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転職したいけどできない人がやるべきこと~成功のコツや転職事情も解説
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「転職したいけど不安。そもそも今すべきなのかな?」
「転職するには、何から手をつければいいんだろう?」
この記事では、転職したい方が「やるべきこと」や最新の転職事情、転職成功のためのポイントなどを具体的に解説します。
まずは転職希望者100人に聞いた「転職したい理由」や、転職すべきかの判断基準から紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
100人に聞いた「今、転職したい理由」ランキング
まずは、転職を考えている20~50代の男女100人に行ったアンケートから「今、転職したい理由」ランキングを紹介します。
ランキングでは「給与に不満がある」がもっとも多く、1位になりました。
▼100人に聞いた「今、転職したい理由」ランキング
順位 | 転職したい理由 | 人数 |
---|---|---|
1位 | 給与に不満がある | 28 |
2位 | 上司や同僚との人間関係がよくない | 16 |
3位 | 残業が多い・労働時間が長い | 11 |
3位 | 会社の将来性が不安 | 11 |
3位 | 仕事内容が合わない | 11 |
6位 | キャリアアップしたい | 9 |
7位 | 2020年春以降の社会の変化を受けて | 7 |
- | その他 | 7 |
アンケート概要
対象者:転職したいけどしていない・できない会社員(100人)
調査元:ミライトーチMedia編集部
調査時期:2020年10月
人間関係や残業時間の多さ、会社の将来性への不安を転職理由に挙げた人の多さも目立ちます。
労働環境への不満からの転職にはネガティブな印象をもたれがちですが、こうした理由で転職したい方は意外に多いのです。
特に2020年春以降、社会の変化などから「このまま今の会社にいていいのだろうか」と不安を抱え、転職を考え始める方が増えています。
景気の変化をダイレクトに受けない業界へ転職したい方も少なくありません。
一方、こうした事情の中でも「本当に今、転職すべきなのかな」と悩んでしまう方がいます。
そこで次に「転職すべきかの判断基準」を紹介しますので、決心がつかない方はぜひ参考にしてみてください。
転職したいけど今すべき?3つの判断基準
「転職したいけど今すべき?」と悩んでいる方は、次の3つの判断基準のうち、当てはまるものがあるか確認してみてください。
【転職の3つの判断基準】
1つでもある場合、転職を視野に入れた行動をスタートさせることをおすすめします。理由を詳しく見ていきましょう。
1. 今の職場では状況を改善できない
今の職場では不安や悩んでいる状況を改善できない場合、転職活動に一歩踏み出してみてください。
例えば、100人に行った当編集部のアンケートには、次のような口コミが寄せられました。
現在の職場には、給料が上がる仕組みがありません。
残業代は1分単位で出ますが、そもそも残業ができないようになっているので、月々の給料を上げられません。
(30代 女性 アパレル関係)
そもそも昇給しづらい仕組みになっている会社では、給料が上がらない状況に悩んでいても改善は難しいはずです。
会社の制度に関しては本人の努力で変えられる部分が少なく、転職したほうが改善できる見込みが大きいのです。
一方で「上司との関係がギクシャクして居心地が悪い」など人間関係に課題がある場合、それだけを理由に転職活動を始めるのは少し早いかもしれません。
上司が気難しい人で折り合いが悪く、人間関係がかなりストレスなので転職したい。
職場の風通しも悪く、社員どうしの空気がギクシャクしていて居心地が悪いです。転職して人間関係に恵まれるかはわかりませんが、今の職場よりはマシになるだろうと思っています。
(20代 女性 グラフィックデザイナー)
この場合、他部署への異動の希望や、コミュニケーションの工夫など、他に打つ手が残っている可能性があります。
努力次第で状況を変えられるか、変えられないか。この点を踏まえ、転職活動をするべきか決められるとよいでしょう。
2. 勤務や生活に支障が出そう
現職で働き続けると勤務や生活に支障が出そうな場合は、転職を前向きに考えましょう。例えば次のようなケースです。
