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「新潟県の転職事情に詳しい転職サイトはどこ?」
「新潟全域の求人が多い転職サイトはどこ?」
「新潟の転職に有利な転職サイトを知りたい」
新潟県で転職したいと考えている看護師さんは、新潟県の求人を多く扱っていて、地元の情報に詳しいキャリアアドバイザーがいる転職サイトを利用したいですよね。
この記事では、新潟エリアでの転職におすすめな看護師転職サイトをランキング形式で紹介するとともに、新潟県の看護師の転職事情についても解説していきます。おすすめの看護師転職サイト3選 | |||
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順位 | 転職サイト名 | 総合満足度 | |
1 | 看護roo! |
4.66
|
|
2 |
レバウェル看護 (旧 看護のお仕事) |
4.40
|
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3 | ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
4.2
|
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の内容
新潟に強い看護師転職サイトランキング
新潟県で転職したい看護師におすすめの看護師転職サイトを、「看護師の満足度(※)」と「エリア別の求人割合」の2点に注目し、ランキング形式でベスト5まで紹介していきましょう。
ここでご紹介するのは、その多くが全国対応の大手看護師転職サイトです。大手ならではのノウハウや求人数、サポート力を、実際に転職サイトを利用した看護師の満足度や各転職サイトの北陸・甲信越地方の求人割合の大きさで比較。本当に北陸・甲信越地方に強い転職サイト、ひいては新潟に強い転職サイトが見えてくるでしょう。
ー北陸・甲信越でおすすめの看護師転職サイトランキングー
ランキング | 満足度 | 全国に占める北陸・甲信越求人の割合 |
---|---|---|
1位 看護roo! | ★4.66 | 6.54% |
2位 レバウェル看護 (旧 看護のお仕事) | ★4.40 | 5.53% |
3位 ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) | ★4.13 | 6.86% |
4位 看護師ワーカー(旧 医療ワーカー) | ★3.90 | 6.12% |
5位 ナースではたらこ | ★4.26 | 4.5% |
※看護師の満足度の算出方法はこちらをご覧ください。
1位 看護roo!
満足度 | ★4.66 |
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全国に占める北陸・甲信越求人の割合 | 6.54% |
北陸・甲信越地方の事業所 | ー |
【アクセス】 | ー |
看護roo!は株式会社クイックが運営しており、看護師と医療機関の双方のマッチングを重視したコンサルティングが行われています。
1人のコンサルタントが、求職者と病院の採用担当者を両方対応するため、両者を深く理解したうえで求人を紹介してくれるのが特徴です。
また、拠点は東京・大阪・名古屋・神戸・新横浜を注力エリアとしていますが、それ以外の地方・県でも多くの求人を保有しており、新潟県の主要都市の優良求人も豊富に扱っています。
看護roo!の口コミ
希望に対してすばやく丁寧な対応
時間がなかったので電話での対応でしたが、こちらの希望する転職先についてこと細かく聞いてくれて第一印象が良かったです。その2日後には転職先を見つけてくれたので少し驚きましたが、求人内容も希望と一致していたので信頼が高まりました。(50代前半・女性)
初めての転職も安心してできました
初めての転職ですべてが不安でしたが、面接に同席してくれたり親身になって話を聞いてくれたりしたため、安心して転職活動ができました。退職する際にはどのように話をすれば良いのかなどのアドバイスもしてくれました。(30代後半・女性)
頻繁な電話での連絡が不便でした
親身になって話を聞いてくれたこともあり、コンサルタントの方が勧めるまま転職先を決めました。その結果、入職してから「入職前と聞いていた内容と違う」といったことがあり、もっと細かく話を聞いておくべきだったと思いました。(30代後半・女性)
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
満足度 | ★4.40 |
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全国に占める北陸・甲信越求人の割合 | 5.53% |
北陸・甲信越地方の事業所 | ー |
【アクセス】 | ー |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)を運営するレバレジーズメディカルケア株式会社は、「思っていた職場ではなかった」といった後悔する転職をなくし、看護師の長期就業を目指しています。
直接施設に足を運んで職場に近い情報を収集し、託児所の有無や早退の融通が効くかなどの情報も把握しているため、ママ看護師にはぜひ利用してほしい転職サイトです。
また、サポートの手厚さも魅力の一つで、履歴書サポート・面接サポートの満足度(ミライトーチMedia看護師調べ)は最も評価が高く、ブランクのある復職看護師にもおすすめです。
3位 ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
満足度 | ★4.13 |
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全国に占める北陸・甲信越求人の割合 | 6.86% |
北陸・甲信越地方の事業所 | ー |
【アクセス】 | ー |
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)を運営する株式会社エス・エム・エスは、各地域に専任のコンサルタントを置いているため、全国各地の医療機関の求人状況や傾向を熟知しています。
そのため都心はもちろん、地方で転職を予定している方も豊富な情報をもとに転職サポートしてくれます。
また、アンケート項目「初回連絡の早さ」でも1位を獲得し、対応スピードが速いことも評判です。他の看護師転職サイトでは数日かかることもある初回の連絡が、ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)は2時間以内で届くことが多く、「できるだけ早く転職したい」という方にもおすすめです。
※エリア別担当制についてはこちら
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の口コミ
転職先が求める人材情報を調査・共有
キャリアアドバイザーの方が親身に相談にのってくれたためナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)を利用しました。 知りたいことを質問すると実際に職場に聞いてくださったり、逆にこんな人材が欲しいと先方の希望を代わりに聞いてくださったり頼りになりました。(20代後半・女性)
キャリアアドバイザーさんが一番親身で親切
