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「転職したばかりだけど、すぐ辞めるのは大丈夫かな…」
「すぐ辞めるときに気を付けるべきことを知りたい」
看護師が転職後に職場をすぐ辞めると、転職活動が難易度を増したり、後のキャリアに響いたりするなどデメリットが大きいといえます。
とはいえ、人間関係や仕事内容で悩み続けるよりは、すぐ辞める方が精神的・体力的に良い場合もありますよね。
この記事では、転職サイトの現役キャリアアドバイザーに取材した内容をもとに、すぐ辞めた人の体験談や早期離職する場合の転職活動のコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
おすすめの看護師転職サイト3選 | |||
---|---|---|---|
順位 | 転職サイト名 | 総合満足度 | |
1 | 看護roo! |
4.66
|
|
2 |
レバウェル看護 (旧 看護のお仕事) |
4.40
|
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3 | ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
4.2
|
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の内容
看護師が転職後すぐ辞めるとデメリットが大きい
結論から言えば、看護師が入職した病院や施設を1年未満ですぐ辞めると、デメリットが大きいでしょう。
もちろん、人によっては現職をすぐに辞めることで精神的な重荷から解放される場合もあります。実際に早期退職を決断する看護師も一定数いますし、体調を崩してまで我慢する必要はありません。
ただし、もしも冷静に考える余地があるならば一度立ち止まり、この先で紹介する「すぐ辞める」場合の2つのデメリットを踏まえて冷静に判断してみてください。
すぐ辞めた経歴があると書類選考が厳しくなる
看護師が転職後すぐ辞める場合のデメリットの一つ目が、早期離職の経歴があると書類選考が厳しくなる ことです。結果として、転職先の選択肢が狭まってしまう可能性があります。
病院などを短期で辞める人に対し「内定を出してもまたすぐ辞めるのでは?」と懸念する採用担当者も少なくありません。
転職活動に転職サイトを利用する場合は、紹介される求人が限られてしまう可能性もあります。
自分で病院などに直接応募する場合は選択肢が多いかもしれませんが、その場合も早期退職が内定獲得にマイナスに働くリスクがあることは理解しておきましょう。
採用担当者も納得の転職理由を伝える必要がある
看護師が転職先をすぐ辞めるデメリットの2つ目は、採用担当者が納得する転職理由を伝える必要があることです。つまり面接官が納得するような退職理由を語れなければ、その先の選考に進めない可能性があるのです。
そもそも採用担当者の多くは、長く働いてくれる看護師を求めています。欠員補充のための採用活動は骨が折れるものですし、何よりも現場の混乱を避けたいからです。
採用担当者には書類選考や面接などを通じ「この人は次こそすぐには辞めないな」と思ってもらうことが大切です。
すぐ辞めた理由を一人で考えるのは簡単なことではありません。そのため、準備不足で希望の医療機関の内定を得られない看護師も多いのです。
すぐ辞める前の相談方法と看護師の転職口コミ
職場をすぐに辞めたくなった場合、まずは「誰かに相談すること」が大切です。相談相手は主に次の4パターンが挙げられます。
【すぐ辞める前に相談したい相手】
当編集部の独自調査で集まった「転職を考えた経験のある看護師」の口コミと併せて、詳しく見ていきましょう。
先輩や同僚に相談する
まずは、看護師の先輩や同僚に悩みを相談できないかを考えてみましょう。同じような悩みをもっていた場合、経験をもとにアドバイスしてくれるかもしれません。
何よりも現職の人間関係や環境面について理解を示してくれる相手は、相談先としてとても心強いものです。
あとは同期や先輩に相談することで、自分のダメなところが見えてきました。逆に自分の強みや長所もわかってきて、もう少し、せめて後輩が来るまでは続けようと思うことができました。
ただし、先輩や同僚は「転職の専門家」ではないため、アドバイスに主観が混じってしまう可能性がある点には注意が必要です。
客観的かつ冷静な意見がほしい場合には、後述する「キャリアアドバイザー」を頼る方が良いでしょう。
上司や人事に別の診療科病棟への配置転換を希望する
相談相手としては、看護の現場の直属の上司や人事部の職員も考えられます。特に人事部は看護師の異動に深く関わっているため、まずは診療科病棟の配置換えなどを希望してみるのも手といえるでしょう。
