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40代向け転職サイト満足度ランキングとタイプ別のおすすめ10選
※当サイトはマイナビ・リクルート等各社サービスのプロモーションを含み、アフィリエイトプログラムにより売上の一部が運営者に還元されることがあります。 なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
「40代だと転職サイトに登録しても相手にされないのでは?」
「若い人向けの求人ばかり…自分に合った求人をピンポイントで紹介してほしい」
このような悩みをもつ40代は多いのではないでしょうか。
この記事では当サイトが40代の転職者263名に実施したアンケートをもとに「40代の満足度が高い転職サイトランキング」を紹介します。
あわせて元キャリアアドバイザーの私「がんちゃん」が、40代向け転職サイトの選び方や書類通過率を高める3つの心得もアドバイスしますので、参考にしてくださいね。
この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー
教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
40代の転職サイト満足度ランキング
当編集部が実施したアンケートによると、40代の総合満足度が高い転職サイトランキングは以下のようになりました。
順位 | 転職サイト名 | 総合満足度 サイトの型 |
総合満足度 | サイトの型 |
---|---|---|---|---|
1位 | パソナキャリア |
4.00
エージェント型
|
4.00 | エージェント型 |
2位 | JACリクルートメント |
3.90
エージェント型
|
3.90 | エージェント型 |
3位 | doda |
3.81
エージェント型
|
3.81 | エージェント型 |
4位 | ビズリーチ |
3.6
ヘッドハンター型
|
3.6 | ヘッドハンター型 |
5位 | エン転職 |
3.4
求人検索型
|
3.4 | 求人検索型 |
※40代の利用者が10名以下のサービスを除く
アンケート概要
対象者:直近3年以内に転職した20~40代(1000名)
調査元:ミライトーチMedia編集部
調査時期:2019年12月
40代におすすめの選び方は、3種類の転職サイトを併用することです。
転職サイトの3つの型とは?
- エージェント型
- 専属のキャリアアドバイザーがついて転職サポートやアドバイスを受けられる
- ヘッドハンター型
- 経歴に興味をもった企業やコンサルタントから、選考などのスカウトを受けられる
- 求人検索型
- サポートはなく、自分で求人を検索して応募する
40代の転職活動は「30代の頃より書類選考が通過しなくなった…」「自分の条件に合う求人が見つからない…」といった壁にぶつかりやすく、求人検索型の転職サイトのみで求人を探すと活動が長期化しかねません。
そこでまずは幅広い求人を扱うエージェント型で選任の担当者に相談して視野を広げつつ、書類添削を受けるといいでしょう。
その上で、完成した書類をヘッドハンター型の転職サイトに登録することで、条件に合う良質なスカウトをもらいやすくなるはずです。
40代におすすめ「分業型」の転職サイト3選
エージェント型の転職サイトは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる担当者が求職者一人ひとりにつき、転職活動をサポートしてくれるサービスです。
求人の選び方から面接などの日程調整、選考対策、内定後の年収交渉、退職時のアドバイスまで幅広いサポートを無料で提供してくれます。
エージェント型の転職サイトはさらに2種類に分けられます。
【分業型】
- 求人企業向けの営業担当と求職者向けキャリアアドバイザーの2名体制
- あらゆる年代や業種に対応する場合が多い
- 業界大手の会社に多い
【両面型】
- 1人のコンサルタントが企業と求職者の双方を担当
- 特定の年代や業種を得意とする場合が多い
- 中小規模の会社に多い
まずはすべての40代におすすめの分業型の転職サイト3社をご紹介します。
パソナキャリア
40代の満足度1位に輝いた転職サイトはパソナキャリアでした。
パソナキャリアの特徴は「年収アップ率67.1%」、つまり3人に2人が転職後に年収アップを実現している点です。
当サイトがパソナキャリアの担当者へ取材したところ、年収アップ率の背景には「ハイクラスの求職者からの高い支持」あげられるとのこと。
ハイクラスの求職者は多くの人材会社からスカウトを受けているため、パートナーとして選ばれるには担当者に豊富な知識と寄り添いの姿勢が重要です。
それゆえ「年収アップ率67.1%」はパソナキャリアの満足度の高さを裏付けているといえるでしょう。
なお、パソナキャリアはハイクラスの40代だけでなく、キャリアに自信のない40代ももちろん利用できます。
▼パソナキャリアの評判はこちら
doda
dodaは全年代の求職者を対象とした国内大手の転職サイトです。
エージェント型と求人検索型の2つの機能が備わっています。
関係者への取材によると、転職者の満足度アンケートをもとにチーム単位で改善目標を立て、サポートの質向上を狙う取り組みもしているそうです。
そうした甲斐もあり、利用者の満足度が高まったといえるでしょう。
担当者と「LINE」で気軽にやり取りできる点も非常に便利です!
