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転職エージェントの対応がむかつく?その裏事情と効果的な対処方法

今の転職エージェント、なんで全然連絡くれないんだろう」 「キャリアアドバイザーが希望していない求人ばかり送ってくる

転職活動中にこんな不満を抱えていませんか?

しかし、転職エージェントがそのような対応をするのには理由があるのです。

この記事では、ミライトーチMedia編集部が独自に調べた転職エージェント利用者の「むかつく」体験を紹介。その状況がなぜ起こるのか、業界の裏事情と効果的な対処法を解説します。参考にして、ぜひスムーズな転職活動へつなげてください。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

転職エージェント担当者の対応にイライラする人は案外多い

転職活動は、キャリアアドバイザーとやりとりをしながら進めなければなりません。無料でさまざまなサポートをしてくれる頼もしい存在ですが、中には思いどおりの対応をしてくれない場合もあり、そんな担当者に不満をいだく人もいます。

どんな不満があるのでしょうか。ケース別に見ていきましょう。

ケース1 連絡がなかなかこない/紹介してくれない

利用者の不満が多い傾向にあるのが、連絡がなかなかこないケースです。登録後に面談までの日取りが空いてしまったり、面談後になかなか求人を紹介してくれないといった不満があります。

連絡しますと言われ待っていましたが、6日目でようやく来たメールは「紹介できる仕事はありません」という内容でした。
紹介できる求人がないのは仕方がないと思うのですが、せめて条件の見直しなどのアドバイスが欲しかったです。(30代 女性)

返事が来るまで時間がかかっていたぶん、少し期待もしてしまいますよね。その割に求人の紹介がなく、メール1本で済まされてアドバイスを受けるチャンスもなかったということで、不信感が生まれてしまいました

求人の多さやサポート力に期待していたのに、実際は面接の練習ばかりでなかなか求人を紹介してくれませんでした
どのように転職を進めていけばいいかといったアドバイスも欲しかったです。(20代 男性)

たくさんの求人紹介を受けられると期待していたのに、実際の紹介に結び付かず、またサポートについても面接練習ばかりということで、期待を裏切られたと感じてしまったようです。

ケース2 連絡が多い

連絡がなかなかこない人がいる一方で、連絡が多いという人もいます。

使える時間が限られていたため、自分のペースで転職活動がしたいと考えていました。しかし、担当者がマメで毎日のように電話やメールがあり、正直しんどく感じました
寄り添う姿勢はありがたかったのですが、もう少しペースを考えてほしかったです。(20代 女性)

人によって適切なフォローのタイミングが異なるとは思いますが、担当者のペースが合わないとしんどく感じてしまいますよね。

ケース3 夜遅い時間・朝早い時間に連絡がくる

連絡がくる時間帯に不満を持つ人もいます。

転職エージェントには情報収集が目的で登録しましたが、登録した途端に「まずは面談を」という連絡があり、その後すごい数のメールが送られてきました。
転職の意志がそこまで高くなかったので迷惑でしたし、夜遅くや朝早くに連絡がきたのも印象が悪かったです。(20代 男性)

転職活動に関してキャリアアドバイザーとの温度差があっただけでなく、変な時間帯に頻繁に連絡がきたため、迷惑に感じてしまったようです。

面接の合否連絡を待っていたところ、21時頃に連絡がありました。採用という結果だったため、緊急性が低いと判断されたのかもしれませんが、もう少し早く連絡が欲しかったです。
合否連絡は利用者にとって最重要なので、担当者の都合ではなく、利用者の気持ちを考えて連絡してほしいと思いました。(20代 女性)

重要な連絡にもかかわらず予定日の夜になるまで連絡がこず、一日をそわそわしながら過ごすはめになったというケースです。夕方になっても連絡がないと不安になりますよね。

ケース4 希望しない企業・職種をすすめてくる

面談で詳細を伝えたにも関わらず、希望しない企業や職種をすすめられるケースは多いようです。

担当者には事細かに条件を伝えたつもりでしたが、面談の翌日から全く希望していない職種の案件メールが届くようになりました。放置していると電話で推してくるようになり、希望と合わない旨を伝えても別の営業から同じような電話がくる始末でした。(30代 男性)

希望条件をしっかり伝えたのに、関係のない仕事をしつこくすすめられたら「ちゃんと自分の話を聞いているのか」と心配になりますよね。

はじめての転職活動時に未経験職種への転職を希望したのですが、無駄と捉えられたのか、当時の職種の求人メールばかりが送られてきました
せめて、面接にチャレンジしたり内定に近付くための実用的なアドバイスをもらいたかったです。(20代 女性)