またちょうど、自分がいた部署から異動ができまた新たな気持ちで一からできると思ったことや、新しい学習が知り合いのいる中でできると思ったため現在も働いています。しかし良い条件があれば転職を考えています。
すぐ辞めたい気持ちが先行している場合、どうしても「今の病院を飛び出したい」という衝動に駆られがちです。
しかし実は、特定の先輩と馬が合わなかったり、仕事内容が少しだけ合わなかったりするだけのケースは珍しくありません。
病院内の配置換えでも、環境が一新し、人間関係や業務内容にも変化が起こることで、また新たな気持ちで現職で働き続けられる人も多いのです。
「ナースのはたらく時間相談窓口」に連絡する
すぐ辞める前に職場の労働時間について外部の人に相談したい場合は、看護師を対象とした「ナースのはたらく時間・相談窓口」への連絡も考えてみましょう。
日本看護協会が設置している窓口で、超過勤務や夜勤などの働く時間に関する質問や悩みに乗ってくれます。
【ナースのはたらく時間・相談窓口について】
- 相談方法はメールかファクス
- 回答までに最長で2週間ほど掛かる場合がある
- Eメールアドレスで問い合わせるなら(hataraku@nurse.or.jp)へ
現在の職場の労働時間について少しでも気になることがあれば、早めに相談してみましょう。
看護師転職サイトのキャリアアドバイザーに相談する
転職のプロからの客観的かつ冷静なアドバイスがほしい方は、看護師向け転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーに相談してみるのがおすすめです。
【看護師向けの転職サイトとは】
次のサポートを無料で行っているサービスを指します。
- 担当キャリアアドバイザーによる転職相談
- 希望条件を踏まえた求人紹介
- 応募や病院とのやり取り代行
- 履歴書の添削と面接対策
転職サイトのキャリアアドバイザーは多くの看護師をサポートしている「転職のプロ」です。過去の事例や看護師の転職市場、あなた自身のキャリアをもとにアドバイスを行ってくれます。
すぐ辞めるべきか、留まるべきかで悩んでいる方は、口コミのように一度相談してみるとよいでしょう。
転職後すぐ辞める人の特徴は?看護師2人の体験談
当編集部の調査から、転職後に職場をすぐ辞めた看護師の体験談を2人分紹介します。
2人の看護師が職場をすぐ辞めるに至った理由や当時のリアルな心境、転職活動の結果もお伝えしますので、自分の進むべき道に迷った際の参考にしてみてください。
転職先のクリニックと看護観が合わずすぐ辞めた体験談
【回答した人】
- 30代の女性看護師
- 総合病院に6年間勤務した後クリニックへ入職し3ヶ月で転職
>3ヶ月ですぐ辞めた理由を教えてください
早期退職したのは、自分の看護観と異なる職場だったからです。
総合病院からクリニックに転職しましたが、看護以外の仕事が多く、看護師としてのスキルを発揮する機会が多くありませんでした。看護師の年齢層も高く、雑用が多かったのも理由の一つです。
>再度の転職活動は、どのように進めましたか?
自分自身で責任をもって転職先を探したかったため、あえて転職サイトは使わず病院などに直接応募していました。
>すぐ辞めることについて、面接ではどう答えていたのでしょうか?
まずは「自分の知識や技術で患者さんをサポートしたい」という私の看護観を素直に伝えました。
そのうえでクリニックという環境では看護観が合わず、成長を感じられないから転職したいこと、逆に前職の総合病院では経験を多く積めたという点を中心に話しました。
>すぐに辞めたことに対し、後悔はありませんか?
すぐ辞めた経歴は残りますが、後悔はありません。自分の看護観に沿った環境で働けるようになり、人間としての成長を感じられる毎日を過ごしています。
聞いていた話と違った…体調を崩してすぐ辞めた体験談
【回答した人】
- 20代後半の女性看護師
- 公立病院(3年)と訪問看護ステーション(7ヶ月)を経て、一般整形外科の個人病院に入職し、4ヶ月で老人ホームへ転職
>入職後、どれくらいの期間で転職されたのでしょうか?
約4ヶ月です。
>4ヶ月という短期間ですぐ辞めた理由を教えてください
転職前に聞いていた情報と実情が違ったからです。業務量が想像以上に多かったり、必要以上に雑務を任されたりすることもあって…。体調を崩したのを機に、退職を考えました。
>再度の転職活動は、どのように進められましたか?
転職サイトの「ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)」を利用しました。希望条件が多かったにもかかわらず、担当者の方が根気強く求人情報を探してくれて、病院の雰囲気なども教えてくれました。
面接のアドバイスをくれたのもうれしかったです。
>すぐに辞めることについて、面接ではどう答えていたのでしょうか?
