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看護師が転職サイトを使わない方がいいといわれる理由は、おそらく転職サイトの仕組みのせいかもしれません。
転職サイトは転職者が無料で使える代わりに、転職先の病院やクリニックから報酬をもらっています。
そのため転職者である看護師にとっては「報酬を優先されて、希望をあまり聞いてもらえないのでは?」などと、悪いイメージがもたれるのでしょう。
しかし転職サイトは転職者が入職直後に退職した場合、報酬の返金を条件にしていることもあります。だからこそ転職サイトは自身の評判のためにも、転職者が満足して長く働けるような職場探しに親身になってくれるのです。
また看護師転職サイトは面接サポートや条件交渉など、一人で転職活動を進める際の難しい部分をしっかりとサポートしてくれるメリットもあります。
転職サイトを使った方がいい人
- 転職活動の面倒をすべてお任せしたい人
- 新人・ブランク・早期退職など、転職に自信のない人
- 派遣・単発・応援ナースで働きたい人
一方で、転職サイトではなく病院等への直接応募のほうがいい人もいます。
国公立病院や特定の病院への転職をしたい人は、転職サイトに希望の求人が出されていない可能性があるので直接応募のほうがいいでしょう。
またコンサルタントのサポートが自分に合わないと感じる人もいるかもしれません。その場合も転職サイト以外の方法を試してみてもいいでしょう。
転職サイトを使わない方がいい人
- 国公立病院限定で転職したい人
- 転職希望の病院・診療科が決まっている人
- 断れない人・流されやすい人
とはいえ、転職サイトを使えば一人で転職活動を進めるよりもスムーズなのは確かです。
希望の連絡方法や頻度をあらかじめ伝えたり、合わないコンサルタントは変更依頼をするなど効果的な使い方をおさえて、転職活動を進めてみましょう。
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---|---|---|---|---|---|---|
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(2024年07月時点)
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この記事の内容
看護師転職サイトは使わない方がいいと言われる4つの裏事情
ミライトーチMedia看護師では、看護師転職サイトを利用して求人紹介を受けた看護師や、転職サイトのキャリアアドバイザー(エージェント)、そして医療機関の採用担当者に取材。その結果、転職サイトを使わない方がいいというイメージを持たれる理由が見えてきました。
▼看護師転職サイトの裏事情
裏事情1.「転職サイトは紹介料目当て」悪いイメージが先行
求職者である看護師にとって、無料で手厚いサービスが受けられる転職サイト。しかし、転職サイトにとっては、どれだけ求人紹介や転職サポートを行っても、実際に看護師が医療機関に入職しないことには紹介料を得ることができません。そのため、紹介料狙いの悪質な転職エージェントも残念ながら存在するようです。
求職者である看護師と、採用する側である医療機関にとって不利益になる事実を隠したまま入職させるケースもあるとか。
しかし採用担当者のコメントや看護師の口コミにある通り、転職サイトの利益のみを優先させても、結果的に人材は定着しません。今回の取材からもわかるように、医療機関の採用担当者も悪質な転職サイトがあることは把握しているため、自然と淘汰されていくのではないでしょうか。
裏事情2.看護師転職サイトでの採用には紹介料が約100万円かかる
紹介料は、採用された看護師の年収の20~30%。正看護師の全国平均年収は483万円ですから、看護師一人採用ごとに100万円前後の金額が医療機関から転職サイトに支払われます。
【人材紹介会社の紹介料に関する調査結果】
職種 | 採用一人当たりの紹介料 |
---|---|
看護師 | 平均76.0万円* |
准看護師 | 平均67.9万円* |
常勤看護職員 | 平均87万円** |
非常勤看護職員 | 平均45万円** |
*「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査 -調査結果概要-」(2020年10月5日)
**日医総研ワーキングペーパー「看護職員等の医療職採用に関する諸問題:アンケート調査の分析と考察」(2017年12月26日)
転職サイトを利用しなければ経費削減になるため、中にはあえて転職サイトに求人を出さないような医療機関もあります。また費用が高い分、採用担当者の評価が厳しくなる可能性もあるでしょう。
一方で、口コミによると採用担当者にとっても転職サイトを使うメリットはあるようです。
裏事情3.採用担当者が転職サイトを使いたくない
「転職サイトを使わない方がいい」と言われる裏事情の1つに、紹介料を快く思わない医療機関の採用担当者がいることが挙げられます。
直接応募やハローワークと比べると採用コストがかかるため、転職サイトを通しての転職活動は不利になるのではないか?そう心配する人も多いでしょう。
「もっとちゃんとした人材を派遣してほしい。人として教育されていない人が多すぎる。費用対効果が全く合わない。 返戻保証期間を延ばすか求人費を下げてもらわないと、今の人材だと高すぎる。 」
引用元:公益社団法人全日本病院協会 一般社団法人日本医療法人協会 独立行政法人福祉医療機構「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査 -調査結果概要-」
一方で、転職サイトやそれを利用して転職する看護師に好印象を持つ採用担当者もいます。
「地方からの期間限定での入職があり、年度途中の退職者の後補充に効果的であった。」
「病院・スタッフのことを考え紹介して下さっているのは伝わってきます。」
引用元:日本医療・病院管理学会誌「民間中小病院における看護職員紹介業者の利用に関する基礎研究」
採用人数が一番多いのは転職サイト
医療機関の採用担当者に看護師の採用割合についてアンケートを行ったところ、以下のような結果になりました。
転職サイトを通して採用 | 7〜9割 |
---|---|
直接応募・ハローワーク・その他で採用 | 1〜3割 |
医療機関の採用担当者にアンケートを行ったところ、採用数が最も多いのは看護師転職サイトからの採用です。採用率は直接応募が若干上回りますが、採用数は看護師転職サイトが一番多いそうです。
厚生労働省の調査では、転職サイトなど人材紹介会社からの採用が4割近くを占めます。
【採用人数計に占める採用経路別の採用者割合(単位:%)】
採用経路 | 採用者割合 |
---|---|
民間職業紹介事業者 (転職サイトなど) |
38.5% |
直接募集 | 21.5% |
公共職業安定所 (ハローワーク) |
15.0% |
縁故(友人・知人の紹介) | 4.1% |
インターネットやSNSの求人情報サイト掲載 | 2.6% |
ナースセンター | 2.4% |
その他(求人情報誌、新聞広告など) | 15.9% |
厚生労働省「医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査 集計結果(概要)」より
直接応募の方が採用率が高い理由
- 医療機関側が払う紹介料がない。
- 求職者(看護師)側も入職を強く希望しているケースが高い。
- 他と比較しないので内定辞退が少ない。
上記の理由で直接応募のほうが採用率が高いのですが、そもそも直接応募の数自体が少ないため、転職サイト経由で入職する看護師が多いのです。
採用担当にとっては間にキャリアアドバイザーが入ることで、医療機関が希望するレベルの経験やスキルを持った看護師を紹介してもらえるという実績と安心感もあります。
採用に関わる業務を最小限に抑えながらも求める人材が確保できるため、紹介料がかかっても医療機関側が利用するだけの価値があるようです。
転職サイトを利用しない病院・施設の経営状態は悪い?