▼dodaの評判はこちら
リクルートエージェント
リクルートエージェントは人材業界のパイオニアとして、20代~50代まで幅広い求職者を受け入れる姿勢が特徴です。
非公開求人は約11万件(2020年5月16日時点)とパソナキャリアの2倍以上を保有しており、他社では受け入れの難しい求職者にも求人を紹介できる可能性があります。
なお、当編集部で実施した40代の満足度ランキングでは第8位でした。
これは支援の難しい求職者をできるだけ受け入れているせいかもしれませんね。
▼リクルートエージェントの評判はこちら
よくある誤解①「大手の転職サイトは40代を相手にしない」
パソナキャリアやdodaのような大手の転職サイトに対して「ユーザーが多いため40代は相手にされないのでは」と心配する声があがりますが、必ずしもそうとは限りません。
大手の転職サイトは社員が多いため、求職者の業種や年代ごとに専門部署を設ける傾向にあるからです。
従って、40代の転職支援実績が豊富な担当者に出会える可能性は高いといえます。
よくある誤解②「大手の転職サイトはサービス期間が限られている」
また、大手の転職サイトには3か月のサービス期間が設けられている場合があり、「転職先が決まらないままサービスを打ち切られてしまうのでは」と心配する方もいます。
しかし、実際は担当キャリアアドバイザーの裁量によるところが大きく、求職者の転職意欲が高ければ3か月以降もサポートを続けるケースも多々あります。
中には1人で200名以上もの40代を抱えている担当者もいるほどです。
そのため「転職の意思があることを伝え、いい求人が見つかり次第紹介してもらう」という使い方も可能です。
信頼できる担当者に出会ったら、月に1度は連絡を入れて関係を築いておきましょう。
40代こそ利用したい「両面型」の転職サイト2選
「分業型」の大手3社と併せて比較したいサービスが「両面型」です。
それぞれのメリット、デメリットを把握した上で賢く利用しましょう。
年収600万以上のハイクラス40代向け「JACリクルートメント」
JACリクルートメントのおすすめポイント
- 40代の総合満足度ランキング第2位
- 年収600万以上のハイクラス求職者に特化
- 両面型のコンサルタントによる豊富な情報提供
JACリクルートメントは当編集部の40代満足度アンケートにて2位でした。
年収600万以上のハイクラス求職者に特化した転職エージェント型の転職サイトですので、条件に当てはまる方は是非利用してみましょう。
JACリクルートメント最大の特徴は「両面型」であることです。
求人数は約15,000件(公式サイトより)。分業型の転職サイトと比べると少ない点がネックですが、紹介された求人に対する納得感は高いはずです。
なお、JACリクルートメントはグローバル企業に強いことで有名です。
そのため「英語力がないと十分なサービスを受けられないのでは」と不安視する声もありますが、登録にあたり英語力は必須ではなく、国内の求人も扱っているため安心してください。
▼JACリクルートメントの評判はこちら
運営会社は世界最大級/全年齢向け「Spring転職エージェント」
「年収600万もないけれど、両面型のコンサルタントに相談してみたい」という方にはSpring転職エージェントをおすすめします。