はじめての転職で、職種変更。求人がないにしても、どうしたら希望する職種に就けるか、といったアドバイスを期待していたのに、希望しない求人ばかりを紹介されてがっかりしてしまったケースです。

ケース5 十分な情報提供をしてくれない

応募前や後に満足のいく企業情報を提供してくれないことに不満をもつ人もいます。

非公開求人の紹介だったので書類選考は必ず通ると思っていましたが、散々待たされた挙句に結果は書類落ちでした。もう少し先方の情報提供をしたうえで紹介してもらいたかったです。
また、書類選考が通過しなかった理由も詳しく教えてもらえず、残念でした。(40代 女性)

非公開のポストを案内されたということで、先方のニーズとの合致度が高いと期待していたぶん、ショックも大きいですよね。

結局、先方のニーズとどう合わなかったのか等の詳細も教えてもらえず、徒労感だけが残ってしまいました

ケース6 内定辞退を引き留めてくる

さまざまな条件を見て内定辞退するというのは転職活動ではよくあること。しかし、すんなり辞退できなかったというケースもあるようです。

内定先が自宅から遠かったため辞退を申し入れたところ、「内定先に迷惑がかかる」といって引き留められました
内定決定から数日しか経っていなかったため、辞退を引き留められたことに驚きました。(20代 男性)

面接を受ける前の提示条件にもよりますが、きちんと理由を述べて辞退したにも関わらず引き留められたことに驚いたケースです。

複数のエージェント経由で内定をいくつかもらい、雇用条件等をもとに熟考してから1社を除いて辞退しました。
紹介企業の内定を辞退したエージェントでは、仲介料が入らないためか強い引き留めや再考依頼を受け、不快でした。(30代 女性)

内定辞退に際して、引き留めの連絡がしつこかったことに不快感を抱いたようです。

ケース7 高圧的な態度を取ったり、上から目線になる

サービスの内容ではなく、キャリアアドバイザーの態度に不満をもつ人もいます。

アドバイスを求めていたのに「それじゃ全然だめですね」とキツい言い方をされました。もう少し言葉を和らげて話をしてもらいたかったです。(20代 女性)

はっきりと否定されると誰でも傷つきますよね。同じく否定するにしても、言い方に気をつけてもらいたかったという意見です。

だいぶ歳上の担当者が付きましたが、履歴書や職務経歴書を乱暴に扱い、私の経歴や志望内容に対して侮辱的なことを言ってきました
まったく仕事を紹介する気がないように見え、腹が立ちました。(30代 男性)

このように経歴を侮辱されては、とてもじゃないですが信頼関係を築くのは難しいでしょう。キャリアアドバイザーに真摯な態度で対応してもらえず、腹を立ててしまいました

担当者がむかつく対応をするのには理由(裏事情)がある

さまざまな体験談を見てきましたが、実は紹介したような対応になってしまうのには、キャリアアドバイザー側の事情が影響していることが多いです。

ケースごとに見ていきましょう。

ケース1 連絡がなかなかこない/紹介してくれない理由

キャリアアドバイザー側での優先度が下がっていると、連絡の頻度が落ちたり、紹介につながりにくくなる場合があります。優先度の下がる理由としては、以下のいずれかが考えられます。

(1) 利用者の転職意欲が低い
レスポンスが遅かったり、電話に出ないなど利用者に意欲が感じられなかったりすると、仕事を紹介しづらくなります。
(2) 利用者のスキルや経験が著しく低い
企業が求める最低限の条件に満たない場合、紹介できる仕事がなかなか見つからず、連絡頻度が落ちることがあります。
(3) 紹介先での不採用が続いた
不採用の原因がはっきりしない場合、本人の雰囲気が致命的に暗く見えることなどが考えられます。キャリアアドバイザーのアドバイスでも好転しない場合などは、優先度が下がることがあります。
(4) 内定した企業を断った
何度も内定を断ったり、元々の応募が1社で、その1社を辞退するような場合、キャリアアドバイザーの徒労感から、優先度が落ちることがあります。
(5) 音信不通が続いた
さらに「意向確認」の連絡に対して返信がない場合は、サービスの利用意向なしと見なされ、担当者が外れることがあります。
(6) 書類通過後、面接へ行かずに辞退が続いた
「とりあえず応募したがイメージと違った」という理由で辞退が何度も続くと、次第に優先度が下がります。
(7) うつ病で休職歴がある
なかなか書類通過しないため、最優先でのサポートにはなりづらいです。書類通過の状況次第では優先度が上がることも。
(8) 社会人経験1年未満
そもそも求人自体が少なく、書類通過の状況次第で、優先度が上がったり下がったりします。
(9) 希望勤務地が地方限定
求人自体が少ないため、初回面談で紹介しきった後は、自動送付で済ませる場合があります。

