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学生アルバイトはレストラン・カフェが圧倒的人気!バイト代の月平均は一人暮らし67,188円で実家暮らしより約1万円多い【令和版学生1,000人調査】
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大学生の毎月の平均支出は、実家暮らしが64,340円、一人暮らしが127,500円になるそうです(全国大学生活協同組合連合会調べ)。
学生は仕送りやアルバイトで収入を得てやりくりしていることでしょう。
そこで大学生と専門学校生に、今までどのようなアルバイトをしたことがあるか調査したところ、1位「レストラン・カフェ」、2位「塾講師・家庭教師」、3位「ファストフード」という結果になりました。
では現在、学生たちはどんなアルバイトをしていて、どのような視点や方法でアルバイト先を探しているのでしょうか。
この記事では、アルバイトをしている1,000人の学生(大学生と専門学校生)に調査を行い、現在しているアルバイトやアルバイトを選んだ理由、満足度や平均収入などについてまとめています。
*調査では「実家暮らし」と「一人暮らし(単身、パートナーあり、シェアハウス、その他)」に分けて質問していますが、本文中では「実家暮らし」と「一人暮らし」としています。
調査対象:学生1,000人(大学生・専門学校生)
調査地域:全国
調査期間:2024年8月13日~19日
調査主体:ミライトーチ編集部
調査委託先:アイブリッジ株式会社
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この記事の目次
現在しているアルバイトランキングは学生が働きやすい「レストラン・カフェ」が1位
学生1,000人に現在しているおもなアルバイトについて聞いたところ、1位「レストラン・カフェ」、2位「塾講師・家庭教師」、3位「コンビニエンスストア」という結果となりました。
その中でも1位の「レストラン・カフェ」は161人で、2位の「塾講師・家庭教師」96人に大きく差をつけてダントツで多いという結果になりました。
過去に経験したアルバイトと現在のアルバイトランキングには大きな違いがありませんでした。一度経験し仕事に慣れている、待遇や環境に不満はなかったなど、それなりの理由がありそうです。
また総合的に見ると、ランキング上位には飲食店や小売店など、業務内容がある程度マニュアル化され、社会人未経験の学生でも働きやすいイメージのアルバイト先が目立ちます。
実家暮らしは「学校や家からの近さ」、一人暮らしは「給料(時給・日給)」がアルバイト先を選ぶ基準
バイト先を選んだ理由について、実家暮らしと一人暮らしに分けて、それぞれ複数選択で聞いたところ、実家暮らしのTOP3は「家や学校が近い」「給料(時給・日給)がいい」「シフトの融通がきく」という結果となりました。
一方で、一人暮らしは「給料(時給・日給)がいい」「家や学校が近い」「シフトの融通がきく」となっています。
いずれもTOP3に入る理由は同じでしたが、一人暮らしの1位は「給料(時給・日給)がいい」となっており、実家暮らしに比べ稼ぎを重視していることがうかがえます。
全体的に見ても、多少順位が入れ替わるとはいえ、ほぼ同じランキング結果となっています。
同時に、ランキング上位には生活に直結する理由が並び、次点で働く環境への理想や要望が並んでいるようです。
これまでで一番満足度の高いアルバイトランキングでは「レストラン・カフェ」が圧倒的1位
これまで経験した中で一番満足度の高いアルバイトについて聞いたところ、1位「レストラン・カフェ」、2位「塾講師・家庭教師」、3位「コンビニエンスストア」という結果になりました。
「レストラン・カフェ」は1,000人中183人の支持を集め、2位「塾講師・家庭教師」の99人に倍近くの差をつけ圧倒的1位となっています。それだけ学生にとって満足度の高いアルバイト内容だといえそうです。
また、TOP3については「現在しているアルバイト」ランキングと同じ結果でもあります。多くの学生が現在のアルバイトに満足していることが推測できます。
実家暮らしも一人暮らしも現在のアルバイトの「給料」に満足している
現在のアルバイトに満足している理由について複数選択で聞いたところ、実家暮らしは1位「給料(時給・日給)がいい」、2位「家や学校が近い」、3位「シフトの融通がきく」という結果でした。
一方、一人暮らしでは1位「給料(時給・日給)がいい」、2位「シフトの融通がきく」、3位「家や学校が近い」となっています。
実家暮らしも一人暮らしも現在の給料に満足している人が多いようです。
TOP3にはいずれも同じ理由がランクインしていますが、違いとしては一人暮らしの2位が「シフトの融通がきく」になっている点です。