世界最大級の人材サービス業「アデコグループ」の運営する両面型の転職エージェントで、20代~40代まで幅広い年代の転職実績があります。
最大の特徴はコンサルタントの専門性です。
40代ともなると特定の分野で専門スキルを培った求職者も多いため、担当者にも相当の知識が求められます。
しかし、小規模の転職エージェントでは1人の担当者が様々な業界や職種を担当するため、知識のない担当者にあたってしまうと的外れな求人を紹介されかねません。
一方、Spring転職エージェントの場合は業界・職種別の専門チームを編成しているため、知識のある担当者に出会える可能性が高いといえるでしょう。
2020年5月時点では東京、大阪、名古屋の3拠点しかないため、満足度アンケートでは求人数の項目で点数が下がってしまいました。
地方での転職を希望する場合は注意しましょう。
40代なら登録しておきたい「ヘッドハンター型」の転職サイト2選
キャリアアップを視野に入れている方は、パソナキャリアやdodaのような大手の転職サイトを利用しつつ、ヘッドハンター型の転職サイトにも登録してみましょう。
ヘッドハンター型に登録すると、あなたの経歴に興味を持った企業やヘッドハンターから、面接案内などのオファーが届きます。
- ヘッドハンターとは
- ヘッドハンター型の転職サイトに登録して活動する転職エージェントを指します。
ヘッドハンターにはそれぞれ得意領域が異なるため、「いろいろな業界や職種を見て転職先の可能性を広げたい」「複数のプロから話を聞いて多角的な視点からキャリアを検討したい」という方に特におすすめです。
40代におすすめのヘッドハンター型転職サイトを2社紹介します。
キャリアアップしたい40代におすすめ「ビズリーチ」
CMでもお馴染みのビズリーチ。
「年収の高い人しか相手にされないのでは…?」
「今回の転職では年収よりも働きやすさを重視したいのだけど…」
当編集部が求職者にインタビューを実施したところ、ビズリーチに登録しなかった40代は上記のような不安を感じていたようです。
しかし、ビズリーチを利用した40代からは「紹介される求人の募集条件は思ったより幅広かった」という声もありました。
実際に登録してみると、想定年収400~600万円の事務職など、管理職ばかりではなくスペシャリストの求人も扱っていることが分かります。
あまりバリバリ働きたくない方にはおすすめできませんが、これまでの経験を活かしてさらに業務の幅を広げたい40代であれば、職種や役職を問わず登録しておきたい転職サイトです。
▼ビズリーチの評判はこちら
ミドル層に特化した「エン ミドルの転職」
ヘッドハンター型転職サイト「エン ミドルの転職」の登録者は平均年齢45歳。 30~40代(50代)に特化した、国内でも珍しい転職サイトです。
求人数は97,962件(2020年5月時点)とビズリーチの132,198件と比較して少ないものの、ミドル層に特化されたサービスを受けられる可能性があります。
登録にあたり審査はないため、万が一ビズリーチに登録できなかった場合は利用するといいでしょう。
40代女性におすすめの転職サイトと転職活動のコツ
「家庭と仕事を両立したい」「子育てでブランクが長い」という40代女性には、女性のサポートに強い「リブズキャリア」の併用をおすすめします。
あわせてワーキングマザーを支援してきた私なりの転職アドバイスもご紹介しますので、参考にしてください!