- 業務量が多すぎて仕事が嫌になった
- プライベートの時間を犠牲にして働いている
- 残業が多いうえ給料も見合っていない
- 体力的にハードで常に疲れている
もちろん自分の業務を効率化するなど、今の状況を改善できる余地はあるはず。しかし多くの方は、改善に取り組んでもなお、状況が変わらない日々に悩んでいます。
そうした口コミは数多く寄せられました。
業界的に慢性的な人手不足。一人当たりの仕事が増え、なかなか定時に帰れません。
数字を上げなければならず、肉体労働もあり、休日はほとんど寝て体力温存しています。家族サービスもあまりできないので転職を思案中です。
(50代 男性 食品スーパー勤務)
月40時間ほど残業があるのに対し、月給がとても低いです。
広告業界の他の会社と比べても給料が安いので、生活に困っています。さらに2020年春以降の経済悪化の影響でボーナスがなくなりました。
(20代 女性 広告制作)
もしもプライベートの時間や生活にまで影響が出ている場合は、「これ以上がんばらなくていい」というサインかもしれません。
まずは肩の力を抜き、今の職場を飛び出す勇気をもってみてください。
3. 転職する目的が明確
転職する目的が明確な方も、転職を積極的に考えてよいでしょう。なぜなら、転職で後悔する可能性が低いからです。
そもそも転職で「成功」といえる結果を手に入れるには、次の2点を整理し、転職の目的を明らかにする作業が欠かせません。
- 現職への不満点
- 転職でかなえたい希望
一方で「とりあえず転職したい」といった漠然とした考えだと、転職しても不満が解消されないケースが多いのです。
その点、転職の目的が明確な方は、会社選びの軸もスムーズに定まります。
転職したい理由は、新しくできた目標を達成したいからです。
今は体力的にも精神的にも大変で、それ以上にやりがいと達成感のある仕事をしていますが、他にやりたい仕事ができました。
将来を見据えてさまざまな経験を積み、自己投資もしたいと考えています。
(20代 男性 公務員)
このような方は目的を達成できる会社をしっかりと選び取れるため、転職で後悔する確率を減らせます。
転職の目的を自分の中で固める作業は、転職活動の大切なステップの一つです。
現段階で転職の目的が明確な方は、すでに大きな一歩を踏み出せているともいえます。自信をもって、転職活動を始めてみましょう。
現職にとどまるべきかもしれない「転職したい理由」
転職したほうがいい人もいる一方で、現職にとどまるほうが良い結果につながる人もいます。
特に次の2つの理由で転職を考えている方は、いま一度、転職したい理由を見つめ直してみましょう。
場合によっては、現職のままで状況が改善できる可能性があります。
1. 業績の悪化で将来が不安
業績悪化を理由に転職を考えている方はいったん冷静に、現職にとどまる選択肢も考えてみてください。
なぜなら今はどの業界も厳しい状況のため、せっかく転職しても「業績悪化に不安を覚える」といった点が改善されない可能性が高いからです。
特に「他の業界なら安心だろう」と考え、焦って転職するのは禁物です。
小さなコールセンターで業績が悪化傾向です。
4月から勤務体系が変わり、お給料が激減しています。ずっと転職を考えておりますが、なかなか行動に移せずにいます。
少しでも収入アップをと思い副業を始めたところです。
(50代 女性 オペレーター)
このような状況に置かれた方も、まずは業績の悪化具合を他の業界と比較したり、今の職場が社会の変化にどう対応していけるか考えたりしてみましょう。
面倒くさいかもしれませんが、焦って転職して後悔しないためにも、できるかぎり分析しておく必要があります。
2. 給料が安いなど一部の待遇面が不満
給料の安さなど、待遇面の不満が理由で転職を考えている方も、少し立ち止まってみましょう。
なぜなら、キャリアアップや異動によって、転職しなくても待遇を改善できるケースは多いからです。
残業は基本的にはなく、休憩や業務量においてはほとんど不満はないのですが、給与アップがあまり見込めません。
より待遇がいいところ、ほどよく残業がある会社への転職を検討したいです。
最近は経済情勢の悪化もあり、ボーナスがカットされて切なく感じています。
(30代 男性 技術職)
このような方も例えば上司に相談し、給料アップには何が必要か直接聞いてみるのも一つの手といえます。
同じ会社内でも、中には多くの給料をもらっている社員がいるものです。
まずは「改善する方法はないか」と考え、具体的な行動に移してからでも転職は遅くはないでしょう。