転職する際に複数の転職サイトを利用しましたが、ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)のキャリアアドバイザーさんが一番親身になって相談にのってくれました。(30代前半・女性)
求人の出ていない病院の情報も教えてくれる
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)など、複数の転職サイトに登録して転職活動をしました。担当のキャリアアドバイザーさんにいろいろ聞くと公開求人がない病院の情報も教えてくれる時があり助かりました。ただ、一度登録するとショートメールや電話が定期的にかかってくる点はデメリット。(30代前半 女性)
4位 看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)
満足度 | ★3.90 |
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全国に占める北陸・甲信越求人の割合 | 6.12% |
北陸・甲信越地方の事業所 | ー |
【アクセス】 | ー |
保有求人の3割を占める非公開求人(※)の中には高収入の管理職求人もあり、管理職志望の看護師におすすめです。
看護部長・師長・主任などの募集は少ないですが、看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)であれば提携病院と強いネットワークを活かして管理職の求人もそろえています。
一方で、電話やメールなどの連絡頻度がほかの転職サイトに比べて多いため、いますぐ転職を考えていないという方には不向きといえるでしょう。
※非公開求人についてはこちら
看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の口コミ
友人看護師のおすすめで利用
友人が利用したことがありアドバイザーの方が親切だと聞いていたため、看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)を利用しました。キャリアアドバイザーさんからはまめに連絡をいただき、ネットには出ていない求人などについても教えてくれて役立ちました。(30代前半・女性)
5位 ナースではたらこ
満足度 | ★4.26 |
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全国に占める北陸・甲信越求人の割合 | 4.5% |
北陸・甲信越地方の事業所 | ー |
【アクセス】 | ー |
ナースではたらこを運営するディップ株式会社は、「はたらこねっと」「バイトル」などでおなじみの人材紹介会社で、そのネットワークを生かした独自のサービスが魅力です。
通常、募集のない医療施設への転職はかなり難しいですが、全国の多くの医療機関とのつながりがあるこそ実現できる「逆指名」での応募はナースではたらこの強みといえます。
働きたい医療機関がある方は、ナースではたらこを利用することで募集のない医療機関でも求人応募できるかもしれません。
ナースではたらこの口コミ
アフターフォローも万全でリピート利用
いろいろな転職サイトに登録したけれど、最終的に決めたのはナースではたらこでした。以前にも利用したことがあり、お給料や雰囲気、人員の配置など聞きにくいことを細かく応募先に聞いてくれ、採用担当者と相談してくれました。また転職してからも様子を聞いてくれて、長く付き合っていけるところだと感じました。(30代前半・女性)
連絡頻度にムラがあるが3日以内には返信あり
ナースではたらこを利用した時は、転職先にいろいろ確認してほしいことが多かったのですが、なかなか返信が来ない時がありました。でも、私自身への質問や求人案内に関してはとてもこまめに連絡をくれました。要件によって連絡が早い時と遅い時のムラがありましたが、いずれも遅くとも3日以内には返信がありました。(30代前半・女性)
担当者が新潟の医療機関に詳しく安心
求人が豊富だったのでナースではたらこを利用しました。担当の方が新潟に詳しく、どんな職員がいるかなど応募先の人間関係に詳しく助かりました。(30代前半・女性)
自分に合った求人が見つかりました
初めての転職で失敗したので2回目は違うサイトを利用しました。担当のコンサルタントに1回目の失敗をきちんと話したおかげで、自分に合った求人を紹介してくれました。(30代後半・女性)
仕事中にも何度もかかってくる電話
仕事中にも関わらず昼間の連絡が多かったように感じます。折り返しできずにいるとまた電話がきて、思っていたより頻繁に電話がかかってきて大変でした。(30代後半・女性)
全国版の総合ランキングが気になる方は、こちら。
新潟特化の看護師転職サイトや求人サイトもおすすめ
新潟エリアに強い転職サイトランキングでご紹介したのは、その多くが全国対応の大手看護師転職サイトです。その一方で、ランキングには入らないものの、地域密着型で新潟県に特化した転職サイトや求人サイトもあります。
まずは新潟でどんな求人があるのか知りたい、新潟県の中でも特にこの市の求人をできるだけ多く調べたいとこだわって求人を探したい方には、複数の人材紹介会社の求人がまとめて検索できる求人サイト(※)を利用するという方法もあります。
ここでは、新潟特化型の地域に密着した転職サイトと、新潟の求人情報をなるべく多く集めるのにおすすめの求人サイトを紹介していきます。
※転職サイトと求人サイトの違いについてはこちら
求人サイト:マイナビ看護師
マイナビ看護師を運営する株式会社マイナビは、対面でも相談できる機会を定期的に設けているため、「じっくり相談に乗ってもらいたい」という人におすすめです。
ミライトーチMedia看護師調べによると、「キャリアアドバイザーの情報力・知識量」がどのサイトよりも優れています。職員の定着率や残業時間などの情報まで伝えてくれるからこそ、失敗しない転職ができます。
さらに、大手「マイナビ」ならではのパイプによって、病院だけでなく看護師の資格を活かすことのできる一般企業の求人もそろっているため、病院以外に転職したい方にもおすすめです。
マイナビ看護師の口コミ
条件に合った求人情報をこまめに提供
キャリアアドバイザーさんが親身になって相談にのってくれ、条件に合った求人が出るとその都度教えてくれてとてもありがたかったです。(30代前半・女性)
難しい希望にも応えてくれました
当時小さい子どもがいたため、託児所付きの週3日の非常勤看護師、自宅近くの駅から3駅以内という条件を伝えました。厳しい条件でしたがとても丁寧に対応してもらえて、紹介された求人量も多かったため、自分に合ったところを見つけることができました。(30代前半・女性)
会員登録のハードル
会員登録をしないと求人が詳しく探せないところを改善してもらえたらいいなと思いました。会員登録をすると電話が頻繁にかかってきてしまうため躊躇してしまいます。そこまで転職する気はなくても良い条件のところはないかとふと探す時、気軽に利用できたらいいなと思います。(30代前半・女性)
求人サイト:ナースJJ
ナースJJは転職コンサルタントがつき転職のサポートをしてくれる看護師転職サイトです。大きな特徴はナースJJの求人案件だけでなく、ハローワークや直接応募の病院求人を掲載していることです。また、気になる医療機関の求人の有無を直接確認してくれます。
「しゃべくる看護」というサービスでは医療機関の口コミも数多く掲載されています。人間関係などを重視したい看護師さんは参考にするといいでしょう。
