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フリーランスエンジニアを目指すには週1・土日の副業からがおすすめ
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将来的にフリーランスエンジニアとして独立したいけれど、まずは週1の副業から徐々に慣れていくのはあり?
おすすめの副業案件があれば知りたい!
週1や土日の副業からフリーランスエンジニアを目指すことはおすすめです。クラウドソーシング経由での受注が一般的ですが、最初のうちは副業案件を扱うエージェントに相談するといいでしょう。
しかし、中にはおすすめできない副業があるので、気を付けなければいけません。そこで今回、おすすめできる副業、避けたほうがいい副業を具体的にご紹介します。
さらに副業からフリーランスエンジニアの独立に成功した方をインタビューしました。ぜひリアルな体験談も参考にしてください。
エージェント名 | こんな方におすすめ | 案件を探す |
---|---|---|
レバテックフリーランス | 初めてフリーランスを目指す方 |
|
Midworks | 正社員並みの福利厚生を得たい方 |
|
ギークスジョブ | 在宅リモートワークしたい方 |
エージェント名 | こんな方におすすめ | 案件を探す |
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レバテックフリーランス | 初めてフリーランスを目指す方 |
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Midworks | 正社員並みの福利厚生を得たい方 |
|
ギークスジョブ | 在宅リモートワークしたい方 |
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
1. 副業からフリーランスエンジニアを目指すことがおすすめな理由
副業からフリーランスエンジニアを目指すことをおすすめする理由は、主に以下の3つです。
- いきなりフリーランスになるのはリスクが大きい
- 案件の獲得方法を学べる
- 最近、副業を解禁する企業が増えている
いきなり会社を辞めると、失敗した時の影響が大きいことが理由のひとつです。案件が獲得できないと収入を得られないので、勢いで退職すると「退職後の収入がゼロ」といった事態にもなりかねません。
一方、独立前に副業から始めるメリットは案件の獲得方法や見積書の提出パターンなどを学べる点です。フリーランスエンジニアがどう仕事を獲得しているのか、身をもって知ることができます。
また、副業しやすい環境が整ってきている点も挙げられます。事実、厚生労働省が平成30年に「副業・兼業を促進に関するガイドライン」を作成したことからも、副業解禁の流れができているといえるでしょう。
1-1. フリーランスエンジニアを目指す人におすすめの副業案件その1. Web制作
フリーランスエンジニアを目指すおすすめの副業案件のひとつが、Web制作です。案件の種類が多く、副業でも対応できる仕事を見つけやすいからです。
Web制作は案件によって規模がさまざまで、1枚のページをコーディングするだけの小規模な案件から、デザインの構築まで任せられる大きな案件まで募集があります。
小さい案件から始めて、慣れてきたら徐々に大きなWebサイトの構築にチャレンジすることも可能です。
報酬は案件によって差があり、数ページのコーディングだけを行う10万円以下の案件もあれば、大きいものであれば50万~70万円ほどのサイト構築の案件もあります。
数ページのコーディングなら2〜3日で完了(顧客とのやりとりを含め約1ヶ月)しますが、大きめのサイト構築だと数ヶ月かかるものもあります。
1-2. フリーランスエンジニアを目指す人におすすめの副業案件その2. プログラミングスクールの講師
プログラミングやWeb制作などを教える講師の仕事もおすすめです。
理由としては、完全リモートで対応できるスクールが増えていること、すき間時間にできることが挙げられます。
現在、レッスンをオンラインで行うスクールが増えているため、在宅でも講師の仕事ができるようになりました。1レッスン1時間以内のスクールなら、平日の夜や本業の合間でも対応しやすいでしょう。
報酬は所属するスクールによって異なりますが、例えば40分のレッスンで1,800〜2,800円です。
そのほか、クラウドソーシングサイトのココナラでは、数千円/ 60分でWeb制作やプログラミングのレッスンが出品されています(2021年6月時点)。
1-3. フリーランスエンジニアを目指す人におすすめの副業案件その3. エクセルVBA
エクセルVBAも、副業で取り組みやすい案件です。半日から1日で対応できる小規模な案件が多いので、本業が忙しい人でも取り組みやすいといえます。
