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【ITエンジニア向け】おすすめの転職エージェントと利用のコツを紹介
※当サイトはマイナビ・リクルート等各社サービスのプロモーションを含み、アフィリエイトプログラムにより売上の一部が運営者に還元されることがあります。 なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
「エンジニアにおすすめの転職エージェントが知りたい」
「転職エージェントを使う価値って本当にある?」
転職エージェントはうまく活用すれば、転職成功に大きく役立てることができます。
そこでこの記事ではエンジニアにおすすめの転職エージェントと活用方法について解説していきます。
転職エージェント選びの3つのポイント
- 求人数
- エージェントによってはエンジニア求人を持っていないところもあるため、求人数が多いエージェントを選ぶことが大事
- 求人紹介の質
- 求人数が多いだけなく、希望に沿った求人を紹介してくれるかどうかもチェックする
- サポートの手厚さ
- エンジニアに理解のあるコンサルタントでないと、的外れなアドバイスやサポートをされる可能性あり。業界理解が深い転職エージェントを選ぶ
下記の表は転職エージェントを利用したITエンジニアの方に3つの項目で満足度調査を実施した結果です。
転職エージェント名 | 求人数 | 求人の質 | サポートの手厚さ |
---|---|---|---|
レバテックキャリア | ★4.17 | ★4.00 | ★3.40 |
マイナビITエージェント | ★3.93 | ★3.90 | ★3.94 |
リクルートエージェント | ★3.93 | ★3.85 | ★3.30 |
順位 | 転職エージェント名 | 満足度 | 満足度 |
---|---|---|---|
1 | レバテックキャリア |
3.64
|
3.54 |
2 | マイナビITエージェント |
3.50
|
3.47 |
3 | リクルートエージェント |
3.45
|
3.45 |
レバテックキャリア
- 職種別の専門チームが得意分野や相性を踏まえてマッチングするため、希望に沿った求人を紹介してもらえる
- 年3000回の企業訪問で企業情報を細部まで把握し、転職後のミスマッチを防ぐ
マイナビIT AGENT
- 若手の採用意欲が高い求人多数、特に20代~30代のエンジニアにおすすめ
- 求人の8割が非公開求人なので、他では見られない案件に出会える
リクルートエージェント
- 業界トップクラスの求人数で幅広い選択肢から転職先の決定が可能
- 充実の転職ノウハウで転職が初めての人にもおすすめ
この記事では転職エージェントの選び方からエンジニアとしての転職時に意識するべき点について解説します。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
エンジニア向け転職エージェント おすすめランキング
まずは、エンジニアにおすすめの転職エージェントをランキング形式で紹介します。
順位 | 転職エージェント名 | 満足度 / おすすめな人 |
満足度 |
---|---|---|---|
1 | レバテックキャリア |
3.85
|
3.85 |
2 | マイナビ IT AGENT |
3.72
|
3.72 |
3 | リクルートエージェント |
3.55
|
3.55 |
4 | DYM就職IT |
3.54
|
3.54 |
5 | パソナキャリア |
3.30
|
3.30 |
6 | doda |
3.26
|
3.26 |
7 | ワークポート |
3.19
|
3.19 |
8 | Geekly |
2.79
|
2.79 |
- | ビズリーチ |
3.39
|
3.39 |
アンケート概要
対象者:転職エージェントを利用して転職をしたITエンジニア(383名)
調査元:ミライトーチMedia転職(調査会社クロス・マーケティングにアンケート調査を依頼)
調査時期:2020年12月
*満足度は求人数、求人紹介の質、サポートの手厚さを平均して算出
*ビスリーチは厳密には転職エージェントではないためこのランキングからは外しています。レバテックキャリア
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- 年3000回の企業訪問
企業情報を徹底的に収集しているため、職場の雰囲気など企業の細部がわかる。
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- 技術理解の高いコンサルタントが求職者の経歴やスキルを細部までヒアリング
初回の提案での内定率は約90%と、ズレのないマッチング精度が魅力。
【レバテックキャリアの口コミ】
そもそもエンジニアに詳しい方が多かったです。欲しいスキルやキャリアなどをしっかり60分聞いてくれました。コロナ禍での転職ではありませんでしたが、家が埼玉で遠かったので、zoomで実施してくれたのもありがたかったです。
面談担当と企業担当がわかれており、企業担当はかなり△△(応募企業)を熟知してました。他の会社も同様にかなり詳しかったです。〇〇(企業の代表者)さんのTwitterをチェックしておいてください〜的なレベルまで、対策を教えてくれました。
レバテックには特に不満はなく、他エージェントと比較しても遜色はありませんでした。しかし、強いて挙げると担当者の対応が少し遅いと感じました。こちらの質問のメールの返信も2、3日返信がないこともありました。また、担当者も人によってばらつきがあり対応の差がありました。そこは不満に感じたので改善する必要があると感じました。
