- 🕒
- 更新
40代におすすめの転職エージェント!プロが教える活用法とメリット
※当サイトはマイナビ・リクルート等各社サービスのプロモーションを含み、アフィリエイトプログラムにより売上の一部が運営者に還元されることがあります。 なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
「40代におすすめの転職エージェントってどこ?」「自分に合った求人を紹介してほしい!」
年齢が上がるにつれて求人によっては豊富な経験を求められるため、若手とは違うアプローチで転職活動をする必要があります。
この記事では当サイトが263名の40代に実施したアンケートをもとに「40代の満足度が高かった転職エージェントランキング」を紹介します。
あわせて元転職エージェントの私「がんちゃん」が、40代向け転職エージェントの選び方や転職活動のアドバイスを紹介しますので、参考にしてみてください。
- 分業型
- →求職者担当と企業担当が分かれているため、求職者サポートに多くの時間をさける。書類添削などをメインで利用する。
- 両面型
- →一人のキャリアアドバイザーが求職者と企業両方を担当するため、求人のマッチ度合いが高い。希望に合った求人を紹介してもらう。
- ヘッドハンター型
- →ヘッドハンターがスカウトをしてくれるので、受身でも転職が進む。
40代の満足度ランキングではパソナキャリアが分業型で1位、JACリクルートメントが両面型で1位を獲得しました。
登録する転職サイトに迷ったら上記2つがおすすめです。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
40代の転職エージェント満足度ランキング
当サイトが実施したアンケートによると、40代の総合満足度が高い転職エージェントランキングは以下になりました。
順位 | 転職エージェント名 | 総合満足度 / エージェントの型 |
総合満足度 | エージェントの型 |
---|---|---|---|---|
1 | パソナキャリア |
4.00
分業型
|
4.00 | 分業型 |
2 | JACリクルートメント |
3.9
両面型
|
3.90 | 両面型 |
3 | doda |
3.81
分業型
|
3.81 | 分業型 |
4 | ビズリーチ |
3.60
ヘッドハンター型
|
3.60 | ヘッドハンター型 |
5 | type転職エージェント |
3.33
分業型
|
3.33 | 分業型 |
6 | リクルートエージェント |
3.29
分業型
|
3.29 | 分業型 |
※40代の利用者が10名以下のサービスを除く
アンケート概要
対象者:直近3年以内に転職した20~40代(1000名)
調査元:ミライトーチMedia編集部
調査時期:2019年12月
すべての40代におすすめの「分業型」転職エージェント3選
まずは「分業型」の転職エージェントに相談してみましょう。
分業型とは、求職者担当であるキャリアアドバイザー(CA)と、企業担当であるリクルーティングアドバイザー(RA)の2名体制で転職を支援する仕組みです。
多くの社員を抱える大手転職エージェントならではのシステムといえます。
キャリアアドバイザーが求職者の支援に専念できるため、分業型はていねいなカウンセリングを強みとする傾向にあります。
キャリアの棚卸しや職務経歴書の添削を手伝ってもらうといいでしょう。
【分業型のメリット】
- キャリアアドバイザーからフラットな立場で提案してもらいやすい
- 幅広い年代や業種の求職者に対応している
- さまざまな業種の求人を幅広く紹介してもらいやすく、過去の転職事例も豊富
【分業型のデメリット】
- 企業の詳しい情報を得る際に時間がかかりやすく、伝達ミスが生じる場合も
- キャリアアドバイザーの意見が正しいとは限らないため、複数社の利用が望ましい
分業型の場合、キャリアアドバイザーのノルマは「金額」ではなく「決定人数」であることが多いため、求職者の年収に関係なく公平に支援できる仕組みになっています。
私も前職は分業型でした。
パソナキャリア
40の代利用者満足度