家庭と仕事を両立したい40代女性向け「リブズキャリア」
リブズキャリアは、女性の転職支援に特化したエージェント型転職サイトです。
女性の働き方に理解のある企業を厳選して紹介しており、「結婚を見据えてパートナーとの生活時間を揃えたい」「仕事と家事を両立したい」という方は特に登録しておきたい転職サイトです。
多くの求人票に「従業員女性比率」「女性管理職比率」「産休、育休取得比率」といった女性ならではの気になる項目が明記されています。
また、ママさんに嬉しい「帰れる検索」といったユニークな機能もある点が特徴です。
公開求人は1,300件(2020年1月29日時点)と決して多くはないため、企業の規模や知名度にはこだわりのない方におすすめです。
▼リブズキャリアの評判はこちら
子持ちの40代女性は「条件に合わない求人にも積極的に応募すること」
家庭の都合で働き方に制限のある40代女性の場合、つい「残業なし」「フレックス制」といった条件が明記されている求人を探しがちですよね。
しかし、採用に柔軟なベンチャー企業であれば求人票にない条件で採用してくれる場合もあります。
私の経験では「子どものいる女性候補者が非常に高評価だったため、時短勤制度を新たに設けて採用した」というケースがありました。
従って、即戦力になりそうな求人を見つけたらまずは応募してみることをおすすめします。
ポイントは「どんな条件なら働けるか」を応募書類にできるだけ明記すること。
「保育園の送迎があるため〇時~〇時までの勤務を希望」「〇時までなら延長保育を利用可能」「緊急の場合は主人のサポートが得られる」などが分かれば採用担当者も安心します。
選択肢の限られる40代向け「求人検索型」の転職サイト
「地元で腰をすえて働きたいのに首都圏の求人ばかり紹介される…」「特殊な業界にいるせいで書類がなかなか通過しない…」
今回実施したアンケートでは、信頼できる担当者に出会えた40代がいる一方、自分で求人を探して転職に成功した40代も少なからずいました。
選べる求人が少ない場合、転職エージェントからの求人紹介を待っていると活動期間が長引いてしまうリスクがあります。
「求人検索型」の転職サイトも利用して、積極的に求人を探しましょう。
豊富な求人数に加え40代の決定率も高い「リクナビNEXT」
リクナビNEXTはマイナビ転職の約5倍の求人数を誇る転職サイトです。
また、当編集部の調査ではリクナビNEXTを利用した40代の決定率(転職が決まった割合)は他の転職サイトよりも高いという結果が出ました。
これは40代でも応募可能な求人が他社より多いためと考えられます。
求人数(2020年6月11日時点) | 決定率(当編集部調査) | |
---|---|---|
リクナビNEXT | 39,689件 | 45.45% |
マイナビ転職 | 7,533件 | 43.24% |
エン転職 | 4,216件 | 34.29% |
誤解されがちですが、担当者のつくリクルートエージェントとは掲載企業が異なります。
特に地方や郊外の求人はリクナビNEXTの方が多い場合もあるため、使い分けるといいでしょう。
当編集部による40代満足度ランキングでは9位でした。
求人が多いためにかえって選びにくいと感じる声もあるようです。
私は「ダイレクトメッセージの設定をOFF」にして使いました。
▼リクナビNEXTの上手な使い方はこちら
採用に柔軟なベンチャー企業が集まる「Green」
Greenは主にIT・Webなど成長中のベンチャー企業に特化した転職サイトです。
採用に柔軟な場合が多く「経験豊富な40代に若手のマネジメントや部署の立ち上げを任せたい」と考えるケースもあります。
また、異業種転職が活発なこともベンチャー企業の特徴です。
【40代の異業種転職の例】
- Webメディアを扱う企業が紙媒体の編集長を採用
- ITコンサルタントが営業経験者を業界不問で採用
DX(デジタルトランスフォーメーション)*を見すえたキャリアを築きたい40代におすすめです。
*デジタル技術の浸透によりビジネスや生活が革新されること
▼Greenについて詳しく知りたい方はこちら
40代が転職サイトを利用して書類通過率を高める3つの心得
40代がぶつかる壁は「書類選考で落とされてしまう」ことです。
「30代で転職したときに比べて書類落ちが続いてしまい不安になりました。
面接は苦手ではないので、書類さえ通過すれば受かると思っていたのですが…」
(40代・経理事務)
マイナビ社の調査では、年齢が上がるほど応募社数は増える傾向にありました。
参考:マイナビ:【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?