ケース2 連絡が多い理由

面談前、応募前、応募後の各段階で、異なる理由が考えられます。

(1) 面談前
転職エージェントによっては、面談の日取り決めを外部のコールセンターに委託しています。メールに「面談予約担当」などと記載がある場合、エージェントの担当者ではありません。コールセンターにはノルマがあるため、つながるまで架電し続けます。この場合、無視は得策ではありません
(2) 応募前
あくまでも「利用者に転職の機会を提供する」という考えにもとづいた行動ですが、理由は以下の5つが考えられます。
  • サービス期間を3ヶ月に設定し、短期集中的にサポートする場合がある。
  • 面談後、早めに応募するほうが、転職が早く決まりやすい傾向がある。
  • 面談で紹介した求人がいつまでも募集中とは限らない。
  • 面談後がもっとも求職者の転職意欲が高いはずなので、懸念を払拭したり背中を押したりすることもサービスの一環だと考えている。
  • 「注力カスタマー」に設定されている可能性がある。競合他社で選考が進むのを避けるため、頻繁に連絡をすることがある。
(3) 応募後
キャリアアドバイザーからの連絡が多い=企業の期待値が高いと言えるでしょう。企業側が求職者を高く評価している場合など、企業の採用担当者から「意思決定をさせて」と依頼がかかることがあります。
ヒアリングによる情報提供を実施するなど、転職エージェントも利用者に対して協力的になるため、一度、面接を検討してみるのもいいでしょう。

ケース3 夜遅い時間に連絡がくる理由

求職者の多くは日中働いているため、転職エージェントにとってのゴールデンタイムは19時から22時頃となります。この時間で面談や、面接アドバイス、選考の意思確認をすることが多くなってしまうのです。

ケース4 希望しない企業・職種をすすめてくる理由

利用者が意欲の低い状態で応募しても高確率で辞退になるリスクがあるため、ベテランのキャリアアドバイザーであれば、希望から外れた仕事を紹介しないものです。

ただし、面接の場数を踏んでもらったり、さまざまな企業との相性をはかってもらう目的で、「複数応募」をすすめることがあります。第一志望の求人に面接経験ゼロで挑んでも、本来の力を発揮できない確率が高いからです。

また、面接の場は企業と利用者にとってお互いのことを知る最大のチャンス。企業側に、求職者の関心をつかむ強い自信がある場合など、キャリアアドバイザーの意向ですすめることがあります。

ケース5 十分な情報提供をしてくれない理由

応募前に企業情報を詳しく知りたがり、質問をしてくる利用者は多いのですが、キャリアアドバイザーからの情報提供が不十分になってしまうのには、いくつか理由が考えられます。

(1) 敢えて情報を提供しない
キャリアアドバイザー側が書類通過前の詳細なやりとりを好まない場合があります。というのは、せっかく情報提供しても書類審査で落ちるとお互いに時間の無駄になってしまうからです。書類通過後に、改めて企業への質問を受け付けたいと思っているのです。
(2) 企業側と関係性を築けていない
キャリアアドバイザーが企業に対して、踏み込んだ質問をできる関係性を築けていない場合、利用者の欲しい情報がもらえない可能性があります。
(3) 企業側が忙しくて連絡がつかない
採用担当者が忙しくて、なかなか質問への返事がなかったりする場合も考えられます。

ケース6 内定辞退を引き留めてくる理由

転職エージェントの担当者のほか、企業の採用担当者の都合などが考えられます。

(1) 転職エージェントの都合
企業が利用者の強みや希望に合っているとエージェントが判断した場合、「もったいない」という気持ちが働くことが多いです。特に、他に紹介できる求人がない場合などは、ヒアリングを実施し、思いとどまらせることもあります。
(2) 企業の採用担当者の都合
現場や役員から「絶対に採用してこい」という指示を受けている場合、納得できる理由がないままの辞退では、会社に報告ができません。その場合、採用担当者が「絶対に意思決定をさせて」と転職エージェントに強く依頼するため、結果として転職エージェントがあっさりとは引かなくなるのです。
よほどの理由でなければ、なんとか引き留めたいというのが本音でしょう。