厚生労働省の調査によると約8割の医療・介護事業所が看護師の採用に転職サイトなど民間の人材紹介会社を利用しています。(厚生労働省「医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査 集計結果(概要)」(令和元年12月)より)
一方で、人材募集にお金をかけたくないという医療機関があるのも事実。転職経験のある看護師に取材をしたところ、転職サイトを通して面接を受けたにもかかわらず、医療機関の担当者から「手数料無料のハローワークから応募しなおせないか?」と打診されたことのある看護師もいました。
こういったケースはまれではあるものの、転職サイトを使いたがらない、ハローワークやeナースセンターにしか求人を出さない医療機関は、人材採用にお金をかける余裕がない経営状態である可能性も考えられます。入職したとしても、内定時の条件が守られなかったり、残業代が支払われなかったりと、ブラックな職場であるおそれがありそうです。
裏事情4.キャリアアドバイザーの連絡がしつこいことがある
看護師転職サイトの口コミでよく見られるのが、「担当者がしつこい」というワード。こうしたイメージが広く持たれているようですが、ミライトーチMedia看護師のアンケート調査では次のような結果となりました。
- 「しつこい」イメージなのは利用前だけで、実際に利用するとそう感じる人は少ない。
- 5年以上前の転職サイトのイメージに引っ張られている可能性がある
【転職サイトのキャリアアドバイザーのイメージ】
「しつこい」印象を持った看護師の割合 | |
---|---|
転職サイト利用前 | 100% |
転職サイト利用後 | 17% |
転職サイトを利用する前は全員が「しつこい」という印象を持っていたようですが、いざ利用してみると、キャリアアドバイザーがしつこいという印象を受けたのはわずか17%でした。
「思ったよりしつこくなかった」「電話対応がつらいと伝えたらメールやLINEに切り替わった」との声が多く、他の看護師の経験談やインターネットでの口コミからの先入観にとらわれていた人が多いことがわかります。
もう1点、アンケート調査で注目したいのは、看護師転職サイトに対していいイメージを持っていなかった時期。多くの人が5~12年前と答えており、キャリアアドバイザーがしつこいという過去の口コミで抱いた印象のまま、情報がアップデートされずにさらに拡散されているのかもしれません。
結論:「看護師転職サイトは使わない方がいい」は誤解
求職者や医療機関のことを考えず、紹介料目当てに求人を紹介する転職サイトがあるのは否定できません。しかし、転職サイトの選び方や利用の仕方を間違わなければ、転職活動を効率的に進める強力な味方になります。
事実、医療機関の採用担当者も「看護師転職サイトは使ったほうがいい」と太鼓判を押しています。看護師転職サイトは病院や施設にとっても、人材採用の助けになっているのです。
国公立病院や大学病院など名の知れた医療機関以外はどこも看護師の確保に四苦八苦しています。直接応募やハローワークでは必要な看護師が確保できず、経歴やスキルに不安が残る看護師も採用しなければいけないケースも。
しかし、転職サイトを活用しキャリアアドバイザーが間に入ってくれることで、医療機関が求める人材の採用チャンスが生まれるという大きなメリットがあるのです。
看護師転職サイトは、求人の紹介から応募書類の添削、面接練習、条件交渉まですべて看護師は無料で使えるサービスです。まずは、実際に利用してみて、それから転職サイトで転職をするかどうかを決めるのでも遅くはないでしょう。
看護師転職サイトを使わない方がいい人の特徴3つ
転職サイトのさまざまな事情を考えると、実際に「転職サイトを使わない方がいい」という人もいます。
特に「ここで働きたい!」というような、希望がはっきりしている人は転職サイトではなく病院が出している求人に直接応募してみてもいいかもしれません。
▼看護師転職サイトを使わない方がいい人
一方で、「いろんな求人を比較して検討したい」という人は、転職サイトにある豊富な求人を比較して転職先を決めてみるのもおすすめです。
使わない方がいい人1. 国公立病院限定で転職したい人
看護師転職サイトには大小さまざまな医療機関の求人情報が掲載されています。しかし、国公立病院の求人情報においては別の話。国立病院機構や公立病院の求人情報が看護師転職サイトに掲載されるのはレアケースです。
転職サイトに国公立病院の求人がほとんど出ない理由は?
全国展開する看護師転職サイト・マイナビ看護師では、5万件近くある正看護師の求人のうち、国立病院機構はわずかです。
勤務地を絞り込むと、希望の求人はほとんどヒットしません。
転職サイトに国公立病院の求人がほとんど出ないのには次の2つの理由があります。
- 毎年多くの新卒看護師が入職するため、中途採用にコストをかけない。
- 直接応募やハローワークでも十分に人材が集まる。
国立病院機構は人材募集の予算がもともと少ないため、転職サイト側としては国公立病院から得られる紹介料がかなり低く設定されていることからうまみが少なく、積極的に求人情報掲載の営業をすることがないようです。
国公立病院にはどの転職方法がおすすめ?
