ミライトーチMedia 転職

40代女性の「正社員になりたい」を実現するには?非正規からの転職成功談

40代だけど今からでも正社員になれる?」「技術も経歴も自信ないしなぁ…

結論からいうと、40代の女性が正社員として就職(転職)するのは厳しいと考えてください。

採用する側としては、経験やスキル(技術)が不足していると判断することが多く、現実として定年までの期間も短いからです。

ただし、あきらめてはいけません。40代ならではの人生経験や強みをアピールすれば、正社員として内定をもらえる可能性は十分にあるのです。
さらに未経験からチャレンジできる職種・業種も見つけることが可能です。

40代女性が正社員を目指すためにできること

  • 仕事はもちろん、プライベートからも「強み」を見つける
  • 強みから自信を獲得し、アピールポイントにつなげる
  • ハローワークを活用する
  • 転職エージェント/転職サイトを活用する

この記事では、40代女性が正社員を目指す際の考え方や内定獲得のコツを転職のプロに聞き、あますことなく紹介しています。

また、40代非正規から正社員として内定を獲得した皆さんのリアルな成功談も必見です。

40代から正社員を目指す女性におすすめの転職エージェント/転職サイト
転職エージェント
転職サイト
「40代」に言及した求人数(※1) キャリアアドバイザー
リクルートエージェント
リクルートエージェント
2,772件
  • 40代の転職にも対応。しかも40〜50代の転職成功者のうち24.7%が年収アップ(※2)
  • 求人数は業界最大規模。理想の仕事が見つかる可能性大

無料登録する

type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントのロゴ画像
455件
  • 女性転職に特化し、カウンセリング実績も豊富
  • 「販売」「サービス業」などの領域別のキャリアアドバイザーが在籍し、アドバイスが的確。

無料登録する

リクナビNEXT
リクナビNEXTのロゴ画像
1000件以上
×
  • 40代で未経験者歓迎の求人が1,000件超
  • キャリアアドバイザーはつかないが、自分のペースでじっくり仕事を検索でき、応募もできる

無料登録する

転職エージェント
転職サイト
求人数「40代」に言及した求人件数(※1) キャリアアドバイザー
リクルートエージェント
リクルートエージェント
2,772件
  • 40代の転職にも対応。しかも40〜50代の転職成功者のうち24.7%が年収アップ(※2)
  • 求人数は業界最大規模。理想の仕事が見つかる可能性大

無料登録する

type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントのロゴ画像
455件
  • 女性転職に特化し、カウンセリング実績も豊富
  • 「販売」「サービス業」などの領域別のキャリアアドバイザーが在籍し、アドバイスが的確。

無料登録する

リクナビNEXT
リクナビNEXTのロゴ画像
1000件以上
×
  • 40代で未経験者歓迎の求人が1,000件超
  • キャリアアドバイザーはつかないが、自分のペースでじっくり仕事を検索でき、応募もできる

無料登録する

※1:「40代」と検索してヒットした件数。2025年3月現在
※2:2023年度 株式会社リクルート「ミドル世代の転職動向 転職時に賃金が1割以上増えた割合は10年間で11.8pt増加 転職の背景やキャリアの築き方を事例で紹介」2024年9月30日

監修者
内川智子さんの顔画像
Syinc株式会社
代表取締役(CEO)
内川智子
転職エージェントと転職サイトの運営会社計3社で、求人広告のセールスと両面の人材紹介業を担当。幅広い業界・職種、属性の企業と個人のマッチングを支援した。現在はフリーランスとして個人のキャリア支援やマネージャーの組織づくり支援をしている。国家資格キャリアコンサルタント、GCDF-Japanキャリアカウンセラー資格を保有。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

正社員になりたい40代女性は就職できる?やはり現状は厳しい

正社員になりたい40代女性が就職(転職)するのは、以下の理由から厳しいといえます。

それぞれの理由を詳しくみていきましょう。

年齢的にポテンシャル(成長の可能性)が低いと判断されてしまう

40代女性は、年齢的にポテンシャルが低いと判断されてしまう傾向にあります。
具体的には以下の懸念が挙げられます。

  • 20代と比較すると新しいことを覚えるのに時間がかかる
  • ブランクにより社会人歴の長さとキャリアが比例しない
  • ITリテラシー(ITを活用する力)の低さが懸念される