新潟県の求人は659件(2023年11月17日現在)と多く保有しており、エリアを絞って求人を検索する機能もついています。自宅近くの求人を検索したいママさんナースにおすすめしたい転職サイトです。
求人サイト:ナース専科求人ナビ
「ナース専科求人ナビ」は看護師求人に特化した求人サイトで、数ある求人サイトの中でもその求人数の多さは特筆すべき点です。
大手の看護師転職サイト「ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)」と同じ、株式会社エス・エム・エスが運営するサービスで、ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)をはじめ看護師求人を扱う人材紹介会社の求人を一括で検索できます。
いくつもの転職サイトに登録しなくても、一つの求人サイトだけで様々な求人情報を知れるため、自分一人で効率的に情報収集したい方にはおすすめです。
ただ、非公開求人(※)と呼ばれる好条件の求人情報は、各転職サイトに登録しないと紹介してもらえないためすべての情報が見られるわけではありません。
※非公開求人についてはこちら
希望の地域に合った看護師転職サイトの選び方
「新潟で希望の求人がみつかる転職サイトを選びたい、でもどこに登録したらいいのかわからない…」という看護師さんは、次の3つのポイントに注目して選びましょう。
最初に紹介した「北陸・甲信越でおすすめの看護師転職サイトランキング」は、上の2つのポイントで比較・算出し、ランキング化しています。上位なほど「看護師の満足度」「求人数の割合」において、
その地域に強い看護師転職サイトというわけで、そこに含まれる新潟県にも強いことを意味するので、選ぶ際に注目すべき点です。
新潟県で転職した看護師の満足度を比較
「紹介された求人に満足できたか」「キャリアアドバイザーは希望する地域に詳しかったか」など実際に転職サイトを利用した看護師の声を比較することをおすすめします。
全国対応の看護師転職サイトでも、地域によって求人の豊富さやキャリアアドバイザーの対応力が異なる場合があります。
そのため、実際に新潟県で転職サイトを利用した看護師の口コミや評判を参考にすることで、ずれのない満足度を比較できます。
- 電話・メールの頻度は丁度よかったか
- 紹介された求人は希望が反映されていたか
- キャリアアドバイザーからプロ視点の適切なアドバイスを受けられたか
- キャリアアドバイザーは条件交渉をしてくれたか
このような点に着目すると、より自分に合った転職サイトが見つかりやすくなります。
口コミ
転職サイトで希望通りの転職ができた
転職サイトは、求人情報自体が詳細に記載されており、それだけでも十分にどんな職場なのか把握できました。担当のキャリアアドバイザーさんも親身にこちらの希望を聞いてくれて、希望に近い求人を案内してくれますが強引な感じは全くありませんでした。むしろ希望をたくさん言えば言うほど求人を持ってきてくれるため助かりました。入職後も想像していた働き方とギャップがないか、不安なことはないかなど、些細なことでも聞いてくれて信頼できました。(30代前半・女性 美容外科クリニック勤務)
アフターサポートが充実し過ぎるのも面倒
特に転職サイトを利用した際のデメリットは思いつきませんが、強いて言うなら転職後の電話が多いこと。アフターサポートとして連絡をくれるているのだと思いますが、こちらが相談するようなことがない場合は必要ないかなと思います。また、同じ職場を希望している求職者に向けのてアドバイスや注意点などを求められることもあり、それを話さなければいけないのも面倒でした。(30代前半・女性 老人保健施設勤務)
転職サイトが保有している新潟県の求人数とその割合
利用者の声と合わせて転職サイトで比較してほしいのは、それぞれの転職サイトが○○の求人をどれくらい持っていて、それが保有求人数全体のどれくらいの割合にあたるのかという点です。
単にその地域の「求人数」ではなく「割合」で比べることで、その転職サイトがどの地域に注力しているかがわかります。
反対に全国的に多くの求人を扱っている転職サイトでも、東京をはじめとした関東の求人に偏っていて○○、▲▲の求人はあまり扱っていないといったサイトの特徴も把握できます。
新潟県の看護師転職市場の傾向
新潟県で看護師として働くとはどういうことか、ここでは全国平均と比較してみましょう。
年収相場や求人倍率、地域の特色などから、新潟県での看護師転職市場の傾向が見えてきます。
新潟県の年収相場
まずは、全国の正看護師の平均年収と、新潟県の正看護師の平均年収を比べてみます。
【正看護師の年収比較】
全国平均 | 約483万円(正看護師全体) |
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新潟県 | 約479万円(女性正看護師) |
北陸・甲信越地方の県平均 | 約472万円(女性正看護師) |
東京都 | 約508万円(女性正看護師) |
参照:政府統計ポータルサイト「e-Stat」賃金構造基本統計調査 2019年
新潟県の女性正看護師の給料は、全国平均より5万円低い約479万円です。全国都道府県ランキングでは、真ん中より少し上の21位にランクインしています。
この給与水準が現場の看護師さんにとって満足できるものかというと、必ずしもそうとはいえないようです。
病院数は少ないが、病床数と患者数は多い新潟
一般的に、給料や福利厚生の充実度と、病院の規模は相関関係にあるといわれていますが、新潟県の場合は少し事情が異なります。
新潟県の病院数は人口10万人当たり5.7ヶ所と全国37位の少なさですが、1つの病院当たりの病床数は221床と、全国2位の多さです。また、1つの病院当たりの入院患者数は185.9人と全国2位、外来患者数は250.8人と全国6位の多さとなっています。
このことから、新潟県は人口の割に病院数が少ない分、一つひとつの病院の規模が大きく、患者数も多いことが分かります。
その規模に対応するためか、病院あたりの看護師数も177.3人と、全国7位の多さで配置されています。
参考:厚生労働省「厚生統計要覧(令和元年度)第2編 保健衛生 第2章 医療」
忙しすぎる国公立病院「この給料では割に合わない」
新潟県の看護師さんによれば、同じ病院内でも診療科により忙しさに差があり「透析科勤務の時は残業がほとんどなかったけれど、内科の病棟では残業するのが暗黙のルールで、先輩が終わっていなければ帰れない雰囲気だった」「夜勤をする方がおらず、夜勤専従の人とほぼ変わらないくらいの夜勤で体調を崩してしまった」という声が聞かれました。
そのため「仕事量の割に給料が低い」というのが、新潟で働く複数の看護師さんの見解です。
また、新潟県は公的病院数比率が39.3%と全国4位の多さです。一般的に国公立病院も給料や福利厚生が充実しているといわれていますが、新潟県の給料水準は先に述べた通り全国21位と平均並みであることから、公的病院の多さが給料水準にあまり反映されていません。
ある看護師さんによれば「市民病院では看護師の入れ替わりが激しく、残業が毎日2~3時間と忙しいにもかかわらず、残業代が出ない」と噂されているといいます。公立病院の場合、長く勤めていれば退職金はそれなりにもらえますが、それでも割に合わないと感じる看護師が多いといいます。
参考:厚生労働省「平成18年医療施設調査 都道府県別公的病院数と公的病院病床数比率」
新潟県で給料アップを狙うなら?