マイナビ IT AGENT
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- 登録者の7割が20~30代のIT・Webエンジニア
若い世代を積極的に採用している企業の求人が多く、若者の転職に強い。
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- サポート期限は無期限
他のエージェントとは異なり、サポートが無期限だから時間に追われず転職活動ができる。
【マイナビ IT AGENTの口コミ】
求人数に関しては、満足しております。Web系の求人だけでなく、メーカーの求人もありましたので、選択肢はたくさんありました。わたしは、Web系の転職をさがしておりましたので複数社こちらの転職エージェントからエントリーしました。結果、無事に転職を成功することができました。正直メーカの求人も充実していたことに驚きました。
コンサルの方の対応には、満足しております。なぜならとても親切丁寧に対応してくれたからです。また、こちらの転職先に対する要望に関しても、しっかりヒアリングしてくれ最終的には希望していた条件の転職先に転職できました。これも面談時からしっかりサポートしてくれたからだと思います。
特に不満はありませんでした。しかし、強いて言うと担当者の方の連絡の返信が遅いことが不満でした。こちらの質問に対しても2、3日返信がないことがありました。それが原因で転職に少し時間がかかったことも事実です。
リクルートエージェント
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- 業界トップクラスの求人数
求人数が多いため、幅広い求人の中から自分の希望条件に近い転職先が選べる。
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- 規模、紹介実績ともに業界トップ
登録者が多いため転職ノウハウがたまりやすく、充実した転職サポートを実現。
【リクルートエージェントの口コミ】
様々な種類の求人が多く色々な会社を見ることができました。エンジニアでも色々なジャンルがあると思いますが、特に偏っているということはなかったです。また細かな条件を提示してもしっかりとカバーした求人が数多くあり良い印象でした。
リクルートエージェントが取り扱っている求人の質がとても良く、コンサルタントから紹介された求人内容は、どれも前勤めていた会社よりも給料面や福利厚生の面に関しても良かったので、求人内容はとても良いと感じました。
コンサルタント一人に対して担当している利用者が多いせいか、レスポンスが少し遅い気はしましたし、少し言葉遣いが上から目線だなと感じたのがマイナス点です。
DYM就職IT
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- スキルアップしたいエンジニアにおすすめ
2~3年の実務経験があるITエンジニア・技術者にはIT専門のキャリアアップ支援サービスを展開。
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- 福利厚生が充実した求人案件多数
DYM就職は独自のネットワークで大手企業との強いつながりがあり、福利厚生が充実した求人を優先的に紹介。
パソナキャリア
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- 手厚いサポート・アドバイスを受けたい人におすすめ
キャリアアドバイザーが企業の人事担当との打ち合わせに同席することもあり、企業の「生の声」がわかる。
-
- 年収をアップさせたい人におすすめ
転職成功者の3人に2人が年収を増やしているという特徴がある。
doda
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- キャリアアドバイザー+プロジェクト担当の2名体制で万全のサポート
企業の採用支援を行う「プロジェクト担当」がいるため、企業側支店の情報が手に入る。
-
- 他サービスで見られない非公開求人を見たい人におすすめ
dodaは全体求人の9割が非公開求人だから、他では見受けられない好条件の求人に出会える。
ワークポート
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- 無料エンジニアスクール「みんスク」
エンジニアを目指す人のための無料スクールがあり、エンジニア未経験者におすすめ。
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- 「eコンシェル」の利用でよりスムーズな転職活動を実現
応募状況の確認や面接日程の設定などがこのツールひとつでできるため、面倒なやりとりが不要に、また一部の非公開求人も見られる。
Geekly
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- 圧倒的な内定スピードを実現
Geeklyは内定までの平均日数が25日で、すぐに転職を実現したい人におすすめ。
-
- ユーザー満足度85.3%を獲得
高精度のマッチングを実現し、ユーザー満足度が高いことが特徴。
ビズリーチ
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- 一流のヘッドハンターから直接スカウトが届く、ハイクラス転職サイト
管理職や経営幹部などプロフェッショナルな役職を目指す人におすすめ
-
- 年収1000万円以上の求人が3分の1以上
ハイクラス向けだから高年収求人が多数掲載されていることが特徴。
エンジニア向け転職エージェントで失敗しない選び方とは?