もちろん、すべての40代女性が当てはまるわけではありません。とはいえ、これまでのキャリアに自信がない場合、共感できる部分もあるはず。

そんな方にお伝えしたいのが、キャリアとは仕事で得た経験だけではなく、自分がこれまで使ってきた時間の積み重ねだということ。

つまり、仕事に限らず主婦業や子育て、さらには介護など、自分ががんばってきたこともキャリアになり得るのです。これらの経験を活かして何ができるのかを考えると、未経験でも目指しやすい職種が見えてくるはず。

たとえば、「子育ての経験があるので子ども教室の先生やベビーシッターを目指す」などもよいでしょう。

若い方とくらべて自信を失ってしまうこともあるかもしれませんが、40代だからこその強みもあるのです。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

経験が少ない若年層は、新しい情報を受け入れる際に「既存の情報」との結びつきが少なく、そのまま受け入れることができます。

一方で、人生経験を重ねた40代は新しい情報を過去の経験と関連づけて解釈するのでインプットの仕方が変わってきます。

これがポテンシャルの違いになるのですが、言い方を変えれば人生経験が豊富ということの裏付けともいえます。

仕事もプライベートも含めた人生の積み重ねで、それはキャリアにつながります。年齢相応の振る舞いや積み重ねたものを企業にアピールできるようにしましょう。

仕事へのこだわりが強く、なおかつ人件費が高いと判断されてしまう

40代女性は、下記のような理由から仕事へのこだわりや人件費が高いと判断されてしまうことがあります。

  • 過去の仕事のやり方に固執してしまうなど柔軟性にかける
  • 年功序列制の企業は人件費を考慮して内定を出さない
  • 求職者本人もスキルや経験に自信があると高給与を希望する

特に同業の仕事に転職する場合、今までの仕事の進め方などを見直せないケースはよくあることです。
特に40代は長年の経験から、なかなか新しい方法になじむことが難しいはず。
過去の仕事での成功体験があるなら尚更です。

そんな40代と、何事にも柔軟に対応できることが多い20代を比較すると、どちらが採用されやすいかはいうまでもありません。

しかも年功序列の会社なら40代はお金がかかる存在です。

就職活動や転職活動の際には、過去の経験に縛られず何事にも柔軟に対応できるフットワークの軽さをアピールするようにしましょう。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

過去の経験や成功体験があると、人はそれをベースに思考してしまうものです。

40代以降は社会人経験も長いため、その傾向が顕著です。転職成功の邪魔になってしまうこともあるので、特に注意したいポイントです。

考えていること、思っていることの言語化力や伝える力は身につけておきたいですね。

企業側がスキルや経験を求めるケースが多く、未経験職種はさらに難易度アップ

40代女性の採用では、企業側がスキルや経験を求めるケースが多く、未経験職種への正社員採用はさらに難易度が上がります。

一般的に40代は職種の知識や技術などが一人前で役職に就き、後進を育てている年代です。

企業が求めるレベルのスキルや経験に満たない人材は圧倒的に不利になり、当然就職は狭き門に。特に40代ならではの強みである経験や知識がない、もしくは非正規雇用の場合は社会人経験が不足していると判断されがちです。

特に未経験職種に挑戦する場合は難易度が上がります。未経験職種でも、業界が同じであれば経験者と捉えられるケースもあるようです。

また、時代が変わっていく中でどう生きてきたか、変化にどう対応してきたか、「人間力」を重視してくれる企業もあります

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

未経験での転職で大事なのは、「未経験だから、入社後に企業に育ててもらおう」という気持ちではNGということです。
未経験だからこそ、どのように自分で学び、企業からの期待に応えられるのかを考え、行動できる人が求められます。

また、時代が変化していくなかでどう生きてきたか、変化にどう対応してきたか、いわば「人間力」を見てくれる企業もあるので、しっかりアピールしましょう。

40代らしいビジネスマナーが求められる

企業は「40代ならビジネスの常識やマナーは当然身についている」と考えています。それが40代を採用する価値のひとつという言い方もできるでしょう。

言葉遣いをはじめ、仕事の進め方や同僚との接し方など、ビジネスシーンで当たり前とされるマナーを身につけられているか振り返ってみるとよいでしょう。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