仕事内容としては、請求書や勤怠管理表など、企業で使用するツールをエクセルのVBAや関数を使って作成するものです。現在使用しているツールのマクロ修正作業が募集されることもあります。
クラウドワークスでは、上記のような案件が1万〜5万円程度の報酬で掲載されています(2021年6月時点)。
1-4. フリーランスエンジニアを目指す人におすすめの副業案件その4. 資料作成・ライティング
ここまでプログラミング関係の案件を紹介してきましたが、それ以外におすすめの副業案件として資料作成やライティングがあります。
これらもエンジニアのスキルや経験を活かせる仕事なので、フリーランスエンジニアを目指す人の副業として向いています。
例えば、システム構築の発注先候補に提出する提案依頼書(RFP)の作成などが挙げられます。ライティングはIT技術についてのブログ記事の執筆といった、テクニカルライティングの案件がいいでしょう。
提案書作成の場合は、1万〜5万円の報酬でクラウドソーシングに案件が掲載されているケースがあります。
ライティング案件は文字単価の報酬が基本とされ、テクニカルライティングであれば、文字単価2〜10円程度が相場とされています。
1-5. フリーランスエンジニアを目指す人におすすめの副業案件その5. スポットコンサル系
スポットコンサル系の副業も、フリーランスエンジニアを目指す人にはおすすめです。
顧客の悩みやニーズについてリアルな声を聞けるので、フリーランスになってからの営業活動に役立つ情報を得られる可能性があるからです。
また、本業で営業活動や顧客とのやりとりをしない人にとっては、顧客と直接話しができる副業はいい経験になります。
スポットコンサルは業界知識が問われる仕事なので、エンジニア経験の長さよりもその業界で何年仕事をしていたかが重要といえます。業界にマッチしていれば、エンジニア歴3年程度の人でも活躍できるでしょう。
他の副業案件と比べて報酬が高い傾向にあるのもメリットです。1回の相談につき、1万〜3万円の報酬が得られるケースも珍しくありません。
1-6. フリーランスエンジニアを目指す人におすすめできない副業案件
以下の2つの案件は、副業としておすすめできません。
- 単純作業の案件
- 規模が大きすぎる案件
誰にでもできる単純作業の案件は報酬が低いので、数をこなさなければまとまった収入にはなりません。ひたすら同じ作業を行うのは、精神的につらい人もいるでしょう。例えば、ワードプレスの記事入稿、テープ起こしなどの案件が、これに当たります。
アプリやシステムの新規開発など、規模の大きい案件も副業には向いていません。なぜならば、本業の合間に取り組むには時間がかかるうえに、負荷が高すぎるからです。
副業にどれくらいの時間と労力をかけられるのかを考慮して、案件を選ぶことが大切です。
2. フリーランスエンジニアの副業案件を受注する方法1:クラウドソーシング
副業案件を獲得する方法として、クラウドソーシングの利用があります。メリットは、以下の2点です。
- 案件数が多く自分にあった案件を選べる
- 小規模案件も掲載されている
常時たくさんの案件が掲載されており、その中からスキルや経験に合った案件が選べます。まだ仕事につながる人脈などがなくて案件をどこで探せばいいのか迷っている人は、クラウドソーシングサイトで検索してみてください。
数時間や数日で完了でき、副業でも取り組みやすい案件を見つけやすいのもメリットです。先述のとおり、規模が大きすぎる案件は、本業の傍らに行う副業には不向きです。
本業やプライベートなどを考慮して、自分に適した作業量の案件を探すことができます。
2-1. クラウドソーシング副業のデメリット
クラウドソーシングには以下のようなデメリットもあるので、注意してください。
- 価格競争に巻き込まれることがある
- 納期が短い案件が多い
多くの人が登録しているので、ひとつの案件に対して複数の応募者が集まるケースは珍しくありません。案件を獲得しようと低めの報酬額で提案する人がいると、自分が希望する金額で受注できなくなることがあります。
また、すき間時間で副業したい方は、納期に余裕のある案件を選びたいところです。しかしそのような案件は減少し、「Webサイトを1ヶ月で仕上げてほしい」など、短い納期の案件が増えているのが現状です。
2-2. クラウドソーシングの上手な利用方法
クラウドソーシングを上手に利用するには、提案方法を工夫することがポイントです。提案内容の差別化を図ることで、受注率をアップさせたり継続依頼を獲得できたりするケースがあるからです。
例えば、サイト構築の案件に対して「別途1万円で更新方法のレクチャーも行います」と提案すると、更新作業を社内で行いたいと思っているクライアントには喜ばれ、受注につながるでしょう。もちろんプラスアルファの収入も得られます。
このように、掲載されている内容をそのままではなく、相手が本当に求めている意図を汲み取って提案することが大切です。
そのほか、プロフィールに地域名を入れるのもおすすめです。実際に、クラウドソーシング経由で単発の案件を受注した企業から、同じ地域ということで、その後も継続して案件をもらったという声もあります。