総合満足度 | 4.00 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 3.70 |
サポートの満足度 | 4.10 |
サイトの使いやすさ | 3.20 |
パソナキャリアは当編集部のアンケートで40代の満足度1位に輝いた転職エージェントです。
担当者への取材では「社内の連携力が強み」とのこと。
時には企業をよく知るリクルーティングアドバイザーが直接面接アドバイスしてくれるケースもあるなど、分業型でありながら両面型のようなサポート体制が魅力です。
また「年収アップ率67.1%」、つまりパソナキャリアで転職した人の3人に2人が年収アップしています。
その理由として「年収の上がりやすいハイクラスからの支持を集めている」ことがうかがえました。
従って「現職が業績不振で賞与も出ない…」「自分の経験を正当に評価してくれるところで働きたい!」といった悩みをもつ40代におすすめといえるでしょう。
なお、パソナキャリアはハイクラスの40代だけでなく、キャリアに自信のない40代ももちろん利用できます。
▼パソナキャリアの評判はこちら
doda
40代の利用者満足度
総合評価 | 3.81 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 3.63 |
サポートの満足度 | 3.81 |
サイトの使いやすさ | 3.56 |
※満足度については各項目5点満点で項目ごとの平均値を算出
dodaは分業型の転職エージェントとしてはパソナキャリアに次いで2番目に40代の満足度が高いというアンケート結果になりました。
求人数は非公開求人を含め10万件以上とパソナキャリアの倍以上を保有しているため、同時に相談して提案内容を比べてみたいところ。
求人検索や企業からスカウトを受け取れる機能も利用できるので、自分のペースで転職活動を進めたい方にもおすすめです。
また、キャリアアドバイザーが転職に成功した人に入社後の状況を聞く「フォローアップ制度」も取り入れています。
転職活動後も不安や悩みを相談できると安心ですよね。
リクルートエージェント
40代の利用者満足度
総合評価 | 3.28 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 3.26 |
サポートの満足度 | 3.40 |
サイトの使いやすさ | 3.36 |
※満足度については各項目5点満点で項目ごとの平均値を算出
リクルートエージェントの特徴は20代~50代まで幅広い求職者を受け入れる姿勢です。
また、新聞記者、教員、介護士、NPO職員といった一般には転職が難しいとされる業種の求職者を支援する取り組みなども専門部署を設けて行っているため「自分の経歴で今さら転職なんて無理なんじゃないの」と諦めかけている40代にもおすすめです。
非公開求人は約20万件(2023年5月時点)と豊富なため、思ってもみなかった選択肢に出会えるかもしれません。
40代だからこそ併用したい「両面型」の転職エージェント2選
「分業型」の転職エージェントで書類添削をしてもらいつつ、「両面型」の転職エージェントでも求人を紹介してもらうといいでしょう。
両面型とは、1人の担当者が企業側と求職者側の窓口を兼ねている転職エージェントのことです。
マネジメント経験や専門スキルを応募要件にした求人が多いことも特徴のため、40代であれば是非押さえておきたいところです。
【両面型のメリット】
- 求人の採用背景や面接官の人柄といった詳細な情報を聞けるため、納得して選考に進むことができる
- 1人の担当者が求職者と企業の双方を理解しているため、正確なマッチングが期待できる
- 窓口が1つなためレスポンスが早い
【両面型のデメリット】
- ハイクラス向けに特化している場合もあり、利用者が限られる
- 分業型よりも求人が少なく、応募する企業ごとに担当者が変わることもある
- 紹介される求人が偏る場合もあるため、複数社の利用が望ましい
アンケートでは「カウンセリングが淡々としていて書類の添削もなかった」という声もあります。分業型と比較してみましょう!