40代が書類選考を突破し内定を得るために極めて重要な3の心得を紹介します。
- 自分の強みを「見立てる」
- 企業との接点を「仕立てる」
- 担当者を通じて企業を「動かす」
1.自分の強みを「見立てる」
40代の採用には3つの特徴があります。
- ポストが少なく採用人数が限られる
- 20~30代よりも給与が割高になる
- 良くも悪くも職場の雰囲気に影響を与えやすい
そのため企業は40代の採用に慎重になりやすく、求人票も「上場企業での製品営業経験が〇年以上ある人」といったピンポイントの募集になりがちです。
しかし、企業が理想とする求職者はなかなか転職市場に現れません。
そこで求職者は、職務経験だけでは伝わらないポータブルスキルを書類選考の段階からアピールし、企業と自身との接点(似ている点)を作りにいくことが重要になります。
「ポータブルスキル」を言語化する
ポータブルスキルとは業界や職種に関係なく持ち運び可能なスキルのことです。
経済産業省ではポータブルスキルを「社会人基礎力」として提唱しています。
特に40代の採用背景は組織変革や事業立上げの場合が多いため、「課題発見力」「働きかけ力」「実行力」が求められやすいといえます。
そこで課題を明らかにし、社内外の関係者を巻き込んで計画を実行したエピソードを職務経歴書の自己PR欄に記載しておきましょう。
しかし、経験豊富な40代ほど「新卒じゃないんだから」とポータブルスキルのアピールをおろそかにしがち。注意しましょう…!
2.企業との接点を「仕立てる」
自分のポータブルスキルを言語化できたら、自分と求人企業との接点を探す作業に入ります。
とはいえ求人票に「課題発見力のある方を募集」などと丁寧に記載されているケースは少ないでしょう。
そればかりか、企業の求める経験と合致していないケースも多いはず。
しかし、当初の募集要件にとらわれずポータブルスキルを評価されて内定が決まるケースは頻繁にあります。
企業との接点をうまく仕立てられた例
- 上場企業での法務部長経験者を募集
→事業を推進する実行力が評価され、上場企業での経験は不問に - メンバーが若いため30代の管理職を募集
→部下への働きかけ力が高ければ年齢は関係ないという判断に - ECサイトの企画、運用経験者を募集
→新サービスを企画する上での課題発見力があればECサイトの経験は不問に
採用担当も人間ですので、求人の募集条件は求職者の想像以上に緩和されやすいと思ってください。
よって、自分のポータブルスキルを活かせそうな企業を転職サイトで見つけたら、募集要件と多少ずれていてもあまり気にせず応募してみましょう。
ちなみに、管理職の求人は具体的な業務内容さえ未記入の場合もあります。
これは「候補者と実際に話してみて任せる仕事を決めたい」という企業の意向のためです。
よって「この企業は求人票の書き方があいまいだからダメだ」と決めつけず、面接で直接会ってお互いに条件をすり合わせるつもりで応募するといいでしょう。
40代の中途採用は、面接というよりもお見合いに近いイメージです!
3.企業を「動かす」
「企業を動かす」とは、求職者を経験ではなくポータブルスキルで評価してもらえるよう採用担当者に働きかけることです。
しかし、応募企業で活かせるポータブルスキルを職務経歴書に記載したからといって、採用担当者に書類を細かく読んでもらえるとは限りません。
そこで転職エージェント経由での応募をおすすめします。
転職エージェントは単に求人を紹介するだけでなく、求職者を企業に売り込む役割も担っているからです。
さらに企業とのパイプが太いエージェントほど、求人がなくても求職者に合わせたポジションを新たに作ってもらうよう企業へ交渉もします。
「見立てる」「仕立てる」「動かす」の3つを得意とする転職エージェントに出会うことが、40代の転職を成功させるポイントといえるでしょう。
転職エージェントを経由せず企業へ直接応募する場合は「志望動機書」を別途送付するといいでしょう。
自分の経験やポータブルスキルをどのように活かせるかをA4用紙1枚分の文字数で記載するイメージです。
ここまでする求職者は滅多にいないため、採用担当の目に留まるはずです!