ここまで様々なおすすめエージェントを紹介してきましたが、自分に合った転職エージェントを利用することができれば、転職成功へとより近づくことができます。
そこで、記事冒頭でも紹介したエンジニア向けの転職エージェントを利用する際に失敗しない選び方のポイントをさらに詳しく紹介します。
求人数で選ぶ
当たり前ですが保有する求人数が少ないと、自分の希望条件を満たすものが見つかる可能性が低くなってしまいます。
注意したいのは、「エンジニア向けの求人がどれくらいあるか」ということ。
大手総合型転職エージェントの場合、全体求人数が多くてもエンジニアの求人数はそこまで保有していなかったということもあり得ます。
エンジニア求人の数もチェックできるとよいでしょう。
求人紹介の質で選ぶ
求人数の多さは重要ですが、希望職種と違う業界の求人案件が紹介されたり、自分の希望条件とかけ離れた求人を提案されても意味がありません。
そのため、「希望に合った求人を紹介してくれるか」もチェックする必要があるのです。
※当サイトでは、求人紹介の質の善し悪しを見極める指標として、実際に転職エージェントを利用した人に求人紹介の満足度を利用しています。
転職サポートの手厚さで選ぶ
転職エージェントは職務経歴書や面接対策などのサポートも行ってくれますが、コンサルタントによってその手厚さは様々です。
また、転職エージェントにはエンジニア業界に対する理解が浅いコンサルタントも存在します。
もしそうした「はずれのコンサルタント」が担当になってしまうと、的外れなアドバイスをもらったり、転職後ミスマッチを起こしてしまったりします。
そのためエンジニアへの理解が深く、サポートが手厚いコンサルタントが多く在籍する転職エージェントに登録しましょう。
【タイプ別】おすすめの転職エージェントランキング
ここからは求職者のタイプに沿ったおすすめの転職エージェントを紹介します。
自分のタイプに合った転職エージェントを選びましょう。
タイプ | 転職エージェント名 |
---|---|
未経験 | ワークポート、テックキャンプ |
フリーランス | レバテックフリーランス、Midworks |
スカウト型 | ビズリーチ、Forkwell Scout |
ゲーム業界 | G-job転職、Geekly |
ハイクラス | ビズリーチ、Techclipsエージェント |
第二新卒 | マイナビ IT AGENT、ウズキャリ |
女性 | Type女性の転職エージェント |
未経験
エンジニア未経験の方におすすめの転職エージェントを2つ紹介します。
ワークポート
【ワークポートの特徴まとめ】
- 未経験からエンジニアを目指す人のための無料スクール「みんスク」で未経験からのエンジニア転職をサポート
- 登録すると発行される「eコンシェル」というツールでスケジュールの管理や求人検索が可能、スムーズな転職を実現
テックキャンプ
【テックキャンプの特徴まとめ】
- プログラミングスクールでプログラミングスキルやWebサービス開発の習得が可能
- パーソナルメンターとの個別面談で絶対に挫折させない学習サポートを提供
- 20代前半から30代までのエンジニアを目指す人におすすめ
フリーランス
フリーランスのエンジニアとして働きたい人におすすめの転職エージェントを2つ紹介します。
レバテックフリーランス
【レバテックフリーランスの特徴まとめ】
- 大手企業からの直請案件が豊富で、平均年収862万円と業界トップクラスの高単価を実現
- 参画までの条件交渉、面談までの手続きなどフリーランスのバックオフィス業務を全面サポート
Midworks
【Midworksの特徴まとめ】
- IT系のフリーランスエンジニア、デザイナー専門のエージェントサービスでクライアントとの交渉事を担当
- 業界を熟知したコンサルタントによるキャリア相談や現場での働きやすさまでサポート
▼「フリーランスエンジニアのメリット・デメリット」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
スカウト型
スカウト型でおすすめの転職エージェントを2つ紹介します。
ビズリーチ
【ビズリーチの特徴まとめ】
- 採用担当者と直接コンタクトがとれるため、効率的かつ高い成功率の転職活動が可能
- ビズリーチに登録するヘッドハンターを通して、非公開求人や、思いもよらない求人と出会える