2-3. おすすめサービス1:クラウドワークス|日本最大クラス
クラウドワークスは、会員登録数443万人を誇る日本最大クラスのクラウドソーシングサービスです。
案件数が豊富で、200種類以上のカテゴリーの中から仕事を探すことができます。
【公開されている案件数】
- Web制作 1,678件
- VBA 692件
- IT×ライティング 2,057件
(2021年6月30日時点)
仕事を受注して報酬を受取るまでの一連の流れはすべてオンラインで完結するので、基本的に完全リモートで副業ができます。
報酬額やスキルだけでなく、「未経験者可」「継続依頼あり」などの条件で案件を検索できるのもメリットです。
「新しい分野にチャレンジしてみたい」「フリーランスになるために継続案件を受注したい」など、目的に応じて案件を探せます。
2-4. おすすめサービス2:ランサーズ|非公開案件も多数所有
ランサーズは顧客満足度の高さに定評があり、2018年度には「満足度」「リピート率」「運営実績」においてNo.1を獲得しました。
案件数も210万件以上と豊富で、スポット案件から継続案件まで多種多様な案件が掲載されています。
【公開されている案件数】
- Web制作 83件
- VBA 11件
- IT×ライティング 24件
(2021年6月30日時点)
案件数が少ないように感じるかもしれませんが、ランサーズでは非公開の案件も多数取り扱っているので、会員登録すればさらに多くの案件が見つかる可能性もあります。
トラブルを未然に防ぐ独自システム「依頼内容アドバイス機能」が用意されているのも特徴です。「報酬が低すぎる」「納期が短すぎる」といった案件があれば、運営に通報できるようになっています。
2-5. おすすめサービス3:ビザスク|スポットコンサル系の副業向け
スポットコンサルの仕事に興味がある人は、ビザスクがおすすめです。
クライアントとアドバイザーをマッチングするプラットフォームで、アドバイザーとして登録すれば副業でもコンサルティング案件を受注できます。
現役からOBまで幅広い立場のアドバイザーが10万人以上登録し、企業から依頼があれば最短24時間で候補者がリストアップされます。
特徴としては、約600のクライアントが利用しているサービスで、マッチング実績は7万件以上。運営が間に入ってくれるので、顧客が求める知見と自分が持っている経験のミスマッチを減らせるのもメリットです。
スポットコンサルの案件を探すなら、ビザスクのように特化したサービスを活用すると見つけやすいでしょう。
3. フリーランスエンジニアの副業案件を受注する方法2:エージェント
クラウドソーシング以外に副業案件を探す方法として、エージェントの活用もおすすめです。
稼働時間の長い案件しか紹介してもらえないイメージがあるかもしれませんが、最近は週1〜2日から対応できる案件を紹介してくれるエージェントもあります。
専任のサポートが付いて自分の希望やスキルに合った案件を紹介してくれるのも、クラウドソーシングにはないサービスです。
副業を始めたいと思ったら、まずはエージェントに相談してみてください。
3-1. おすすめエージェント1:ITプロパートナーズ|週3日から勤務可能
ITプロパートナーズは、週3〜4日から働ける案件を多く取り扱っているフリーランスエージェントです。リモート可能な案件もあります。また約9割の案件がクライアントとの直接契約なので、高単価な案件が多いのも魅力といえます。
さらにトレンド技術を使った案件も豊富にそろえ、ITエンジニアとして興味をそそられる案件に出会えるかもしれません。
「IT起業家やフリーランスエンジニアの自立を支える」というコンセプトのもと、副業ワーカーからフリーランスまで幅広い人のサポートをしてくれます。
3-2. おすすめエージェント2:FLEXY(フレキシ―)|週1日からの案件が豊富
エンジニアの案件はもちろんのこと、CTOや技術顧問の案件を広く取り扱っているのがFLEXYの特徴です。
登録者は30代のエンジニアが中心で、以下のようにさまざまな職種や技術のエンジニアが活躍しています。
週1日からリモート可能な案件まで豊富にそろっています。スキルや希望のライフスタイルに合わせて選ぶことができ、企画やディレクションといった案件もあるので上流工程に興味がある人にもおすすめです。
フリーランスや副業についてのお役立ち情報も多く発信しているので、一度サイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。
4. フリーランスエンジニアの副業に関するQ&A
フリーランスエンジニアが副業した場合、確定申告する必要があるのか?気になるところですが、副業でも一定額を超えると確定申告しなければいけません。
そこでいくらを超えたら確定申告をする必要があるのか?副業に経費は認められるものなのか?などを解説します。
4-1. 副業で所得20万円を超えたら確定申告する必要がありますか?
