- 🕒
- 更新
第二新卒の転職体験談|未経験転職で学んだ自己分析や転職理由の伝え方
※当サイトはマイナビ・リクルート等各社サービスのプロモーションを含み、アフィリエイトプログラムにより売上の一部が運営者に還元されることがあります。 なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
「今、転職するべきかなのか」「3年以内に転職して失敗したくない…」
など、第二新卒特有の転職の悩みがありますよね。
わたし自身、新卒入社した会社に2年半勤めて不安を抱えながら転職活動をしました。
転職前は「3年以内に会社を辞める」ことに抵抗があったのですが、今振り返ると転職という選択肢は間違ってなかったと思います。
この記事では、わたしの転職体験談や元キャリアアドバイザーの転職市場の裏情報とともに第二新卒の転職についてご紹介していきますので「転職したいが踏み切れずにいる」という方はぜひ参考にしてみてください。
がんちゃん
元キャリアアドバイザー
教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず、20代を中心に1,000人以上の求職者を支援した。
自身も就職や転職活動で悩んだ経験から、人生において重要な「仕事選び」のサポートに携わりたいという思いがある。
転職エージェント名 | 特長とおすすめな人 |
---|---|
マイナビ エージェント |
20代からの信頼度No.1* |
doda | 利用者満足度No.1の手厚いサポート** |
ハタラクティブ | 第二新卒などの若年層に特化 |
*楽天リサーチ調査 (2018年1月)、**電通バズリサーチ調査
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
目次
1.第二新卒とは?第二新卒の定義
「第二新卒っていつまで?」「わたしは第二新卒なの?」
と不安に思う方もいらっしゃるかと思いますので、まずは第二新卒の定義から確認しましょう。
第二新卒とは、一般的に学歴問わず学校を卒業し就職後、3年未満で退職する人のことをさします。しかし、転職活動中に求人や応募要件を見る中で、必ずしも3年未満でなくとも第二新卒枠に応募できる求人もありそうな印象をもちました。
元キャリアアドバイザーからのコメント
「3年以上働いて退職した20代」や「3年未満で退職せずに転職活動している人」も第二新卒と見なされるなど、実は「第二新卒」には法で定められた定義はありません。
第二新卒採用の本質は「ポテンシャルある若手を育成前提で採用すること」です。実際に入社3年未満でなくとも第二新卒枠に応募できるケースも実はあります。
2.第二新卒は転職に有利!第二新卒の市場価値
結論から言うと第二新卒の転職は有利だとわたしは思っています。
なぜなら実際に転職活動をしてみて未経験で応募できる求人が多かったからです。新卒時は遠い存在だった大手企業の求人もあり、転職先の選択肢が豊富でした。
求人票をみても、スキルや経験というよりは求める人物像についての記載が多かったため、入社2年で退職してスキルや経験面に不安があったわたしでも応募しやすかったです。
元キャリアアドバイザーからのコメント
まだ経験が浅い第二新卒向けの求人が多い理由として、少子高齢化問題が挙げられます。
多くの企業が会社とともに成長していく若手人材の獲得に困っているのです。
そのため、スキルや経験は入社後に身に着ける前提で、自社にマッチする未経験の若手人材の獲得を積極的に行っています。
また、新卒入社の社員は社会人としての基礎を一から教える必要がありますが、第二新卒は基本的なビジネスマナーを身につけているため、新卒ほど研修にコストがかかりません。
このようなメリットもあり、多くの企業が第二新卒向けの求人を用意し、第二新卒が転職しやすい世代と言われているのです。
企業は第二新卒にポテンシャルを求める!未経験分野への転職も可能
転職活動時は、4社ほどの転職エージェントと面談し、転職活動をしたのですが、実際に話してみて驚いたのは「ポテンシャル採用」という言葉が存在したことです。
ポテンシャル採用というかたちで第二新卒を中心とした20代前半の若手向けに未経験歓迎求人を用意している企業は多くありました。
わたし自身も未経験で、医療IT業界の営業職からWeb業界の企画職に転職しましたが、選考過程では、スキルよりも仕事をするうえでの姿勢や考え方を見られているように感じました。
実際の面接でも実績やスキルについて質問されるよりも、「前職で働く中でどのような学びがあったか、学びがどのように仕事に活かされたか」「どうして転職しようと思い始めたのか」「転職後、どのようになっていたいか」などについて聞かれることが多かったです。
元キャリアアドバイザーからのコメント
スキルよりも仕事に対する向き合い方をより重視してもらえるのがポテンシャル採用の特徴です。
