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ワーケーションとは?メリット・デメリットと導入事例
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新しい働き方として、近年注目されているワーケーション。「ワーケーションって何?」「ワーケーションを活用している人っているの?」と思っている方も多いのでは?
この記事では、導入するメリットやデメリット、そして実際に導入している企業を紹介しながら、ワーケーションがどんな働き方なのかを解説します。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
ワーケーションとは?
仕事を意味するワーク(work)と休暇のバケーション(vacation)を組み合わせた造語であるワーケーション(workcation)。休暇中に滞在先で仕事をする労働形態をさします。
もともとは米国で生まれ、労働者の休暇取得率や労働生産性の向上に貢献してきました。
同じように労働者の有給休暇取得率の低さに悩んでいる日本でも働き方改革の機運の高まりとともに、近年注目を集めている働き方のひとつなのです。自治体を始め、さまざまな企業がワーケーションを導入し、その効果を実感しているといわれています。
オフィス外で働くというとリモートワークやテレワークを思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、ワーケーションとリモートワーク・テレワークはその目的が異なります。
リモートワーク・テレワークは、単にオフィス外で業務を行うことを目的としています。
一方のワーケーションの目的はオフィス外での仕事を可能にすることで、仕事だけでなく休暇をしっかり取り、リフレッシュすること。リモートワークやテレワークが発展した形のものが、ワーケーションなのです。
ワーケーションのメリット
米国で生まれたワーケーションは、日本でもこれから当たり前の働き方として普及していくのでしょうか。
休暇中でも仕事をするというと、「結局休みの日でも働くことになるのでは…」と不安に思ってしまう方もいるかもしれませんね。
仕事と休暇を組み合わせた働き方であるワーケーション。具体的には次のようなメリットがあります。
1.家族や友人との時間を大切にできる
仕事に穴をあけたくないからと休暇を取れなかった方や、家族や友人と休暇日程を合わせにくかった方も、ワーケーションを活用すれば大丈夫。
休暇先で普段通り仕事をできますし、仕事の時間以外には家族や友人との時間を楽しむことができます。
企業にとっては従業員の有給休暇取得率の改善につなげられるというメリットがります。
2.リフレッシュした環境で仕事ができる
いつも同じデスクに座り、同じようなメンバーで仕事をしていると、なかなか新しくて柔軟なアイデアは出てこないもの。
その点ワーケーションなら普段とは違う環境で仕事ができるので、クリエイティビティが刺激され斬新なアイデアを思いつけたり、モチベーションがアップしたりするでしょう。
また、「この仕事が終わったらリフレッシュできる!」とメリハリのある時間の使い方もできます。
このことは結果として労働生産性の向上にもつながるので、企業にとってもメリットになるでしょう。
3.国内外の帰省が可能
遠方に実家がある方の場合、帰省するにはまとまった休みが必要ですよね。でも、仕事の都合上、連続した休みをなかなか取れない方も多いでしょう。
例えば、休暇日程中に1日だけ重要な会議があったら、休むのを諦めてしまうかもしれません。
そんなときはワーケーションを活用すれば、オンラインでの会議参加も出席として認められます。
長期休暇を取りやすくなるので、遠方に実家がある方でも帰省しやすくなるでしょう。
ワーケーションのデメリット
従業員にとっても、企業にとっても良いこと尽くめに見えるワーケーションですが、もちろんデメリットはあります。具体的なデメリットをご紹介しましょう。
1.旅行中に完全にリフレッシュできない
仕事と休暇を組み合わせるということは、オンとオフの区別が曖昧になることでもあります。
周囲に気を取られて仕事に集中できないこともあるでしょうし、休んでいる時間も仕事のメールが気になってしまうこともあるでしょう。
そのため、メリハリをつけることを意識しないと仕事も休みもどちらも中途半端になってしまうかもしれません。
また、仕事と休みの時間の区別がつかないことは、企業側にとってはマネジメントの課題にもなるので、工夫が必要です。