前述した通り、最近になって看護師転職サイトに国公立病院の看護師募集情報がちらほら見られるようになってきました。そういった病院は、直接応募やハローワークでも人材が集まらず、紹介料を払ってでも看護師を採用しなければならないほど深刻な人手不足に陥っている可能性が高いといえます。強い希望で国公立病院に入職しても、待っているのはかなりのハードワークと予想されます。
それでも国公立病院で働きたいのなら、看護師転職サイトよりもハローワークを通したり、直接応募がおすすめです。ハローワークは転職サイトより国公立病院の求人を多く保有していますし、転職サイトを経由した看護師よりもコストを抑えられるハローワークや直接応募の看護師のほうが採用される確率が高くなるからです。
ただし、厚生労働省「平成30年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数」にある通り、求人票の内容と実際の労働条件が違うとの申し出が全国で6,811件もありました。そのうち医療・福祉が1,134件と産業別の中で最も多く16.6%を占めています。
ハローワークは転職サイトのように担当コンサルタントによるアフタフォローはありませんから利用には注意が必要です。
ハローワークについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
使わない方がいい人2. 転職希望の病院・診療科が決まっている人
イチから転職先を探す人がいる一方で、働きたい病院が決まっている人もいることでしょう。転職したい病院や診療科があり、キャリアプランが決まっている看護師なら、わざわざ転職サイトに登録してキャリアアドバイザーにサポートしてもらう必要はなく、自力での転職活動をおすすめします。希望する医療機関のホームページでリクルート情報を探し、直接応募するのが転職成功への近道です。
ただし、転職したい病院や診療科が決まっているものの、そのホームページやハローワークに求人情報が出ていない場合は、転職サイトを利用したほうがいいケースもあります。こうした場合は、看護師転職サイトのキャリアアドバイザーに希望の病院や希望の診療科を伝えておき、求人募集があったら知らせてもらうというのも一つの方法です。
ミライトーチMedia看護師が現役キャリアアドバイザーに取材したところ、キャリアアドバイザーは医療機関の採用担当者と密に連絡を取り状況を把握しているため、求人が出るタイミングをいち早く知ることができるそうです。さらには、求人情報が公になる前に、入職希望の看護師がいることを採用担当者に知らせて推薦してくれる場合もあるからです。
また、病院は限定していないけれど、キャリアアップを目指せる医療機関へ転職したいという場合は、管理職の求人を多数保有している看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)といった転職サイトを利用するのもおすすめです。
管理職の求人が多い看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)についてくわしくはこちら
使わない方がいい人3. 断れない人・流されやすい人
キャリアアドバイザーがしつこいというのはあくまでイメージであり、実際に利用した看護師からはキャリアアドバイザーがしつこいという声があまり聞かれなかったというのは、これまでにご紹介した通りです。
とはいえ、ごくわずかでも紹介料目当てのキャリアアドバイザーがいるのも事実。希望に沿わない提案でも断りづらい、流されやすい人は、転職サイトを利用したばかりに不本意な転職をすることになるかもしれません。
採用担当者のコメントにもある通り、そういった看護師は面接ですぐに見抜かれてしまいます。キャリアアドバイザーにすすめられるままに病院・施設へ面接に行ったため、転職に意欲的ではない、短期でやめてしまいそうだという印象を与え、不採用になることも少なくありません。
強引な人に弱い、断れない性格だと自覚している看護師さんが転職サイトを利用する場合は、複数の転職サイトに登録し、希望を尊重してくれる寄り添いタイプのキャリアアドバイザーさんが担当になった転職サイトを選び利用するのがいいでしょう。
看護師転職サイトを使わないと損をする5つのタイプとメリット
非公開求人をはじめとする求人情報の提供、応募書類の添削、面接対策といった転職サポートから、派遣看護師といった働き方の提案までしてくれる看護師転職サイト。
その恩恵により多く預かれる看護師さんは大きく分けて5つ。当てはまる方は「転職サイトは使わない方がいい」のではなく、転職サイトを使わないと損してしまいます。
▼看護師転職サイトを使わないと損をするタイプ
使った方がいい人1. 転職活動の面倒をすべてお任せしたい人
膨大な量の求人情報から希望の転職先を見つけるだけでも一苦労なのに、面接対策や面接の日程調整など、働きながらの転職活動は多忙を極めます。しかし、キャリアアドバイザーのサポートを受ければ、転職活動の手間を省くことができます。
病院側が求める人材がわかりづらい直接応募ではムダなチャレンジを重ねるおそれもありますが、病院側が求める人材の条件を熟知しているキャリアアドバイザーなら、採用される可能性の高い求人を紹介してくれるので転職活動がスムーズ。看護師転職サイトを利用すれば、できるだけ手間や時間をかけずに転職先をみつけることができます。
転職サイトの主なサービス
- 非公開を含む求人紹介
- 面接日程の調整
- 履歴書の添削
- 面接対策
- 雇用条件の交渉
安心のサポート!|サービス満足度が高い看護roo!