新潟県内にも高給な病院はあるようで「妙高市には転入者のための住宅取得支援があり、総合病院が多く、役職がなくとも月収が40~50万円のところもあるそうです」という声も挙がっていました。
また、美容系クリニックも月給が手取りで32万円前後と高給です。勤めるためにはある程度の臨床経験が必要となりますが、高収入を重視する方は視野に入れても良い分野かもしれません。
女性准看護士に限っていえば、給料は全国9位と高水準です。新潟県では、女性正看護師と准看護師の給料差は36万円となっており、全国平均の約68万円差に比べると、その差はかなり少ない方だといえるでしょう。
看護師の月収は15万円~30万円くらいと幅が広い
新潟の看護師の月収は、手取り15、6万円から30万円くらいと幅が非常にあると思います。一番高いのは美容で32~3万円。夜勤なしでその金額は破格で、ある程度臨床経験があって収入でステップアップしたい人にはおすすめです。(30代前半・女性 300~400床程度の亜急性~慢性病院勤務)
仕事内容は同じなのに首都圏と比べ低い給料
物価の違いは多少あると思いますが、どうしても首都圏の給料と比べてしまうと、仕事内容は同じなのに低いと感じます。(50代前半・女性 外科系病棟勤務)
委員会や研究会に出席しても手当は出ない
基本給が20万円くらいのため、夜勤をしていないと手取りで20万円を切ってしまいます。また残業、委員会や研究のために休日にも職場にいくことが当たり前。しかも手当が出ないためきついです。(30代前半・女性 400床の総合病院勤務)
他の業種と比べてお給料が高いわけではない
地域柄とにかくお給料が安いです。他の業種と比べると夜勤手当などあるため多そうに感じますが、関東圏の病院と比較すると、費用対効果が悪いと思います。(30代前半・女性 総合病院整形外科病棟勤務)
※給料事情についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
新潟県の看護師充足度
新潟市など都市部では大小あわせて病院数は多いですが、看護師の充足度はどうなっているのでしょうか。下記の表を見てみましょう。北陸・甲信越地方の各県における病床数に対して、看護師が充足しているか・不足しているかを示しています。
【北陸・甲信越における看護師の過不足】
供給数 | 需要数 | 充足度 | |
---|---|---|---|
全国 | 1,746,664 | 1,801,622 | 96.95% |
新潟県 | 36,280 | 30,984 | 117.09% |
富山県 | 18,881 | 16,031 | 117.78% |
長野県 | 30,109 | 29,001 | 103.82% |
石川県 | 20,892 | 18,517 | 112.83% |
福井県 | 13,013 | 12,517 | 103.96% |
山梨県 | 12,008 | 11,024 | 108.93% |
参照:『第12回看護職員需給分科会』厚生労働省(令和元年11月15日)
新潟県の看護師の充足度は117.09%と、100%を超えています。また、人口10万人当たりの看護師数は1010.8人で、この数値は全国29位の平均並みとなっています。
では、これらの数値から新潟県の看護師は充足しているといえるのでしょうか。
実は、そうともいえない現状があるようです。
クリニックより病院にかかる患者数が多い新潟
新潟県の病院数は、人口10万人当たり5.7ヶ所と全国37位。一般診療所数いわゆるクリニックは、人口10万人当たり74.4ヶ所と全国33位となっています。このことから、新潟県では全国的に見て、病院数・クリニック数共に、人口の割に少ない傾向があるといえるでしょう。
さらに、1つの病院当たりの入院患者数は185.9人と全国2位の多さです。また1つの病院当たりの外来患者数は250.8人と全国6位。一方で、クリニックの外来患者数は37.9人と全国33位となっています。
つまり、新潟県ではクリニックにかかる患者数よりも、圧倒的に病院にかかる患者数が多く、重傷者が多い傾向にあると推察されます。
参考:厚生労働省「厚生統計要覧(令和元年度)第2編 保健衛生 第2章 医療 」
進む高齢化で患者数の割に看護師の負担は大
病院にかかる患者が多い理由として考えられるのは、高齢者の多さです。
新潟県の高齢化率は全国14位と高水準を維持。一方で、新潟県と同じく人口当たりの病院数が少ない東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知などの都市圏では、新潟よりも高齢化率が低水準です。人口当たりの病院数が不足しているといっても、高齢者の多い新潟県と、比較的少ない都市圏では、病院にかかる重傷者の割合に差があることが考えられます。
実際に、新潟県の採用担当者からは「人口が多くないため患者の数は都心部などに比べて少ないと思うが、高齢者の患者が多いので忙しさという面ではそこまで変わらないのかなと思う」という声が聞かれました。
現場で働く看護師さんからも「看護師の人数が少ないので一人に与えられる業務量は多い」「看護師がいつも不足しているため、病院の求人は多い」という声が挙がっています。
このことから、数値上は新潟県の看護師が充足しているように見えても、現状は異なることが考えられるでしょう。
参考:内閣府「令和元年版高齢社会白書(全体版) 4.地域別に見た高齢化 」
新卒より即戦力となる中途の看護師を積極採用
新潟県は、静かに働きたい、スキルアップのために働きたいという方におすすめします。やはり看護師の人数も少ないので一人に与えられる業務量は多いので、経験を積めることはできると思います。病院も、新卒の看護師より中途の看護師の方が多く、即戦力となる看護師を募集している印象が強いです。そのため、募集要項にも看護師経験3年以上の方が望ましいという文言を記載する病院も多いようです。(30代後半・女性 総合病院採用担当)
病院、クリニック、施設でも看護師不足
看護師がいつも不足しているため、病院の求人は多いです。また、個人クリニックや老人ホームといった施設の求人も充実しています。(50代後半・女性 国立病院勤務)
病院以外の求人が多く厚遇