転職したいと感じた人がまずやるべきこと
転職したいと感じている方は、より希望に合った会社探しをするためにも、次の3つのことをしてみましょう。
【転職したいと感じた人がまずやるべきこと】
これらの行動は効率的、効果的な転職活動にも役立ちます。詳しく解説していきます。
1. MUST・WANT条件を整理する
まずは、より多くの企業を比較して選ぶためにも「転職先に求める条件」のMUSTとWANTを整理してみてください。
・MUST=絶対に満たしたい希望条件
・WANT=できれば満たしたい希望条件
例えば「自分に合った仕事で、給料が高くて、さらに残業もなくて…」と完璧な会社を探そうとしても、なかなか見つからないものです。
一方で「自分に合った仕事につくのはMUST。給料と残業の少なさはWANT」と決めると、一気に選択肢が増えます。
「全ての条件を満たす」から「これだけは必ず満たす」へ発想を切り替え、多くの求人情報を比較して自分に合った転職先を選びましょう。
2. 職務経歴書を書く
職務経歴書を書くことで、これまでの仕事の経験を整理する「キャリアの棚卸し」ができます。
今後のキャリアプランを考えたり、転職したい理由や自分の強みを見つめ直したりする一つのきっかけにもなるでしょう。
職務経歴書とは
これまでに携わった仕事内容や自己PRを2枚ほどの用紙にまとめたもの。企業への応募の際に、履歴書とともに提出する大切な書類です。
加えて、転職活動をするなら職務経歴書はなるべく早く書き始めるに越したことはありません。
人気企業の求人には、すぐに応募が集まるからです。書き始めるのが遅いと、提出前に募集を締め切られてしまう可能性もあります。
職務経歴書を最初から上手に書ける人はいません。まずは書いてみて、書類通過できなければ修正してみるなど、徐々にブラッシュアップを重ねていきましょう。
3. 転職エージェントに相談する
転職したいと考えている方は、転職エージェントにも相談してみてください。
転職エージェントでは次のようなサービスを無料で受けられます。
【転職エージェントの無料サービス】
- コンサルタントによるキャリア相談
- 希望に合わせた求人紹介
- 職務経歴書などの添削と面接対策
- 給与など内定後の条件交渉
キャリア相談では転職支援のプロにキャリアの棚卸しを手伝ってもらえるうえ、客観的な意見も得られます。
「自分が本当にやりたいこと」を明確にできるため、自分に合った転職先選びに役立ちますよ。
やるべきことの2つ目で紹介した職務経歴書の作成についても、うまく書けない方や、どう改善すればいいかわからない方は相談してみるとよいでしょう。
転職したいけどできない…よくある理由と解決策
この章では転職したいのに二の足を踏んでしまう方に向け、よくある理由と解決策を紹介します。
当編集部は「転職したい理由」を聞いた100人に対し、「転職したいけどできない理由」も質問してみました。結果は次のとおりです。
▼100人に聞いた「転職したいけどできない理由」ランキング
順位 | 転職したい理由 | 人数 |
---|---|---|
1位 | 転職で状況が改善するかわからないから | 23 |
2位 | 転職したいけど怖いから | 22 |
3位 | 経験やスキルがないから | 11 |
4位 | 転職して何をしたいかわからないから | 8 |
5位 | 転職活動をする時間がないから | 7 |
6位 | 今の会社に留まる理由があるから | 6 |
7位 | 求人がないから | 3 |
8位 | 辞めると迷惑がかかるから | 2 |
- | その他 | 18 |
アンケート概要
対象者:転職したいけどしていない・できない会社員(100人)
調査元:ミライトーチMedia編集部
調査時期:2020年10月
もっとも多かった理由が「転職で状況が改善するかわからないから」。そして「転職したいけど怖いから」がわずかな差で続きました。
結果からわかるのは、転職に対する不安や、見通しの不透明さを感じている人が多いという事実です。
これらの解決策はあるのでしょうか。「転職したいけどできない理由」の上位5つを例に、詳しく解説していきます。
転職したいけどできないときの解決策
転職で状況が改善するかわからない場合の解決策
転職で状況が改善するかわからない方は、転職エージェントなどの転職支援サービスを利用してみましょう。
転職したいと思う反面、いざ転職活動をしても今より安定した仕事を探せるかわかりません。