- 初めて転職する人でも徹底的にサポート
- 高給与・好条件求人が多い
- 1人のキャリアアドバイザーが看護師と転職先の双方を担当する一気通貫制
- 事業所は大都市の3拠点
使った方がいい人2. 転職理由上位「人間関係」を事前に把握したい人
ミライトーチMedia看護師の調査では、看護師の転職理由第3位は人間関係。理由が理由なだけに、次の職場は慎重に選びたいものですね。
転職サイトのキャリアアドバイザーは求人情報だけではなく、紹介先となる病院・施設の労働環境にも精通しているので、入職前に職場の人間関係について知りたいという看護師にはぴったりです。
ミライトーチMedia看護師が現役のキャリアアドバイザーにインタビューしたところ、人間関係に関しては事実に基づいたアドバイスをするよう心がけていることを教えてくれました。
例えば、職場の雰囲気・人間関係に関して、感じ方は人それぞれ。職場の緊張感が心地よいと感じる人もいれば、いつも緊張してつらいと感じる人もいます。ですから、「看護師の年齢層が若い」、「子育て中の看護師が多い」「厳しいベテラン看護師さんがいる」など、具体的な事実を情報提供して、看護師さんに判断してもらっているそうです。
キャリアアドバイザーのこういった情報から、年齢が離れた看護師と考え方が合うだろうか、ママ看護師が多ければいざというときに助け合えるのではないかなど、入職後の働き方がイメージしやすくなるでしょう。
看護師の転職理由についてくわしくはこちら
使った方がいい人3. 新人、ブランク、早期退職…転職に自信のない人
多かれ少なかれ転職には不安がつきもの。経験の浅い新人看護師なら、求められるスキルが身に付いていないのではないか、妊娠や出産などでブランクのあるママ看護師なら、現場での感覚が取り戻せるだろうかと、不安に感じることもあるでしょう。このように転職に自信のない人こそ、看護師転職サイトを利用すべきです。
新人看護師や短期間で転職を繰り返している看護師は、転職のメリット・デメリットを含め、キャリアアドバイザーに相談してから決めるのもひとつの方法です。医療機関ごとに独自の採用基準があり、看護師歴や転職回数によって面接に進めないケースもあり、求職側が知りえない情報をキャリアアドバイザーは持っています。
また、あらかじめキャリアアドバイザーから職場の特徴を聞くことで入職後のギャップが減り、さらにアフターサポートで新しい職場への不安なども解消できます。長く勤められる職場を見極めるためにも、プロの手を借りることは必要です。
新人看護師、第二新卒の看護師の転職についてくわしくはこちら
看護師の転職回数についてくわしくはこちら
使った方がいい人4. マイペースで転職活動がしたい人
転職サイトに登録をすると、キャリアアドバイザーからのサポートを受けることができますが、しつこい連絡や転職を急かされるというイメージを持つ人は多いようです。果たして、本当にそうなのでしょうか? ミライトーチMedia看護師では、医療機関の採用担当者に取材をしたところ、意外な事実がわかりました。
転職サイト、ハローワーク、知人の紹介、直接応募など、採用活動にはさまざまな方法がありますが、募集開始から入職までにもっとも時間がかかる結果となったのが転職サイトを通じての採用。
気軽に登録できることから、今すぐに転職したい看護師だけではなく、良い条件の求人があったら転職したい、将来の転職のために情報収集をするという人も多いもの。採用担当者も求人から入職までに平均5~6ヶ月ほどの時間を要することを覚悟しているようです。
また、転職サイトを利用する看護師は、複数の医療機関と比較検討していることも多いため、内定から入職までの期間も長くなるのだとか。
いろいろな医療機関を見て比較検討したい、内定をもらってからもじっくりと考えたいというタイプには、転職サイトを通じて転職活動するのがおすすめ。内定から入職までにじっくり検討する時間が欲しいとき、自分ひとりだと採用側に押し切られてしまう可能性もありますが、キャリアアドバイザーを通すことで入職を決めるまでに時間がもらいやすくなります。
使った方がいい人5. 派遣・単発・応援ナースで働きたい人
看護師が派遣として働けるようになり久しいものの、有料老人ホームやデイサービス、社会福祉施設といった医療機関以外での勤務、もしくは病院やクリニック、助産所では産休・育休等の代替派遣、紹介予定派遣に限られています。
そのため、看護師派遣の求人はまだまだ少なく、一般的な看護師転職サイトでは派遣採用の求人情報自体が少ない状況です。派遣や単発、応援ナースとして働きたいなら、これらの求人情報に特化した転職サイトを利用するのがおすすめです。
派遣看護師特化の転職サイト:レバウェル看護派遣(旧 看護のお仕事派遣)
派遣看護師として働きたいなら、看護師向け転職サイト・レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の姉妹サイトである「レバウェル看護派遣(旧 看護のお仕事派遣) 」がおすすめ。キャリアアドバイザーが医療施設を訪問するのはなんと年間4000回を超えるそうで、職場の人間関係や業務量などの情報をしっかりと把握。サポート力の高さが評判です。
ツアーナース・単発特化の転職サイト:MCナースネット
修学旅行やスポーツの合宿、患者さんの外出や旅行などに帯同するツアーナースも人気の求人です。株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する「MCナースネット」には、このようなツアーやイベント会場で看護師として勤務する単発の求人情報が集まっています。このほか最近では、コロナワクチン接種会場での勤務やコールセンターでの単発案件も。
応援ナース特化の転職サイト:ナースパワー
一時的に看護師が必要となった病院や施設で期限を設けて働くのが応援ナースです。看護師の転職や派遣を支援する転職サイト「ナースパワー」では、緊急的に人手が必要となった病院や施設の応援ナースの求人情報を紹介しています。
応援ナースとして入職が決まると、家具家電付きのアパートに入居できたり、引っ越し費用を支給してくれたりと、入職後のサポートも充実。自分で求人情報を探すよりも早く、そして入職後の生活までも整えられそうです。
派遣や単発、応援ナースは、自分のペースで働けたり、次の転職までのつなぎ期間、常勤のお休み日に単発でなど、短期間だけも働けます。このような看護師のニーズにも応えてくれる転職サイトも利用する価値がありそうです。
派遣看護師についてくわしくはこちら