2.周囲の理解や協力がないと、業務に支障をきたす
しっかりと休むことも目的であるワーケーション。通常の仕事日と異なり、1日中完全に仕事モードではありません。
そのため、レスポンスが遅れたり、対応ができないことが発生したりといったことも…。
お客様や取引先との関係に支障をきたさないためにも、不在中に仕事のフォローしてくれる周囲の存在が不可欠といえるでしょう。
3.ネットワーク環境が充実していない場合仕事がしづらい
ワーケーションに欠かせないオンラインツール。休暇中の滞在先によってはネットワーク環境が整っておらず、仕事がしづらいこともあります。
また、接続できるWi-Fiが信頼性の低いものしかない場合、セキュリティ問題に発展する恐れもあるでしょう。
他にも、パソコンや書類の紛失や盗難の可能性だってゼロではありません。
企業側はガイドラインの作成や研修の実施などで、セキュリティに対する従業員の意識を高めていく必要があります。
ワーケーションがおすすめな理由
ワークライフバランスの両立や働き方の多様化など、時代のニーズに合った働き方であるワーケーション。
従業員側にとっても企業側にとっても、おすすめの働き方です。
ここからは、前述したメリット・デメリットを踏まえながら、ワーケーションがおすすめである理由を説明していきます。
従業員におすすめの理由
従業員にとってワーケーションを活用する大きなメリットは、なんといっても休みを取りやすくなることではないでしょうか。
特に日本は世界中でも休暇取得率の低い国とされており、休み方改革が必要とされているのです。
ワーケーションを活用し休みをしっかり取ることで心身の充実を図れ、結果として仕事に対するモチベーションもアップするでしょう。
会社が正式な制度としてワーケーションを導入しその活用を従業員に推進すれば、「長期休暇をとるなんて、周りの人に申し訳なくてできない…」といった後ろめたさも感じなくなるはずです。
ただし、デメリットとしても挙げたように、ともすれば「休みの日でもずっと仕事をしている」という状態になりかねないので要注意。
仕事をする時間や内容を予め決めておいたり、周囲に不在中のサポートをお願いしたりするなどの工夫をすることで、ワーケーションのメリットを最大限に活用することができるでしょう。
企業側におすすめの理由
有給休暇取得率の改善や多様な働き方ニーズへの対応など、働き方改革やCSR(企業の社会的責任)の推進にもつながるワーケーションの導入。
また、従業員満足度の向上も期待できるでしょう。一方で人事評価や労働時間、セキュリティ管理など現行のルールだけでは対応しきれないことも多々あります。
現場の様子を見ながら、自社に合わせた形での導入が必要です。
ワーケーションの導入事例
ワーケーションを導入している組織はさまざま。働き方改革を推進している企業だけでなく、地方創生を目指す地方自治体なども積極的に活用しています。
また、ルールも組織によって異なり、認められる日数や対応できる業務なども、それぞれが現状やニーズに合わせて決めています。
ここでは、地方自治体と企業の導入事例を一つずつご紹介しましょう。
- 福岡市
- 2018年に「お試し福岡リモートワーク生活」として、東京の企業からクリエイティブ系の人材に3週間福岡でリモートワークをしてもらうための仕事場と住まいを無料で用意。主催者側にとっては福岡への移住や企業誘致のきっかけの提供、参加者側はリフレッシュだけでなく、移住先・転職先としての福岡を知るきっかけにもなりました。
- 日本航空株式会社(JAL)
- パイロットや客室乗務員など一部の職種を除き、働き方改革の一環として2017年から7〜8月中に最大5日間のワーケーションが認められるようになりました。この5日間は出勤日としてみなされます。その利用者は年々増加しているとのこと。有給休暇取得率の改善や生産性の向上など、従業員側と企業側の双方にポジティブな効果があると期待されています。
ワーケーションについてまとめ
働き方改革の一環として、注目されているワーケーション。今回ご紹介したように、うまく導入すれば従業員側と企業側の双方にメリットのある働き方です。
2019年4月より施行された年次有給休暇取得の義務化により、規模や業種にかかわらず、これからもたくさんの企業が導入することが予想されます。
新たな取り組みとして、是非実施を検討してみてくださいね。
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