給与以外に年間20万円を超える所得があった場合は、会社員でも原則として確定申告をしなければなりません。逆に、20万円以下なら確定申告は不要です。
ただし、所得が20万円以下の場合でも副業が給与収入なら、申告したほうが得をするかもしれません。というのも、源泉徴収で副業の給与からも税金が天引きされている場合、確定申告をすると過払い税金が戻ってくることがあるからです。
4-2. 確定申告はいつすればいいのでしょう?
確定申告は、所得が発生した翌年2月16日から3月15日までの間に行います。
期限内に確定申告書を自宅のある地域の税務署に直接もしくは郵送で提出します。またマイナンバーカードがあれば、スマートフォンやパソコンから提出することも可能です。
なお申告期限内に行わないと無申告加算税や延滞税など、余分な税金を課される恐れがあるので注意が必要です。
4-3. 副業に経費は認められますか?
副業には経費が認められます。なお、収入から経費を引いた所得が20万円以下であれば確定申告は不要です。そのため、副業の年間収入が20万円以上でも、必要経費を差し引き20万円以下になる場合は確定申告する必要はありません。
エンジニアがよく計上する経費として、以下のようなものがあります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 通信費
- 旅費交通費
- 車両関連費(駐車場など)
- 広告宣伝費(名刺など)
- 接待交際費
- 消耗品費
- 書籍代
- 減価償却費(通勤用の車やPCなど)
- 研究開発費(ゲームエンジニアの場合はゲームソフトなど)
自宅で副業をしている場合、家賃や光熱費は副業で使用した分を按分して計上します。副業のために別途事務所などを借りている場合は、事務所の家賃や光熱費をすべて経費として計上できます。
4-4. 副業がバレないようにする方法はありますか?
確定申告を行うと、副業で得た所得に対して発生する住民税が会社に通知されます。従業員の住民税は会社が納めること(特別徴収)が原則だからです。
会社に通知がいかないようにしたいのであれば、確定申告書の第二表にある「住民税に関する事項」の部分で、「自分で納付」に○印を付けてください。しかし会社から住民税が納付されなくなるので、副業で発生した税金の納税手続きを自分で行う必要があります。
ただし、副業で得た収入が給与所得だった場合は、特別徴収で副業分の住民税もまとめられてしまうので、会社に副業がバレてしまいます。
5. 副業からフリーランス独立をはたしたエンジニアの体験談
【プロフィール】
男性 30代
- 会社員として業務系システムの開発に携わる
- 本業の傍ら副業にも取り組む
- 4年ほど副業を続け、社会人13年目でフリーランスエンジニアに
Q1. なぜ副業を始めようと思ったのでしょうか?
A. 会社の情報システム部門で業務系システムのエンジニアをしていた際に、オープンソースソフトウェアに触れたことでWeb系の仕事に興味をもち、勉強したことがきっかけでした。
ちょうど日本にクラウドソーシングが登場し始めたことも、副業始動の後押しになりました。タイミングがずれていたら、副業もやらなかったでしょうしフリーランスになることもなかったと思います。
Q2. どのような案件を受注しましたか?
A. 副業をしていた4年間は、Web系の案件を中心に受注しました。しかしながらサイトを1人で作り上げるスキルはなかったので、ほとんどがサイトの更新作業や保守といった案件でした。具体的には、ワードプレスのテンプレートに写真やイラストを入れたり、CSSやPHPでカスタマイズしたりする内容でした。
会社での経験を活かして提案書の作成補助などの案件にも取り組みました。メモ書きの雛形を提案書の様式に整えたり、事業計画書などのサンプルを作ったりしていました。テック系のブログ記事のライティングも経験しました。
そのほか、プログラミングスクールの講師もやりました。しかし当時はオンラインスクールが少なく、レッスンのためにスクールに行かないといけない時代。拘束時間や交通費を考えると、割に合わなかったと思います。
Q2-1. 会社には副業申請をしましたか?