1つ目は「患者さんごとに合ったサポートをしたい」という看護観を実現するうえで、現職では十分な経験が積めないと考えたこと。
2つ目は、結婚したタイミングでもあったので、生活リズムに変化が起きたからということを伝えました。
>すぐに辞めたことに対し、後悔はありませんか?
早期退職に後悔はないです。
当時は仕事のストレスなどからプライベートにも影響が出ていましたが、すぐ辞める決断をしたことで、今は無理せず働ける環境で過ごせています。
看護師がすぐ辞めるときは転職サイトの活用が一番おすすめ
現職をすぐ辞めることを決意したら、看護師転職サイトを利用することがもっともおすすめです。
【転職サイトがおすすめな理由】
早期退職でも担当者が面接に進めるようフォローしてくれる
看護師転職サイトの利用がおすすめな理由の1つ目は、担当キャリアアドバイザーが面接に進めるようにフォローしてくれる点です。
【担当者によるフォロー】
- 事前にあなたのプロフィールを応募先へ送ってくれる
- 長所を採用担当者にプッシュしてくれることもある
このような後押しがあるため、病院・施設をすぐ辞めた経歴があったとしても、転職サイトを使うと書類通過率アップの可能性が高まるのです。
一方、自分で病院や施設に直接応募する場合、基本的には履歴書や職務経歴書に書いた内容が採用担当者が目にする全ての情報となります。
つまり書類の完成度が高くないと、早期退職の理由を採用担当者に納得させるほどのアピールができません。結果として書類通過がかなわず、転職活動への不安が募ってしまうケースも多いのです。
転職理由の伝え方など面接対策アドバイスがもらえる
キャリアアドバイザーが面接対策をしてくれる点も、転職サイトへの登録がおすすめの理由です。現職をすぐ辞める場合、転職理由の上手な伝え方も教えてもらえます。
面接官の多くは現職をすぐに辞める看護師に対し、「せっかく採用してもまたすぐ辞めるのでは?」と不安を覚えています。そのため練りに練った転職理由を準備することが大切です。
転職サイトのキャリアアドバイザーならこれまでの転職支援経験をもとに、面接での伝え方・答え方を一緒に考えてくれます。面接通過率アップも期待できるでしょう。
職場をすぐ辞める看護師におすすめの転職サイト3選
ここでは、現在の病院・施設をすぐ辞めたい看護師におすすめの転職サイトを3つ紹介します。
看護師の転職支援実績が豊富で、信頼の置ける転職サイトばかりです。それぞれのおすすめポイントには違いがあるため詳しく紹介していきます。チェックしてみてくださいね。
看護roo!
- 1人の担当者が看護師と医療機関の両方をサポート
- 無料で職場診断ができる
看護roo!の特徴の一つが、1人のキャリアアドバイザーが看護師と医療機関の両方を担当する体制を整えていることです。
キャリアアドバイザーが双方の意向を的確に汲み取り、ミスマッチの少ない転職・採用を実現しています。
公式サイト上で「性格からわかる職場診断」を無料で試せるのもうれしいポイントです。
職種 | 83,071件 |
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施設形態 | 正看護師、准看護師、保健師、助産師 |
施設形態 | 一般病院、大学病院、一般+療養、療養型病院、精神病院、クリニック、訪問看護、介護施設、健診センター、保育園・学校など |
雇用形態 | 常勤、パート(非常勤)、契約社員 |
診療科目・担当業務 | 病棟、外来、オペ室(手術室)、救急外来、ICU系、透析、訪問看護、介護・福祉系、検診・健診、保育園・学校、訪問診療、内視鏡など |
主な拠点 | 東京都、大阪、名古屋、神戸、横浜 |
運営会社 | 株式会社クイック |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2023年11月時点)
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
- 年間4000回を超える職場訪問(2019年時点)
- 転職活動をさくさく進められる
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、「看護師一人ひとりに合った求人」の紹介をポリシーに掲げる転職サイトです。
担当者が病院に足を運んで情報収集をしているため、その職場の雰囲気を入職前に教えてもらい、具体的にイメージすることができます。
キャリアアドバイザーとはLINEでもやり取りができるので、転職活動をスピーディーに進めたい方にもおすすめです。
職種 | 148,350件 |
---|---|
施設形態 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
施設形態 | 病院、クリニック、介護施設、訪問看護 、検診センター |
雇用形態 | 常勤(夜勤あり、日勤常勤)、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤 |
診療科目・担当業務 | 病棟、集中治療室、外来、救急外来、施設、訪問、手術室、透析室、内視鏡室 |
主な拠点 | 東京、大阪、名古屋、埼玉、広島、千葉、横浜、札幌、福岡、京都 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2023年11月時点)
マイナビ看護師
- 対面の相談に力を入れている
- 入職後を見据えたサポート
マイナビ看護師は、キャリアアドバイザーと看護師の「距離の近さ」が魅力の転職サイトです。全国各地にある相談会場で、電話だけではなく対面での面談も行っています。
出張相談会などのイベントも多く、参加した看護師からは「自分のやりたいことが明確になった」と好評です。
定着率の良い職場を紹介してくれたり、入職後の相談窓口が用意されていたりと、就業後を見据えた長期的なサポートがあるのも大きな特徴のひとつです。
職種 | 58,233件 |
---|---|
施設形態 | 看護師 、准看護師、助産師、保健師、ケアマネージャー |
施設形態 | 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業、保育施設など |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託など |
診療科目・担当業務 | 病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事 |
主な拠点 | 東京、大阪、札幌、名古屋、仙台、横浜、埼玉、千葉、群馬、茨城、静岡、新潟、金沢、京都、神戸、香川、岡山、広島、福岡、熊本、鹿児島 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2023年11月時点)
すぐ辞めたい看護師の転職サイト利用の流れ
ここでは看護師転職サイトを利用する流れについて、順を追って解説していきます。
現職をすぐ辞めるときに使いたい看護師転職サイトですが、登録したらどうなるのか、いまいちわからない方も多いのではないでしょうか。
担当者がていねいに案内してくれるため、特に難しいことはありません。この記事で予習をしてみましょう。
登録とログイン
まずは転職サイトへの登録から始めましょう。基本的には公式サイトTOPページに飛び、簡単に必要事項を記入して登録作業を進めます。
登録は1~3分程度で終わることがほとんどです。主に次の情報を入力します。
【登録フォームの入力項目】
- 基本情報(氏名、生年月日、住所など)
- 転職の希望(入職時期、勤務形態など)
- その他(保有資格など)
担当キャリアアドバイザーとの面談
登録すると、面談日時の調整連絡が来ます。面談の場では、担当のキャリアアドバイザーから次のような質問をされるケースが一般的です。
【面談で質問されること】
- これまでの経歴
- 転職理由
- 希望条件(勤務時間、年収など)
- 希望するキャリアプラン
担当者がヒアリングを通して考えを一緒に整理してくれるので、質問にうまく答えられなくても大丈夫。面談では転職についてのあらゆる相談が可能です。
「転職しようか迷っている」「何から始めればいいか分からない」といった質問もOKなので、気になることがあれば遠慮なく聞いてみましょう。
履歴書・職務経歴書の作成
次のステップは、履歴書と職務経歴書の作成です。
応募書類を書くのがはじめてで悩む方は担当者に相談してみましょう。履歴書と職務経歴書の基本的な書き方を一から教えてくれます。
また「いざ書き上げてみたけど、これで本当に通過するかな…」と不安を覚える場合にもぜひ相談してみてください。書類の添削に加え、応募先ごとにアピールすべきポイントを応募先ごとに教えてくれます。
書類通過を目指すうえで大きな力になってくれますよ。
求人紹介と応募
面談を通して見えてきた希望条件やキャリアプランをもとに、キャリアアドバイザーが求人紹介をしてくれます。
求人情報の紹介は何度でも受けられます。紹介求人が希望条件と異なる場合はその旨を伝え、条件に近い求人を紹介してもらうのもポイントです。
応募したい求人があれば、キャリアアドバイザーに伝えましょう。履歴書など必要書類を応募先に送ってくれます。
さらに、面接日の調整なども任せられます。忙しく仕事をしつつ転職活動を進める方にとっては、病院や施設とのやり取りに追われずに済むのはありがたいですよね。
面接対策と本番
キャリアアドバイザーは、面接対策も行ってサポートしてくれます。
例えば想定質問への対策もその一つ。具体的には、過去の面接の傾向を読み取り、面接官からされる可能性の高い質問を教えてくれます。
職場をすぐ辞める場合は、マイナスな印象を与えない転職理由の伝え方を教えてくれますよ。
早期退職を考える方は「転職理由」の答え方が面接通過のカギを握ります。どう答えれば面接官の懸念を払拭できるか迷う場合は、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
また転職サイトによっては、希望すれば面接の場にキャリアアドバイザーが同席してくれることもあります。