仕事は複数人と情報共有しながら進める必要があるので、「ビジネスのお作法」は必須の条件です。
これが不十分な場合、内定を勝ち取るのはかなり厳しいと言えるでしょう。

どうすればいい?プロに聞いた転職成功法

ここまで解説した通り、40代女性が正社員として就職するのは厳しいものの、可能性がまったくないわけではありません。

転職に詳しいプロの方に40代女性が正社員として転職(就職)するためのコツを聞いてみました。

近年では働き方の多様性も広がっています。コツを押さえて正社員としての就職を目指しましょう。

募集要項に見え隠れする「若者を採用したい」メッセージを見逃さない

雇用対策法により、求人票には「40歳以上はNG」「20代希望」といった年齢を限定する記載はできません※。しかし、企業の本音として年齢の希望があるのは自然といえるでしょう。

40代女性が正社員として就職したければ、求人票の募集要項から「実は若者を採用したい」という隠れたメッセージを見逃さないようにしましょう。

若者を採用したがっている企業が使うフレーズ(一例)

  • 第二新卒歓迎
  • 職種業界未経験歓迎
  • 若い仲間が活躍中

これらの文言がある企業への応募しても、書類審査で不採用となる可能性が高いので控えた方が賢明です。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

少し矛盾するかもしれませんが、年齢を気にし過ぎる必要はありません。
さまざまな失敗や成功の経験からその人らしさが構築されていくものです。経験からどんな仕事ができるのかを企業に伝えられれば採用につながる可能性は大いにあります。

40代ともなれば「年相応の生き方をしてきているか?」が求められるものです。

そのうえで、「柔軟さがあるか」など、企業が求めているものを持っているかどうかの方が大事なのです。

※参考:厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について

自分の強みを知り、自信とアピールポイントにつなげる

40代女性が正社員として就職したいなら、自信をつけることも重要です。その自信をアピールポイントにつなげましょう。

とはいえ「経歴に自信がない」「いままでパートや契約社員が多かったし…」など、自信を持つのはなかなか難しいですよね。

そこでおすすめしたいのが、仕事に限らず、努力してきたことから自信を獲得する方法です。

たとえば下記のことから「努力してきたこと」や「これだけは誰にも負けないと言えること」をピックアップしてみましょう。

  • 今までの仕事で得意だった/褒められたこと、楽しいと思えたこと
  • 育児/家事
  • 介護
  • 学生時代に専攻したこと/夢中になったこと
  • 今も続いている夢中になれる/誰にも負けない趣味
内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

これらについて、主体的に取り組んで結果を出したエピソードを言語化しましょう。
企業の採用担当者が、「入社後どのように活躍してくれるか」をイメージさせるのが重要です。活躍のイメージが湧かない人は採用されません

転職サイトや転職エージェントを活用する

転職成功のためには、転職サイトや転職エージェントを活用するのも賢い方法です。

転職エージェントに登録すれば、専属のキャリアアドバイザーがついて転職活動をフルサポートしてくれます。
何をアピールしていいかわからない」「経歴にもスキルにも自信がない」「どんな企業に応募していいかわからない」という人には特におすすめです。

転職エージェントを活用するメリット

  • 希望に合った仕事を自分の代わりに探してくれる
  • 内定が出る可能性が高い求人を選んでくれる
  • 履歴書などの書類制作、面接対策などをサポートしてくれる
  • 仕事選びや将来のビジョンなど、なんでも相談に乗ってくれる

一方で、転職サイト・転職エージェントの利用が初めての人は不安もありますよね。

最近では、転職にこれらのサービスを使うことは一般的になりました。テレビでも、リクルートエージェントなどのCMを良く目にしませんか?それだけ転職サービスを使った就職・転職が当たり前になってきているのです。

しかも、転職サイト・転職エージェントの利用料はすべて企業側が支払うので、求職者は基本的に無料で利用できます。
40代以上でも応募できる求人も多く、決して若い方だけのサービスではありません。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

キャリアアドバイザーはあなたの経歴を客観的に聞いて、マッチする求人を紹介してくれるでしょう。
その結果、「自分の市場価値」がわかり、自分の感覚のズレなどにも気付けるはずです。
また、相談を通じて自分自身を客観視できることも大きな価値といえます。