とはいえ、無理に内定させた利用者がすぐに退職すると、転職エージェント側は企業側へ紹介報酬を返金するルールがあるので、引き留める側にもリスクは伴います。また、強制的なものではないことも覚えておきましょう。

ケース7 高圧的な態度を取ったり、上から目線になる理由

高圧的な態度や上から目線を相手から感じてしまうのには、例えば話し方や行動、性別など、サービス以外の面でそもそも相性が悪いということが考えられます。

また、本人のスキルや経験を大きく上回る条件を希望する求職者に対して、「それは難しい」とはっきり伝え、現実を知ってもらうことを信条とするキャリアアドバイザーもいます。利用者として賛否が分かれやすいところです。

むかつく対応をされたときの効果的な対処法

キャリアアドバイザーの回答

キャリアアドバイザー側にもさまざまな事情があることがわかりましたが、利用者はどう対処したらいいのでしょうか。それぞれ、ケース別に効果的な対処法を紹介します。

※各対処法をクリックで詳細部分に飛びます

ケース 対処法
連絡が来ない/紹介してくれない 転職意欲の高さをアピール
連絡が多い 自分の意向を曖昧にしない
夜遅い・朝早い時間に連絡がくる 対応可能な時間帯を伝える
希望しない企業・職種をすすめてくる すすめる理由を聞いてみる
十分な情報提供をしてくれない 一度催促してみる
内定辞退を引き留めてくる すすめる理由を再確認する
高圧的な態度や上から目線が気になる 担当者変更を依頼する

ひとつずつ見ていきましょう。

ケース1 連絡がなかなかこないときは、転職意欲の高さを伝える

キャリアアドバイザー側での優先順位を上げるためには、転職意欲が強いことをアピールするのが得策です。以下の4つをできる限り心がけるといいでしょう。

(1) レスポンスを早くする
メールや電話に対する反応が早ければ、転職意欲が高いと判断されます。
(2) 面談の前準備をしっかりとする
キャリアアドバイザーとの面談前に、自分自身のことをきちんと伝える準備をしておきましょう。
  • おおまかなスケジュール(いつ頃までに転職したいか)
  • 転職の目的(なぜ転職したいのか)
  • 自分のキャリアと強み(経験、実績、自己評価)
  • 希望する業界や職種(自分なりの情報収集)
(3) 本音を伝える
面談では見栄を張らずに本音で語りましょう。そうすることで利用者に合った情報を適切に提供できるようになり、求人紹介の精度が上がります。心を開いて話してくれる相手には、キャリアアドバイザーも手厚いサポートをしたいと考えるものです。
(4) 関心のない紹介求人へは「ノー」を示す
「応募しない」ボタンを押すだけでも転職意欲があるとみなされます。送った情報を見ているという意思表示になるからです。

ケース2 連絡が多いときは、自分の意向を曖昧にしないことが大切

はっきりと率直に伝えることが大切です。段階別に対処法をみてみましょう。

(1) 面談前
メールでいいので、自分の意志をはっきり伝えます。その後の活動が不利になることはありません。

【例】

利用者の対応/伝える理由 転職エージェントの対応
今忙しいのでこちらから連絡する 連絡を止める
電話はやめてほしい 電話での連絡を止める
(2) 応募前
面談後、応募に至らない理由を率直に伝えます。この段階で連絡が多いということは、なにかしらの課題があるため、まずは解決することを考えましょう。
 

【例】

利用者の対応/伝える理由 転職エージェントの対応
今すぐの転職は考えていない 一旦担当を終了する
現職が忙しくて考える暇がない 改めて期限を設定する
紹介された求人に問題がある 改めて情報提供をする
応募したいが書類が揃わない 期限を設定し、担当者がサポートする
面接が不安 面接日程を後倒ししたり、担当者がサポートする
(3) 応募後
現時点では転職意欲が高くないことを伝え、キャリアアドバイザー側での優先順位を下げるようにします。この際、なぜ意欲が高くないのかを具体的に伝える必要があります。曖昧な対応をすると、逆効果になることもあるので注意が必要です。

【悪い例】

利用者の対応/伝える理由 転職エージェントの対応
音信不通になる 状況を把握しようとして鬼のような追っかけ電話につながる
イメージがわかないので辞退 どうしたらイメージがわくのかを知りたがる
意欲が低いので辞退 どうしたら意欲がわくのかを知りたがる。また、併願状況を確認することも
条件が合わないので辞退 どんな条件を希望するのかを知りたがる