JACリクルートメント
40代の利用者満足度
総合評価 | 3.90 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 3.90 |
サポートの満足度 | 3.20 |
サイトの使いやすさ | 3.30 |
JACリクルートメントは、年収600万円以上の方に人気の転職エージェント。
当編集部のアンケートではパソナキャリアに次いで40代の満足度2位でした。
管理職や技術職、専門職を中心に、非公開求人や他では扱っていない独占求人を多数保有しています。
確かな業務経験や実績、スキルを活かし、キャリアアップを目指す40代の方におすすめです。
また、海外展開している大手企業や外資系企業の求人も多く、海外志向の方にもおすすめの転職エージェントです。
▼JACリクルートメントの評判はこちら
Spring転職エージェント
40代の利用者満足度
総合評価 | 3.00 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 3.17 |
サポートの満足度 | 3.33 |
サイトの使いやすさ | 3.33 |
「JACリクルートメントに登録したけれど求人を紹介してもらえなかった…」という方にはSpring転職エージェントをおすすめします。
世界最大級の人材サービス業「アデコグループ」の運営する両面型の転職エージェントで、20代~50代まで幅広い年代の転職実績があります。
最大の特徴はコンサルタントの専門性です。
小規模の両面型エージェントでは1人の担当者がさまざまな業界や職種を担当するため、知識をカバーしきれない場合もあります。
一方、Spring転職エージェントの場合は業界・職種別の専門チームを編成しています。
エンジニアやマーケティングなど「自分の専門スキルに理解ある担当者にサポートしてもらいたい」という方に適しているといえるでしょう。
2020年5月時点では東京、大阪、名古屋の3拠点しかいないため、満足度アンケートでは求人数の項目で点数が下がってしまいました。
地方での転職を希望する場合は注意しましょう。
情報収集したい40代向け「ヘッドハンター型」転職エージェント
「今すぐ転職したい訳じゃない」「いい企業があれば転職したい」という40代はヘッドハンター型の転職サイトで情報収集しましょう。
職務経歴書を登録すると、企業やヘッドハンター(転職エージェント)から選考などのスカウトが届く仕組みです。
中には企業と独自のパイプをもつ個人経営のヘッドハンターもいて、一般には出回らない求人を紹介してもらえる場合もあります。
【ヘッドハンター型のメリット】
- スカウトの量や内容で自分の市場価値が分かる
- 専門知識や独自のパイプをもつヘッドハンターと人脈が作れる
- 複数のヘッドハンティングを受けることで選択肢が広がる
【ヘッドハンター型のデメリット】
- 職務経歴書を仕上げつつ頻繁にログインしないとスカウト数が減る
- 専任の担当者がつかないため、窓口の一本化が難しい
- 基本的にスカウトを待つしくみのため、転職活動が受け身になりやすい
まずは分業型の転職エージェントで書類添削をしてもらい、完成した職務経歴書をヘッドハンター型に登録すればスカウトの質も上がるはずです!
ビズリーチ
40代の利用者満足度
総合評価 | 3.60 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 3.60 |
サポートの満足度 | 3.30 |
サイトの使いやすさ | 3.50 |
※満足度については各項目5点満点で項目ごとの平均値を算出
ビズリーチは当編集部のアンケートで40代の満足度3位でした。
7,000名以上のヘッドハンターが登録している業界最大級のサービスです。
先に紹介したJACリクルートメントやパソナキャリアの担当者からスカウトがくることもあります。
ビズリーチはいわば「転職エージェントの集合体」といっていいでしょう。
利用者からは「次に転職する際もまた依頼したいと思えるヘッドハンターに出会えた」といった声が上がりました。
ビズリーチには有料プランもあり、より多くの求人への応募やヘッドハンターへの相談が可能になっています。
全てが有料というわけではないので、まずは無料登録から始めてみるのがおすすめです。
40代女性におすすめの転職エージェント
「家庭と仕事を両立したい」「子育てでブランクが長い」という40代女性には、女性のサポートに強い転職エージェントの併用をおすすめします。
特におすすめの女性向け転職エージェントが「リブズキャリア」です。フレキシブルに働きやすい企業や、女性が活躍している企業の求人が充実しています。
リブズキャリア
40代の利用者満足度
総合評価 | 3.33 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 3.33 |
サポートの満足度 | 3.33 |
サイトの使いやすさ | 3.33 |
「時短OK」や「退社目安18時」などのこだわり条件で求人情報を探せます。働き方を改善したい方や、親の介護などで時間が限られている方も活用できるでしょう。
未経験業界・職種への転職の場合は、リブズキャリアに加えて未経験歓迎求人が多いリクナビNEXTなどの転職サイトを併用するとよいでしょう。
40代のエンジニア向け転職エージェント