40代から正社員を目指す女性におすすめの転職エージェント/転職サイト

転職エージェント
転職サイト
求人数「40代」に言及した求人件数(※1) キャリアアドバイザー
リクルートエージェント
リクルートエージェント
2,772件
  • 40代の転職にも対応。しかも40〜50代の転職成功者のうち24.7%が年収アップ(※2)
  • 求人数は業界最大規模。理想の仕事が見つかる可能性大

無料登録する

type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントのロゴ画像
455件
  • 女性転職に特化し、カウンセリング実績も豊富
  • 「販売」「サービス業」などの領域別のキャリアアドバイザーが在籍し、アドバイスが的確。

無料登録する

リクナビNEXT
リクナビNEXTのロゴ画像
1000件以上
×
  • 40代で未経験者歓迎の求人が1,000件超
  • キャリアアドバイザーはつかないが、自分のペースでじっくり仕事を検索でき、応募もできる

無料登録する

 
転職エージェント
転職サイト
求人数「40代」に言及した求人件数(※1) キャリアアドバイザー
リクルートエージェント
リクルートエージェント
2,772件
  • 40代の転職にも対応。しかも40〜50代の転職成功者のうち24.7%が年収アップ(※2)
  • 求人数は業界最大規模。理想の仕事が見つかる可能性大

無料登録する

type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントのロゴ画像
455件
  • 女性転職に特化し、カウンセリング実績も豊富
  • 「販売」「サービス業」などの領域別のキャリアアドバイザーが在籍し、アドバイスが的確。

無料登録する

リクナビNEXT
リクナビNEXTのロゴ画像
1000件以上
×
  • 40代で未経験者歓迎の求人が1,000件超
  • キャリアアドバイザーはつかないが、自分のペースでじっくり仕事を検索でき、応募もできる

無料登録する

※1:「40代」と検索してヒットした件数。2025年3月現在
※2:2023年度 株式会社リクルート「ミドル世代の転職動向 転職時に賃金が1割以上増えた割合は10年間で11.8pt増加 転職の背景やキャリアの築き方を事例で紹介」2024年9月30日

目先だけでなく今後のキャリアを見据えて転職活動する

40代女性が正社員として就職したいなら、目先の条件だけでなく残りのキャリアを見据え転職活動しましょう。

もちろん、現状の希望条件も大事です。しかし、将来のキャリアを見据えて就職先を選ばないとその仕事を続けられなくなる可能性があります。そして、そこから新しい希望条件で転職活動を始めなければならないかもしれません。

50代以降の転職活動は40代以上に厳しくなるといわれています。しっかりと自分のこれからの人生やキャリアを言語化して、50代以降も長く働き続けられるような就職先を選ぶようにしましょう。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

胸を張ってきていることを若い方に見せられるよう、しっかりと自分の人生やキャリアを言語化し、体現しましょう。
そして50代、60代、70代の理想的な生き方を実現できるようなキャリアの準備をしたいですね。

40代女性が資格なし、未経験でも就職が狙える職種/業界

ここからは40代女性で資格なし、未経験でもチャレンジできる職種や業界を紹介します。

販売・接客業

販売・接客業のイメージ画像

小売・サービス業界では正社員が不足している事業所が半数以上を占めます※。
慢性的に人手不足なため、以下のような場合には40代女性でも採用されやすいといえるでしょう。

以下に該当する人には特におすすめです。

  • アルバイトで接客経験がある
  • コミュニケーション能力がある
  • 人と話すのが得意
  • 人の気持ちを汲むのが得意

販売する商材やお客様のニーズをよく理解しないといけないので、選考では「柔軟性」をしっかりアピールする必要があります。

また、顧客のニーズをくみ取って親身に対応することが求められます。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

販売/接客の仕事は、AIが台頭しつつある現代でも「人」にしかできない仕事です。
40代の人生経験が活きる仕事ですし、「あなただから買います」と言ってもらえるなど、お客さんに満足してもらえる社員になれたら素敵ですね。