医療系で事務職をしているので、転職しても今より安定しなかったり、安定していても同じような待遇になりそうです。それならば慣れた職場のほうがよいのではと思ってしまいます。
(40代 女性 事務職)
転職エージェントでは、コンサルタントによるキャリアカウンセリングを受けられます。
転職したい理由やキャリアの希望、自分が置かれている状況を伝えれば、「転職したほうがいいのか」も含め、客観的なアドバイスをもらえますよ。
さらにコンサルタントからは、次のような、求人票だけではわからない「企業の実情」も教えてもらえます。
- 職場の雰囲気
- 実際の残業時間
- 想定年収 など
例えば、アンケートでは「募集要項を見ただけでは実際の残業時間がわからない」という口コミも寄せられました。
いくら募集要項で「残業なし」とうたっていても、実際に残業があるかないかは全然わかりません。
実際に働いてみないと今の状況がよくなるかわからないので、転職していません。
(20代 男性 技術職)
こうした方は応募前に転職エージェントに相談すれば、本当に状況が改善するかを確認することができますよ。
転職したいけど怖い場合の解決策
転職したいけど怖いという方は、そもそも何に怖さを感じているのか、自己分析をしながら探り当てましょう。
転職したいけれど、なんとなく転職するのが怖いです。
転職先でも何も変わらないと思ったり、辞めることを職場に言えなかったりと…他の人に迷惑をかけるのではないかと思うと気が引けて転職への一歩が踏み出せない状態です…。
(30代 女性 介護職)
漠然とした不安を抱えている状態では、転職活動に気持ちが乗っていかないものです。怖さの正体を突き止めて解消に向けた行動を取れば、不安は自然と減っていきます。
おもに次のような行動が自己分析に役立ちます。
- 職務経歴書を書く
- 転職エージェントの力を借りる
職務経歴書を書きながらキャリアを整理すると、例えば「自分には次の会社で活躍するだけのスキルがない」という点に不安を感じているとわかるかもしれません。
やはりなじみのない新しい職場で働くのは不安が大きく、なかなか決断ができません。
自分にスキルやアピールポイントがあるか疑問であり、市場価値があまりないとも感じています。
(20代 男性 経理職)
もう40歳が近くなってきて新たな転職先が見つかるとは思えないのが、転職を迷う理由です。
特に現在は就職難です。今より待遇がいい職場を見つけられるかわかりません。
(30代 男性 営業職)
こうした方々も「実はこんな強みがあった」「この経験を次の職場で活かせそう」と気づくきっかけを得られます。
さらに転職エージェントを使えば、自分の希望に合った求人をピンポイントに紹介してくれます。
面接対策や退職交渉のサポートもしてくれるので、転職活動中の不安も解消できるでしょう。
転職したいけど経験やスキルがない場合の解決策
経験やスキル面で「転職したいけど自信がない」と悩んでいる方もいます。
資格やスキルを特に習得できていないため、転職して待遇がよくなるかわかりません。
同業界への転職だとなおさらですし、他の業界ならより賃金面では低い条件からのスタートになるだろうと予想しています。転職活動を始めるのに二の足を踏んでいる状態です。
(30代 男性 販売職)
このような理由で転職できない方には、自分の「ポータブルスキル(社会人基礎力)」を考えてみるのがおすすめです。
ポータブルスキル(社会人基礎力)とは
業界や職種に関係なく持ち運び可能なスキルのこと。経済産業省が提唱しており、次の要素で構成されています。
- 前に踏み出す力(主体性、働きかけ力、実行力)
- 考え抜く力(課題発見力、計画力、想像力)
- チームで働く力(発信力、傾聴力、柔軟性など)
※出典:経済産業省「社会人基礎力」https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html
例えば自ら学び、行動する「主体性」があれば、転職先で強みとして発揮する機会は十分あります。
ヘルプデスク業務をしていますが、実績や実務がスキルにつながるものとは言い難く、アピールができません。
まずは資格を独学で取得してから転職活動をしないと、また同じような給与になってしまうと思います。
(20代 女性 ヘルプデスク)
もちろん専門的な資格やスキルは自己PRに役立ちますが、なかったとしても、ポータブルスキルをアピールできる余地が残っているのです。