ツアーナースに特化したMCナースネットについてくわしくはこちら
応援ナースに特化したナースパワーについてくわしくはこちら
看護師転職サイトはしつこい?利用した看護師の体験談
キャリアアドバイザーはしつこいという口コミを見て不安に思いながら、看護師転職サイトを使って転職した看護師は、実際にどのような印象を受けたのでしょうか。ここでは3人の看護師の転職体験をご紹介します。自力では探せなかった好条件の求人情報を得ることができたり、親身なアドバイスが転職への不安を和らげてくれたという声も聞かれました。
体験談1:親身で誠実でしつこくなく、好条件の求人と出会えた
「電話ではなくメールがいい」と言うとメールでのやり取りを開始してくれましたし、こちらのスケジュールに配慮した連絡をしてくれたと思います。担当の方は実績が欲しいだろうに焦っている姿勢はまったく見せず親身で誠実さを感じられました。自分では絶対探せないだろうという好条件の求人情報も入手できました。
ハローワークも利用しましたが、やっぱり人気のないいわゆる残りもののような求人ばかりで、転職のモチベーションも下がっていたので、転職サイトの求人情報はとても参考になりました。エージェントの方は紹介先の病院と信頼関係もあって職場の雰囲気や具体的な特徴も教えてくれたのが良かったです。
良くなかった点を挙げると、やっぱり人気の求人はすぐ決まってしまうこと。タイミングだなあとも思いました。まだまだ良いイメージを持ていない方もいるかもしれませんが、効率よく条件の良い求人を提案してくれると思います!時間の節約にもなりますし断然効率がいいです。
体験談2:親身なサポートでイメージが180度変わった
でも、利用してみたらとても便利で、転職サイトへのイメージが180度変わりました。実際にはしつこいというより、親身になってサポートしてくれていると感じました。自分の希望をじっくりと詳しく聞いてくれるところが良いところだと思います。
希望した条件の病院に就職できましたし、転職サイトによっては連絡がしつこい会社もありますが利用価値は大きいと感じました。
体験談3:ていねいなヒアリングと的確な求人紹介が好印象
担当の男性がとても親身で、希望に沿う案件だけをピンポイントで電話で知らせてくれた上、内部事情も教えてくれたのがとても良かったです。担当の方はこちらの話をよく聞いてくれたのがとても好印象でした。特に初回のヒアリングがていねいで導入が良かったので、転職サイトのガツガツした営業色が良い意味で薄れました。
看護師転職サイトおすすめ3選!評判や口コミをもとに紹介
転職を成功させたいなら、転職先選びはもちろんのこと、どのような看護師転職サイトを利用するかも重要です。実際に看護師転職サイトを利用した看護師の口コミや評価をもとに、ミライトーチMedia看護師おすすめの看護師転職サイトを3つご紹介します。
▼おすすめ看護師転職サイト
- 看護roo!:
採用担当者とのつながりを元に求職者にマッチする転職先を紹介 - レバウェル看護(旧看護のお仕事):
転職サポート力が手厚くブランク看護師も安心 - ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク):
美容外科や美容クリニックへの求人特集あり
転職サイトを選ぶ4つのポイント
転職サイト選びで大切なのは求人数だけではなく、紹介求人の質、条件交渉の質、キャリアアドバイザーの質がポイントです。
看護roo!は採用担当者とのつながりを元に求職者にマッチする転職先を紹介
求人数 | 83,071 |
---|---|
求人の質 | 4.8 |
サポート力・交渉力 | 4.5 |
キャリアアドバイザーの質 | 4.7 |
看護roo!は株式会社クイックが運営しており、看護師と医療機関の双方のマッチングを重視したコンサルティングが行われています。
ミライトーチMedia看護師が行ったアンケート調査では、もっとも満足度が高かったが看護roo!でした。
看護roo!は1人のコンサルタントが、求職者と病院の採用担当者の両方を対応するため、両者を深く理解したうえで求人を紹介してくれるのが特徴です。
そのためミスマッチのない転職を実現しやすく、看護師からはもちろん、求人先からも高い信頼を獲得しているため求人情報が集まるといえるでしょう。
親身になって話を聞いてくれたこともあり、コンサルタントの方がすすめるまま転職先を決めました。その結果、入職してから「入職前と聞いていた内容と違う」といったことがあり、もっと細かく話を聞いておくべきだったと思いました。
▼看護roo!
公開求人数 |
83,071件 |
---|---|
職種 |
正看護師、准看護師、保健師、助産師 |
施設形態 |
一般病院、大学病院、クリニック、訪問看護、健診センターなど |
雇用形態 |
常勤、パート(非常勤)、契約社員 |
診療科目・担当業務 |
病棟、外来、オペ室(手術室)、救急外来、ICU系など |
おもな拠点 |
東京、大阪、名古屋、神戸、横浜 |
運営会社 |
株式会社クイック |
厚生労働大臣許可 |
取得 |
(2023年5月17日時点)
レバウェル看護(旧看護のお仕事)は転職サポート力が手厚くブランク看護師も安心
求人数 | 148,350 |
---|---|
求人の質 | 4.6 |
サポート力・交渉力 | 4.4 |
キャリアアドバイザーの質 | 4.2 |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)を運営するレバレジーズメディカルケア株式会社は、「思っていた職場ではなかった」といった後悔する転職をなくし、看護師の長期就業を目指しています。
キャリアアドバイザーのサポート力がすぐれていると評判で、キャリアアドバイザーは直接、病院や施設にこまめに足を運び現場に近いところで情報を収集しています。
例えば、求職者がママ看護師なら、託児所の有無や早退の融通が効くかなどの情報も把握・提供し、理想の転職をバックアップする転職サイトです。
さらに医療機関の人材育成の情報まで収集しているので、ブランクのある看護師も安心して働ける環境の職場を提案してくれます。
また、履歴書サポート・面接サポートの満足度(ミライトーチMedia看護師調べ)は最も評価が高く、ブランクのある復職看護師にもおすすめです。
▼レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
公開求人数 |
148,350件 |
---|---|
職種 |