40代男性が未経験の業種にキャリアチェンジするための3箇条
「人生も折り返し地点。この際だから好きなことをしてみたい」
転職エージェントに訪れる40代男性の中には、業界も職種も未経験の仕事にキャリアチェンジを望む方もいます。
一般的には40代のキャリアチェンジは難しいと言われており、同業他社あるいは業界か職種のどちらかを活かした転職をおすすめされることが多いでしょう。
しかし、40代でも業界・職種ともに未経験のキャリアチェンジに成功した事例はあります。
とはいえ難易度は高いため、以下に紹介する3つのポイント参考に粘り強く活動してくださいね。
- キャリアチェンジに理解ある転職エージェントを見つける
- マネジメント経験を活かす
- スタートアップ企業を狙う
1.キャリアチェンジに理解ある転職エージェントを見つける
キャリアチェンジを検討する場合、自分1人で求人を探そうとすると視野が狭くなりがちです。
そこで転職エージェントの「仕立てる」力を借りましょう。
自分と求人企業との接点を担当者に見つけてもらうことで、意外な選択肢に出会えるかもしれません。
ただし、40代のキャリアチェンジは難易度が高いため、スピードや利益を重視するタイプの転職エージェントにあたってしまうと歓迎されません。
そこで、キャリアチェンジに理解のある担当者を見つけましょう。
キャリアチェンジに理解ある担当者の特徴
- 過去の転職実績を知っている
- 深堀り質問をしてくれる
- 転職意欲を問わず親身に接してくれる
特徴1.過去の転職事例を知っている
転職エージェントは過去の転職事例を参考に求人紹介を行うことが多いため、キャリアチェンジの事例を知っている担当者ほど相談にのってもらいやすいでしょう。
担当者の経験や年齢は関係ありません。
経験が浅くても、先輩エージェントから過去の事例を集めている担当者であれば40代からも高い評判を得ています。
特徴2.深堀り質問をしてくれる
キャリアチェンジに理解のある担当者は、求職者の発言を頭ごなしに否定することも、鵜呑みにすることもしません。
まずは「なぜ転職したいのか」「なぜ未経験の仕事に挑戦したいのか」を詳しく深ぼることで、求職者が本当にキャリアチェンジすべきかを見極めようとします。
理由次第では「今の会社に残った方がいい」と正直に伝えてくれることも。
そのような担当者に相談できれば、たとえキャリアチェンジしなかったとしても有意義な面談になるはずです。
特徴3.転職意欲に関わらず親身に接してくれる
未経験の業種への転職には不安がともなうため「今すぐ辞めたいわけじゃない」「まずは相談したい」と考えている方も多いはず。
他のサイトでは「転職時期は必ず"3か月以内"と伝えましょう」とアドバイスする記事も見かけますが、嘘をつく必要はありません。
40代のキャリアチェンジに理解のある担当者であれば、最初から長くサポートすることを前提に接してくれるからです。
自分の気持ちを正直に伝え、転職意欲に関わらず相談にのってくれる担当者を見つけてください!
2.マネジメント経験を活かす
今やどの企業も人材不足のため、年齢よりも経験や能力を重視した採用の動きが広がっていると言えます。
特に40代はマネジメント経験を武器に、業界職種を問わず転職できる可能性があります。
中でも多様な人材を抱える店舗業界や人材派遣業界が経験豊富な40代に期待をかけやすいようです。
ただし女性、派遣社員、アルバイト、既存事業、新規事業など、どのような組織を束ねるかによって求められる能力は異なります。
よって自己PRでは「マネジメントスキルがある」で終わらせず、どのような組織課題にどう対処したのかまで語れるようにしておきましょう。
3.スタートアップ企業を狙う
若手社員が多く採用方針の柔軟なスタートアップ企業もまた、40代のキャリアチェンジを受け入れてくれる可能性があります。
スタートアップ企業は採用コストが限られるため、募集の初期段階では低コストで始められる求人検索型の転職サイトを利用する場合があります。
複数の転職エージェントと長期的な関係を築きつつ、リクナビNEXTのような求人検索型の転職サイトも併用して自分でも求人を探してみましょう。
ただし、企業と直接のやり取りになるため、雇用条件や業務内容が「聞いていた話と違う」といったリスクには自己責任で対応せざるを得ません。
条件通知の際はできるだけ書面やメールにてログを残してもらうことがポイントです。
転職サイトを利用した40代の口コミと体験談
最後に、転職に成功した40代のリアルな口コミと体験談をご紹介します。
40代自動車情報誌の編集長→Webメディアの編集
転職理由は?