どこの医療機関も看護師が充足しているわけではないので、求人は多いと思います。福祉施設など病院以外の方が求人が多く、給料も多いかもしれません。(30代前半・女性 167床の総合病院整形外科病棟2年)
転職エリア選びはどう働きたいかで決まる
高齢者が多いエリアは地域性が強く残っており、看護師も少ないです。ただゆったりと仕事をする分には適しています。逆に、若い看護師さんは新潟市や長岡市など比較的人口の多いところだと勉強もできますし、美容関係のクリニックも豊富にあります。(30代前半・女性 300床の総合病院内科勤務)
新潟地域の特色
新潟県は大きく分けて、北部の下越、中間の中越、南部の上越の3つのエリアに分かれ、勤務環境にもそれぞれ特徴があります。
看護師が熱望する病院は新潟市に集中
勤務地として一番人気があるのは、下越エリアに位置する県庁所在地の新潟市です。看護師さんの口コミで人気が高かった病院も、新潟市に集中しています。
例えば、新潟市中央区にある新潟南病院は、ドクターヘリを受け入れる一方で、地域包括ケア病棟もあり、患者さんが自宅での生活に戻れるよう地域と連携したさまざまなサポートを学ぶことができます。そのため、急性期を学びたい方にも、慢性期を学びたい方にも人気のある病院です。
他にも、県内唯一の大学病院である新潟大学医歯学総合病院や、公立の新潟市民病院も中央区にあります。
西区にある信楽園病院は、新人看護師の教育制度や研修制度が充実していると評判です。血液浄化療法室があるため、透析や腎臓内科を学びたい方にもおすすめだといわれています。
東区にある臨港病院や桑名病院は、比較的給料が高いことで知られています。高収入を重視する看護師の転職先として人気があるようです。
このように、さまざまな病院が充実している新潟市では、転職する上での選択肢が豊富にあります。
また、生活するにも困りません。駅周辺や繁華街エリアでは、公共交通手段が充実しており、バスや電車の最終便は、23時まであります。遊び場やスーパー、飲食店も多く、プライベートも充実させることが可能です。夜遅くまで営業している飲食店が多い割に、治安は良い方だといわれているのもうれしいポイントです。
新潟市に隣接の新発田市、聖籠町は公私充実
新潟市の他に下越エリアで人気のある市町村は、新発田市です。新発田リハビリテーション病院があり、忙しくない割に給料も悪くないということで、毎年人気がある病院です。
新発田市は新潟市にも隣接しているため、土日に遊びに行くにも便利です。某大手不動産サイトの調査では、新潟市に続いて住み心地がよい市町村だと評価されていました。
同じく新潟市に隣接する聖籠町も人気があります。保育料や医療費が免除になる制度があり、車があれば新潟県北区や新発田市などの都市部にも働きに行くことができます。
雪が多い中越エリアで人気は長岡市
中央部の中越エリアは、雪の多い地域です。中でも長岡市、十日町市、柏崎市は雪が多く、通勤に不便なため敬遠される傾向があります。
ただし、長岡市には急性期に強い病院が多いため、急性期を学びたい看護師さんには魅力的な地域です。人口も比較的多いため、田舎過ぎない点もポイント。しかし、給料にはあまり期待しない方が良さそうです。
慢性期病院が多い上越エリア
下部の上越エリアは、慢性期の病院が多い地域です。勤め先には困りませんが、新潟市ほど大きい病院はありません。
上越エリアの中でも妙高市は、冬になると観光客でにぎわう地域です。商業施設は多くありませんが、ゆっくり静かに過ごしたい方におすすめだといいます。転入者のための住宅取得支援制度もあり、役職がなくても給料が40~50万円の総合病院もあるようです。
県境は交通の便が悪く、生活にも不便のため、勤務先として人気のないエリアです。看護師の数も足りておらず、かなり忙しいといいます。しかし、看護師が集まりにくい分、看護師の給料は高騰傾向にあります。
患者の数自体は少ないため寄り添った看護ができる
新潟県は人口が多くないため患者の数は都心部などに比べて少ないと思いますが、高齢者の患者が多いので、看護師さんの忙しさという面ではそこまで変わらないのかなと思います。慢性期病院が多く、たいてい決まった患者さんが定期的に来院するため、顔を覚えてより寄り添った看護ができるのではないでしょうか。(30代後半・女性 総合病院採用担当)
下越・中越・上越で病院の特徴が分かれる
新潟大学病院や県立病院が新潟市にはあるので、医師も看護師も集まりやすいです。中越エリアは、長岡なら急性期病院が多くドクターヘリも必ずあり、2年後にも新しい病院ができる予定なので勉強するのはいいと思います。上越エリアは、終末期まではいかないけれど慢性期の病院ばかりで、転職先が限られてしまいます。(30代前半・女性 200~300床程度の急性期病院勤務)
新潟市に通勤可能な隣接エリアも人気
新発田市はリハビリテーション病院があり、毎年人気が高いです。忙しくなく、給料も悪くないそうです。また、聖籠町は保育料や医療費が免除になる制度があり、住みたいという看護師さんも多いです。車があれば新発田市や新潟県北区まで働きに行けます。(30代前半・女性 167床の総合病院整形外科病棟2年)
不便な県境エリアは高給求人が出ることも
田舎で看護師も少なく忙しいことから県境エリアはあまり人気がありませんが、その分すごく給料が良いです。そのため、新潟市から通勤する人もいましたが、雪が降ると大変なので、大抵は寮や病院の借り上げマンションに引っ越すようです。(30代前半・女性 老人保健施設勤務)
豪雪地帯ではホテルや漫画喫茶に泊まる看護師も
柏崎、長岡あたりは雪が多く、電車も止まってすぐ運休になります。そのため、中には職場近くのホテル、漫画喫茶に泊まる看護師さんもいました(病院の補助などもあるかもしれません)。また、長岡市は病院が多く急性期もあって勤務しながら勉強できますが、それに見合った給料ではないそう。内輪感が多く、中途採用の看護師は馴染みづらいと聞きました。(30代前半・女性 急性期~終末期病院勤務)
新人の心身両面からサポートする信楽園病院
信楽園病院は新人看護師に精神的フォローと技術的フォローをするプリセプターを2名つけていて、月に1回は必ず新人研修があり、教育制度が整っています。血液浄化療法室があるため透析や腎臓内科を勉強したい方にはおすすめです。私がいたころは積極的に無料の外部研修にも行かせてくれました。(30代前半・女性 老人保健施設勤務)
急性期と慢性期の両方が学べる新潟南病院