正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
施設形態 |
病院、クリニック、介護施設、訪問看護 、検診センター |
雇用形態 |
常勤(夜勤あり、日勤常勤)、夜勤専従パート、非常勤など |
診療科目・担当業務 |
病棟、集中治療室、外来、救急外来、透析室など |
おもな拠点 |
東京、大阪、名古屋、埼玉、広島、千葉、横浜、札幌、福岡、京都 |
運営会社 |
レバレジーズメディカルケア株式会社 |
厚生労働大臣許可 |
取得 |
(2023年5月17日時点)
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)は美容外科や美容クリニックへの求人特集あり
求人数 | 約19万件 |
---|---|
求人の質 | 4.2 |
サポート力・交渉力 | 4.1 |
キャリアアドバイザーの質 | 4.1 |
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)は、美容外科や美容クリニックへの転職を目指している看護師におすすめの転職サイトです。
美容クリニックの求人特集を行っているほか、専任のコンサルタントが各地域の医療機関のさらに詳しい情報を教えてくれたり、動画や写真で求人施設の見学をすることができたりします。
また地域ごとの専任担当が高い知識力でサポートしてくれるので、じっくりと相談しながら転職を考えたい人にもおすすめです。
▼ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
公開求人数 | 約19万件 |
---|---|
職種 |
看護師、准看護師、認定看護師、助産師、保健師、管理職 |
施設形態 |
病院、クリニック、訪問看護、企業・学校・保育園など |
雇用形態 |
常勤(日勤のみ、夜勤あり、夜勤のみ)、非常勤 |
診療科目・担当業務 |
内科、外科、透析/糖尿病、放射線科、歯科など |
おもな拠点 |
札幌、仙台、埼玉、千葉、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡 |
運営会社 |
株式会社エス・エム・エス |
厚生労働大臣許可 |
取得 |
(2023年5月17日時点)
ほかの転職サイトも気になる方はこちら
転職サイトの利用の流れ(登録~アフターフォローまで)
転職サイトの利用の流れは、上記の6つのステップで進みます。
ステップ1. 転職サイトに登録
最初に、看護師の転職サイトに登録します。通常、メールアドレスと基本的な個人情報(名前、年齢、職歴等)を入力することで完了します。
ステップ2. 電話でのヒアリング
登録後、転職サイトの担当者から電話があります。この電話ヒアリングでは、自分自身の経験、スキル、希望する職種や勤務地、給与などの詳細を話すことになります。
ステップ3. 担当コンサルタントとの面談
ヒアリング後、担当コンサルタントとの面談を行います。この段階ではあなたのキャリアプランや希望する転職条件についてより深く話し合います。
ステップ4. 求人情報紹介と応募
面談後、あなたの希望に合った求人情報をコンサルタントが紹介します。紹介された求人に興味があれば、コンサルタントを通じて応募します。
ステップ5. 書類選考・面接のサポート
応募後は書類選考が行われ、その後面接があります。この過程では、履歴書や職務経歴書の作成支援、面接対策のアドバイスなど、コンサルタントからのサポートを受けることができます。
ステップ6. 転職先と条件交渉・入職
面接が成功し、求人企業から内定オファーが来たら、給与や勤務時間、休日等の条件交渉を行います。この過程でも、コンサルタントが間に入ってサポートをしてくれます。条件がすべて相違なくなった後、入職時期を調整して転職活動が終了です。
より具体的に看護師転職サイトの利用の流れを知りたい方はこちら
転職サイトをうまく使いこなす5つのコツ
看護師転職サイトの利用には、メリットがあればデメリットもあることがわかりました。転職サイトを使っての転職に満足している看護師とは、利用方法を工夫することで、デメリットをメリットに変えているようです。ここでは、賢い転職サイトの利用法をご紹介します。
▼転職サイトをうまく使うコツ
転職サイトの効果的な利用法についてくわしくはこちら
使い方1. 複数登録は2、3社に抑え比較する
複数登録して比較検討すべきですが、多くの転職サイトに登録するのはキャリアアドバイザーとのやり取りが多くなって管理が大変。看護師転職サイトのかけもちは、2、3社に絞るのが効率的です。
転職サイトごとに扱っている求人が違うため、さまざまな求人情報を紹介してもらえます。なかには同じ医療機関の求人情報を扱っている場合もあり、複数の転職サイトからより精度の高い情報が得られると同時に、それぞれの情報力や交渉力を比較することもできるでしょう。
複数のキャリアアドバイザーにサポートしてもらったうえで、自分と相性の良い転職サイトを見極めて数を絞っていくのもおすすめです。
使い方2. 希望の連絡頻度・連絡方法をあらかじめ伝える
しつこいのがイヤ、やりとりが面倒ということであれば、担当のキャリアアドバイザーに連絡頻度や時間、連絡方法の希望を伝えておきましょう。
仕事や家事で連絡が取れないタイミングで電話がかかってくるのをストレスに感じる人もいるのではないでしょうか。最近では電話のほかに、メールやLINEでもキャリアアドバイザーとのやり取りが可能。あらかじめ希望の連絡方法や頻度を伝えておけば、気持ちよく転職活動に臨めそうです。
使い方3. 経歴やスキルを正確にすべて伝える
転職を成功させたいと思うからこそ、自分のことを良く見せたいと思うのは自然なこと。しかし、嘘はいけません。経験やスキルを偽ってしまうと、転職できたとしてもミスマッチが起こり、早期退職につながるおそれもあります。
たとえ転職理由や回数、経歴でネガティブな要素があっても、キャリアアドバイザーには正直に伝えましょう。問題解決のための対策や、ネポジティブに言い換える方法などアドバイスしてもらえるので安心です。
使い方4. 早めの返信で転職意欲を見せる
さまざまなサービスが無料で受けられるのは、内定時に医療機関から看護師転職サイトに紹介料が支払われるからこそ。看護師転職サイトの立場では内定を獲得して紹介料ももらうことが目的であるため、転職活動に積極的な人を優先的にサポートしたくなるのもうなずけるでしょう。
