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組織力を強くする|東急キッズベースキャンプが大切にしているクレドカード
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『未来社会の各分野を支えるユニークな人材を輩出する』というビジョンを掲げる、株式会社東急キッズベースキャンプ。
2020年版「働きがいのある会社」ランキングに3年連続で選出されている同社。感謝を伝え合う「サンキューカード」やその年に活躍したメンバーを他薦で表彰する「KBCアワード」など、働きやすい組織作りへの取組みが高く評価されている。
なかでも今回注目したのが、会社のミッションや行動指針を示したクレドカードだ。
代表取締役社長の島根太郎さんは、「メンバー全員が共通の考えを持つことで、事業が加速し会社の成長につながっていく」と話す。
島根 太郎(しまね たろう)
中央大学商学部商業貿易学科卒業。2008年9月会社分割により株式会社キッズベースキャンプ(現在:株式会社東急キッズベースキャンプ)の代表取締役に就任。二児の父。
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1.クレドカードを作ったきっかけ
ーーまず、クレドカードを作ったキッカケを教えてください。
きっかけは、創業直後に迎えた、経営存続の危機でした。当時は、保育経験を持つ多くのベテラン社員が多く在籍していたんです。
しかし、事業を始めて1ヶ月ほど経った頃、理念に共感して集まってくれたはずのメンバーが意見の食い違いから互いに衝突するようになっていきました。
結局、有効な打ち手が見つからないまま、1〜2ヶ月の間で半分近くが離れていきました。
私はチームをぐいぐい引っ張っていくカリスマタイプの経営者ではありません。どちらかというと、理念に共感してくれる従業員と一緒に事業を育てていきたいタイプです。
そのためには、会社が大切にしている価値観や行動指針を明文化する必要がありました。そこで、残ってくれたメンバーと共にクレドカードを作ることにしたんです。
2.クレドカードは現場メンバーと作り上げていく
ーークレドカードを作るうえで大変だった点や課題などはありましたか?
限られた時間のなかでメンバーそれぞれの意見を形にしていくのは、簡単なことではありません。全員が納得いくまで何度も話し合いを重ねてブラッシュアップしました。
弊社では、3年に1度のペースで各施設の代表者が集まり、「クレド改訂委員会」を開いています。部署や立場の垣根を越えて話し合う場です。
「未来社会の各分野を支えるユニークな人材を輩出できているか」「子育てが楽しい、子どもを産み育てたいと思える社会の実現に貢献できているか」といった、ミッションやビジョンに基づいた話し合いができるので相互理解も深まっていくんです。
メンバー同士の意見が食い違ったときにクレドを通じて原点に立ち返ることができます。
クレドカードは作って終わりではなく、企業フェーズや時代に合わせて少しずつブラッシュアップさせていくもの。事業や組織が大きくなれば、経営理念が変わるのは当然ですから。
ーークレドカードはどのようなシーンで活用されていますか?
入社説明会や入社直後の研修で使うことが多いですね。
あと、施設のなかにはクレドの日を作って「今日はミッション◯番について話し合う」という使い方をしてくれているところもあります。
3.未経験からでも挑戦できる教育体制
ーー経営理念がしっかりと根付いているんですね。
はい。弊社では、一般企業からの転職者や体育大・経済学部の出身者といった教育分野の経験がないメンバーも多く在籍しています。
というのも、弊社は研修制度が整っているので、未経験でも保育のプロフェッショナルを目指すことができるんです。
バックグラウンドが違うユニークなメンバーが集まることで、面白いアイディアが生まれますし、それに、各々の社会経験を通じて学んだことを子ども達に伝えることもできます。
こういった個性豊かなメンバーが集まっていますが、もし意見のすれ違いが起きてもクレドという共通認識があるので、理念にまた立ち戻ることができるんです。
子どもが主体であることを目指す、だから子どもひとりひとりを大切にする保育をする、そんな私達の理念が弊社のメンバー達には根付いています。
私達の理念に共感してくれる方と、会社を成長させていけたらうれしいですね。
話を聞いた企業
- 会社名:株式会社東急キッズベースキャンプ
- 創業:2008年9月1日(2006年5月事業スタート)
- 事業内容
民間学童保育を22店舗、公設学童保育・児童館を32施設、保育園を4園を運営している
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