IT業界の転職を希望するエンジニアは、IT・Webやゲーム業界での転職支援を得意とするエージェントを利用してみましょう。
キャリアアドバイザーの業界知識が豊富なうえに、IT企業とのつながりも強いのが特徴です。独自の求人も多数保有しています。
Geekly
40代の利用者満足度
総合評価 | 5.00 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 5.00 |
サポートの満足度 | 5.00 |
サイトの使いやすさ | 5.00 |
Geekly(ギークリー)はIT業界やWEB、ゲーム業界の求人情報が充実した転職エージェントです。
40代のエンジニアがこの先のキャリアを考えるなら、プロジェクトマネージャーなど上流工程に関わる職へのステップアップも検討したいところですよね。
Geeklyは企業のニーズと応募者のスキルのマッチングにこだわっています。求職者が20代、30代で培ったスキルを発揮できる職場を一緒に探してくれるでしょう。
ワークポート
40代の利用者満足度
総合評価 | 4.00 |
---|---|
求人紹介の満足度 | 4.00 |
サポートの満足度 | 4.50 |
サイトの使いやすさ | 4.25 |
ワークポートは、ゲーム製作会社やベンチャー企業の求人が豊富な転職エージェントです。扱う業界・職種はさまざまで、エンジニアの転職でも人気があります。
専門的な視点から求職者にあった職を紹介してもらえるので、培ってきたスキルをもとに活躍したいと考える40代におすすめです。
ワークポートはコンサルタントを「転職コンシェルジュ」と呼び、きめ細かなサポートをモットーにしています。
多忙な40代がスムーズに転職活動を進めるため、力になってくれます。
40代男性の未経験キャリアチェンジにおすすめな転職エージェント
「残りの人生、悔いのないよう好きなことに挑戦したい!」
40代で未経験の業種へのキャリアチェンジを希望する人もまれに見かけます。
キャリアアドバイザーの経験上、特に新卒で入社した会社に20年以上勤めてきた男性に多い印象です。
結論、40代でも業界・職種ともに未経験のキャリアチェンジに成功した事例はあります。
しかし現状、40代のキャリアチェンジに特化した転職エージェントは存在しません。
それどころか、40代のキャリアチェンジにはリスクがあるため、おすすめしない担当者のほうが多いでしょう。
【キャリアチェンジのリスク】
- 未経験歓迎の求人が少なく、転職活動が長期化する
- 仕事に慣れるまでに時間がかかるため、キャリア形成が遅れる
- オファー年収が下がりやすい
- 入社後にギャップを感じて早期退職しかねない
そのため、複数の転職エージェントに相談し、キャリアチェンジに理解ある担当者を探す必要があります。
【理解ある担当者の3つの特徴】
- 過去のキャリアチェンジ事例を知っている
- キャリアチェンジしたい理由を深ぼってくれる
- 転職をごり押ししない
1.過去のキャリアチェンジ事例を知っている
転職エージェントは過去の転職事例を参考に求人紹介を行うことが多いため、キャリアチェンジの事例を知っている担当者ほど相談にのってくれやすいと言えます。
その際、必ずしもベテランの担当者がおすすめとは限りません。
経験の浅い若手の担当者も、先輩に相談して過去の転職事例を集めている人は幅広い層の求職者から高い満足度を得ています。
面談では「自分と似た経歴をもつ40代のキャリアチェンジ事例を教えてほしい」と聞いてみるといいでしょう。
2.キャリアチェンジしたい理由を深ぼってくれる
「40代でキャリアチェンジはやめた方がいい」と頭ごなしに否定する担当者は論外です。
しかし、求職者の希望を鵜呑みにして闇雲に求人紹介する担当者もまた、転職エージェントとしての役割を果たしているとはいえません。
「なぜ転職したいのか」「なぜ挑戦したいのか」と詳しく聞いてくれる担当者こそ、入社後活躍を見すえた転職支援を大切にしているといえます。
理由次第では「今の会社に残った方がいい」と正直に伝えてくれる担当者とは、仮に転職活動を中断したとしても末永く関係を築いておきたいものですね。
3.転職意欲に関わらず親身に接してくれる
40代の転職活動は1年以上かかるケースもざらです。
これは求人が少ないだけでなく、求職者もまた意思決定へ慎重になりやすいためです。
40代の転職支援が豊富な担当者はその点を理解しているため、最初から末永く支援することを前提に、100名以上の求職者と定期的に連絡を取って支援する傾向にあります。
40代は「今すぐには転職を考えていない」「まずは相談したい」という求職者も多いので、転職意欲に関わらず相談にのってくれる担当者を見つけましょう。
40代に合った転職エージェントを見極める3つのポイント
40代の転職活動でぶつかる壁は「書類選考で落とされてしまう」こと。
100社以上応募してようやく1社書類通過した、という方もいるほどです。
数を受けることも大事ですが、転職エージェントを味方につけることで書類通過率を高めましょう。
以下に紹介する3つのポイントに当てはまる転職エージェントは能力が高いといえます。
まずは面談で会って見極めてくださいね。
- 求人を「見立てる」
- 自分を「仕立てる」
- 企業を「動かす」
1.求人を「見立てる」
「40代は即戦力」と思われがちですが、求人の応募要件に書かれている情報は必須ではない場合も多いことをご存じでしょうか?