新潟南病院は地域包括ケア病棟があり、施設ではなく積極的に在宅に生活を戻すといった方針でリハビリを行っています。地域で暮らすために必要な看護やサービスの提供など、多職種との連携が密になっています。同じ患者さんが入退院しているということもありますが、稼働率や在宅復帰率も90%以上と高く、地域看護に興味がある方はいいかもしれません。また、二次救急もやっているので急性期と慢性期の両方が学べます。(30代前半・女性 約400床の総合病院血液浄化療法室勤務)
新潟県の医療施設・看護師求人の特徴
ここからは、新潟県の医療業界に絞って、医療施設や看護師求人の特徴を見ていきます。
ー新潟県の医療施設・求人の特徴ー
新潟出身の看護師が重宝される傾向にある
新潟県では、地元出身の看護師が重宝される傾向にあります。新潟県の採用担当者によれば、患者さんから地元の道路や交差点の名前で説明をされることが多く、患者さんと話をするうえで土地勘が必要とされるからです。
新潟県は転出者が多い「転出超過」県
新潟県の総人口は平成9年をピークに23年連続で減少しており、令和2年度は、県外からの転入2万5,207人に対し、県外への転出は3万1,077人と、5,870人の転出超過となりました。そのうち「職業」を理由とした県外移動は5,336人の転出超過となり、2年連続増加しています。
つまり、何か特別な理由がなければ、県外の看護師が新潟県をあえて就職先として選ぶ可能性は低く、新潟県の看護師も患者も、元々地元の人が多いと推察されます。
このような転出超過が続く自治体は47都道府県中39県に上り、転入が上回る東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、福岡県、沖縄県、滋賀県の8都府県以外は、新潟県と同じような状況であることが考えられます。
参考:新潟県 にいがた県統計ボックス「新潟県の人口移動 -令和2年新潟県人口移動調査結果報告- 」
新潟出身看護師が重宝される理由
転出超過が進む自治体の中には、大学や看護学校と提携した奨学金制度により、県外から新卒看護師を採用する動きが活発な地域も見られます。
とはいえ、そうした自治体でも、必ずしも看護師の継続的な確保につながっているとはいえず、奨学金を返済し終わった看護師が県外に帰ってしまうことが大きな課題となっています。
一方で、新潟県では地元の看護師が地元に就職し、その後も地元で長く働く傾向があります。
働きながら子育てしやすい環境も整っており、福利厚生のオムツ代補助や院内保育施設の完備といった物理的な支援だけではなく、子育てに理解のある職員が多いといいます。
地域に根差して腰を据えて働きたい方には、良い環境といえるでしょう。
患者さんとの信頼関係構築に土地勘が重要
やはり新潟では地元出身の看護師の採用が圧倒的に多いと思います。都心部に比べて田舎のため、道を知っているかどうかや土地勘が重要になってくると感じています。私も大阪から出てきましたが患者さんから道路や交差点の名前で説明をされることが多いので、土地勘の重要さは痛感しました。そのため、地方からの看護師より地元の看護師を採用する傾向が強いのだと思います。(30代後半・女性 総合病院採用担当)
ハローワークなど公的人材紹介サービス利用が根強い
新潟県の求人の特徴としては、病院だけでなく、クリニックや老人福祉施設、訪問看護や美容系など、幅広い種類があります。求人数も多く、看護師が転職先を選べる環境にあります。
地域密着のハローワークが根強い人気
新潟県の看護師さんは、ハローワークで求人を探す傾向にあります。もちろん全国展開している看護師転職サイトと併用する方もいますが、ご当地求人が豊富なハローワークに魅力を感じる人が多いようです。
ただし、ハローワークの求人はネットで検索することも可能ですが、応募は各地域のハローワークの総合受付で行う必要があるため、県外から新潟県へ転職する方には不便かもしれません。
公的機関との連携を生かした人材紹介サービス
新潟県が運営を委託している「新潟県 看護のお仕事ステーション 」や、新潟市雇用促進協議会が運営する「にいがたで働こう 」は、公的な人材紹介サービスです。
「新潟県 看護のお仕事ステーション」は看護師専門の就職・転職サイトで、ナースセンターとも連携。求人施設検索はもちろん、就職相談会やセミナーを開催し、無料研修なども紹介しています。
一方、「にいがたで働こう」はサイト内の「医療・福祉」カテゴリに、新潟市内の病院や福祉施設の求人情報を新卒・中途採用共に複数掲載。ただし、派遣の求人はほとんどありません。
新潟県の看護師は、派遣という雇用形態を選ぶ人がかなり少なく、派遣で働くとしても短期である場合がほとんどです。正職員でも「仕事内容の割に給料が見合わない」と感じている看護師が多く、さらに派遣となると長期で働いてもボーナスがもらえません。
派遣の求人に対するニーズが少ないのが求人数の少なさの一つの要因だと考えられるでしょう。
ハローワークと転職サイトの併用がおすすめ
ハローワークで求人を探すのが一番良いと思いますが、ネットで転職サイトを調べるのもありです。ただし、新人時代からずっと新潟県で働いていたので、求人サイトを利用して転職したことはありません。(50代後半・女性 300床の総合病院勤務)
Iターン・Uターンには地元密着の人材紹介サイト
ナースではたらこやマイナビ看護師など転職サイトは丁寧に転職をサポートしてくれます。また、新潟県が運営を委託している公的人材紹介サービス「新潟県 看護のお仕事ステーション」も地域性が分かる方がいるためIターンやUターンの方におすすめです。(30代前半・女性 約400床の総合病院勤務)
派遣看護師自体少なく短期で辞めてしまう
新潟では派遣看護師さんが少ないです。大抵、長期契約になるのに派遣だとボーナスが出ないから。同じ長く勤めるなら契約か正社員になったほうが良いため、派遣の求人自体が少なく短期のみとなります。(30代前半・女性 有料老人ホーム勤務)
遅れていると感じる看護師の教育体制
どの地方にもいえることですが、看護師の教育体制は五大都市圏に比べると遅れる傾向にあります。
地方エリアの中でも県庁所在地などがある中核都市には、都市部並みの教育・研修体制を誇る大きい病院がありますが、新潟県にはそうした病院は少ないようです。
新潟県、大規模病院の教育体制は?