ケース3 夜遅い時間に連絡がくるときは、対応可能な時間帯を伝える

キャリアアドバイザーに日中の対応可能な時間を伝えておきましょう

日中働いている求職者に合わせ、キャリアアドバイザーは敢えて夜間に連絡をしています。事前に対応可能な時間を知らせておくことで、お互いに無駄なストレスを感じずに済みます。

ケース4 希望しない企業・職種をすすめてくるときは、理由を聞いてみる

キャリアアドバイザーにどういう意図があってすすめているのかを把握すると、裏の事情が見えてくる可能性があります。

ひとりでモヤモヤするよりも、率直に理由を聞いてみるといいでしょう。聞いた上で、自分で受けるべきかの判断材料とします。ポイントは以下です。

(1) なぜその求人がおすすめなのか
利用者が見落としている魅力がある可能性もありますし、面接に慣れさせるために書類通過しやすい企業をすすめている可能性もあります。客観的な判断をしてくれるのがキャリアアドバイザーです。
(2) 過去にどういう人が入社しているのか
利用者と似たようなキャリアの人がいるのがわかれば、求人情報を見直してみる価値はあるでしょう。逆に似たキャリアの人がいない場合、改めてすすめる理由を確認しましょう。
(3) 入社後のキャリアパス
利用者がその企業でどういうキャリアを積めるのか、客観的な意見をもらうことも大切です。

ケース5 十分な情報提供をしてくれないときは、一度催促してみる

キャリアアドバイザーがどういう状況であれ、まずは受け身にならずに、「これについての情報が欲しい」と一度催促してみることをおすすめします。

敢えて情報提供しないのか、企業側との関係性を築けていないのか、企業側との連絡がつかないのか、それによって対処方法を変えるしかありません。

キャリアアドバイザーの反応が、「今の段階ではできません」だったり、面倒そうな態度の場合、敢えて情報提供しないスタンスだと考えられます。このときは、ひとまず応募してみましょう。

こういうスタンスの担当者は、書類通過後に希望と異なる条件だった場合などは、辞退してもらっても構わないと考えている場合が多いです。

キャリアアドバイザーの反応が、「返事が来るかわかりません」等のときは、担当者が企業との関係性を築けていない可能性が高いです。これは、どうしようもありません。面接で直接質問することになります。

企業側との連絡がつかないことを理由に挙げた場合、キャリアアドバイザーが企業への連絡を忘れないように催促を続けるといいでしょう。

ケース6 内定辞退を引き留めてくるときは、すすめる理由を再度確認する

このケースの場合、キャリアアドバイザーの本当の意図まで把握するのは難しいかもしれませんが、企業側・キャリアアドバイザー側にとって、利用者への期待度が高いと考えていいでしょう。再考する余地はないか、今一度すすめる理由を聞いてみては。

(1) なぜその企業へ入社することがおすすめなのか
キャリアアドバイザー目線で客観的に見たときに、利用者にとってなにかしらメリットとなる要素があるかもしれません。
(2) 過去にどういう人が入社しているのか
利用者と似たようなキャリアの人がいるのがわかれば、一度、考え直す価値はあります。
(3) 入社後のキャリアパス
利用者がその企業でどういうキャリアを積めるのか、キャリアアドバイザー目線の意見を聞いておくことは無駄にはならないはずです。

理想的には、内定後ではなく、応募や面接の段階でクリアにしておくことが大切なポイントです。

ケース7 高圧的な態度や上から目線が気になるときは、担当変更を依頼する

相性がよくない相手だと感じたら、担当者変更を依頼しましょう。その際に、なぜ相性がよくないと感じるのか等を明確に伝えると、転職エージェントの判断でなるべく相性のよさそうな担当者を選んでもらえる可能性が高くなります。

また、異性に苦手意識があり同性の担当者を希望する等の特記事項があれば、初回登録時の備考欄に記載すると考慮される場合があります。

最終手段

どうしても納得いく対応をしてもらえない場合の最終手段として、以下の方法が考えられます。

(1) 担当者変更を依頼する
ケース1〜6で紹介した対処をしても、なかなか改善されない場合、担当者の変更を依頼しましょう。その際には、変更を望む理由をきちんと伝えることが大切です。
(2) 他の転職エージェントに登録する
担当者を変更してもらえなかったり、変更後の担当者でも同じような問題が起こる場合は、エージェント自体が合っていない可能性があります。モヤモヤするよりも、他のエージェントに登録して、気持ちを切り替えましょう。

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まとめ

現状に不満を抱えたまま転職活動を続けるのではなく、転職エージェント側の事情を理解したうえで、効果的な対処を。接し方を工夫して「転職エージェントを使いこなす」ことが、スムーズな転職活動への近道です。

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