※出典:厚生労働省「令和6年版 労働経済の分析 -人手不足への対応- 第2-(2)-30図 小売・サービス分野における人手不足の現状

コールセンター

コールセンターのイメージ画像

コールセンターでは顧客からのクレーム対応がメイン業務となることも。
そのため離職率が高く、40代女性でも下記のようなスキル・要素があれば採用されやすい傾向にあります。

  • 人と話すのが得意
  • コミュニケーション能力が高い
  • 顔が見えない相手に伝わるよう声のトーンの使い分けができる
  • メンタルに自信がある

また、コールセンターは空調の効いた部屋で座ってできる仕事というのも大きなメリット。体力の低下や持病が心配な方にはうれしいポイントですね。
さらに近年では、コールセンターといっても在宅勤務できる職場も増えてきています。ライフワークバランスを重視したい人にはぴったりの職種です。

大変な仕事ではありますが、「ありがとう」の言葉をもらえることも。やりがいのある仕事といえるでしょう。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

顔が見えない相手と声のみでコミュニケーションを取るのは、表現力や言葉の使い分け、声のトーンなどもコツが求められます。
メンタルの強さも必要になる仕事ですが、コミュニケーション力や表現力に自信があるなら活躍できるでしょう。

事務職

事務職のイメージ画像

一般事務の就業者の平均年齢は44.2歳(※1)であり、入職前の実務経験が特に必要ないとされる割合が56.3%(※2)にのぼります。40代女性でも以下のようなスキルがあれば就職できる可能性があるのです。

  • Microsoft ExcelやWordなどを使える
  • ルーティンワークが苦じゃない
  • 細かい作業をミスなくこなせる
  • 相手の役に立てる気遣いができる
  • 効率化や生産性の向上など、仕組みを考えられる

基本的にはオフィスでデスクワークがメインとなるので、体力的に自信がない、立ち仕事が難しいという40代女性にはおすすめです。

ただし、事務と一口に言っても、経理や人事など多岐に渡ります。それぞれに合う専門スキルが異なるケースがあることも把握しておきましょう。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

事務の仕事は業務が専門的で、かつ多岐に渡ります。エクセルやワードなどのパソコンの操作やIT関係のスキルは必須となるでしょう。
また、スキルだけではなく「相手の役に立てるような気遣い」も必要になりますね。

※1 出典:2023年7月 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の結果」を加工して作成
※2出典: 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「一般事務

保険などの営業職

保険などの営業職のイメージ画像

保険営業の就業者の平均年齢は46.9歳(※1)で、有効求人倍率は8.01倍(※2)となっています。
つまり、40代女性でも多くの選択肢から求人を選べる可能性が高いといえるのです。

次のような40代女性は営業職を目指すとよいでしょう。

  • 収入を増やしたい人
  • 人の役に立ちたい人
  • 達成感が欲しい人

しかし、営業職の多くはノルマが課されることが多く、厳しい仕事であることは間違いありません。
なるべく厳しさを避けたい場合は、新規営業は避けて既存のルート営業などの仕事を探すべきでしょう。
求人票や面接で事前に仕事の内容を把握することも大事です。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

営業職は、とにかく収入を増やしたい、誰かの役に立ちたいという人におすすめの職種です。
大変な仕事ですが、頑張りが目に見えやすいので達成感も得られるでしょう。

※1 出典:2023年7月 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の結果」を加工して作成
※2 出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「保険営業(生命保険、損害保険)

介護職

介護職のイメージ画像

介護の現場は深刻な人手不足で、2040年度にはさらに約57万人確保する必要があるといわれています※。
このことから、40代女性でも採用される可能性が高い職種です。

未経験の介護職として正社員入社し、各種研修などを経て最終的に国家資格である介護福祉士の取得を目指すとよいでしょう。
将来的にスキルアップや年収アップが見込めます。

内川智子さんの顔画像

監修者:内川さん

介護職は体力勝負なので大変なお仕事です。とはいえ、40代であればまだまだ挑戦しやすいはず。
何よりも人のため、さらには社会の役にも立てるのが大きな魅力です。「ありがとう」という言葉に大きなやりがいを見出せるでしょう。