転職の意欲が高いことを示すためには、キャリアアドバイザーとの連絡を密にすることです。忙しいときは電話に出られなくても、メールで早めに返信しておけば転職意欲は伝わります。返信の目安は、キャリアアドバイザーからメールを受け取ってから1日以内。返信が難しい期間はあらかじめ伝えておきましょう。
使い方5. 相性が悪いキャリアアドバイザーは変更依頼
うまくコミュニケーションが取れない、サポートに満足できないなど、キャリアアドバイザーとの信頼関係が築けないと思ったら、担当者を変更してもらうことも可能です。人と人との付き合いですから、相性が合う・合わないはあることです。
看護師転職サイトとしては、求職者がキャリアアドバイザーの変更を希望するのは問題ないとしています。直接、担当者には伝えにくいことなので、インターネットから手軽に変更依頼をすることが可能です。
次こそは相性の良いキャリアアドバイザーと出会うためにも、担当者の変更を依頼する際は理由を詳しく報告しましょう。さらに、新しいコンサルタントはどんな人がいいかを伝えておけば、2度も担当者の変更をすることはないでしょう。
看護師転職サイトを使わないで転職できる? 転職サイト以外の転職方法7選
看護師転職サイトの悪いイメージが払拭できず、利用する気になれないという人もいるかもしれません。看護師転職サイトを利用しない場合、どのような転職活動の方法があるかご紹介しましょう。
転職サイト以外の転職方法を比較検討
自力で転職活動をする直接応募や知人の紹介、人材紹介サービスのハローワークやeナースセンター、看護師向け派遣会社など、看護師転職サイトを使わない転職方法も数多くあります。これらにはそれぞれ特徴があり、集まる求人案件も異なるため、組み合わせて利用するのも賢い方法です。それぞれのメリットデメリットを知り、自分にあった転職方法をみつけましょう。
- 直接応募
- ハローワーク
- eナースセンター
- 知り合いの紹介
- 看護師向け求人サイト
- 看護師向け派遣会社
- 大手一般転職サイト
看護師の転職方法についてくわしくはこちら
看護師転職サイトを使わない転職方法1. 直接応募
転職経験があり、働きたい医療機関が決まっている看護師におすすめの転職方法は直接応募です。
まずは、希望の医療機関のホームページをチェックしてみましょう。中途採用の募集が出ていたら、募集要項を確認して履歴書をはじめとする必要書類を提出します。求人情報が掲載されていなくても、あきらめずに電話をかけて確認を。情報が載っていなくても人材募集をしていることもあるようです。応募から採用までの期間が短く、面接の場で内定がもらえて入職日が決まることも珍しくありません。
直接応募と看護師転職サイトを通して応募した看護師が競合した場合、医療機関にとって低コストである直接応募の看護師が採用されやすいのが特徴です。しかし、履歴書の作成や面接対策も自分で行う必要があるため、看護師転職サイトの添削サービスを受けた履歴書と比べられると見劣りしてしまう危険性も。
看護師転職サイトを使わない転職方法2. ハローワーク
厚生労働省が運営する職業紹介機関であるハローワーク。求職者だけでなく、採用側も無料で利用できるのが特徴です。採用コストがかからないことから看護師転職サイトには掲載しない国公立病院や大学病院といった医療機関が求人情報を出していることも多いのでおすすめです。
また、雇用保険加入者であれば、条件に応じて再就職手当を受けることもできるのがうれしいところ。ハローワークはどの地域にもあるので、地方で求人を探している人にとって便利な転職方法です。ただし、現在働いていない方向けのサービスのため、退職前には利用できません。
また、ハローワークは幅広い求人を取り扱っているため、看護師求人に特化したサービスではないのが残念なところ。特殊ともいえる看護師転職のアドバイスや手厚いフォローはあまり期待できないでしょう。また、医療機関が作成した情報をそのまま紹介しているため、入職後に条件が違うトラブルもあるようです。
看護師転職サイトを使わない転職方法3. eナースセンター
公益社団法人看護協会が運営しているのがeナースセンターです。各都道府県に設置されているため、全国どこでも看護師求人を紹介してもらえます。eナースセンターの職員の多くが看護師としての勤務経験があるので、頼もしい相談相手だといえるでしょう。
ただし、eナースセンターの職員はあくまで医療従事者であり、転職業界のプロではない点に注意。残念ながら、履歴書作成や面接のアドバイスの質は高いとはいえないようです。また、求人紹介や面接日程の調整に時間がかかるという声も寄せられました。
ただし、eナースセンターの職員はあくまで医療従事者であり、転職業界のプロではない点に注意。残念ながら、履歴書作成や面接のアドバイスの質は高いとはいえないようです。また、求人紹介や面接日程の調整に時間がかかるという声も寄せられました。
看護師転職サイトを使わない転職方法4. 知り合いの紹介
転職したい医療機関で働いている知人や友人から紹介してもらう方法もあります。実際に働いている人なら、職場の雰囲気をよく知っているはず。事前に職場のくわしい情報を収集できるので、入職後のイメージがあらかじめできるのが最大のメリットだといえるでしょう。職場の人間関係が心配という人に向いている転職方法です。
しかし、ここで注意したいのは友人や知人の顔を立てるあまり、自分の希望を通しにくくなることです。採用条件の交渉や内定の辞退がしづらかったり、入職後に不満があっても辞めづらいといった声もあります。また、職場の内情がわかるとはいえ、その情報には友人や知人の主観が入り客観的な視点が失われている可能性にも注意しましょう。
看護師転職サイトを使わない転職方法5. 看護師向け求人サイト
看護師向け転職サイトと看護師向け求人サイトは似て非なるもの。転職サイトでは専任のキャリアアドバイザーがついて求人紹介をはじめとする転職活動のサポートをしてくれますが、求人サイトはさまざまな病院や施設、人材紹介会社の求人を一度に検索でき、自分で選び応募できるサービスです。
看護師求人サイトの利用方法には2種類あり、病院・施設に直接応募できる場合と、求人サイトに求人を掲載している人材紹介会社に登録してから応募する場合です、前者は、キャリアアドバイザーとの面談といった手間を省き、気に入った求人があればすぐにでも応募が可能。転職したい医療機関が決まっていたり、直接応募でがんばりたいという看護師にはうってつけの転職方法でしょう。