また「自分は経験が浅い」と思っていても、「1日300件営業をかけている」など、一般的な基準と比べて実は豊富な経験を積んでいるケースは珍しくありません。
ポータブルスキルに加え、そもそも本当に経験やスキルがないのかについてもあらためて考える必要があります。
転職したいけど何をしたいかわからない場合の解決策
転職したいけど何をしたいかわからない方は、次の2つの選択肢を検討してみましょう。
- 「何をしたいか」を考えてから転職する
- 「何をしたいか」を探せる会社に転職する
多くの場合、焦っても満足のいく会社には転職できません。
ただキャリアアップのために今よりも仕事量を増やしたいだけで、何がしたいかわからない。
現職では暇な時間ばかりを過ごしているので、何のスキルも得ていない気がしている。結婚などを考えると転職のタイミングもわからない。
(20代 女性 事務職)
やりたいことがないまま転職しても、また同じことの繰り返しになってしまうと思います。
周りの人にも「どんな職でもつらいことは必ずある」と言われ、なかなか転職できずに踏みとどまっています。
(20代 女性 販売職)
不安はあるかもしれませんが、まずは現職にとどまり、やりたいことをじっくりと考える時間をもちましょう。
また、やりたいことを探せる会社に転職するのも手です。
例えば人材系企業に転職すると、多様な業界・職種の人と関わりをもち、それぞれの魅力やデメリットを目の当たりにすることができます。
中小企業で働いてみるのもおすすめです。社員数が少なく分業化されていない傾向にあるため、幅広い種類の仕事を経験できる可能性が高いからです。
このような会社に勤めれば、自分が本当にやりたいことが見えてくるかもしれません。
転職活動をする時間がない・忙しい場合の解決策
忙しくて転職活動をする時間がない方は、転職活動の煩雑な作業を転職エージェントに任せてしまうのも手です。
朝も早くから出勤し、残業が多くいつもヘトヘトで転職活動ができない状況です。
もともと現在の教育業界の仕事につくのが希望でしたので、他の業界に転職するには何から考えればいいかもわからず途方に暮れています。
(30代 女性 営業事務)
転職エージェントは、企業への応募手続きや面接日程の調整を代わりに行ってくれます。
希望に合った求人もプロが探し出して紹介してくれるので、転職活動にかける時間を短縮できるのです。
また、転職活動に踏み切れない方に多いのが、書類の作成に時間がかかってしまうというケースです。
毎日、疲れていて時間がなく、履歴書や職務経歴書の作成に手をつけられないでいる。
転職にあたって、仕事で使っている製品の最新の資格を取ったり、TOEICを受け直して自信をもってアピールできる状態にしたいが、こちらも手をつけられていない。
(30代 エンジニア 女性)
この場合は、毎日寝る前の1時間は職務経歴書の作成に充てるなど、ルールをつくってしまうのがおすすめです。
書類が書ければ、あとは転職エージェントにどの求人に応募したいか伝えるだけです。
それでも時間が取れない場合は、転職エージェントのコンサルタントに相談してみましょう。
職種別のフォーマットを用意してくれる場合もあるので、書類の作成に取り掛かりやすくなりますよ。
【2020年春以降】最新の採用事情!そもそも転職できる?
現役コンサルタントや元キャリアアドバイザーに聞いた2020年春以降の最新の採用事情をお伝えします。
結論として、求人数は減っているものの、企業の中途採用は変わらず続いているため転職はできます。
ただし、採用のハードルは上がっているのが現状です。企業規模によって、次のような傾向があります。
中小企業の採用事情
中小企業を中心に「とりあえず会ってみよう」というスタンスを変え、書類の段階で候補者を絞る動きも見られます。
そのため書類通過率が低下傾向にあり、履歴書や職務経歴書の重要性が高まっています。
大企業の採用事情
大企業の採用ハードルは変わらず高いままですが、広く募集するのではなく、転職者や退職者が出た際の「欠員補充」の募集が増えている傾向にあります。
「技術系でも特に〇〇のスキルをもっている人」など、スキルや経験を明確に絞った採用も目立ちます。
経験を求められる求人が増えているため、20代後半~30代前半の働き盛りの層に限ると、転職難易度はそれほど変化していません。
今の状況が2~3年続くという話もあります。
次にお伝えする「転職成功のためのポイント」を押さえれば、内定に一歩近づけるでしょう。
転職成功のポイント~2020年春以降ってどう?