1番は会社の業績不振です。
紙媒体の不況に自動車人口の減少が重なり、いつしかボーナス無しは当たり前、給与も一律カットという状態が続いていました。
また、仕事も忙しく1週間泊りこむこともざらで、若い頃は問題なかったのですが「この生活がいつまで続くのか?」と不安を感じるようになりました。
とはいえこの業界は好きで18年も携わってきましたし「40代で今さら転職なんて無理だろ…」という感覚でなかなか転職へ本気になれませんでした。
しかし、妻から何度も転職をせがまれるうちに閉塞感を覚えるようになり、ようやく転職を決意しました。
転職活動の状況を教えてください
それまで転職活動の経験がなかったため何も分からず、とりあえずインターネットで検索して7~8社の転職サイトに登録しました。
複数の担当者から求人を紹介されたものの、年収が下がってしまう案件が多い印象でした。
そこで自分でも求人を探すことにしました。
編集長ということもあって働きながらの転職活動が難しく、サービス登録から入社までに10か月かかりました。
これ以上は年収を下げたくなかったので応募先を慎重に選んでいたことも理由です。
しかし書類通過したことで自信が湧き、その後は活動に専念するべく腹をくくって現職に退職届を提出しました。
転職サイト経由で40社に応募して3社に書類通過し、転職サイトGreenで見つけたIT・Web業界に内定しました。
入社後の感想を教えてください
Webやマーケティングの経験はゼロで不安もありましたが、採用担当から「むしろあなたがこれまで培ってきた編集のスキルが必要」と期待をかけられて入社を決意しました。
入社後は金融の分野に携わることになり、一から勉強する大変さもありましたが新しい世界を知って今では面白みを感じています。
以前は惰性で仕事をしてもそれなりの成果が出せてしまう状態でしたが、転職を機にフレッシュな気持ちを取り戻すことができました。
今後も新しいことに挑戦し続けたいと思っています。
転職を考えている40代へ一言
長く勤務して肩書もある人だと「本当にやめてしまっていいのか」「職場が大混乱するのでは」と悩むことでしょう。
しかし、片手間でうまくいくほど転職活動は甘くないので、退路を断って本気で取り組むことも必要だと思います。
まとめ
40代は職場での責任が大きくなる一方で、「このまま同じ会社に居続けてもいいのかな」と将来に不安を感じる年代でもあります。
周りの人にキャリアについて相談できない方は、この記事で紹介した転職サイトを利用してみてください。
「見立てる」「仕立てる」「動かす」の3つを得意とする担当者に出会うことが、40代の転職を成功させるポイントです。
ミライトーチMediaとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
★転職サイト・転職エージェントを徹底比較★取り扱い一覧
最後に「どの人材紹介会社に登録すればいいのかわからない」という方のために、各転職サイトや転職エージェントの特徴やポイントをご紹介します。
転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴が異なります。あなたにふさわしい会社を選んで、後悔しない転職をしましょう。
常時1万件以上の豊富な求人数
リクナビNEXT- 新着・更新求人が毎週1000件以上
- レジュメ登録するとスカウトが届く
- 独自のグッドポイント診断で自己分析ができる
- まずは求人情報を見たい人におすすめ
- 転職者の8割が登録
(マクロミル調査2016年1月)
全年代を得意
リクルートエージェント- 転職支援実績No.1!
(2019年度実績 厚生労働省調査) - 業界大手なので企業とのパイプが太い
- 非公開求人数も含めて約60万件
(2023年4月時点) - 満足度97%の面接力向上セミナー(2018年リクルートエージェントセミナー満足度調査)
フリーターから正社員へ
ハタラクティブ- 20代・第二新卒など若年層に特化
- 離職中・職歴なしでもOK
- 就活アドバイザーがマンツーマンで対応
- 豊富なサービスはすべて無料!
- 学歴や職務経験など、キャリアに自信がもてないという方向け
ハイキャリア層(年収600万円以上)
JACリクルートメント- 外資系企業や海外進出企業に強い
- 業界・職種に精通した約800名のコンサルタントがサポート
- 国内大手、外資系、海外進出企業の厳選求人多数
- キャリアやスキルを把握し企業に採用提案!求人を創出