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今の仕事が好きな人は38%!年代別の好き度の違いや好きな理由を1,000人に調査
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「今の仕事が好き」と思っている社会人はどのくらいいるのでしょうか。
逆に「好きじゃない」という人も一定数いることでしょう。「好き」「好きじゃない」と思う理由も気になるところです。
今回は社会人1,000人へ「今の仕事が好きかどうか」についてアンケートを実施しました。
調査結果をまとめたところ、その理由については仕事内容への満足度や待遇、職場環境への不満が関係しているようです。
また、回答者の年代によって好き度合いの差や好きな理由に違いがあることがわかりました。
調査対象:社会人男女1,000人(20~60代の男女/各200人)
調査地域:全国 調査期間:2024年6月21日~24日
調査主体:ミライトーチ編集部
調査委託先:アイブリッジ株式会社
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この記事の目次
仕事が好きな人の割合は38%!年代別では20代が45%で一番多い
「今の仕事は好きですか?」という質問に対し、「好き(とても好き・まあまあ好き)」と答えた人は全体の38%、「好きではない(好きではない・あまり好きではない)」は27%、「普通」は35%でした。
「好き」と答えた人が一番多く、「好きではない」は一番少ない結果となりました。
年代別の内訳を見ていくと、「好き」「好きではない」と答えた人が、いずれも一番多かったのが20代でした。
30代以降では「好きではない」が減っていき、「好き」「普通」の占める割合がどんどん大きくなります。
興味深いのは、30代以降では「普通」が多く、「好きではない(好きではない・あまり好きではない)」が徐々に少なくなっていくことです。
社会人経験が長く仕事に慣れていくことで、好きではないと感じることも少なくなっていくのかもしれません。
仕事が好きな理由ランキング1位は「やりたい職種」!好きじゃない理由1位は「給料に満足していない」
次に、今の仕事が「好き」「好きではない」と回答した人たちそれぞれに、そう思う理由について聞いてみました。
仕事が好きな理由は「やりたい職種」「やりがいを感じる」「やりたい業界」など仕事内容への満足度が上位を占める
「仕事が好き」と答えた383人にその理由を複数回答可で聞いたところ、一番多かったのが「やりたい職種」で176人でした。
2番目に多かったのは「やりがいを感じる」で143人。3番目は「やりたい業界」と「業務内容が合っている」が110人で同順位と、仕事内容に関連する理由が上位を占める結果となりました。
年代別に見ると、「やりたい職種」を重視することに関しては20代が突出していることがわかります。
また、全年代で下位となる項目を見ていくと「ハラスメントがない」「社風が好き」「給料に満足」など、職場環境や待遇についての理由が並びます。
仕事が好きと思っている人は、職場環境より仕事内容を重視する傾向があるようです。
今の仕事が好きだと感じたエピソード
「仕事が好き」と答えた人には、エピソードも教えていただきました。その中からいくつか紹介します。
仕事の結果として、商品を世に出せたとき(60代男性:製造・事務)
大型案件が受注できたこと(50代男性:商社・卸売り・小売・営業)
お客さまから感謝されるとうれしい(20代女性:情報通信・接客サービス)
自分の成長を実感できたり、顧客から感謝されたとき(40代男性:製造・営業)
まわりから信頼されていると感じたとき (50代女性:医療福祉・事務)
生徒の上達を感じるのがうれしい(60代女性:教育・教育系)
仕事が好きではない理由は「給料に満足していない」「やりがいを感じられない」「人間関係が良くない」など待遇や職場環境への不満が上位を占める
「今の仕事が好きではない」と答えた266人に複数回答可でその理由を聞いてみたところ、一番多かったのが「給料に満足していない」で91人でした。
2番目に多かったのは「やりがいを感じられない」で81人、3番目は「人間関係が良くない」と「そもそも働くのが好きではない」が63人で同順位。
好きではないと思う理由は、職場環境や待遇に対する不満が上位を占める結果となりました。
仕事が好きではないと思っている人たちは、職場環境や待遇に不満をもっている場合が多いという結果となりましたが、「やりがい」については仕事が好きと答えた人たちの理由と同順位でした。