Forkwell Scout
【Forkwell Scoutの特徴まとめ】
- 一括送信機能がないため、本当にあなたを魅力に感じた企業だけのスカウトが届く
- 「オンラインで話してみる」「ご飯でも食べながら」などすぐに選考が始めず、企業の人とカジュアルに話すことができ、企業の内情を知れる
ゲーム業界
ゲーム業界を目指すエンジニアの方におすすめの転職エージェントを紹介します。
G-job転職
【G-job転職の特徴まとめ】
- ゲーム企業の求人数NO.1
- 面談を行うキャリアコンサルタントは「ゲーム会社での人事経験3年以上」「ゲーム開発現場のマネジメント経験有」などの経歴をもった方
Geekly
【Geeklyの特徴まとめ】
- IT,Web,ゲーム業界に特化した専門性のある転職エージェント
- 非公開求人数10000件以上、提案可能求人数平均48件など幅広い選択肢から検討できる
ハイクラス
ハイクラスを目指す方におすすめの転職エージェントを紹介します。
ビズリーチ
【ビズリーチの特徴まとめ】
- 年収1000万以上の求人が3分の1以上を占める
- 経営幹部などのプロフェッショナル人材向け高収入求人を多数掲載
Techclipsエージェント
【Techclipsエージェントの特徴まとめ】
- ITエンジニアに特化した転職エージェントで、すべての求人が年収500万円以上
- 現役エンジニアによるカウンセリングから入社までをサポート
第二新卒
第二新卒でエンジニアを目指す方におすすめの転職エージェントを紹介します。
マイナビ IT AGENT
【マイナビ IT AGENTの特徴まとめ】
- 20代に信頼される転職エージェントNO.1(12月18日時点HPより)
- 第二新卒向けのものだけで約4000件の求人あり
ウズキャリ
【ウズキャリの特徴まとめ】
- 「元既卒」「元第二新卒」の社員による共感性の高い転職サポート
- 既卒、第二新卒に特化した平均20時間に及ぶオーダーメイド型の転職サポート
女性
女性でエンジニアを目指す方におすすめの転職エージェントを紹介します。
Type女性の転職エージェント
【Type女性の転職エージェントの特徴まとめ】
- 5000以上の非公開求人あり
- 年間5000名以上の女性転職希望者にカウンセリングを行い、徐線の転職に関する様々なノウハウを蓄積
転職エージェント利用の流れ
ここからは具体的に転職エージェントに登録してから入社までの流れを紹介します。
登録
まずは転職エージェントの登録サイトからプロフィールや最終学歴、職務経歴、希望条件といった項目を入力します。
面談、案件紹介
面談ではキャリアアドバイザーがこれまでの経験や希望条件を確認し、求人案件の紹介や今後のキャリアプランについて提案を行います。
面談の際は、主に「キャリアの棚卸」「転職の目的や希望条件」「転職活動の進め方・方向性の確認」などが行われます。
対面での面談はおよそ1時間から1時間半を見込んでおきしょう。
(キャリアアドバイザーとの面談について詳しく知りたい方はこちら↓)
応募、面接
応募したい企業が決まったら、キャリアアドバイザーが企業に推薦します。
応募したい求人がない場合はその旨と理由をアドバイザーに伝え、新たな求人を紹介してもらいましょう。
企業面接の日程調整もキャリアアドバイザーが行ってくれるので、面接の準備に専念できます。
内定、入社
内定が決まった後の入社日の調整や退社のために必要な手続きのサポートなどもキャリアアドバイザーが行ってくれます。
入社や退職にあたり困ったことがあれば、遠慮なくキャリアアドバイザーに相談しましょう。
転職エージェントの効果的な利用法
ここからは転職エージェントの効果的な利用方法を3つのポイントに分けて紹介します。
複数登録する
1つ目のポイントは複数の転職エージェントを利用することです。
複数の転職エージェントを利用すると下記のようなメリットがあります。
- 多くの求人情報にふれられる
- 転職エージェントを使い分けられる
多くの求人情報にふれられる
複数の転職エージェントを利用することで、より多くの求人情報を見ることができます。
求人の中にはそのエージェントしか取り扱っていない「独占求人」や登録者にしか紹介しない「非公開求人」といったものが含まれています。