例えば「失敗を次につなげようとする前向きさ」をアピールすることで、前向きに努力し続けられる人と評価されることがあります。
そのほかにも、まだ企業に染まっていない柔軟性や今後の伸びしろへの期待から、未経験分野へ挑戦しやすいことも第二新卒の転職の特徴といえますね。
※このページの下の方に移動します。
3.第二新卒が転職で失敗しないために気を付けるべき2つのポイント
わたし自身「3年働いてから転職」という思いもあったのですが、新卒入社後2年目のおわりに転職しました。ただやはり、企業から「すぐ辞めてしまうのでは?」と思われ、選考が不利になるかもしれないという不安も転職活動を始めたときはありました。
実際に、お世話になったキャリアアドバイザーにも第二新卒の転職の場合「3年以内に辞める理由は企業も気にする」と言われたことを覚えています。そして、以下の2点について注意するよう言われました。
第二新卒転職の注意点
とりあえず転職はNG
転職エージェントとの面談では、「とりあえず転職したい」という思いで転職するなら止めた方がよいと言われました。
理由は大きく2つあり、1つ目は「もし転職できたとしても転職後に別の不満を抱えて、また転職してしまう」、2つ目は「面接の過程で転職理由をかなりしつこく聞かれる」ということです。
そこで「とりあえず転職」を避けるために、転職エージェントとの面談では転職を通じて変えたいと思っていることやどんな状態になれば満足するのかなどを自己分析をもとに考えました。
「なぜ転職するのか」時間をとって考えたことで、将来的な自分のキャリアについて考える機会となり、転職活動を通じて自身のキャリアプランを描けました。
転職を振り返ってみると非常によかったと思えます。
元キャリアアドバイザーからのコメント
「転職して環境を変えれば、悩みを解決できるはず」と安易な考えで転職すると、転職後も同じようなことを繰り返す可能性が高いです。
このような状態になるのを避けるために、次の2つを軸に自己分析をしましょう。
1.転職後、何を得られれば転職成功と言えるのか
2.転職後の懸念(転職後どんな懸念が考えられるか、どこまで我慢できるか)
現職が接客業の方の例を作ってみたのでイメージしてみてください。
以下の2つの悩みを抱えている転職したいと考えている人を例に考えてみましょう。
自己分析の具体例
転職者の悩みや希望
・クレーム対応をしたくない
・事務スキルを身に付けたい
元キャリアアドバイザーからのコメント
事務的なスキルを身に付けることを優先したいなら、一般事務や営業事務の仕事に就ければ転職成功と言えます。
懸念点としては、事務職でもクレーム対応をする場合があること。社内向けのクレーム対応は我慢できるけれど、社外向けは避けたいなど我慢の目安を決めておきましょう。
懸念は抱えたままにせず、転職エージェントのキャリアアドバイザーなどに相談することが大切です。
懸念の実現性を応募先に確認してくれることもあります。事前に情報収集をすることで、入社後の「こんなはずではなかった」のミスマッチを少なくしましょう。
転職理由がネガティブにならないよう伝え方に注意
もう一点、転職エージェントのキャリアアドバイザーから、第二新卒は転職理由(退職する理由)がネガティブになってはいけないということを説明されました。
早期に退職してしまう第二新卒に対して採用後、またすぐに辞めてしまわないか、はやはり懸念材料となってしまうようです。
そして担当のキャリアアドバイザーからアドバイスを受けたポイントは、『転職理由は一貫性が重要』『伝え方をポジティブに』ということでした。
元キャリアアドバイザーからのコメント
転職理由がネガティブに伝わらないためにも不満だけでなく「職場のよかったこと」があるのはよいですね。そうすることで、「改善のために努力でき、客観的に物事を考えられる人材」とポジティブなイメージを持ってもらいやすくなります。
4.第二新卒が転職で後悔しないための退職のタイミング
わたしは収入がない期間を作りたくなかったため、転職先を決めてから退職しました。
退職するタイミングについては、『転職先を決める前』と『転職先を決めてから』の大きく2つがあると思います。
有給を活用した週は2~3社、活用しない週は1社くらいの頻度で企業の採用担当者と会い、選考を進めていくなど、「転職しなければ明日からの生活が…」と焦ることなく、余裕を持って企業を見ることができたのは非常に良かったです。
上司には退職の旨を伝えないまま転職活動をしていたので、面接では希望入社日の説明に苦労したり、働きながらの面接日の調整は大変でしたが、それらを踏まえてでも転職先を決めてから退職してよかったと思っています。
転職先を決めてから退職する
転職活動にかかる大まかなスケジュールは以下のようになります。
元キャリアアドバイザーからのコメント
まず、転職活動期間(転職活動の準備から次の会社に入社するまで)は、4~6ヶ月を見ておくとよいでしょう。