例えば、「○○人以上のマネジメント経験」という条件があったとしても、単に前任者の実績をもとに書かれているだけというケースはよくあります。
そのため40代の支援実績が豊富な転職エージェントであれば、求職者の条件に合致していない求人もできる限りチェックして紹介してくれるはずです。
【求人の見立て方(一例)】
- 海外出張があるため英語力上級必須
- →出張は月1程度のため、英語力よりも営業計画の立案力が重要ではないか?
- 介護業界での責任者経験5年以上
- →真の課題は離職率の削減であり、寄り添い力があれば異業種でも構わないのでは?
- メンバーが若いため30代の管理職を募集
- →若いメンバーをまとめた経験があれば年齢は関係ないのでは?
2.自分を「仕立てる」
「仕立てる」とは、求職者のスキルや経験と企業が求めている募集要件をマッチさせることを指します。
主に職務経歴書の添削と推薦状の作成の部分であり、転職エージェントによって仕立てる力にも差が出ます。
例えば一口に「マネジメント経験がある」といっても業種、人数、雇用形態などによって求められる能力は異なりますよね。
マッチングを重視する転職エージェントほど、求職者との面談でていねいにヒアリングするはずです。
「ポータブルスキル」を言語化する
転職エージェントは求職者を仕立てる際、マーケティングや商品開発といった専門スキルだけでなく「ポータブルスキル」の言語化も行います。
ポータブルスキルとは業界や職種を超えて持ち運び可能な能力のことで、経済産業省でも「社会人基礎力」として提唱しています。
参考:経済産業省「社会人基礎力 3つの能力/ 12の能力要素」
特に40代の採用背景は組織変革や事業立上げの場合が多いため、「課題発見力」「働きかけ力」「実行力」が求められます。
そこで40代の求職者には課題を明らかにし、社内外の関係者を巻き込んで計画を実行したエピソードがあるかを尋ねます。
経歴をろくに聞かず求人紹介ばかりしてくる担当者には注意しましょう。
入社後活躍をあまり考えず、とにかく転職させることを優先している可能性があります。
3.企業を「動かす」
「企業を動かす」とは、採用担当者に直接働きかけて面接の機会を得ることです。
転職エージェントは求職者に求人を紹介するだけでなく、求職者を企業に売り込む役割も担っています。
求職者から応募があった場合、通常は職務経歴書と推薦状を企業にメールで送付して応募手続き完了となりますが、転職エージェントによっては採用担当に電話や対面で面接を打診してくれることもあります。
ウチの会社のことをよく理解してくれている転職エージェントさんに「この方は御社にぴったりな人材です!」と言われると、募集要件を満たしていなくても会ってみたくなります。
(IT業界の採用担当者)
さらに、企業の信頼が厚い転職エージェントほど、求人がなくても求職者に合わせたポジションを新たに作ってもらうよう企業へ交渉することもあるほどです。
気になる企業を見つけたら「どうしても面接を受けたいので企業にプッシュしてくれないか」と相談してみてください。
40代の転職活動は「見立てる」「仕立てる」「動かす」の3つを得意とする転職エージェントにどれだけ出会えるかがポイントといえるでしょう。
40代が転職エージェントを利用する際に気をつけるべきこと
40代の求職者の中には、転職エージェントを上手く利用できていない方も見受けられます。
担当者と良好な関係を築き、求人企業との橋渡しをスムーズに行ってもらうためにも、注意すべき点をご紹介します。
- 自己PRをないがしろにする
- 担当者に対して厳しい
- 視野が狭い
- 企業に対して上から目線
自己PRをないがしろにする
ポータブルスキルの言語化が大事というお話を40代の求職者にすると、中には「もう新卒じゃないんだから」とおっしゃる方がいます。
しかし、実際は採用のハードルが高い40代こそ、実務経験と同じくらい人柄や持ち味のアピールが大事だと思ってください。
また、同じ実務経験をもつ候補者が複数いた場合にも、入社意欲と人柄の部分で差がつきます。
ちなみに40代の中には「職務経歴書が長すぎる」人も見かけます!