ですから、複数のエージェントを利用すると、他のエージェントでは見つからなかった自分に合った求人が見つけやすくなります。
転職エージェントを使い分けられる
複数の転職エージェントに登録し、それらを使い分けることでより効率的な転職活動をすることができます。
例えば、転職ノウハウがたくさんたまっておりサポートが手厚い転職エージェントと、ノウハウやサポートはあまりないがエンジニア業界に詳しいコンサルタントが面談を行ってくれるエージェントを併用することで両者の良いとこ取りができます。
具体的には、前者で面接対策、書類の添削などを行ってもらい、後者のエージェントでエンジニアに詳しいアドバイザーに自身の市場価値や進むべき職種について相談するなどです。
上記で挙げたことは一例に過ぎず、他にも使い方はありますが、両者のいい点を利用しながら転職活動を進めるととても効率よく転職を進めることができます。
このように複数の転職エージェントを利用するメリットは様々あるので、自分に合った組み合わせで利用することが大切です。
経歴やスキルを正しく伝える
転職エージェントに登録するとその後キャリアアドバイザーとの面談が行われることはすでに説明した通りですが、その際気を付けるべき点が1点あります。
それは、自身の経歴やスキルを正しくアドバイザーに伝えるということです。
当然のように聞こえるかもしれませんが、これが正しく伝わっていないと適切なアドバイスが受けられなくなってしまいます。
転職理由がネガティブだったり、転職回数が多いことなどを気にしてアドバイザーに本当のことを伝えない方がいますが、それは大きな間違いです。
キャリアアドバイザーとの面談は選考の場ではないため、求職者がどんな話をしてもその後の選考に不利に働くことはありません。
もちろん、キャリアアドバイザーには守秘義務があるため情報が企業側に伝わるようなことは一切ありません。
キャリアアドバイザーは紹介の面談の内容をもとに、どんな求人を紹介するかなどの転職活動の進め方を決定します。
ですから、求職者の本音や本当の経歴を聞くことができないと、自身の転職活動の長期化や転職後のミスマッチにつながってしまう可能性があります。
このように、面談で本音を伝えると転職活動をスムーズに進めることができるので、多少ネガティブに感じるようなことも正直に話すことが大切です。
相性が合わないコンサルタントは変更する
3つ目のポイントは相性が合わないキャリアアドバイザーは変更することです。
すでに説明した通り、キャリアドバイザーの中には志望する業界に精通していなかったり、求職者の希望をあまり聞き入れてくれないような対応をする方も一定数存在します。
また、担当者が優秀な人であっても、自分との価値観や考え方に相違があると意見の不一致から転職活動がうまくいかなくなってしまうことがありす。
このように自分と馬が合わない人と転職活動を進めていくことは非効率的ですし、場合によっては転職後のミスマッチにつながってしまいます。
ですから、もし上記のようなアドバイザーに出会ったら担当者の変更をおすすめします。
変更を申し出る際に重要なのが「変更してほしい理由をしっかり伝える」ことです。
次の担当者は変更依頼のメールをもとに決定されるため、変更理由をあいまいにしてしまうと相性のいい担当者にめぐり合えません。
求職者の中には担当を変更することによってサービスの質が低下してしまうことを懸念する方がいますが、心配はいりません。
担当者の変更はよくあることなので、具体的な理由を添えたうえで担当者を変えてほしい旨を伝えるようにしましょう。
転職時に意識すべきポイント
ここからはエンジニアとして転職する際に意識するべきポイントを「全員向け」「未経験者向け」「Web系エンジニアを目指す人向け」の3つに分けて紹介していきます。
全員向け
エンジニアとして転職をしようとする人には以下の2点を意識することが大切です。
キャリアの棚卸は入念に行う
1点目は自身のキャリアの棚卸をすることです。
自分の技術的な強みや今まで残してきた成果などを把握しておかないと、職務経歴書をきちんと書くことができません。
職務経歴書は業務経験やスキル等を確認するための書類です。
求職者がそれまでどのような仕事に携わり、どのような経験やスキルをもち、それをどんなふうに活かすことができるかを採用担当者に伝える役割を果たします。