在職中に転職活動を行うメリットは、「今の職場の良さ」を再認識できることもある点です。
本当に転職するべきか迷っているのであれば、在職中に転職活動をして転職先をじっくり比較検討することをおすすめします。
デメリットとしては、仕事の都合で面接の日程調整が難しく、選考が思うように進まないことです。
転職先を決める前に退職する
元キャリアアドバイザーからのコメント
内定をもらった後の退職がおすすめと言われても、ストレスで心身ともに限界を感じていたりすると、転職先を決める前の退職を希望する人もいるでしょう。
この場合は、退職準備中に転職活動の下準備を進めておくことが大切です。
【退職準備中にしておくとよい準備】
- 前職での実績(達成率など)
- 自己分析や書類作成
- 今の自分にどのような転職先が候補としてあるか把握しておく
- 候補の中から応募先を探す
5.第二新卒の転職はサポートが充実した転職エージェントがおすすめ
わたし自身の転職経験を踏まえて第二新卒の転職について説明してきましたが、転職活動中に、さまざまなアドバイスをくれた転職エージェントの利用は本当におすすめです。
わたしが転職活動で転職エージェントから受けたサポートで特に良かったと思ったのは、
- キャリア面談
- 内定後の条件調整(年収・入社日など)
でした。
それぞれどのようなメリットがあったのか具体的にご紹介します。
キャリア面談で転職エージェントが役に立ったこと
キャリア面談では、
- なぜ転職したいと思ったか
- 現職での職務内容
- 希望の業界について
- 転職先に求めるもの(人数や売上など企業規模、会社の雰囲気など)
などが話題となることが多かったです。
(話す内容は担当者や登録した転職エージェントによって一部異なります)
面談してよかったと思えた点は以下の2つがありました。
応募先を探す手間を省略できた
未経験の業界・職種への転職を希望しており、どこから情報収集すれば良いかわからなかったため、転職活動を始めた当初は業界や職種に関する情報を持てていませんでした。
希望の業界は答えられるが、具体的に企業名を聞かれると大手や有名ベンチャーしか出てこないといった状態です。
私としては、今後会社が大きくなる過程での変化を経験したく、組織がこれから大きくなっていくフェーズの企業に入りたいという思いがありました。そのため、希望する人数規模や業績の企業を見つけ出すのに苦労していたのですが、求人と合わせて企業の雰囲気などの情報も紹介してくれて非常に助かりました。
書類では伝わりにくい「人となり」を理解してもらえた
転職エージェントとの面談で良かったのは担当者に自分自身の熱意や意欲を直接伝えられたことです。
企業へ提出する履歴書や職務経歴書だけでは、自分のやる気を伝えにくいため、企業との面接の際にアピールする必要があります。
しかしはじめての転職活動だったので、面接でうまくアピールできませんでした…
担当者の方が私が面接や書類で伝えきれていなかった意欲や人となりを伝えてフォローしてくれたので、とても助かりました。
さらに「面接でのやり取りが企業の採用担当者にどのような印象を与えていたのか」についてもフィードバックしてくれたので、その後の面接に活かすことができたと思います。
条件交渉で転職エージェントが役に立ったこと
転職活動では内定をもらった後に、面談を実施して希望条件を調整するのですが、年収交渉や入社日の調整なども代行してもらえます。
わたしの場合、内定後に担当のキャリアアドバイザーに改めて希望条件を電話やメールでやりとりして、企業との交渉は代行してもらえました。
幸いにもいただいた条件は希望として伝えていた範囲内のものだったので、企業から条件を開示される面談は承諾するだけですみました。
もちろん交渉してもらえば必ず年収が跳ね上がるということはありませんが、より希望に近づくようサポートしてくれます。
わたしは未経験転職のため、年収が下がる覚悟で転職活動に臨んでいたのですが、交渉のおかげで年収アップに成功しました。
こうした交渉面のノウハウがあることも転職エージェントを利用するメリットだと思います。
元キャリアアドバイザーからのコメント
第二新卒の場合、はじめての転職の人がほとんどでしょう。
転職エージェントを活用すれば、スキルや経験が浅くても、強みを見つけ、それを活かせる仕事を紹介してくれるのはとても心強いです。
しかし、こうした手厚いサポートをすべての担当者がしてくれるかというと、そうではないのが現状です。
だからこそ、複数のに登録して多くの担当者にあってみることは、信頼できる担当者に出会う確率を高めるためにも有効な手段といえます。
どこに登録すればいいかわからないという方は、このあと第二新卒におすすめの転職エージェントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
6.第二新卒で転職エージェントを利用してみた感想