内定と条件交渉
面接から1週間以内を目途に、担当のキャリアアドバイザーから合否の連絡をもらえます。無事に内定が出たら、条件通知書などを確認しつつ、実際に入職するかどうか決定しましょう。
このとき「給料アップ」や「休日の希望」など、応募先に相談しづらいことがあればキャリアアドバイザーが代わりに条件交渉してくれます。
また、内定先の病院や施設との入職手続き、現職との退職交渉についてのアドバイスもしてくれます。内定後も変わらずサポートがあるのは安心ですね。
看護師が転職後すぐ辞める方法と退職時の注意点
転職したばかりの職場をすぐに辞めたい場合に、あらかじめ押さえておきたい注意点をお伝えします。
ただでさえ採用に不利に働きがちな早期離職です。ポイントを押さえて、可能な限りプラスの印象に近づけられるように意識しましょう。
転職理由は明確に答えられるようにしておく
看護師の転職で特に強く意識したいのは、職場をすぐ辞める理由を明確に答えられるようにしておくことです。転職理由は就業期間にかかわらず、ほぼ必ず聞かれる質問だからです。
最低でも、次の2つの質問への回答は準備しておきましょう。
- なぜ今の職場をすぐに辞めたいのか
- 転職先に求めることは何か
特に入職後1年未満~2年で転職する場合、「ウチもすぐに辞めてしまうのでは」と面接官は不安を覚えます。不安を払しょくできるような回答内容が必要です。
一人で面接対策するのが難しい場合は、転職サイトの利用も考えてみてください。上手な回答の仕方をキャリアアドバイザーが一緒に考えてくれるので、安心して面接に臨めますよ。
安易に心療内科で診断書をもらう方法はおすすめしない
現職をすぐに辞めたい看護師の中には、心身の不調がその理由になっている方もいるかもしれません。
このときに注意しておきたいのが、深く考えないまま病院で診断書をもらわないことです。なぜなら後々まで尾を引くケースがあるからです。
そもそも診断書は、それ自体が公的な意味をもつものです。例えば心的な病状を抱えていた過去を転職先に伝えずに入職すると、後で発覚してトラブルに発展する可能性もあります。
もちろん、実際に症状がある場合は病院に通って治療するのが第一です。
しかしもしも退職交渉をスムーズに進めるための「切り札」として診断書をもらうだけのつもりであれば、あまりおすすめできません。
退職の1~2ヶ月前には職場に申し出るのが理想
現職を退職する場合、退職日から逆算して1~2ヶ月前には看護師長や部長などに申し出るのが基本です。あらかじめ「退職願」も用意しておきましょう。
【退職願とは】
退職の意思を職場に伝えるために提出する書類。
似たような言葉に「退職届」がありますが、これは退職が決まった際に提出する書類で、一般的には退職交渉がまとまってから作成する書類とされます。
なお、転職する際は次の職場が決まってから退職の意思を伝えるのが原則です。
仮に内定を得られずに現職に留まることになった場合、関係性がぎくしゃくしたまま働き続け、居心地の悪さを感じてしまう可能性があるからです。
看護師が転職後すぐ辞める際の退職願の書き方
「転職先をすぐ辞めたいけど、どうやって看護師長に伝えればいいんだろう…」という悩みがある場合は、まず退職願を書いてみましょう。
退職願には決まったフォーマットやルールはありませんが、次の例文を参考にすると失敗しない文書が完成します。参考にしてみてくださいね。
- 書き出し
右下に「私儀(わたくしぎ)」と記入します。 - 冒頭
退職理由は「一身上の都合により」でOKです。理由を明確に書く必要はありません。 - 退職日
退職希望日を記入しましょう。西暦も認められています。 - 文末
退職願いの場合は「お願い」で締めくくります。なお、退職届の場合は「退職いたします」と断定して構いません。 - 日付
退職願を提出する日付を記入します。 - 署名
自分の所属部署や所属課などの後に、氏名を記載します。氏名の下に捺印することも忘れずに。 - 宛名
基本的には、所属組織の最高責任者の役職と名前を記入します。自分の署名よりも上の位置に記載するのがマナーです。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
看護roo! |
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レバウェル看護 (旧 看護のお仕事) |
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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
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ナースではたらこ |
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マイナビ看護師 |
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