ここからは、2020年春以降の転職市場の動向を踏まえた「転職成功のためのポイント」をお伝えします。
ポイントは次の3つです。
【転職成功のための3つのポイント】
今からでもできる対策ばかりなので、転職成功を実現させたい方はぜひ参考にしてみてください。
1. やりたい仕事・できる仕事を区別する
まずは自分の「やりたい仕事」と「できる仕事」を区別して考えてみましょう。
やりたいことだけではなく、できることを踏まえて応募すれば、書類通過率を高められる可能性があるからです。
2020年春以降、スキルや経験のある人材をピンポイントに採用する動きが目立ちます。
そのため「やりたい仕事だから」という転職理由をアピールするだけでは、内定を得られる確率が下がってしまいます。
「自分にできる仕事」という観点で求人に応募すれば、企業とうまくマッチングできる可能性が高まるのです。
2. オンライン面接のコツを覚える
ZoomやGoogle Meetを使ったオンライン面接を導入する企業も増えているため、コツを覚えましょう。
特に簡単に実践できるコツは次の2つです。
- カメラと視線の位置のズレを調整する
- リアクションを対面の1.5倍ほどに増やす
面接官は、求職者の表情や動きから多くの情報を捉えています。
そのため面接で視線が正面からずれていたり、タイムラグがあったりすると、人となりがうまく伝わらない可能性があるのです。
画面越しだと対面よりも「単調な人」に見えてしまう場合もあります。
まずはカメラのズレを調整する、そして相づちなどのリアクションを意識的に大きくする、といった工夫を積み重ね、オンライン面接を乗り切りましょう。
3. 転職サイトや転職エージェントには複数登録する
転職活動に役立つ転職エージェントや転職サイトは、複数登録しておくのがおすすめです。
複数登録には次のようなメリットがあります。
- より多くの求人情報に出会える
- 複数のコンサルタントから多角的なアドバイスをもらえる
1つのサービスのみ利用していたら出会えなかったであろう求人を見つけ、選択肢を広げられる場合もあるでしょう。
また、変化する社会の中で、転職支援のプロにいつでもキャリア相談できる環境があれば心強いものです。
おすすめの転職エージェント・転職サイト
転職したい人におすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介します。
いずれも知名度のある転職支援サービスです。転職活動の心強いパートナーになってくれるでしょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、国内最大級の求人数を誇る大手転職エージェントです。
企業とのコネクションが強いのが特徴です。コンサルタントが企業の内情を詳しく共有してくれるため、求人企業について深く理解したうえで応募できますよ。
リクルートエージェントは転職サポートの手厚さにも定評があります。
「環境を改善したい」「給料を上げたい」などの希望を細かく聞いて求人を紹介してもらえるため、安心して転職活動を進められるでしょう。
大手の安心感、求人企業の情報、そしてサポートの手厚さから、転職したい方が最初に登録する転職エージェントとしておすすめです。
doda
dodaは、リクルートエージェントと並ぶ大手転職エージェントです。求人数が多く、全国の求人を扱っています。
大きな特徴がコンサルタントの質の高さです。
キャリア相談の親身さをはじめ、書類の添削、面接練習、連絡の細やかさなど、徹底したサポートから多くの転職者の支持を集めています。
また、営業担当者が求人企業と深くコンタクトを取っているため、企業の雰囲気や社員の特徴といった情報も網羅されています。
求人票に書かれていない情報を得られるのは、後悔しない転職先を選びたい方にとって心強いものとなるでしょう。
リクルートエージェントと併用する1社としておすすめです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、国内トップクラスの求人数を誇る転職サイトです。
転職エージェントと違い、転職サイトに登録しても専任のコンサルタントが付きません。
サポートを頼みたい方には不向きですが、とりあえず求人を見てみたい方にはおすすめできます。
特にリクナビNEXTは、求人の探しやすさに定評があります。