後者は、人材紹介会社への登録が必要ですが、それ以降は転職サイトと同じように担当がつき、キャリアアドバイザーから転職サポートが受けられます。自分のペースで転職活動を進めたい、とりあえずはどんな求人があるのか知りたい、なるべく多くの求人から探したいという看護師にうってつけのサービスでしょう。
看護師転職サイトを使わない転職方法6. 看護師向け派遣会社
派遣という雇用形態に特化した人材紹介サービスを行っているのが、看護師向け派遣会社です。1日~1週間の単発派遣や、3ヶ月までの短期派遣、3年までの長期派遣、派遣先に正職員として直接雇用されることを前提とした紹介予定派遣など、さまざまな働き方から自分に合ったものが選べるのが特徴。
まずは派遣会社に登録して、キャリアアドバイザーから求人情報を紹介してもらいます。求人に応募すると、まずは派遣会社での社内選考となり、そこで通過してはじめて医療機関での面接となります。
派遣法により看護師の派遣は医療機関以外と定められているため、求人の多くは有料老人ホームやデイサービス、社会福祉施設です。病院やクリニックでは、産休や育休の代替派遣、紹介予定派遣のみのため、病院勤務の求人はわずか。病院で働きたいのなら、派遣という働き方にこだわらないほうがいいかもしれません。
派遣看護師についてくわしくはこちら
看護師転職サイトを使わない転職方法7. 大手一般転職サイト
医療や看護に限定せず、幅広い業種や職種の求人情報を掲載しているのが一般転職サイトです。大手転職サイトなら大手企業や優良企業の求人情報が多いのが特徴。求人自体は少ないですが、看護師資格を生かして憧れの企業で働くチャンスが得られるかもしれません。未経験の職種にもチャレンジできる求人情報も多く掲載されているので、看護師を辞めて他職種へのジョブチェンジを目指す人にも利用価値はありそうです。
さまざまな業界の求人情報を取り扱っている一般転職サイトですが、医療・看護業界の求人はほとんど掲載されていないのが現状。転職先でも看護師として働くなら、看護師向け転職サイトを利用したほうが良さそうです。
一般の転職サイト:リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、人材業界大手の株式会社リクルートが運営する一般の転職サイトです。保有求人数は公開・非公開を合わせて30万件以上(2021年9月時点)あります。サポート実績が豊富で、企業の選考対策ノウハウが蓄積しています。
病院以外への転職についてくわしくはこちら
他職種への転職についてくわしくはこちら
看護師転職サイトのよくある質問
ここからは「看護師転職サイトを使わない方がいいのか?」に関する疑問について、いくつかご紹介します。
看護師転職サイトを使わないと転職できないの?
看護師が転職するには転職サイト以外にもさまざまな方法があります。ハローワークや求人誌、病院への直接応募などです。
ただし転職サイトには全国から多くの求人が集まっているため、一度に複数の求人を比較できます。
また履歴書や面接のサポート、求人票には書かれていないような詳しい情報を教えてくれるなど、看護師の転職活動の助けになってくれるサービスが豊富です。
転職サイトはしつこいって本当?
転職サイトに登録すると担当のコンサルタントが転職者(登録者)一人一人に付きます。
コンサルタントは転職先の希望条件を元に求人を紹介してくれるなど、転職に関する多くのサポートをするため頻繁なやり取りが必要になることもあります。
そのため転職者の中には「連絡がしつこい」と感じる場合もあるでしょう。
そんな時は、連絡の頻度や時間帯などの希望をしっかり伝えるとわずらわしさを軽減できるかもしれません。
看護師転職サイトを使うのにお金はかかる?
看護師転職サイトの利用にはお金はかかりません。すべて無料です。
看護師転職サイトは転職者(登録者)ではなく、求人を掲載している病院やクリニックから人材の紹介料という形で報酬をもらっています。
そのため転職者が無料で利用できるのです。
看護師転職サイトを使うと不利って本当?
看護師転職サイトを使うと不利といわれる理由は、看護師転職サイトが病院側からもらっている報酬にあるかもしれません。
看護師転職サイト経由で転職した場合、病院側は転職サイトへ多額の紹介料を支払わなければなりません。そのため採用にお金をかけたくない場合は、直接応募やハローワーク経由で応募してきた求職者の採用に力を入れる場合もあるかもしれません。
しかし転職サイトへ求人を出している時点で、採用にお金をかけてでも人材を集めたいという意図もあります。転職サイトか直接応募かに関わらず、求めている人材にマッチしているかを重視されるでしょう。
自分の希望条件に合った転職先を見つけましょう
口コミでは使わない方がいいと言われることの多い看護師転職サイトですが、実際に利用した看護師の評価は高く、利用して良かったという声が多く聞かれました。看護師転職サイトの仕組みや賢い利用方法を知ることで、転職サイトへのネガティブなイメージはなくなるはず。そして、転職活動に不安がある人にとって、キャリアアドバイザーのアドバイスやサポートほど心強いものはないことがわかるでしょう。
転職成功への道は、自分にあった看護師転職サイトをみつけることから始まります。
参考文献
ミライトーチMedia看護師では、正確な情報を掲載するため、厚生労働省などの信頼できる機関が発表しているデータをもとにコンテンツを作成しています。
「医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査 集計結果(概要)」
厚生労働省「平成30年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数」
「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査 調査結果概要
日医総研ワーキングペーパー「看護職員等の医療職採用に関する諸問題:アンケート調査の分析と考察」 民間中小病院における看護職員紹介業者の利用に関する基礎研究
【このサイトの運営者情報】
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2006年10月24日 |
資本金 |
31,000,000円 |
事業内容 |
デジタル事業メディア SNSアニメ事業 通販事業者向け集客支援事業 プラットフォーム事業 有料紹介事業(厚生労働大臣許可番号 13-ユ-311579) |
連絡先 |
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