※出典:厚生労働省「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について

「40代でも正社員になれました!」内定を勝ち取った女性の口コミを紹介

40代女性でも正社員になれた口コミのイメージ画像

40代で正社員として就職(転職)できた女性のみなさんの成功体験談を集めました。

転職成功のために意識したことなどは、今後の就職活動に活かせる価値のある情報なので目を通してみてください。

転職時年齢43歳 女性 東京都
パチンコ店清掃パート→製造業事務(年収170万円→380万円)

パートのままでは生活できないと思い、正社員に狙いを絞って就活を始めました。
「年齢的に厳しいけれど、一生懸命やればなんとかなる」と奮起しましたが、とにかく年齢の壁を痛感しました。
いくら年齢不問と書いてあっても、若い人が来てしまうとそちらが採用されてしまいますし…。

それでも資格取得の勉強を続け、面接では経験の強みを具体的に伝えることを意識しました。
その結果、成長意欲を評価されなんとか事務の正社員として職に就くことができました。
正社員として転職した事もあって、とにかく最初は覚えることの多さに圧倒される日々でしたね。
特に専門用語等に苦戦し、若い同僚のスピードについていけずあせりを感じることも。
でも毎日メモを取りながら自宅で復習しながら少しずつ理解するようにしました。

最初は質問ばかりしてましたが 、今はなんとか業務の流れを掴み、自分なりの工夫もしてなんとかついていけるようになりました。

転職時年齢43歳 女性 東京都
大学の嘱託職員→保険会社事務(年収270万円→280万円)

転職を決意した時は、40代でそれほどスキルもないのに、雇ってくれる会社があるのか不安でした。
実際、派遣会社を通して紹介予定派遣の案件にいくつか応募しましたが、書類選考の段階で断られることがほとんどでした。

それでもとにかく人当たりの良さと、何でもやりますという意気込みをアピールしました。
また、自分の希望と100%一致しなくても、8割程度納得できる条件なら、どんどん応募しました。
あとは長期戦となる覚悟を決め、あせらず急がず探すことを心がけて…。
それが功を奏してか、なんとか内定を獲得できました。

同時期に入社した人たちは全員私よりも一回り以上若い方たち。
最初は彼女たちに追いつけず、引け目を感じることも多々ありましたが、必死に勉強し、業務がこなせるレベルまで持っていくことができました。

また自分のできることをとにかく探して何でもやってみたところ、最初の人事考課で一番良い評価をいただけました
久しぶりに仕事を評価してもらえるという喜びを味わい、改めて正社員に挑戦して良かったと思いました。

転職時年齢42歳 女性 鳥取県
病院事務の契約社員→団体職員事務職(年収320万円→420万円)

雇用の不安定さを解消して収入を安定させるため、正社員を目指して転職活動を始めました。

希望に合う求人があっても年齢的に応募が難しいこともあったり、過去の転職回数も多かったりという背景もあり、不安続きの転職活動になりました。

意識したのは、過去の転職理由に一貫性を持たせる理由づくりや、面接の場でそれをきちんと伝えること。
また、志望動機や自己アピールで、自分の今までの経験やキャリアが相手企業に合っているとわかりやすく伝える言葉選びなどは意識しましたね。

そんな努力が実って、なんとか団体職員の内定を獲得できました。

転職時年齢40歳 女性 大阪府
工場の非正規職員→介護士(年収260万円→400万円)

子供の教育費にお金が必要になってきたので、正社員の仕事を探し始めました。
年齢が40歳ということもあり、自分に合う求人があるか不安でした。
また、正社員になって責任や残業が増え、家事との両立ができるかどうかという心配もありましたね。

また、家から近距離の職場を希望していたので、求人がかなり限られてしまうという苦労もありました。

面接では、聞かれそうなことをあらかじめ予想して、前向きな答えを自分なりに考えたり、自分の強みは何か、短所や長所は何かじっくりと考えました

写真も若々しく元気に見えるような写真を撮るなど工夫しました。

その結果、なんとか内定をいただくことができました。
非正規から正社員になって、確かに責任などは重くなってしんどいのは事実ですね。
ただし、新たなやりがいを見つけられたり、毎月の給料やボーナス額が増えたのはとても助かりました。

家計的にはとても助かり、気持ちに余裕をもって生活できています。

転職時年齢41歳 女性 大阪府
小売業パート→製造業営業職(年収150万円→400万円)