たしかに、学業と家事の両立が求められる一人暮らしの学生にとって、曜日や時間のシフト調整に融通がきけば助かるはずです。
また「まかないが出る」についても、実家暮らしより一人暮らしの方が順位が高い結果となりました。一人暮らしにとって一食分が浮くまかないはありがたいに違いありません。
いずれにしても、実家暮らし、一人暮らしを問わず、稼げるほど満足度は高いようです。
アルバイト代の月平均は実家暮らしが57,527円で一人暮らしが67,188円
アルバイトで月平均でいくら稼いでいるかを聞いたところ、実家暮らしは57,527円、一人暮らしが67,188円でした。
毎月のバイト代平均額は実家暮らしより一人暮らしの方が9,661円高い結果となりましたが、一人暮らしには20万円以上の高額を稼ぐ人が6%いるため、全体的に引き上げられています。
ちなみに、ボリュームゾーン(1万円から10万円未満)の平均額については、実家暮らしが53,505円、一人暮らしが53,559円とほぼ変わらない金額となっています。
意外なのは、実家暮らしと一人暮らしのバイト代が大きく変わらない点です。これまでのランキングでは一人暮らしの方が稼ぎを重視した回答をしていました。
この理由として、一人暮らしは家事も自分でしているため、実家暮らしよりアルバイトに充てる時間が少ないことが挙げられます。
また冒頭でもお伝えしたように、実家暮らしの月の平均支出は64,340円、一人暮らしは127,500円です。
実家暮らしはアルバイトでほぼまかなえそうですが、一人暮らしはだいぶ厳しく、実家からの仕送りにアルバイト代を足して生活していると推測できます。
バイト代のおもな使い道は実家暮らし「趣味」、一人暮らし「生活費」
バイト代をおもに何に使っているかを複数選択で聞いてみると、実家暮らしは1位「趣味」、2位「外食費」、3位「預貯金」という結果となりました。
一人暮らしでは1位「生活費」、2位「趣味」、3位「外食費」となっています。
それぞれの1位「趣味」と「生活費」を見比べると、生活環境の差が見えてきます。
また、実家暮らしは3位に「預貯金」がランクインしましたが、稼ぎに対して家賃などの支出がないぶん余裕もうまれ「預貯金」に回しやすいのかもしれません。
一方、一人暮らしの「預貯金」は6位となっており、生活への余裕のなさが読み取れます。
アルバイト以外の稼ぎ方1位は「やっていない」だが「フリマアプリ」は2位と学生に浸透
アルバイト以外でお金を増やしているかについて複数選択で聞いたところ、実家暮らしと一人暮らしともに1位「やっていない」、2位「メルカリやジモティーで販売」、3位「家族や友達のお手伝い」という結果となりました。
いずれも1位の「やっていない」は、2位に倍以上の差をつける結果となりましたが、知名度が高く学生でも使いやすいフリマアプリは、学生の間にだいぶ浸透していることがわかります。
しかし、両者とも「やっていない」が圧倒的に多く、これまでのランキングから見られた、稼ぎを重視するスタンスとは違いがありそうです。
この違いがある理由としては、学生なので時間的な制約があることや、アルバイト以外で稼ぐ意識が低いことなどが挙げられるかもしれません。
スキマバイトとクラウドソーシングは未経験者が大多数
スキマバイトやクラウドソーシングを利用して働いたことがあるかについて聞いたところ、実家暮らしで一番大きい割合が「ない」の70%、2番目は「ある」の17%、3番目が「よくわからない」の13%でした。
一人暮らしでは「ない」61%、「ある」20%、「よくわからない」19%と、両者とも同じ順位となっており、また、全体では「ない」が圧倒的に多いという結果になりました。
両者の違いを細かく見て気づくことは、一人暮らしの「よくわからない」が6ポイント高いことです。
稼ぎ方の選択肢が広がると、一人暮らしの生活も今より少し余裕がうまれるかもしれませんね。
アルバイト先で体験した思い出エピソード集
最後に、回答者から寄せられたアルバイト先で体験した思い出深いエピソードについて、一部ご紹介します。
まとめ
今回の記事では、アルバイトをしている学生1,000人に対して調査を行いました。
現在しているアルバイトでは「レストラン・カフェ」が圧倒的に多く、ほかランキング上位には「塾講師・家庭教師」や「コンビニエンスストア」「ファストフード」など、学生らしいアルバイト先が並びました。
アルバイトを選ぶ基準や満足する理由については、上位に「給料(時給・日給)がいい」など稼ぎに直結する項目が頻出しており、当然ながらより多く稼ぎたいという気持ちが伝わってきます。
しかし、とくに一人暮らしにおいては、1ヶ月の平均支出に対し満足できる金額を稼げていないケースもありそうで、生活の厳しさも伝わってきました。
いずれにしても、昔も今も学生に人気のアルバイトや、アルバイトに求める条件や選び方について大きな違いはなさそうです。
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