新潟県の病院は、1つの病院あたりの病床数が221床と全国2位の規模感となっています。また、公的病院数比率も39.3%と全国4位の多さです。
こうした大規模病院や公的病院では、比較的最先端技術が取り入れられることが多く、その技術を習得するための教育・研修も活発です。
しかし、新潟県の看護師さんによれば「複数人で新人看護師をフォローする体制を設ける病院はあるものの、首都圏では当たり前なので、特別教育体制が整っているとは感じない」という声が挙がっています。
県内に大学病院が1つだけなのが影響か?
新潟県内には大学病院が1つしかないことも、教育・研修体制が遅れる1つの要因になっているといえそうです。
とはいえ、新潟県の中にも教育・研修体制が整っていると評判の病院もあります。
新潟市社会福祉事業協会が運営する信楽園病院では、新人看護師に精神的フォローと技術的フォローを行うプリセプターを2名つけており、月に1回は必ず新人研修が設けられているといいます。
勤務経験のある看護師さんによれば、有給を使って無料で積極的に外部研修に行かせてもらえることも多々あったようです。
最近ではzoomなどのネット環境が整ってきたことで、場所の垣根を超えて研修に参加することも可能です。そのため、昔よりは教育体制が充実してきているという声も挙がっていました。
新人看護師のメンタルフォローは不十分
教育体制では、複数で新人看護師をフォローをするということはしてますが、関東や首都圏の病院では当たり前のことなので、特別教育体制が整っているという感じはありません。また、新人看護師の精神的なフォローも何をすればいいのか分かっておらず行動に移していない人もいます。(30代前半・女性 約300床の総合病院内科勤務)
ウェブ環境の整備でオンライン研修が可能に
以前は十分な教育を受けるためには地方では弱いと感じてましたが、zoomなどのウェブ環境が整ってきたので、今はようやくオンラインで研修なども参加できるようになりました。(50代前半・女性 内科・小児科クリニック勤務)
【求人例】新潟県で人気のある病院
信楽園病院
基本給 | 看護学校4年制:22万8,600円 看護学校3年制:21万8,764円 看護学校2年制:20万9,718円 ※経験年数80%加算 |
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職務手当 | 夜勤手当 等 |
その他手当 | 通勤手当、住居手当 等 |
昇給 | 1回(1月) |
賞与 | 年2回(6月15日・12月15日) ※年間4.2ヶ月分支給 |
勤務体制 | 3交替制:日勤8時30分~17時15分、準夜勤 14時45分~23時30分または16時~翌0時45分、深夜勤0時20分~9時5分(休憩時間1時間) |
休日 | 年間休日数:121日 年次有給休暇:初年度約15日 次年度20日 ※繰越含み年間最高取得日数40日(内、時間単位取得5日まで可) 特別休暇:結婚休暇、忌引休暇、産前産後休暇、リフレッシュ休暇、感染症休暇、育児介護休業 等 |
その他 | 社会保険:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険加入 キャリア開発ラダー、新入職員研修、認定看護師支援制度 子育て支援:子の看護休暇、深夜業の制限、夜勤の免除、育児短時間勤務、職場環境適応講習及び職場復帰支援講習実施 介護支援:介護休暇、介護短時間勤務 退職金:正職員に本採用後、1年以上勤務した場合支給 被服貸与:ユニフォーム、シューズ 厚生施設:職員食堂 |
求人の詳細は信楽園病院 の公式ページをご確認ください。
新発田リハビリテーション病院
基本給 | 大卒:18万3,600円~ 専門・短大卒:17万9,200円~ ※基本給は年齢や看護業務の経験年数等により個別に決定 |
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所定外給与・職務手当 | 資格手当、夜勤手当、皆勤手当 等 |
その他手当 | 住居手当、扶養手当、交通費 等 |
昇給 | 年1回 ※昇給額は人事考課の評価結果を反映し決定 |
賞与 | 年2回(平均で基本給約4.0ヶ月) |
勤務体制 | 2交替制:日勤8時45分~17時30分(休憩1時間)、夜勤17時~翌9時30分(休憩2時間) ※上記以外のシフトがある場合もあり ※時間外勤務あり(月平均4時間程度) |
休日 | 年間休日:119日(公休日118日+バースデー休暇1日) 有給休暇、時間単位有給休暇、特別休暇(慶弔時、リフレッシュ休暇、育児休暇、介護休暇 等) |
その他 | 各種保険・退職金等:健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金保険、財形貯蓄、共済会、制服貸与、確定拠出年金制度(正職員のみ) 等 福利厚生:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険 制度:共済会制度、永年勤続表彰 院内託児所あり |
求人の詳細は新発田リハビリテーション病院 の公式ページをご確認ください。
新潟市民病院
基本給 | 4大卒:21万5,200円 短大・専門学校3年卒:20万9,800円 |
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所定外給与・職務手当 | 夜間特殊勤務手当、時間外勤務手当、救急体制維持業務手当、期末勤勉手当 等 |
その他手当 | 扶養手当、住居手当、通勤手当、扶養手当、地域手当 等 |
昇給 | ― |
賞与 | ― |
勤務体制 | 1週38時間45分、1日7時間45分勤務を基本とし、原則として3交替制 変則3交替制:日勤8時30分~17時45分、準夜勤16時30分~翌1時、深夜勤0時30分~9時 ※育児短時間勤務あり |
休日 | 夏季休暇:6~10月に5日間 年次有給休暇:年間20日 特別休暇:結婚休暇、忌引休暇、産前産後休暇、子の看護休暇、リフレッシュ休暇 等 |
その他 | ユニフォーム支給:毎年ユニホーム1枚の貸与と靴1足 福利厚生:健康診断やがん検診などの補助制度、宿泊施設の利用助成、結婚祝金や出産祝金などの給付事業、貸付事業 厚生施設:職員用レストラン |
求人の詳細は新潟市民病院 の公式ページをご確認ください。
看護師転職サイトの利用・仕組みに関するQ&A
ー転職サイトに関するQ&Aー
Q1.転職サイトのエリア別担当制のメリットは?