経験豊富なため致し方ないとはいえ、やってきたことを全て書く必要はありません。
伝えたい点にしぼり、長くても2~3枚にまとめた方が採用担当も読みやすいですね。
担当者に対して厳しい
特に見た目の若いアドバイザーが担当になった場合にありがちですが、担当者に対して横柄な態度をとったり「年齢は?学歴は?」などと聞いてしまう40代の方がいらっしゃるようです。
人生を左右する転職活動ですので、担当者の技量を見定めたくなる気持ちも理解できます。
とはいえ応募企業に自分を売り込んでもらうためにも、担当者とは良好な関係を築いておきましょう。
どうしても心配であれば、初回登録の際に「備考欄」を利用してみては?
「ベテランの方」「自分と年齢の近い方」など、担当者への希望を記載すればできる限り配慮してくれるはずです。
ただし、担当者の年齢や経験と満足度は必ずしも比例しない印象です。
視野が狭い
「現職がメーカーだから今回もメーカーしか受けない」
「IT業界はよくわからないので応募したくない」
40代に差し掛かると、これまで培ってきた経験にとらわれて選択肢を自ら狭めてしまうケースが多いようです。
しかし、一見これまでの経験と違う業種のように見えても、ポータブルスキルを活かして活躍できるケースはたくさんあります。
当初の希望と異なる求人を転職エージェントから紹介されても、視野を広げるつもりで面接で話を聞いてみるといいでしょう。
企業に対して上から目線
キャリアを重ねた40代ともなると、応募企業の至らない点が気になることもあるでしょう。
面接後に感想を尋ねると「面接官の対応が気に入らない」「時間の無駄だった」と不満をあらわにする方もいます。
もしかすると応募企業とご縁があるかもしれませんし、仮に辞退するにせよ担当アドバイザーとの関係は続くでしょうから、この場合もていねいに対応した方がいいでしょう。
とはいえ応募企業に対して懸念点があれば担当者を通じて確認した方がいいですね。
単なる誤解だった、と納得できるかもしれません。
まとめ~40代向け転職エージェントの選び方~
- 分業型
- →求職者担当と企業担当が分かれているため、求職者サポートに多くの時間をさける。書類添削などをメインで利用する。
- 40代満足度1位のパソナキャリアがおすすめ
- 両面型
- →一人のキャリアアドバイザーが求職者と企業両方を担当するため、求人のマッチ度合いが高い。希望に合った求人を紹介してもらう。
- 40代満足度2位のJACリクルートメントがおすすめ
- ヘッドハンター型
- →ヘッドハンターがスカウトをしてくれるので、受身でも転職が進む。
- 40代満足度4位のビズリーチがおすすめ
「見立てる」「仕立てる」「動かす」の3つを得意とする転職エージェントを見つけて、転職活動を成功させましょう!
この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー
教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
★転職サイト・転職エージェントを徹底比較★取り扱い一覧
最後に「どの人材紹介会社に登録すればいいのかわからない」という方のために、各転職サイトや転職エージェントの特徴やポイントをご紹介します。
転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴が異なります。あなたにふさわしい会社を選んで、後悔しない転職をしましょう。
常時1万件以上の豊富な求人数
リクナビNEXT- 新着・更新求人が毎週1000件以上
- レジュメ登録するとスカウトが届く
- 独自のグッドポイント診断で自己分析ができる
- まずは求人情報を見たい人におすすめ
- 転職者の8割が登録
(マクロミル調査2016年1月)
全年代を得意
リクルートエージェント- 転職支援実績No.1!
(2019年度実績 厚生労働省調査) - 業界大手なので企業とのパイプが太い
- 非公開求人数も含めて約60万件
(2023年4月時点) - 満足度97%の面接力向上セミナー(2018年リクルートエージェントセミナー満足度調査)
フリーターから正社員へ
ハタラクティブ- 20代・第二新卒など若年層に特化
- 離職中・職歴なしでもOK
- 就活アドバイザーがマンツーマンで対応
- 豊富なサービスはすべて無料!
- 学歴や職務経験など、キャリアに自信がもてないという方向け
ハイキャリア層(年収600万円以上)
JACリクルートメント- 外資系企業や海外進出企業に強い
- 業界・職種に精通した約800名のコンサルタントがサポート
- 国内大手、外資系、海外進出企業の厳選求人多数
- キャリアやスキルを把握し企業に採用提案!求人を創出