職種の細かな分類に加え「理想の働き方から探す」「リクナビNEXT内の行動履歴から探す」などの検索機能があり、目当ての求人にすぐに出会えるでしょう。
転職に積極的ではなくても何かしら行動したい方や、求人の選択肢を増やしたい方にぴったりのサービスです。
【年代別】最新の転職事情!詳しく解説
転職事情は年代によっても変わります。2020年春以降の最新情報を押さえておきましょう。
現役コンサルタントや元キャリアアドバイザーから情報収集をしたので、ぜひ参考にしてみてください。
20代・第二新卒
20代の転職事情は、20代前半の第二新卒と20代後半で事情が異なります。
▼20代前半・第二新卒
2020年春以降、転職活動が特に厳しくなっているのが入社して1~3年目の20代前半・第二新卒です。
なぜなら欠員補充を目的とした求人の割合が大きくなり、経験やスキルがないと採用されにくくなっているからです。
まだ経験が少なく、企業の募集要件を満たせない第二新卒は厳しい転職活動になるかもしれません。
20代前半であれば今の会社に1~2年残り、求められるスキルを習得してから転職する道も検討してみてください。
▼20代後半
20代後半に関しては、2020年春以降の変化の中でも転職難易度にそれほど変わりはありません。
年齢的にキャリアの分岐点でもあるため、経験を活かしてキャリアアップや年収アップを目指すのもよいでしょう。
ただし勢いで転職するのはおすすめできません。
納得のいくキャリアを歩めるように、将来設計をしっかりと考えたうえで転職活動を始めてください。
30代
30代の転職も、20代と同様に前半と後半で事情が異なります。
▼30代前半
ある程度の経験とフレッシュさを兼ね備えた30代前半については、転職の難易度に大きな変化は見られません。
社会の変化を後ろ向きに捉えず、将来を冷静に考えたうえで、転職活動に積極的に取り組んでみてよいでしょう。
キャリアチェンジはもちろん、今以上に責任のある仕事に挑戦するなどキャリアの方向性を考える良いタイミングでもあります。
▼30代後半
30代後半に関しては、2020年春以降、転職難易度が上昇傾向にあります。
30代後半は経験や実績を特に期待される年代です。そのため選考では、自分の強みや企業に貢献できるポイントを明確に答える必要があります。
そこで大切になるのがキャリアの棚卸しです。
転職エージェントで客観的な意見をもらうなど、培ってきたスキルや強みを冷静に把握してみてください。
40代・50代以上
40代や50代以上の方の転職事情については、経験やスキルが少ない方向けの求人が減っています。
不安な方は、この記事の「転職したいけど経験やスキルがない場合の解決策」を参考にしてみてください。
一方で、次のように、経験やスキルがある方の転職難易度に変化は見られません。
- 管理職・マネジメント経験がある
- 資格など明確な専門スキルをもっている
こうした方は責任をもって仕事を進めてきた功績を伝えるためにも、具体的な数値などを交えてアピールするのがおすすめです。
「〇人をマネジメントした」「自分の仕事で〇千万円の利益を出せた」といった具合です。
注意点として、「会社の看板があったからできた」という印象を与えてしまうと評価を得られない可能性があります。
看板に頼らず「リソースを上手に使える人なのか」「0から1を生み出せるのか」も、企業としては気になるものです。
他にも想定質問への回答を準備するなど、ポイントを押さえて対策し、転職活動を成功させましょう。
みんなの「今、転職したい理由」口コミ一覧
転職を考えている方から寄せられた「今、転職したい理由」のうち、記事本文では紹介しきれなかった口コミを紹介します。
結婚していて子どもとの時間を大切にしたいが、ワーママとして時短勤務で働いても残業があり、休日勤務や夜勤を強いられています。
子どもの成長をゆっくりと見守りたいのに仕事に追われ、これでいいのだろうかと悩んでいます。
(20代 女性 看護師)
不動産業界に多い歩合ではなく固定給で安定しているものの、毎年の基本給アップが1万円程度しかない。
何年働いてもそこまで年収が上がらないことが不満。役職が上がれば一定の年収アップは見込めるものの、上の年代の社員が多く、出世するポストに空きがない。転職により年収アップしたい。
(30代 男性 不動産業界の営業職)
転職したいのは給料に不満があるためです。