エリア別担当制とは、各地域に専属のキャリアアドバイザーを配置する転職サイトの仕組みをさします。エリアに特化する分、全国対応をするキャリアアドバイザーよりも詳しい情報を提供しやすくなります。
例えば、「○○の●●エリアには保育所がどれくらいあるのか」といったママ看護師が気になる情報や、「○○の△△の道は朝の時間帯は混むため、実際の通勤時間は●●分程度」といった交通情報まで教えてくれます。
こうしたエリア特性や治安、インフラなどの看護師転職以外の知識を知ることで、よりギャップのない転職の実現させることにつながります。
大手の看護師転職サイトはほぼエリア別担当制をとっていますが、××や○○、○○北部といった担当エリアの範囲については各転職サイトで違いがあります。
より範囲を狭めて担当を置いている転職サイトほど、このメリットを享受できそうです。転職サイトを選ぶうえで、キャリアアドバイザーの担当エリアがどれくらいかを質問したうえで登録するかどうかを決めてもいいでしょう。
Q2.「転職サイト」と「求人サイト」の違いは?
転職サイトと求人サイトの大きな違いは、転職をサポートしてくれる「キャリアアドバイザーがいるかどうか」ということです。
専任のキャリアアドバイザーがついてサポートしてくれるのが転職サイトです。非公開求人を含めた求人紹介や希望求人への応募に加え、面接の日程調整や医療機関とのやり取りもすべてキャリアアドバイザーが代行してくれます。
さらに、募集要項だけではわからない内部事情を教えてくれたり、面接練習や履歴書添削などの選考対策をしてもらえたりするのも転職サイトならではのサービスです。
しかし、担当者にも当たり外れがあるためキャリアアドバイザーの力量に左右される点がデメリットといえるでしょう。
対して、求職者本人で求人を検索して応募するのが求人サイトです。求人検索や応募はもちろん、医療機関とのやり取りや条件交渉もすべて自分で行います。
キャリアアドバイザーを介さずに直接応募できるため、自分のペースで転職を進めたいという方や、すでに転職先が決まっている方には求人サイトの利用がおすすめです。
一方で転職に不安がある方、忙しくて転職活動が進まない方、まだ転職先が決まっていない方は、転職活動を1からサポートしてくれる転職サイトの利用をおすすめします。
- 転職サイト:看護roo!
- 転職サイト:マイナビ看護師
- 転職サイト:レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
- 転職サイト:ナースではたらこ!
- 転職サイト:ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
- 転職サイト:看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)
- 求人サイト:ナース専科求人ナビ
- 求人サイト:ナースJJ
Q3. 転職サイトの非公開求人とは?
病院・施設のHPやハローワーク、求人サイトなどに掲載されていない求人を非公開求人と呼びます。
なぜ非公開にしているかというと、求人を一般で公開すると応募が殺到してしまうような好条件の人気求人であったり、高待遇ではあるけれど採用条件が厳しくそれに合わない看護師さんの応募を病院側が避けたい求人だからです。
高待遇の求人である可能性が高い非公開求人は、転職サイトに登録しないと紹介してもらえないため、できるだけ良い条件で転職したい方には特に転職サイトの利用をおすすめしています。
看護師転職サイトの利用の流れ
実際、看護師転職サイトを利用したら、どのような流れで転職活動は進むのでしょうか。転職サイトの利用の流れと、どんなサポートを受けられるのかを見ていきましょう。
ー転職サイト利用の流れー
1.登録
まずは、各転職サイトの登録フォームに下記の項目を入力します。たいてい1分ほどで簡単に登録が完了します。
ー登録フォームの入力項目ー
- 保有資格
- 希望の働き方、勤務地、入職時期
- お名前、生年月日
- 住所、電話番号、メールアドレス
2.電話で簡単なヒアリングを受ける
登録が完了すると、ほとんどの場合、当日中に転職サイト(※)から電話連絡があります(登録時間や転職サイトによっては翌日や数日後に連絡がくる場合もあります)。簡単に現状についてヒアリングされた後、担当のキャリアアドバイザーとの面談の日程調整を行います。
※最初から担当キャリアアドバイザーが電話連絡をする場合もあります。
3.担当キャリアアドバイザーと面談
キャリアアドバイザーとの面談(※)では、転職の目的や希望条件、今後のキャリアプランについて相談します。将来像や希望条件の優先順位はキャリアアドバイザーと一緒に考えていくため、面談時にはまとまっていなくても問題ありません。
また転職しようか迷っているという相談にものってくれます。現在の仕事の悩みや転職に関する不安など、包み隠さず伝えるとよいでしょう。
※面談は基本電話で行いますが、看護roo!とマイナビ看護師では希望によって対面での相談も可能です。
4.求人紹介を受けて応募
電話相談を通して決めた転職の軸や将来のキャリアプランをもとに、希望の条件に合った求人をだいたい2~3件に絞って紹介してくれます。
何度でも求人紹介を受けることができるため、納得のいく案件が見つかるまで求人を探してもらいましょう。
応募したい求人が見つかったら、担当キャリアアドバイザーにその旨を伝えましょう。すると、推薦書類を作成して応募を代行してくれます。一つに絞れない場合には、複数の求人に同時に応募することも可能です。
5.応募書類作成・面接のサポート
面接が決まったら、履歴書・職務経歴書の書き方の指導や添削、面接のサポートを受けましょう。
応募先に合わせたアピールポイントや対策を教えてもらうことで、事前に万全な準備をしてから面接に臨めるため安心ですね。
面接の日程調整も、担当キャリアアドバイザーにおまかせできます。特に複数の求人に応募する際は、複雑なスケジュール管理を任せられるのでありがたいですね。希望をすればキャリアアドバイザーに面接の同行までお願いできます。
6.面接・内定・条件交渉
面接から数日後、遅くても1週間以内には合否の連絡が担当キャリアアドバイザーからあります。内定が出たら、事前に聞いていた条件と相違がないかを確認し、入職時期を調整してもらって転職活動は終了です。ただし、内定が出たら必ず入職しなければいけないわけではなく、辞退する場合もキャリアアドバイザーが対応してくれます。
もし、給料や休み、役職など言いづらい希望条件があれば、担当のキャリアアドバイザーにかわって交渉してもらいましょう。
入職準備でわからないことや、入職後もなにか困ったことがあれば、担当のキャリアアドバイザーに相談することもできます。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
看護roo! |
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レバウェル看護 (旧 看護のお仕事) |
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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
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ナースではたらこ |
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マイナビ看護師 |
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