子どもの教育費や老後の資金を確保するため、正社員として働くことを決意しました。

40代での正社員転職は厳しいと聞いていたこと、ブランクがあること、求められるスキルを満たしているかどうかなど、不安要素はたくさんありました。

実際、応募書類の段階で落ちることも多く、何度も心が折れそうになりました。
しかし、履歴書や職務経歴書のブラッシュアップを重ね、面接練習を繰り返すことで、少しずつ改善されていきました。

また、転職エージェントを活用し、自分の強みを活かせる業界を探し直した結果、希望の職に就くことができました。

転職当初は業務の量や責任の重さに戸惑いましたが、周囲のサポートもあり、少しずつ慣れていきました。

正社員になったことで、収入の安定や福利厚生の充実を実感できています。
精神的にも余裕が生まれ、結果的に転職して良かったですね。

40代女性で正社員として就職できた人の多くは、自分の強みを言語化し具体的にアピールできるように努力し、内定を勝ち取ったようです。

40代女性は、まだ正社員になれる可能性が十分にあることがわかりますね。

40代女性が正社員を目指すなら転職エージェントが頼もしい味方になってくれる

40代の女性は、正社員になれる可能性はあるもののかなりの努力が必要なのは事実です。
「頑張りどころ」がズレていたり、仕事の見つけ方がわからなければ、正社員への道は遠のいてしまいます。

不安がある方には転職サイトや転職エージェントを活用するのがおすすめです。

特に転職エージェントは、自分に専属の担当者(キャリアアドバイザー)がついてくれるので、あらゆる面で転職をサポートしてくれるのです。
主なサポート内容は以下の通りです。

  • 希望に沿った求人を提案してくれる
  • 内定の可能性がある求人を厳選してくれる
  • 面接対策、履歴書などの書類作成もフルサポート
  • 面接の日時セッティングなど面倒なこともおまかせ
  • 自分の強みを言語化し、向いている職種や業種を教えてくれる
  • 今後のキャリアなど、仕事に関するあらゆる相談に乗ってくれる

自分で仕事を探すのは大変ですが、キャリアアドバイザーに希望を伝えれば、条件に合った仕事を探してくれます。
どんな仕事が合うのかわからなければ、じっくり相談することも可能です。
面接や書類作成もプロがサポートしてくれるので百人力といえるでしょう。

転職エージェントを使えば、理想的な仕事が見つかる可能性、そして内定を獲得できる可能性もアップするはずです。

成功体験談でも、転職エージェントを活用した41歳の女性が、小売業のパートから営業職に転身を果たしました。

以下に、おすすめの転職エージェント/転職サイトを紹介します。

リクルートエージェント、type女性の転職エージェントは、専属キャリアエージェントがサポートしてくれるサービスです。

一方でリクナビNEXTは、担当エージェントは付かないものの、110万件以上の求人から条件を絞って仕事を探せます。
まずは自分で検索して、市場感などを把握するのも良いでしょう。

リクルートエージェントは40代の転職をフルサポートしてくれる

リクルートエージェントの特徴

  • 転職成功実績No.1(※1)
  • 業界最大規模の求人の中から厳選して紹介してくれる
  • 目指す業界・職種に詳しいキャリアアドバイザーに相談可能
  • 40〜50代の転職成功者のうち27.4%が年収アップ(※2)

※1 厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2023年度実績を自社集計)2024年5月時点
※2 2023年度 株式会社リクルート「ミドル世代の転職動向 転職時に賃金が1割以上増えた割合は10年間で11.8pt増加 転職の背景やキャリアの築き方を事例で紹介」2024年9月30日

リクルートエージェントの登録・詳細はこちら

type女性の転職エージェントは女性特化型で40代女性にもおすすめ

type女性の転職エージェントの特徴

  • 女性のキャリアアドバイザーが在籍し、女性の気持ちに寄り添ったサポートをしてくれる
  • 年間12,000人以上のキャリアカウンセリング実績あり
  • 女性に特化した転職エージェントだから、女性が活躍する企業を紹介してくれる
  • 「販売」「営業」など領域別に専門性を持ったキャリアアドバイザーが在確

type女性の転職エージェントの登録・詳細はこちら

リクナビNEXTは40代も多くの求人を閲覧/比較できる転職サイト

リクナビNEXTの特徴

  • 40代で未経験者歓迎の求人が1,000件以上(※)
  • AIがあなたのことを分析してマッチ度の高い求人をおすすめしてくれる
  • 「気になる」登録をした企業から連絡が来て選考に進めることも
  • 20,000社以上の企業からスカウトが届く可能性あり