仕事が好きになる場合も、好きではない場合も、「やりがい」が大きなカギになるといえそうです。
今の仕事が好きではないと感じたエピソード
「今の仕事が好きではない」と感じたエピソードをまとめました。
とにかく忙しすぎて時間に余裕がない(50代男性:サービス・事務)
肩こり、腰痛がひどい(40代男性:出版印刷・事務)
心理的負担が大きい(20代女性:医療福祉・医療系専門)
仕事の進め方に納得できない(50代男性:製造・事務)
お客さんに理不尽なことを言われた(20代女性:運送輸送・接客サービス)
仕事を押しつけられたとき(30代男性:非営利団体・事務)
仕事が好きではないと答えた人の60%が転職を考えている
ここでは「今の仕事が好きではない」と答えた266人の転職に対する考えについて聞いてみました。
その結果、全体の60%の人が転職したいと考えており、そのうち22%が実際に転職活動をしていることがわかりました。
年代別の内訳を見ると、「転職をしたいと考えている」人が一番多い年代は30代で、年代中63%を占めています。
「転職したいので活動をしている」の割合が一番多いのは20代で、年代中29%。「転職したいが活動はしていない」が一番多いのは40代で、年代中48%を占めています。
年代別の内訳を見ると「転職したいと考えている」人の割合に大きな差はありませんでしたが、実際に転職活動をするとなると30代以降は減少傾向にあることがうかがえます。年代が高くなるほど転職へのハードルが高くなっていくようです。
好きなことを仕事にした方がいいと思う人の割合は47%!
今回の調査では「今の仕事が好きではない」と答えた人は全体の27%でした。
そこで今回の調査対象1,000人全員に対し「好きなことを仕事にした方がいいか」質問してみたところ、「した方がいい」と答えた人は全体の47%、「しない方がいい」と答えた人は12%でした。
年代別の内訳を見ると「好きなことを仕事にした方がいい」と答えた人の割合が一番多かったのが60代で年代中54%、一番少なかったのが30代で年代中42%という結果でした。
一方、「しない方がいい」と答えた人の割合がもっとも多かったのは20代で、年代中20%、一番少なかったのは60代で年代中4%でした。
全体的に、年代が上がるにつれ「好きなことを仕事にした方がいい」と思う人が増えていく傾向にあります。社会人経験が長くなるほど、そう痛感する機会が増えていくということでしょうか。
以下に賛成派と反対派の意見についてまとめてみました。
子どもや学生の時になりたかった職業につけている割合は14%
「子どもの頃や学生時代になりたかった職業につけているかどうか」についても聞いてみました。
その結果、全体の14%が「つけている」と答え、「過去についていた」「目指している途中」はいずれも5%。
「つけていない」と「特別なりたかった職業はない」はいずれも38%という結果となりました。
年代別の内訳を見ると、「つけている」と答えた人が一番多かったのが20代で年代に占める割合は21%、一番少なかったのは40代で10%でした。
一方で、「つけていない」と答えた人が一番多かったのも20代で年代中41%、一番少なかったのが50代で年代中32%でした。
また「つけている」に加え、「過去についていた」と「目指している途中」を合計した場合に一番多かったのは20代で、年代中の合計は36%、一番少なかったのが40代で17%でした。
全体的に見ると、40代や50代前半のいわゆる就職氷河期世代の場合、なりたい職業があったとしても選択すること自体が難しかった可能性も考えられます。
逆に20代や30代の場合、時代的に売り手市場であることや職業の選択肢が増えたなど、なりたかった職業につける機会に恵まれたともいえるでしょう。
まとめ
この記事では、今の仕事が好きかどうかについて1,000人に調査を行いました。
好きと答えた人は全体の約4割、年代別で一番多かった20代では約5割いることがわかりました。
その理由については「やりたい職種」や「やりがいを感じる」、「やりたい業界」など、仕事内容に対する満足度が上位を占めています。
また一方で、子どもの頃や学生時代になりたかった職業につけているかの質問についても、「つけている」と答えた人は20代がもっとも多く、仕事が好きと思える背景には夢の実現が少なからず影響しているようです。
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