ですから、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるような職務経歴書を作成する必要があり、そのためにはキャリアの棚卸が大切です。
また、面接で自身が携わってきた業務内容などを聞かれた際に、キャリアの棚卸が出来ている人とそうでない人とでは、受け答えに明らかな差が出てしまいます。
事前に自身のキャリアを振り返る際は以下のポイントを意識しましょう。
- これまでどんなサービスや仕事をしてきたのか
- 携わったシステムの全体像や言語選択の理由
- 自分が残した成果についての把握
キャリアの棚卸をするときは、「自分がどんなサービスやシステムの仕事をしてきたのか」だけではなく、「誰を対象にどんな目的でサービス提供をしていたか」まで落とし込めるとよいでしょう。
特にウォーターフォール型での業務がメインだった場合、サービスの全体像やその中での自分の役割が不明確になりやすいので注意が必要です。
また、自分が残してきた成果についても具体的に把握しておきましょう。
数字など目に見える定量的な成果についてはもちろん、数値では表現できない定性的な成果も採用可否の判断基準になります。
業務においてどんな課題があり、それをどんな方法やツールを用いて解決に導いたかなど、目に見えない結果についても伝えられるよう準備しましょう。
ミスマッチを防ぐため、情報収集のポイントをおさえる
エンジニア転職でよく感じるミスマッチは、「思っていた仕事ができない」という技術面と、「希望する働き方ができない」という待遇面に分けられます。
それぞれ要因と対策を解説していきます。
・技術的なミスマッチ
一言でエンジニアといっても、開発系やWeb系、社内SEなど職種は様々ですし、使用している言語や開発環境は大きく異なります。
企業によっては技術的なチェックが浅いところもあるので、採用後に想定されていた技量に遠く及ばないことや開発環境の相違などが発覚することもあります。
使用する言語やツールなど、内定承諾前によくヒアリングし、自分のやりたいこととマッチしているかを確認しておきましょう。
・待遇面のミスマッチ
リモートワークは可能か、残業は週にどれくらいかなどの基本的な待遇面に加え、「その企業がエンジニアを大事にしてくれるか」を確かめましょう。
エンジニア以外の職種も在籍している場合、エンジニアへの理解がどれくらいあるかによって働きやすさが大きく変わります。
理解が薄い職場では、得意分野を考慮せずに配属先を決められてしまったり、マネジメントの仕事ばかり任されたりなどが起こりえます。
こうしたミスマッチを防ぐためには、面接で同い年くらいのエンジニアの人と面接をさせてもらったり、転職エージェントに情報を集めてもらうことが有効です。
入念すぎるくらいに情報を集め、ミスマッチを防ぎましょう。
Web系エンジニアを目指す人向け
メルカリやDeNAなどのWeb系エンジニアを目指したいという方が多いのではないでしょうか。
しかし人気があり、かつ求められる能力がことなるため、転職を成功させるのは非常に難しいといえます。
この見出しでは、Web系エンジニアに転職する際のポイントを2つご紹介します。
エンジニア未経験の場合は一度SIerで実務経験を積む
Web系エンジニアは一般的なエンジニアに求められる能力に加え、誰にどんなサービスを提供するのかを考える「サービス設計・運用能力」も必要とされます。
つまり、コードを書けるだけでは採用されないということです。
このように多様なスキルを求められるため、たとえスクールに通っていたとしても実務経験がないままWeb系の企業に転職するのはかなり難しいといえます。
エンジニア未経験でどうしてもWeb系の業務に携わりたいという人は、SIerなどで実務経験を積んでからWeb系の企業に転職するのがおすすめです。
周りとの協働が求められる
サービス設計・運用能力の中には、「周りとの協働ができるかどうか」も含まれます。
一人でサービスを作り出せるわけではないため、エンジニアはもちろん営業やマーケター担当など、他の職種の人も巻き込んで仕事を進めなければなりません。
面接でチームで仕事を成し遂げたことなどをアピールできると、採用担当者に好印象を与えられるかもしれません。