※ミライトーチ調べ(2025年3月時点)

リクナビNEXTの登録・詳細はこちら

40代女性の正社員転職でよくある質問

40代女性で正社員を目指している場合、さまざまな疑問が出てくるはずです。

ここでは、40代女性の就職活動でよくある質問に回答していきます。

ハローワークは活用すべき??

都市部以外で正社員として就職するならハローワークは有効な手段です。

ハローワークは無料で求人を掲載できることから、採用コストがかけられないような地元に根付いた中小企業などの求人が豊富です。そのため、転職エージェントや転職サイトにはない求人が見つかる可能性があります。

ただし、選択肢の幅を広げてより多くの求人を閲覧したいなら転職サイト、プロのキャリアアドバイザーに相談したいなら転職エージェントも活用しましょう。

まず職場の様子や仕事の内容をしっかり把握してから就職したいのですが?

その場合は、正社員ではなく紹介予定派遣として就職するとよいでしょう。

いずれ企業から正社員登用される前提の紹介予定派遣であれば、派遣雇用期間中に仕事があっているか、雰囲気は良いかなどじっくり試せます。働いてみて良い職場と感じたならそのまま正社員になりましょう。

身近で手軽な方法で求人を探してみたいのですが?

身近で手軽な方法で正社員求人を探したい40代女性は、新聞の折込チラシやフリーペーパーなどをチェックしてみましょう。

日頃から利用しているお気に入りのお店や注目していた地元企業などのお宝求人が見つかるかもしれません。

地元密着型の転職サイトもあるので「〇〇市 求人」などで検索してみるのも有効な手段です。

ミライトーチMediaとは

転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。

不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。

女性におすすめの転職サイト・エージェントはどこ?比較一覧

おすすめの転職サイト・転職エージェントの特徴やポイントをご紹介します。あなたにふさわしいサイトを選び、後悔のない転職をしましょう。

  • 転職のサポート期間が無期限
  • 20代・第二新卒の転職に強い
  • マイナビ独占求人も多数あり
  • 書類応募、面接日程の調整や条件交渉もマイナビエージェントが代行

若年層のサポートを得意としており業界情報や面接対策も教えてくれるので、転職が初めての人におすすめ
公式サイトはこちら

  • 転職者満足度が高い
  • 日本最大級の求人数
  • 大手・外資・ベンチャーなど求人の種類が豊富
  • 女性専用の検索フォームあり

20代など初めての転職におすすめ。年収診断やキャリアタイプ診断などの役立つコンテンツが豊富で手厚い対応が評判。
公式サイトはこちら

  • 転職支援実績多数
  • 業界大手なので企業とのパイプが太い
  • 非公開求人数約25万件
  • 満足度97%の面接力向上セミナーあり*(リクルートエージェントセミナー満足度調査,2018年)

20~40代までの幅広い層におすすめ。業界大手ならではの情報量と、業界・職種の専門的な知識が豊富。
公式サイトはこちら

  • 女性の転職支援に特化した会員制転職サービス
  • 仕事とプライベートを両立できる求人多数
  • 独自の検索システムで絞り込みが簡単
  • キャリアアップ転職に強く、年収アップも狙いやすい

仕事もプライベートも大切にしたい女性向け。求人は紹介してもらうだけではなく、自分で検索して応募することも可能。
公式サイトはこちら

  • 実は派遣だけではなく正社員求人もあり
  • 全ての転職者の転職先での様子を直接確かめている
  • 事務系職種の求人が豊富

非正規雇用から正社員になりたいと考えている方や、紹介予定派遣を目指す方におすすめ。
公式サイトはこちら

ミライトーチMedia
ミライトーチMedia-関わるヒトすべてをポジティブに-
さまざまな業界で「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働くためのサポートをするメディアです。
詳しくはこちら

掲載サイト一覧
PARTNERS LISTS

人気転職サイト

目次