A. 明確に副業禁止というルールは示されていなかったので、副業申請はしませんでした。先輩にも相談しましたが、申請しなくても大丈夫だと言われました。
Q2-2. 確定申告はしましたか?経費申請で収入を抑えるなど工夫しましたか?
A. 確定申告はしました。経費として計上したのは、副業で使うパソコンや勉強のための書籍などでしたが、書籍代はかなり計上しました。家賃や光熱費などは経費に計上せず、副業で必要なツールだけ経費にしていたので、意識して工夫はしていません。
Q3. 副業を始めて良かったことは何ですか?
A. フリーランスになる足がかりになったことです。本業に余裕があって副業を始めた時期と、クラウドソーシングが登場し始めた時期がちょうど重なったので、タイミングが良かったと思います。
副業に会社員時代の経験が役立ったこともメリットでした。会社の情報システム部で社内向けのシステム開発などをしていたおかげで、Web系以外の案件も受注できています。
Q4. 副業を始めて大変だったことはありますか?
A. 副業をしている人は恐らく経験していると思いますが、本業が忙しい時期にかぎって副業も忙しくなることでした。本業と副業の納期が重なるケースがよくあり、きつかったですね。
会社員時代は土日もシステムの納品やサポート業務があって、休日出勤が珍しくありませんでした。そのため、休日出勤の振替で平日が休みになった日や、出張先の空き時間などを利用しました。
Q5. フリーランス独立を決意した決め手は何だったのでしょうか?
A. 自分の生活を見直したかったのが決め手です。会社に勤めていたころは、長期の出張や転勤、単身赴任が当たり前でした。客先にシステムを導入する場合、数ヶ月単位の出張となり、自宅に帰宅できるのは土日のみのスケジュールも多く、そんな生活から開放されたかったのが正直な気持ちです。
一方、Web系の仕事で活躍している人はリモートワークが主流で、自分もそんな生活を送りたいと切望するようになったんです。今やリモートワークが主流の時代になりましたが、当時は先進的な働き方でしたね。
今はフリーランスとしてフルリモートで仕事ができていますから、夢が叶いました。
Q6. フリーランスを目指している人へアドバイスをお願いします
A. 会社員として経験を積むことは大切です。3年ほど勤務しなければ一通りのことを経験できないケースもあるので、会社員歴が3〜5年の場合はまだ自分の市場価値を把握できていない人が多いと推測します。そのタイミングで独立するのであれば、退職前からコミュニティ活動や勉強会に参加してみることをおすすめします。そこで築いた人脈が、独立した時に仕事につながるかもしれませんし、別の世界を知るいい経験にもなります。
実際私はオープンソースコミュニティなど複数の集まりに参加していて、情報交換をしたり参加ブログを書いたりして人脈を作っています。その人脈から仕事につながったこともあるので、技術を軸としたコミュニティで人脈を作るのは大切です。またフリーランスを相談された際は、「1年間生活できる貯蓄をしておくこと」といったアドバイスをしています。
会社に5年以上勤めていると、グループリーダーになったり人事異動を経験したりしますが、その中でのお客さんとのやりとりや複数のシステム開発を経験できるのは貴重です。また同じIT業界でも、民間企業と医療機関とでは扱うシステムが全く異なります。扱うシステムが変わると見える世界が広がり、それが副業や将来の独立に役立つこともあるかもしれません。5〜10年程度は会社員として複数の業界を見ておくのもおすすめです。
繰り返しになりますが、技術を持った人との繋がりを作ることに力を入れてください。私もオープンソースのコミュニティで築いた人脈が仕事につながりましたし、逆にこちらからデザインなどの仕事をお願いすることもあります。今は複数のコミュニティに参加し、週に1回はオンラインで情報交換をしています。
6. この記事のまとめ
この記事では、フリーランスを目指すには副業から始めるのがおすすめな理由や、副業に適した案件などについて紹介しました。
内容を簡単にまとめます。
- 副業をおすすめする理由は「いきなり独立するのは危険」「案件の獲得方法が学べる」「副業解禁の流れがある」の3つ
- おすすめの副業案件は「Web制作」「講師」「VBA」「資料作成」「スポットコンサル」
- おすすめできないのは「単純作業系」「規模が大きすぎる案件」
- 副業案件を探す場合にもフリーランスエージェントが活用できる
- 副業の所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要
フリーランスになる前に副業を経験しておくことは、さまざまなメリットがあります。会社員経験を5年以上積んだほうがいいという体験談も寄せられているので、まずは副業から始めてみてはいかがでしょうか。
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