回答期限があるので注意が必要です。
併願する際は、内定が出る時期を合わせられるとよいでしょう。すべての結果が同じ時期に出ていれば、検討しやすくなります。
面談の日程調整は、転職サイトの担当者にお願いするとスムーズです。
Q.無料の転職方法はどれ?
転職サイト、求人サイト、直接応募、知人・友人の紹介、ハローワーク、eナースセンターなどの転職方法で、看護師に金銭的な負担がかかるものはありません。すべて無料で利用できます。
ただし、転職サイト、求人サイトを利用した求人側は、採用が決定した時点で紹介手数料が発生します。
まとめ
看護師の転職方法として挙げられる代表的な6つの方法と、そのメリットやデメリットをご紹介しました。看護師の転職活動の基本的な流れや転職方法を知ることで、看護師の転職活動のイメージがつかめたのではないでしょうか。
ベストな転職方法は人それぞれです。転職活動のサポートが必要だと思ったら看護師転職サイトやハローワーク、eナースセンターを利用、自分のペースで活動できると思ったら求人サイトや直接応募など、自分にあった転職方法で希望通りの転職先をみつけてくださいね。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
看護roo! |
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レバウェル看護 (旧 看護のお仕事) |
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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
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ナースではたらこ |
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マイナビ看護師 |
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