幸い転職時は営業職が売り手市場ということもあり、転職サイトに登録するとかなり多くのオファーメールが届きました。
当初は「思ったより自分の市場価値ってあるのかも?」と期待していたのですが、メールの内容をよく見るとテンプレートのような内容が多く、どれが本当に自分を必要としてくれている企業からのメールなのかを判断することを手間に感じたのを覚えています。
また、面談のお誘いを受けた転職エージェントに会ってみても対応はさまざまでした。
業界や職種の希望をじっくり聞いたうえで求人を絞り込んで紹介してくれる担当者や、ざっくりと希望を聞きたくさんの求人を比較しながら希望にあう職種や業界を見つけてくれる担当者もいます。
『サポートのスタイル』と『性格面での相性』が合う担当者と出会うには運要素が強かったかなと思っています。
元キャリアアドバイザーからのコメント
転職エージェントは実は中小も含めると全国に18,000社以上存在しています。
また、えぐちさんの体験談にもあったように誰に支援をしてもらうかで転職活動の成功確率が変わってくるのも事実です。
はじめての転職であれば、サービスの質が標準化されており求人数も豊富な大手の転職エージェントを利用してみることをおすすめします。
というのも、20代はまだやりたいことが明確になっていないことが多いため、ざっくりと希望を伝えて求人紹介してもらうことで「わたしがやりたかったのはこれかもしれない!」と自分にあった求人に出会える可能性があるのです。
2~3社ほどに登録してみて、自分と相性の良い人かどうかを確認してみたうえで利用してみることをおすすめします。
7−1.第二新卒におすすめの大手転職エージェント3選
ここでは第二新卒におすすめの大手転職エージェントを紹介します。
転職エージェントを選ぶうえでの2つの軸
- 求人数
- 転職サポート
転職支援実績No.1!
『リクルートエージェント』
リクルートエージェントは人材紹介最大手のリクルートが運営する転職エージェントです。求人数は非公開求人(一般公開されておらず転職エージェントが保有している求人情報)を含めると20万件を超えます。
紹介してもらえる求人数が多いため、やりたいことがみえておらずたくさんの求人から選びたいという方にはおすすめのサービスです。
20代の転職支援ノウハウが豊富
『マイナビエージェント』
マイナビエージェントは人材紹介大手の株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。若手の転職支援に特に力を入れており、人事や採用担当者とも太いパイプを構築しています。そのため、人柄や考え方など、求職者の特徴を採用担当者に推薦してくれることもあるなど、選考過程で強い味方となってくれるのです。
やりたいことはある程度イメージできており、20代で戦略的にキャリアアップをしたい方にはおすすめの転職エージェントと言えるでしょう
豊富な求人数と満足度の高いサポート
『doda』
「面接で社会人経験をどのように伝えてよいかわからない」といった第二新卒の方も多いと思います。dodaは選考過程でのサポートが手厚いため、自分のスキルで本当に転職ができるか不安という方は利用してみることをおすすめします。
また、人柄や考え方など、求職者の特徴を企業の採用担当者に推薦して応募してくれることもあるので、書類だけでは伝わえにくいあなたのやる気や人柄もアピールしてもらいやすいです。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
第二新卒の求職者におすすめサイト・エージェント一覧
企業からの採用ニーズも高い第二新卒ですが、「次は、失敗したくない!」と思っている第二新卒の方も多いはずです。
失敗しない転職のためには、まずはサイト選びからです!
転職サイトや転職エージェントは、それぞれ扱っている求人が異なります。あなたにふさわしいサイトを選び、後悔のない転職をしましょう。
マイナビ エージェント |
転職が初めての人でも、ていねいに業界情報や面接対策を無料で教えてくれます。 |
リクルート エージェント |
全年代を得意としています。業界・職種に対する専門的な知識をもった実績豊富なキャリアアドバイザーのサポートを受けられます。 |
doda |
21~29歳で大卒の人がメインターゲット。年収診断やキャリアタイプ診断などの役立つコンテンツが豊富です。
|
DYM |
相談からの就職率が96%と高く、最短1週間で入社も可能なスピード感も魅力! |
JAIC |
取材をして求人を集めているから信頼性も高く、就職後の定着率は91.3%(JAIC調査(2018年2月~2019年1月))! |
ハタラクティブ |
未経験分野へのチャレンジやフリーターから正社員になりたいと考えている方におすすめです。
|
リクナビNEXT |
転職成功者の8割が使うサイト。(マクロミル調査(2013年2月))自分の条件に合った求人を探すならこのサイト。 |