ボーナスは3回ありますが、こんなに仕事をしてるのに毎月の給料がこれしかないのかと思ってしまいます。基本給が少ないです。
今はボーナスカットのうわさも出ているので、将来が不安でしかたがありません。(30代 女性 介護職)
正直なところ腰掛け程度に就職したので、これ以上現職にいても得られるものはなく、仕事に飽きてきています。
会社が遠くてプライベートの自由時間も減っているので、転職したいと思っています。次のステージを目指してキャリアアップもしたいです。
(30代 男性 事務職)
アパレル関係ですが、消費税増税に加え社会の変化で一気に売り上げが下降し、上昇する気配がありません。
しかもテレワークなる在宅勤務が主流となった今、スーツやアウターの人気はガタ落ち。
常連さんさえもシャツぐらいしか買ってくれません。
(40代 男性 服飾販売)
IT業界でシステムエンジニアをしていますが、仕事内容にやりがいを感じられません。
顧客からはうまくやって当たり前と思われていますが、なるべく安い金額で質の高いシステムをつくるには相当な労力が必要です。
うまくシステムを稼働できたとしても感謝の言葉もなく、仕事をしていてむなしく感じることがあるので転職したいです。
(40代 女性 システムエンジニア)
責任のある業務を任されているのに報酬が少ないので転職したいです。
長く在籍してるという理由で私より業務量や責任の度合いが少ない人が高い報酬を得ています。
プライベートの時間は少なくても構いませんが、業務の内容に合った報酬が欲しいです。
(50代 女性 介護サービス事務職)
みんなの「転職したいけどできない理由」口コミ一覧
最後に、「転職したいけどできない理由」について、口コミをいくつかピックアップして紹介します。
転職サイトやハローワークなどで仕事を探していますが、現状では自分の希望に合った求人がないので転職できていません。
今は経済が不安定なのでなかなかいい求人が出てこないのかなと思っています。
(20代 男性 技術職)
経験やスキルがなく自信がないことと、今の現場を離れてもっと悪くなることもあると思うのでそれが怖いです。
まだ自社でやり残したことがあるのではないかとも思います。ここでがんばりたいと思うときが来るかもしれないと考え、転職を踏みとどまっている状況です。
(20代 男性 広告営業)
これまで私は物流業一本で生きてきたので、他の資格や免許をもっていません。
転職したいけど、他業種での経験もなく年齢的にも厳しいと感じています。
今の職場で課題を解決しながら、仕事を続けようと思っています。
(30代 男性 物流業)
どこの会社も今の状況が落ち着くまでは厳しいのかなと思っている節もあり、また、今はうまく存続できている会社も、将来を予想しにくい部分が多い気がしてしまいます。
(30代 女性 企画職)
転職で自分が本当に何をやりたいのか、どのような仕事を選ぶのがいい選択なのかがわからない。
履歴書や職務経歴書を準備するのも面倒に思ってしまう。年齢も年齢なので、面接まで進めるのか、転職できるのか不安で、踏みとどまってしまう。
(40代 女性 メーカー事務職)
4月から6月にかけ休みが増えたので心配になり、インターネットでいろいろ仕事を探してみましたが、何をしたいのか何に興味があるのかまったくわかりません。
ただただ求人情報を見ているだけの日々です。40代後半ということもあり、条件が合う会社がなかなか見つかりません。
(40代 女性 葬祭業)
現在の社会情勢で仕事を辞めても、次の仕事があるかどうか不安で転職できません。
若いときのようにいやなら辞めるという踏ん切りはなかなかつかない。
こんな時期にちゃんと仕事があることに感謝しなくてはいけないのかなあと感じています。
(50代 女性 事務職)
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
★転職サイト・転職エージェントを徹底比較★取り扱い一覧
最後に「どの人材紹介会社に登録すればいいのかわからない」という方のために、各転職サイトや転職エージェントの特徴やポイントをご紹介します。
転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴が異なります。あなたにふさわしい会社を選んで、後悔しない転職をしましょう。
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