私がインタビューしたWeb系のサービス企業の採用担当者は、人と協力できるかを確かめるために、「話していてわかったふりをしないかを見る」と言っていました。協働の第一歩は「一緒に働きたいと思えるか」なので、こうした人間性やスタンスなどもチェックされることが多いです。
エンジニア未経験者が意識するべきポイント
未経験からエンジニアへの転職を目指す方は、以下の2つのポイントを意識しましょう。
応募企業の研修制度は整っているかを確認する
まず前提として、プログラミングの経験が全くない人にコードを書く仕事をいきなり与えられるわけではありません。
システムエンジニアの補佐や、ネットワークサポートなど、プログラミング能力がなくてもできる仕事から始まります。
そうしたなかで徐々にプログラミングのスキルを身につけていくためには、いかに研修制度が充実しているかが重要です。
企業によって社内育成・研修制度の充実度は異なるため、入職前によく確認しておく必要があります。
ポイントは、「未経験採用の実績がどれくらいあるか。」
どれだけ未経験を育てようという意志があっても、制度が充実していないと苦労することになります。
そのため、これまでどのくらい未経験を採用しているのかや、未経験で採用された人のその後の活躍度合いなどを面接で確かめるとよいでしょう。
プログラミングについて事前に学んでおく
プログラミングは独学やスクールに通うことで多少知識を入れることができます。
上記の方法で手に入れられるスキルは、本業と比べると劣ってしまいます。
しかし少しでもプログラミングに触れておくことで、「本当にやる気がある」と判断される可能性が高くなります。
この見出しでは、独学とスクールのメリットデメリットについて少し紹介します。
・「独学で学ぶ」
プログラミング技術などを公開しているサイトを利用して、独学でスキルを高めていきます。
独学のメリットは、ほとんど費用をかけずに自分のペースで進めることができる点です。
忙しく働いている人にとっては、自由に使える時間が限られている場合もあるため、独学でコツコツ進めるのも一つの手です。
一方で、あたりまえですが誰からもサポートを受けることができないため、躓くと大幅な時間のロスになっていしまうというデメリットもあります。
・「スクールやセミナーに通う」
プログラミングを学べるセミナーやスクールは徐々に増えてきており、その形態も様々です。
スクールやセミナーは独学に比べ、スムーズにスキルを習得することができます。
代わりに授業時間が固定されているため自由が利かなったり、授業料がかかったりといったデメリットも存在します。
未経験からエンジニアになる際のスキルの学び方は様々なので、自分に合った学習方法を選んでプログラミングスキルをつけていきましょう。
転職サイトと転職エージェントの違いとは?
ここまで転職エージェントについて説明してきましたが、ここからは転職エージェントと転職サイトの違いとそれぞれの特徴を説明します。
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
サポート体制 | ◎ | △ |
求人数 | ◎ | 〇 |
手間 | 〇 | △ |
転職相談 | ◎ | × |
気軽さ | △ | 〇 |
企業との交渉 | ◎ | × |
情報量 | 〇 | △ |
転職エージェントの特徴
転職エージェントの特徴として、転職サイトよりもサポートが手厚く、求人数が多いということが挙げられます。
転職エージェントに登録すると専任のキャリアアドバイザーがついてくれるため、転職に関する相談などがしやすくなります。
履歴書・職務経歴書の添削や企業の面接対策までサポートしてくれるので転職に不安を抱えていてもアドバイザーが解決してくれます。
転職サイトの特徴
転職サイトは自分のペースで転職活動を進めることができます。
転職サイトのは求人を探すところから、企業への応募、面接日程の調整、入社までをすべて自分で行うことが最大の特徴です。
そのため気軽に登録し、自分が気になる企業を探すことができます。
一方で、転職活動中に分からないことがあっても身近に相談できる人がいないため、転職が初めてという方や誰かに相談しながら転職を進めたいという方はサイトとエージェントを併用する選択肢もあります。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。